映画評「プレイス・イン・ザ・ハート」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1984年アメリカ映画 監督ロバート・ベントン ネタバレあり 昨日の作品と関連付けられる作品なのだが、その共通因子は何であるか解る人はかなりの映画通でござる。どちらもロバート・ベントンの脚本作品ということ。但し「俺たちに明日はない」はデーヴィッド・ニューマンとの共作だった。本作は「クレイマー、…
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映画評「俺たちに明日はない」

☆☆☆☆☆(10点/10点満点中) 1967年アメリカ映画 監督アーサー・ペン ネタバレあり 1973年リバイバルの時に映画館で観た。それ以来10年に一度くらいは観ているので今回が4回目か5回目になると思う。それでも細かいところは色々と忘れているもので、結構新鮮な気持ちで楽しめる。しかし、ブログ開始後14年経つ今日まで扱ってい…
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映画評「氷点」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1966年日本映画 監督・山本薩夫 ネタバレあり 1980年代に一度観ているが、今回三浦綾子の小説(原作)を読んだので、併せて再鑑賞することにした。 終戦直後、総合病院を経営する辻口啓造(船越英二)の3歳になる娘ルリ子が、母親・夏枝(若尾文子)が病院の眼科医・村井(成田三樹夫)に迫られてい…
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映画評「search/サーチ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年アメリカ=ロシア合作映画 監督アニーシュ・チャガンティ ネタバレあり ワン・アイデアで成功した作品と言えば「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(1999年)を思い浮かべる。「パラノーマル・アクティビティ」はその作品を嚆矢とする全編POV手法を再利用した二番煎じである上に、定点カメラという…
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映画評「累ーかさねー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・佐藤祐市 ネタバレあり 松浦だるまという漫画家のコミックの映画化であるそうだが、作者はちょっとした文芸ファンのようですな。「累」というのは実は日本の怪談の定番で、本作とは直接関係はないものの、明らかに関連性はある。関連性に触れる前に少し梗概をば。 12年前に亡くなっ…
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映画評「体操しようよ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・菊池健雄 ネタバレあり 主人公は38年勤めて定年退職ということだから多分60歳なのだろう。僕は現在ほぼ同世代であるので、シネフィル的な分析をすると特にな~んということない作品と言うべきなのだが、共感したり身に染みるところが多く、★一つがとこ余分に進呈する。同時に、演ずる草…
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映画評「クレイジー・リッチ!」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2016年アメリカ映画 監督ジョン・M・チュー ネタバレあり 「クレイジー・リッチ!」という題名なのに、本来“金持ち”の意味などない“セレブ”という単語をわざわざ使って内容を紹介するAllcinema解説者の言葉に対する意識の低さに恐れ入る。TVを見ても一分間に一度くらい正しくないと僕が思う日本語…
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映画評「キートン将軍」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1926年アメリカ映画 監督バスター・キートン、クライド・ブラックマン ネタバレあり Allcinemaにおける本作の上映時間は106分だが、75分が正式であると思う。サイレント映画の上映時間は実際より長く表記されることが多い。アルフレッド・ヒッチコックの作品でもそういう現象が見られる。サイレ…
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映画評「影の軍隊」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1969年フランス=イタリア合作映画 監督ジャン=ピエール・メルヴィル ネタバレあり 個人的に、ジャン=ピエール・メルヴィルの最高傑作はデビュー作「海の沈黙」(1947年)と思い、秀作という以上に好きな作品は「サムライ」(1967年)である。本作は知名度こそ「サムライ」「仁義」(1970年)に劣…
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映画評「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年アメリカ=イギリス合作映画 監督ヴァレリー・ファリス、ジョナサン・デイトン ネタバレあり 二週続いてプロ・テニスのトップ選手の伝記的映画。 1973年。女子No.1選手のビリー・ジーン・キング=キング夫人=(エマ・ワトスン)が、男女の間で8倍もの賞金の差があることに抗議をする。 …
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映画評「妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ」

