映画評「バンブルビー」

☆☆☆(6点/10点満点中)
2018年アメリカ映画 監督トラヴィス・ナイト
ネタバレあり

トランスフォーマー」シリーズのスピンオフと言うか前日談で、通算第6弾。

第一作の20年ほど前に当たる1987年のサンフランシスコに、惑星サイバトロンの反乱軍に追われた正規軍オートボットの斥候が落下してくる。避難地として地球を選んだのである。御存じのように変身能力のある金属生命体である。
 一方、父親を病死で失って落ち込む17歳の少女チャーリー(ヘイリー・スタインフェルド)は自動車に趣味を見出して孤独を慰藉し、ある時いつも通っている中古自動車屋で黄色いフォルクスワーゲンを発見、経営者に頼んで譲ってもらう。何とか動くまで直して自宅の車庫に持ち帰るとあら不思議、自動車と思っていたのに大きな巨大ロボット(実はかの斥候、記憶や音声機能を失っている)に変身してしまう。大きな図体に似合わず怯えた風情に心動かされた彼女は彼に親しみを覚え、やがてバンブルビーと名付ける。
 そこへ反乱軍二騎が地球に現れ、地球人を懐柔、オートボットを滅ぼす為にバンブルビーを捕まえさせて拷問に付す。地球を壊滅させ、オートボットたちを全滅させようというのだ。
 近所の若者メモ(ジョージ・レンゲボーグ・ジュニア)と親しくなったチャーリーはそうはさせじと彼らの送信機を止め、バンブルビーを救うべく奮闘する。

ストーリーらしきものを書いてみれば、こんな感じであるが、これで想像されるよりぐっと青春映画的(まあお気軽版「理由なき反抗」みたいなもの?)で、オートボットたちの戦いも飽きる前に終わるよう整理されてい、予想外にも「トランスフォーマー」シリーズの中で一番面白く観られる。
 母親にも理解してもらえないチャーリーは、父親の死去で生まれた喪失感を大きなペットのように可愛らしい彼に埋めてもらう。意外にも(と言って良いだろう)、二人の親愛ぶりに心を和ませるのが本作の取り得なのでござる。

この冒険で彼女は自信と本来の自分を取り戻す。バンブルビーはシボレー・カマロに変身して(恐らくロサンゼルスへ向け)出発、第一作に繋げたところでジ・エンド。

ヘイリーちゃん、今まで観た中では一番ストレートな役柄でした。それでも頑張っちゃうけど。

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この記事へのコメント

2020年01月25日 19:31
去年のマイベスト5位になっちゃいましたね。
なっちゃったというのは、去年、星4つあげたのが10本しかないので、そのうちの1本なのでした。
トランスフォーマーのシリーズにしては良かった、という意外さも好印象で、ヘンリー・スタインフェルドさんが可愛いのもポイント大です(←しょうもない)
オカピー
2020年01月25日 21:31
ぼーさん、こんにちは。

>去年のマイベスト5位になっちゃいましたね。

僕は☆3つですが、面白かったですね。こういうタイプの作品がもっと少なければ★一つくらいは増えそうなのですが。余りに多すぎる。