テーマ:西部劇/時代劇/史劇

映画評「御誂治郎吉格子」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1931年日本映画 監督・伊藤大輔 ネタバレあり 「おあつらえ じろきちこうし」と読む。再鑑賞。 戦前の日本の映画会社は映画をお金儲けのため、一過性のものと考えていたから保管への意識が低く、邦画の揺籃期から成長期の作品の大半が焼失・消失してほんの一握りの作品しか観られない。映画史に残る作品…
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映画評「ホンドー」

☆☆★(5点/10点満点中) 1953年アメリカ映画 監督ジョン・ファロー ネタバレあり ジョン・ウェイン主演の西部劇の中で断然知名度の低い作品。監督がサスペンスでは少し良さが出る凡監ジョン・ファローなのでやむを得ない。ミア・ファローの親父さんですな。 騎兵隊の連絡係ジョン・ウェインが犬を連れて荒野の一軒家に現れる。 …
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映画評「バーフバリ 王の凱旋」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年インド映画 監督S・S・ラージャマウリ ネタバレあり 「バーフバリ 伝説誕生」に続く後編。続編ではなく後編だからこれだけを見ても大して意味がない。 前作の途中(開巻後1時間20分くらい)から始まった主人公ジヴドゥ(ブラバース)の父親バーフバリ(ブラバース二役)の物語が1時間40分く…
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映画評「明日に向って撃て!」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1969年アメリカ映画 監督ジョージ・ロイ・ヒル ネタバレあり このブログでよく引用している作品なのにまだ書いていなかった。と言うのもブログを始める3年位前に観ているのでタイミングが悪かったのだ。その時の映画評を採録しても良かったのだが、ものぐさは止めてきちんと見直すことにした。多分3回目(余…
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映画評「アパルーサの決闘」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2008年アメリカ映画 監督エド・ハリス ネタバレあり エド・ハリスの監督第2弾はご機嫌な正統西部劇だが、なかなかの出来映えにもかかわらず、日本劇場未公開に終わった。時代故の不幸ですなあ。 街の外にいる悪徳牧場主ジェレミー・アイアンズに牛耳られているアパルーサという街に、彼の一味に殺された…
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映画評「関ヶ原」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・原田眞人 ネタバレあり 近年、TVでは幕末が人気だが、映画では断然安土桃山時代である。ここ一ヶ月で豊臣秀吉が4回出てきた。驚きますなあ。 16世紀末秀吉(滝藤賢一)が亡くなると、五大老の筆頭・徳川家康(役所広司)が天下を奪う野心を表し、他の家臣たちを分断する画策をし…
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映画評「無限の住人」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・三池崇史 ネタバレあり 今月(2018年5月)三本目の時代劇である。三池崇史にも飽きてきたし、観るつもりはなかったが、「忍びの国」が余りにお粗末だったので、口直しになるかもしれないと思い、観てみた。原作は、例によって作者の名前も作品名も知らない、沙村広明という漫画家の時代…
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映画評「忍びの国」

☆★(3点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・中村義洋 ネタバレあり また信長ものである。と言っても信長本人は全く出て来ないのだが。 和田竜の歴史小説を中村義洋が監督した時代劇と聞けは一応期待したくなる。中村監督は、Allcinemaに三流監督という評があったが、一連の伊坂幸太郎のミステリーなどミーハー的とは言え…
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映画評「花戦さ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・篠原哲雄 ネタバレあり 【戦】は動詞・形容詞・形容動詞から派生していない独立した名詞なので送り仮名はありえない。実際鬼塚忠の原作は「花いくさ」。しかし、ひらがなではインパクトがないと「戦」を持ってきたが、「花戦」では“かせん”と読まれてしまいかねないので無理やり掟破りの送…
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映画評「真昼の用心棒」

☆☆★(5点/10点満点中) 1966年イタリア映画 監督ルチオ・フルチ ネタバレあり 70年代の初め中学生の時にTVで観た。お話はすっかり忘れていたので、初鑑賞にも等しい。 流れ者となっていたフランコ・ネロが、実家の知人から「村に戻れ」という手紙を受け取る。帰ってみると実家は牧場主ジョン・M・ダグラス(ジュセッペ・アッ…
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映画評「キング・アーサー」(2017年版)

