映画評「バーバラと心の巨人」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ=ベルギー=中国=イギリス合作映画 監督アナス・ヴァルター ネタバレあり ジョー・ケリー(作、恐らく)とケン・ニイムラ(画、恐らく)によるグラフィック・ノベルをデンマーク出身の監督アナス・ヴァルターが映画化したドラマ。  しかし、テーマやモチーフが2016年の「怪物はささやく」…
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映画評「海獣の子供」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・渡辺歩 ネタバレあり 五十嵐大介なる漫画家のアニメ映画化で、アニメ制作はハイライトの映像処理が爆発的なものになる傾向にあるSTUDIO4℃。お話は相当難解で、一種の哲学映画である。 コミュニケーション能力不足の為に夏休み初日の部活で失敗をやらかし干された女子中学生の…
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映画評「さよならくちびる」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・塩田明彦 ネタバレあり 塩田明彦は映像言語の扱いに優れた監督と思う。初めて観た「害虫」はお話には一向に惹かれないものの、ショットの扱いに舌を巻いた。内容が好かなかったので当時保存版を作らなかったが、ブルーレイレコーダーを買った後そのショットを研究すべく保存版を作った。し…
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映画評「ワンダーストラック」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督トッド・ヘインズ ネタバレあり 「キャロル」が素晴らしかったトッド・ヘインズの新作で、やはり僕が初めて彼に注目した「エデンより彼方に」に似たノスタルジーも感じさせる。ブライアン・セルズニックという作家の児童文学の映画化と聞くが、映画的な工夫がされていてなかなか大人向け…
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映画評「この道」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・佐々部清 ネタバレあり 何と佐々部清監督の追悼記事に相当することになってしまった。コロナではないらしいけれど、ビックリした。以下、まさかこんなことになるとは知らず、書いた映画評。 北原白秋の後半生を綴るオーソドックスな伝記映画である。文学ファンとしては見ないわけには…
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映画評「名探偵ピカチュウ」

☆☆(4点/10点満点中) 2019年アメリカ=日本=中国=イギリス合作映画 監督ロブ・レターマン ネタバレあり 昔からコミックはほぼ読まないし、ゲームはトランプゲーム以外はしたことがないし、アニメ映画もオリジナルもの以外はほぼ観ないので、「ポケットモンスター」については作品名を知るのみ。これを観ることにしたのはアメリカ(を製…
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映画評「鉄コン筋クリート」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2006年日本映画 監督マイケル・アリアス ネタバレあり 「ピンポン」(2002年)という映画を観た時に松本大洋という漫画家を知り、その時に「鉄コン筋クリート」という作品の存在も知った。さして興味を覚えたわけではないものの、珍しく事前に原作の存在を知っていたので、10年以上前に作られた旧作に属する…
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映画評「竜馬を斬った男」

☆☆★(5点/10点満点中) 1987年日本映画 監督・山下耕作 ネタバレあり 時代小説家早乙女貢の同名短編小説を山下耕作が映画化。  坂本龍馬を扱った小説・映画・TVドラマは色々あるが、彼を殺したと言われる人物の一人・佐々木只三郎を主人公にした点が異色である。 佐幕派の会津藩士・只三郎(萩原健一)は、浪士組組織に奔走…
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映画評「愛と哀しみの果て」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1985年アメリカ映画 監督シドニー・ポラック ネタバレあり 評判が良かったものの映画館で観られなかったので、当時流行っていたレーザーディスクを買って観た。今回はハイビジョンでの鑑賞で、以前観た時より僕と周波数が合った感じがする。  外国の文芸ものは、英国流がやはり良い。本作はアメリカ製である…
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映画評「青春の蹉跌」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1974年日本映画 監督・神代辰巳 ネタバレあり 僕が読む石川達三は専ら社会派小説だが、彼は1960年代以降色々と若者を主人公にした作品も書いた。本作の原作となった同名小説もその一つで、映画は大学に入学してからロードショーより数年遅れで観た。大変興奮したので、後日大学の友達と少し話をしたが、今回…
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