映画評「ピアッシング」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ニコラス・ペッシェ ネタバレあり 村上龍の同名小説をアメリカのニコラス・ペッシェという監督が映画化したサイコ映画である。 恐らく子供の時の体験が基で自分の赤子をアイスピックで刺したいという欲求を持ち始めた青年クリストファー・アボットが、妻ララ・コスアと相談の上、娼…
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映画評「ファイナル・スコア」

☆☆(4点/10点満点中) 2018年イギリス映画 監督スコット・マン ネタバレあり 試合中のスタジアムでのテロを扱った作品に「パニック・イン・スタジアム」(1976年)がある。しかし、本作はかの作品と比較するより「ダイ・ハード」(1988年)のスタジアム版と言った方が感じが掴める。 旧ソ連の小国家(地図を見ると黒海沿岸…
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映画評「熱いトタン屋根の猫」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1958年アメリカ映画 監督リチャード・ブルックス ネタバレあり 税金の申告に行くので待ち時間に読める文庫本を・・・ということ借りて来たのが、テネシー・ウィリアムズの戯曲「やけたトタン屋根の上の猫」で、それを読んだ後で本作を再鑑賞しようと決めていた(結局コロナ騒動で、申告に来ていた人は数名。会場…
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映画評「ベン・イズ・バック」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ピーター・ヘッジズ ネタバレあり 告発映画としてきちんとしているが、映画としては潤いが不足気味で積極的には評価できない。一応お話をば。 クリスマス・イヴの日、薬物更生施設から若者ベン(ルーカス・ヘッジズ)が、母ホリー(ジュリア・ロバーツ)、妹アイヴィー(キャスリン…
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映画評「ボクは坊さん。」

☆☆★(5点/10点満点中) 2015年日本映画 監督・真壁幸紀 ネタバレあり 白川密成という若い僧侶がその奮闘を綴った随筆の映画化。こういうのは脚本家の腕が試される作品だが、上手く行った例は少ない。 四国八十八か所の一つに当たる永福寺。祖父の住職(品川徹)が遷化(他界)した為に急遽住職になった青年・進=光円(伊藤淳史)…
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映画評「アベンジャーズ/エンドゲーム」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ ネタバレあり またまたマーヴェルでやんす。☆★は少なくないが、おじさんはアメ・コミの映画版に飽きたので書くことがなく、短文で失礼します。 「アベンジャーズ」シリーズ第4作であることはご紹介の通りながら、実際には第3部の後編とい…
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映画評「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・大森立嗣 ネタバレあり 「君の膵臓をたべたい」のパクリみたいな題名だが、2015年発表の同作に対しこちらは2013年の発表なので、パクリがあるとしたら向うになるようだ。宮川サトシという漫画家のエッセイ漫画の映画化。エッセイだから実話ものということになる。 母親が死ん…
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映画評「ウトヤ島、7月22日」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年ノルウェー映画 監督エリック・ポッペ ネタバレあり このタイトルでピンと来る日本人はなかなか大したものである。ウトヤ島は、2011年7月22日に69人が射殺されたテロ事件の現場となったノルウェーの小さな島である。実際のところ、四か月前の東日本大震災に揺れていた日本人は他国のテロに関心を寄…
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映画評「家族のはなし」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・山本剛義 ネタバレあり 鉄拳なるお笑い芸人によるパラパラ漫画を映画化した作品だそうで、監督は新人の山本剛義。 大学を中退してプロのバンド・トリオとして活動している岡田将生が、長野でリンゴ農家をしている父親・時任三郎が入院したと母親・財前直見から聞かされて慌てて帰って…
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映画評「東京パラリンピック 愛と栄光の祭典」