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ガイ・リッチー ネタバレあり 「トランスフォーマー/最後の騎士王」でも扱われたアーサー王の本格版だが、監督がガイ・リッチーなので相当不安に思いながら観た。事実、同じようなものを何度も作られても困る一方で、本作は挨拶に困ると言っても良いくらいテキトー。一応お話をば。 …
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映画評「大砂塵」

☆☆★(5点/10点満点中) 1954年アメリカ映画 監督ニコラス・レイ ネタバレあり 40年以上前に有名な主題歌につられてTVで観たのが最初。最初の長い口論と最後の果し合いだけが印象に残った。二回目は30年くらい前に衛星放送の完全版で観たと思うが、最初から最後まで面白くなかった。 その後私淑する双葉十三郎氏の「ぼくの採…
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映画評「シェーン」

☆☆☆☆☆(10点/10点満点中) 1953年アメリカ映画 監督ジョージ・スティーヴンズ ネタバレあり 多分アメリカ人以上に日本人に影響を残した、映画史上に燦然と輝く西部劇の名作。少なくとも4回は観ていると思うが、今回は20年ぶりくらいだろうか?  風来坊シェーン(アラン・ラッド)がワイオミングの開拓地に入り、そこで土地…
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映画評「沈黙 -サイレンス-」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2016年アメリカ=台湾=メキシコ合作映画 監督マーティン・スコセッシ ネタバレあり 篠田正浩が1971年に発表した最初の映画化は一作品としてなかなか立派だったが、このマーティン・スコセッシ版の方が遠藤周作の原作の言わんとしたことを正確に伝えているような気がする。 1638年、師であるフェ…
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映画評「沈黙 SILENCE」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1971年日本映画 監督・篠田正浩 ネタバレあり 遠藤周作の同名小説を、篠田正浩が当時の彼としてはかなり正攻法に映画化した作品である。公開当時は「SILENCE」はなかったと思う。  個人的には、三十余年前に観たのが最初。原作も文庫本で読んだことがあると思ったが、先ほど探したところ家に該当する…
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映画評「サテリコン」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1969年イタリア映画 監督フェデリコ・フェリーニ ネタバレあり 初めて観たのは高校生の時、TVでである。“酒池肉林”という言葉をこの作品を観ることで憶えたと思う。そんな酒池肉林をテーマにしたかの如き作品が堂々とTVに出た時代だ。大学に入学するため上京、他のフェデリコ・フェリーニ映画と共に名画…
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映画評「ビリー・ザ・キッド 21才の生涯」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1973年アメリカ映画 監督サム・ペキンパー ネタバレあり サム・ペキンパー最後の西部劇である。ミドルティーンの時に観た際には面白く感じなかった。それから40余年経った今、講談調西部劇が好きな僕には、格別に面白いと思われないが、流石に滋味に打たれるものはある。 西部劇ファンには有名なビリー・…
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映画評「敦煌」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1988年日本映画 監督・佐藤純彌 ネタバレあり 戦後の大作家・井上靖については、中学時代に「あすなろ物語」等の自伝小説で知った後、歴史小説を堪能した。「敦煌」も「天平の甍」も面白く、僕が面白いと思ったせいか(そんなわけはない)、両方とも後年映画化された。どちらの作品もなかなか上出来と思ったもの…
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映画評「大いなる西部」

☆☆☆☆☆(10点/10点満点中) 1958年アメリカ映画 監督ウィリアム・ワイラー ネタバレあり 西部劇としては166分という長い作品だが、ウィリアム・ワイラーが実力を遺憾なく発揮していてご機嫌、多分4回目の鑑賞である。 東部の船長グレゴリー・ペックが、東部で知り合った娘キャロル・ベイカーと結婚する為に、彼女と父親チャ…
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映画評「駅馬車」(1939年)

