映画評「HOUSE/ハウス」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1977年日本映画 監督・大林宣彦 ネタバレあり 大林宣彦のメジャー映画デビュー作で、40年ぶりくらいの再鑑賞。 夏休み。仲良し女子高生7人が、映画音楽作曲家の娘・池上季実子の伯母・南田洋子が住む古い屋敷に行くことになる。彼女の亡き母親も少女時代に住んでいた実家である。しかし、行かず後家の…
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映画評「皆殺しの天使」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1962年メキシコ映画 監督ルイス・ブニュエル ネタバレあり 独裁政権のスペインから逃避していたメキシコでのルイス・ブニュエルは解りやすい作品ばかりだが、これは例外的にシュール。難解というよりシュールなのである。再鑑賞。 上流階級のパーティーを準備していた召使たちが、彼らが外から帰ってくる…
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映画評「アントマン&ワスプ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ペイトン・リード ネタバレあり 何回も述べたようにマーヴェル・コミックス映画版の脚本レベルは概して高い。この「アントマン」シリーズも見通し良好、お笑いの配分がうまく、本当はもっと多めに☆★を進呈したいのだが、マーヴェル・コミックが余りにも作られている現状に食傷しているこ…
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映画評「この世界の片隅に」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 2016年日本映画 監督・片渕須直 ネタバレあり こうの史代という漫画家のコミックを、片渕須直がアニメ映画化した。個人的に高く評価した「マイマイ新子と千年の魔法」の監督だ。レベルは高かったのに鑑賞された方が少なくキネマ旬報でも殆ど無視された作品だが、こちらは早めに評判になってキネ旬で1位になっ…
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映画評「勝手にしやがれ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1959年フランス映画 監督ジャン=リュック・ゴダール ネタバレあり 映画界では無軌道な若者を描いた作品が多く新しい潮流を生み出した。本作やルイ・マル監督「死刑台のエレベーター」(1957年)がヌーヴェル・ヴァーグを、「俺たちに明日はない」(1967年)がアメリカン・ニュー・シネマを。  しか…
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映画評「フィフティ・シェイズ・ダーカー」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年アメリカ=中国=日本合作映画 監督ジェームズ・フォーリー ネタバレあり 文学趣味に多少の面白味を感じただけで感心できなかった第一作だけに、この続編は全く観る気がなかった。しかし、唯一有料契約しているWOWOWが若い俳優が主演する邦画でお茶を濁し洋画にめぼしい放映が少ない(昔観た洋画凡作でも…
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映画評「パスト&フューチャー 未来への警告」

☆☆(4点/10点満点中) 2018年スペイン映画 監督ダニエル・カルパルソロ ネタバレあり またまた日本劇場未公開のサスペンス映画である。WOWOWが新しい日本映画を大量にやるから未公開の洋画から連続してピックアップする羽目になった。ライブラリーの古い映画を選ぶという手もあるが、それらは長いものばかり残っているので、少し素材…
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映画評「パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1973年日本映画 監督・高畑勲 ネタバレあり シリーズ第二弾。とりあえずお話から。 前作のまま、ミミ子ちゃん(声:杉山佳寿子)とパパンダ(声:熊倉一雄)とコパンダのパンちゃん(声:丸山裕子)の疑似家族状態は続いている。  ある時サーカスからはぐれた子虎が家に紛れ込み、一員に加わるが、す…
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映画評「パンダコパンダ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1972年日本映画 監督・高畑勲 ネタバレあり 忙しくて時間が取れない。かと言ってブログをスキップするのも避けたい。というわけで、WOWOWの高畑勲監督特集で録っておいた作品群からこの短編(34分)をピックアップ。初鑑賞でござる。 しかし、実質的に、監督より脚本や画面設計を担当した宮崎駿御…
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映画評「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年タイ映画 監督ナタウット・プーンピリヤ ネタバレあり TV「アンビリバボー」は暫く観ていた。その模倣番組「ザ!世界仰天ニュース」は全く観ない。何となれば、日本テレビの悪い癖で何でも出演者のネタばなしに持って行こうとする。動機が不純なんだわ(“ロックンロール・ウィドウ” by 阿木燿子)。…
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映画評「プーと大人になった僕」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年イギリス=アメリカ合作映画 監督マーク・フォースター ネタバレあり マーク・フォースターはやはり英国正統派ドラマを撮るのがふさわしい。同じ英国でもせわしい「007/慰めの報酬」(2008年)では彼のショット感覚の良さが全く発揮できなかった。 以前「ネバーランド」(2004年)で“…
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