☆☆★(5点/10点満点中) 1965年日本映画 監督・渡辺公夫 ネタバレあり 新コロナ・ウィルスにより東京オリンピック以上に東京パラリンピックの開催が危惧されている。競技者に病気に弱い人々が含まれているからだ。ともかく、オリンピック共々、5か月後~半年後の楽しみに水をさされた形。つい先ほどバッハ会長が「東京オリンピックは絶対…
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映画評「ナチス第三の男」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年フランス=イギリス=ドイツ=ベルギー=アメリカ合作映画 監督セドリック・ヒメネス ネタバレあり がっかりしたなあ、もう。一年半前に観た「ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦」と同じ素材を扱ったお話ではないか。  この邦題からナチスの高官を扱った作品であることが予測され、実際開巻後45…
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映画評「THE GUILTY/ギルティ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年デンマーク映画 監督グスタフ・モーラー ネタバレあり スペイン映画がワン・シチュエーション・スリラーを幾つも作っていて、棺桶に閉じ込められた男が電話で助けを求めて四苦八苦する「[リミット]」という作品があった。そのアイデアを逆手に取ったようなところが膝を打たせるデンマーク製のサスペンス…
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映画評「ハンターキラー 潜航せよ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ=イギリス=ロシア合作映画 監督ドノヴァン・マーシュ ネタバレあり アイデアがなかなか良い一種の戦争映画である。 ロシア近海で、アメリカの原子力潜水艦(以降、原潜)が攻撃されて行方不明になる。米国は、叩き上げの海男ジェラード・バトラーを原潜アーカンソーの艦長に招聘、捜索に当…
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映画評「アリータ:バトル・エンジェル」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督ロバート・ロドリゲス ネタバレあり ジェームズ・キャメロンが共同で製作と脚色に当たり、ロバート・ロドリゲスが監督したから話題には事欠かなかった筈。僕はWOWOWのパンフレットを見るまで存在も知らなかったけれど。  原作は木城ゆきとのSFコミック「銃夢(ガンム)」という…
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映画評「ザ・ウォール」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ダグ・リーマン ネタバレあり セルビアとボスニアとの中立地帯で身動きがとれなくなる兵士を描いた戦争ブラック・コメディーの傑作「ノー・マンズ・ランド」型の戦争映画である。  かの作品はそういう極限状況を以って戦争の狂気を描き出そうとした反戦映画だが、その後同じようなワン…
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映画評「旅路」(1958年)

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1958年アメリカ映画 監督デルバート・マン ネタバレあり 本館でリタ・ヘイワースの画像問題を出した時に少し話題になったのが本作。不本意にもお話をよく思い出せなかったので、運良くライブラリーにもあった為、久しぶりに再鑑賞することに致した次第。 英国の海辺に近いホテルが舞台。上流階級の高慢な…
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映画評「卍」(1983年版)

☆☆★(5点/10点満点中) 1983年日本映画 監督・横山博人 ネタバレあり 谷崎潤一郎の小説「卍」は数年前に読んだ。一読して驚くのは、昭和初めにして同性愛を堂々たるテーマにしていたことである。  確かにこの時代は江戸川乱歩など探偵小説作家群に引っ張られるエロ・グロ・ナンセンスの時代なのだが、文豪と言われる谷崎潤一郎が同性…
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映画評「鍵 THE KEY」

☆☆★(5点/10点満点中) 1997年日本映画 監督・池田敏春 ネタバレあり 谷崎潤一郎の作品には表記上の理由で読みにくいのが多いのだが、「鍵」もその例に洩れず、漢字にカタカナで綴られていて非常に読みにくかったという記憶がある。それでも、明治時代の政治小説に比べれば遥かに読みやすい(東海散士の「佳人之奇遇」などを一見すれば、…
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映画評「リオ・ブラボー」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1959年アメリカ映画 監督ハワード・ホークス ネタバレあり 何回も引き合いに出しているのにアップしていない作品の代表格「十二人の怒れる男」は先日遂に上げた。これもそれに次ぐ作品で、どういうわけか、二回目の鑑賞は映画館であった(1980年頃)。Allcinemaで調べる限りはリバイバルはされてい…
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映画評「記者たち 衝撃と畏怖の真実」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ロブ・ライナー ネタバレあり 五日前に観た「バイス」と併せて観ると面白い実話もの。近年アメリカでは記者の奮闘を描く実話ものが目立つ。政府や政治家が嘘を言うのは当たり前なので、記者には頑張って貰わないといけない。保守で一向に構わないが、政権の嘘を暴かないなら失格である。 …
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