☆☆☆☆☆(10点/10点満点中) 1939年アメリカ映画 監督ジョン・フォード ネタバレあり ジョン・フォード監督による西部劇の傑作などと言うまでもない。  乗り物を使ったグランド・ホテルものを「駅馬車もの」というのはこの作品による。しかし、実は日本の「マリアのお雪」(1935年)「有りがたうさん」(1936年)のほうが映…
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映画評「襲われた幌馬車」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1956年アメリカ映画 監督デルマー・デーヴィス ネタバレあり 新米映画ファン時代の中学生の時に、本作と「太陽に向って走れ」(1955年)二作を観て、すっかりリチャード・ウィドマークのファンになった。悪役でデビューした後、悪人の要素もある善人役が多くなった(?)頃の二作で、本作を観れば解るように…
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映画評「ジェーン」

☆☆★(5点/10点満点中) 2015年アメリカ映画 監督ギャヴィン・オコナー ネタバレあり 意図せずに連日同じ監督の作品を見ることは、昔はまだしも、最近は非常に珍しい。偶然にも、昨日観た「ザ・コンサルタント」での感覚がなかなか良かったギャヴィン・オコナー監督の作品なので、監督としての実力の程に注目して観た。  ショットの捉…
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映画評「風とライオン」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1975年アメリカ映画 監督ジョン・ミリアス ネタバレあり 40年弱前にTVで不完全版を観て以来。オリジナル言語完全版は今度が初めてである。 ジョン・ミリアスはまず脚本家としてなかなか注目すべき作品を書き、やがて監督も兼ねるようになって本作や「ビッグ・ウェンズデー」という良い作品を発表した…
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映画評「竜馬暗殺」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1974年日本映画 監督・黒木和雄 ネタバレあり 黒木和雄監督のフィルモグラフィー前期における「祭りの準備」と並ぶ代表作である。若い人と違って僕は、黒木監督と言えば、戦争レクイエム3部作ではなく、この二作を思い浮かべる。 慶応3(1967)年11月13日、刺客に追われた坂本龍馬(原田芳雄)…
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映画評「超高速!参勤交代 リターンズ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2016年日本映画 監督・本木克英 ネタバレあり 前作は、磐城国は湯長谷藩の藩主・内藤政醇(佐々木蔵之介)以下の面々が無理難題の連続参勤を何とかこなして帰途(交代)の道に付いたところで終わる。  この続編では、正にその途中から始まり、藩主が遊女のお咲(深田恭子)を側室に迎える祝宴をしている最中に…
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映画評「デュエリスト/決闘者」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1977年イギリス映画 監督リドリー・スコット ネタバレあり リドリー・スコット監督のデビュー作で、1979年の「エイリアン」の大ヒットにより、製作から5年後の1982年に本邦でも公開された。1980年代半ばに観て以来の2回目の鑑賞。 1801年ストラスブール、ナポレオン軍の下級将校ハーヴ…
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映画評「真田十勇士」

☆☆★(5点/10点満点中) 2016年日本映画 監督・堤幸彦 重要なネタバレあり TV「真田丸」も観なかったし、今のところ歴史小説も時代小説も好んで読んでいず、世界史に比べて日本史に疎い僕だから、歴史ファンとは違う見方になる。本作に近い内容のものは、中村(萬家)錦之助主演の「真田風雲録」というのを観ているので、真田十勇士につ…
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映画評「ロビンフッドの冒険」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1938年アメリカ映画 監督マイケル・カーティス、ウィリアム・キーリー ネタバレあり お馴染みロビン・フッドのお話。映画版としては本作が決定版で、一時期IMDbのベスト250に入っていたと記憶する。 原作は“伝説”ということになっているが、約200年前にウォルター・スコットがその伝説を基に…
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映画評「復活」(2016年)

☆☆★(5点/10点満点中) 2016年アメリカ映画 監督ケヴィン・レイノルズ ネタバレあり この題名ではレフ・トルストイの小説の映画化を思い浮かべる人が多いだろうが、本作はキリストの復活をテーマにした史劇である。かの小説の題名もキリストの復活から採られたわけだが。因みに、ロシア語では「復活」と「日曜日」は同じ発音をする(綴り…
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映画評「砂漠の流れ者」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1970年アメリカ映画 監督サム・ペキンパー ネタバレあり サム・ペキンパーはさほど好きな監督ではないけれど、70年代前半までは面白い映画を作っていた。「キラー・エリート」(1975年)以降すっかりダメになった。個人的には余り暴力的でない「ジュニア・ボナー」(1972年)と本作が好きだ。どちらも…
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