☆☆☆★(7点/10点満点中)2018年日本映画 監督・山田洋次ネタバレあり 山田洋次監督のシリーズ第3弾は、前作の時に既に指摘したように成瀬巳喜男の戦前を代表する秀作「妻よ薔薇のやうに」(1935年・鑑賞済)の題名をそのまま戴いている。内容的には殆ど関係ない。(追記)但し、主婦が家を出て夫が迎えに行く設定は成瀬戦後の秀作「めし」(1…
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映画評「ミッドナイト・サン ~タイヨウのうた~」

☆☆★(5点/10点満点中)2017年アメリカ映画 監督スコット・スピアネタバレあり 昨日の「タイヨウのうた」のアメリカ版リメイクである。お話の骨格は大体同じ。 XP(色素性乾皮症)の為に昼間は外に出られず夜になると駅で歌を歌う習慣のある18歳の少女ベラ・ソーンは、幼女時代から窓から見続け好意を寄せていた同じ年の少年パトリック・シュ…
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映画評「タイヨウのうた」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2006年日本映画 監督・小泉徳宏 ネタバレあり 時代劇がアメリカでリメイクされるのは珍しくないが、実に珍しくも日本の難病ものがアメリカでリメイクされたと聞き、急遽オリジナルに相当するこちらを先に観ることにした。実はこのオリジナルにも香港映画「つきせぬ思い」(1993年)という本歌があるそうだ。難…
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映画評「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1984年アメリカ映画 監督ロバート・ゼメキス ネタバレあり 「インディ・ジョーンズ」シリーズの人気に引っ張られて作られた冒険映画である。しかし、以下に触れるように作品の性格は大分違う。 ロマン小説の女性流行作家キャスリーン・ターナーが、コロンビアで宝石狙いのチンピラに拉致された姉に呼…
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映画評「張り込み」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1987年アメリカ映画 監督ジョン・バダム ネタバレあり 日本映画の「張込み」(原作松本清張)のほうがずっと早いが、勿論関係ない。30年ぶりぐらいの再鑑賞。 凶悪犯アイダン・クインが外部の仲間のコンビよろしきを得て脱走に成功し、FBIは昔関係のあった女性マデリーン・ストウの家を訪れると予想…
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映画評「リミット・オブ・アサシン」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年アメリカ=中国=南ア合作映画 監督ブライアン・スムルツ ネタバレあり トランプ政権の影響で中国との合作は暫く減るのではないかと想像するが、それはともかく、面白ければ中国の資本が絡んでも中国人が出て来ても構わない。中国資本が入っても本作はB級的な規模の典型的なジャンル映画である。 レッ…
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映画評「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年フランス=中国=ベルギー=ドイツ=アラブ首長国連邦=アメリカ合作映画 監督リュック・ベッソン ネタバレあり フランスの古典的コミック(作:ピエール・クリスタン、画:ジャン=クロード・メジエール)をリュック・ベッソンが映像化したなどと言ってもピンと来ないが、原作は「スター・ウォーズ」にも…
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映画評「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年スウェーデン=デンマーク=フィンランド合作映画 監督ヤヌス・メッツ ネタバレあり 1973年頃からTVでテニスを見始めた。そのきっかけとなったのが当時17歳のビョルン・ボルグとベテランで当時40歳くらいだったケン・ローズウォールの試合であった。四大大会の一つだろうが、どの大会の何回戦だっ…
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映画評「検察側の罪人」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・原田眞人 ネタバレあり アガサ・クリスティー「検察側の証人」の題名をもじった雫井修介のミステリーを原田眞人が映画化。 70代の金持ち夫婦が殺される。夫婦が金を貸していた人物たちに容疑者が絞られていく。担当検事は木村拓哉で、新人検事の二宮和也と立会事務官・吉高由里子が…
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映画評「はじまりのボーイミーツガール」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2016年フランス=ベルギー合作映画 監督ミシェル・ブジュナー ネタバレあり 12歳の少年少女の初恋模様を描く思春期映画。フランスのYA小説(パスカル・ルーテル)のベストセラーの映画化だそうだが、一言で言えば現代フランス版「小さな恋のメロディ」である。 12歳の少年ヴィクトール(ジャン=スタ…
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