映画評「リミット・オブ・アサシン」

☆☆(4点/10点満点中)
2017年アメリカ=中国=南ア合作映画 監督ブライアン・スムルツ
ネタバレあり

トランプ政権の影響で中国との合作は暫く減るのではないかと想像するが、それはともかく、面白ければ中国の資本が絡んでも中国人が出て来ても構わない。中国資本が入っても本作はB級的な規模の典型的なジャンル映画である。

レッド・マウンテンという組織に与する殺し屋イーサン・ホークが、組織の関与する生体実験に関して証言する男を護衛し調査も担当する美人の子持ち捜査官シュイ・チンを殺める任務を負うが、一旦その任務を放棄したのが運の尽き、銃撃戦の末に彼女に殺されてしまう。ところが、組織の実験は彼に生かされ、彼は文字通り蘇る。しかし、これも実験であり、24時間後に死ぬ運命。自分の妻子を殺した組織の実情に怒った彼は女性捜査官と男を守る立場を取り、誘拐された捜査官の息子を救出するなどして組織に立ち向かう。

蘇生を巡る趣向はSF的で多少興味が湧くが、お話は相当デタラメである。上のストーリーは実際の展開を無視して解りやすく説明したもので、実際には行動原理的に解らないところが多い。
 蘇ったホークが自分を殺した女捜査官を守る立場になるのは何故だろうか。殺された息子と同じくらいの年齢の子供を持っているということが間接的にあるにしても、組織への復讐がその基本にあると思われる。しかし、組織が息子を殺したのを彼が正式に確認するのは彼女の護衛に成功し子供を救出してからである。結果的に復讐というより用済みとなった途端に殺そうとしてくる組織に対する抵抗が実際なのだが、24時間しか生きられないならそう一生懸命にならなくても良さそうな感じがする。それを言うとお話が成立しないのですがね。

最後の一幕は蛇足。百害あって一利なし。詳細は伏せるが、殺し屋の最期に僅かに感じる切なさが飛んでしまうではないか。脚本は三人がかりで、所謂“船頭多くして船山に上る”結果になった。

今朝怖い夢を見た。かなり遠い所(雰囲気的に榛名山っぽい)へ公共の乗り物で行く。帰りは何故か歩きで、途中で全く五里霧中になる。しかも、何故か中国人みたいな連中が絡んでくる。私生活が不調になると、山や町で五里霧中になる夢はよく見るのだが、スケールの大きさでは史上一番だ。

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