映画評「復讐のビッグガン」

☆☆(4点/10点満点中)
1986年フランス映画 監督ジョゼ・ピネイロ
ネタバレあり

アラン・ドロンの出演作品は殆ど観ているが、この本邦未公開作は未見なので、吹き替え・カット版だが観てみた。野沢那智の吹き替えで観るのは30年ぶりくらい。

アフリカで事業を営んでいる元刑事ドロンが、不良・チンピラたちを抹殺している自警団グループにより娘を殺されたことを知り、その正体を暴き出して次々と抹殺、黒幕が刑事時代の友人ジャック・ペランであることを突き止める。

邦題はドロンの旧作「ビッグ・ガン」の流用で、復讐譚という共通性はあるが、基本的着想は「ダーティハリー2」と似たり寄ったり、「必殺仕置人」的警官隊が自警団に変わっただけ。私人ドロンが個人的に復讐を遂げていくのはチャールズ・ブロンスン主演「狼よさらば」そっくり。当時人気絶大だったスタローン映画のような場面もある。

自警という社会学的な側面を行き過ぎた自警という立場から検証するという狙いはともかく、映画的には新味がない上に、場面の繋ぎが下手で展開がぎこちない。カットが数分程度故に完全版でもそれほど改善はされないであろう。

終盤には珍しやピエロ姿のドロンも見られる。

刑事ペラン 相手殺して ドロンと行かず

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