映画評「トスカーナの幸せレシピ」

☆☆★(5点/10点満点中)
2018年イタリア=ブラジル合作映画 監督フランチェスコ・ファラスキ
ネタバレあり

悪い内容ではない。しかし、つまらない。その最大要因は発端が5カ月前に観た「だれもが愛しいチャンピオン」と全く同じだからである。

実力ある人物が短気が災いして軽い暴力事件を起こし、服役の代わりに障碍者グループをめぐる社会奉仕に従事することになるという内容。あちらがバスケットボールで知的障碍者全般、こちらが料理でアスペルガー症候群という違いがあるだけ。あちらがスペイン、こちらがイタリアとラテン系、まるでどちらかがどちらかをリメイクしたと言っても良い内容と言うべし。
 かかる場合は、実際の製作順に拘わらず、後から観る作品が不利になる。両者における★一つの差はただそれだけで、出来栄えも似たようなものだ。

違うのは、あちらが一致団結をテーマとする友情物語で、こちらがシェフ(ヴィニーチョ・マルキオーニ)と才能溢れる若者(ルイジ・フェデーレ)との相互理解のお話であるということ。
 と言いつつ、主人公の人間性が向上されるといった落着の仕方に変わり映えなく、二番煎じの印象が全く否めない。残念でした。

【幸せ】【レシピ】は今世紀になって邦題によく用いられる客寄せの単語。トスカーナも日本の観客の心が揺さぶられる地名だろう。

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