映画評「デスノート Light up the NEW world」

☆☆★(5点/10点満点中)
2016年日本映画 監督・佐藤信介
ネタバレあり

シリーズ第二作から10年ぶりの第三作、スピンオフを含めても8年ぶりの第四作だが、流れの速い時代にあって、出し遅れた証文のような感じで余り感興が湧かない。脚本のレベルが特に第二作より落ち、監督の佐藤信介の力量も馬力のある金子修介には及ばないところも目立つ。こういうお話を面白く思う年齢でもなくなった。

キラこと夜神総一郎(藤原竜也)と天才L(松山ケンイチ)の対決が終ってから10年後、再び悪魔の手帖デスノートを使った通り魔殺人が各国で連発し、パソコン等に侵入してキラの映像をまき散らすサイバーテロも続発、警視庁は色めき立ち、若手刑事・三島(東出昌大)らから成る捜査チームにLの後継者という若者・竜崎(池松壮亮)を加えたメンバーで、犯人探しとノート回収作業を行わせる。
 サイバーテロリストは紫苑(菅田将暉)。彼はキラを崇拝して“第二のキラ”となったアイドルで今は女優として落ち着いている弥海砂(戸田恵梨香)に接近して、官憲側をつぶし世界を操るのに必要な6つのデスノートを集めようとする。さて、本当の新キラは誰か? 

本名と顔を認識することがデスノートを有効ならしめる条件で、それを避ける為に官憲側は偽名を使い顔を隠して活動するのだが、昔のわが映画評を読むと、名前を透視する能力は弥海砂に限られた能力であるように思えるのだが、本作ではノートを持った者は誰でもできる感じ。その他疑問百出で、一々考える気にもなれない。そういう意味で脚本の弱さが気になるが、何だか分らないうちに進んで誤魔化されてしまう印象がある。終わり方を見ると続編製作も可能な感じ。

俳優の演技への批判が多いが、【Yahoo!映画】辺りのものは映画の内容的な問題を具体的に指摘できない人がそこに逃げているような程度の低いものが目立つ。演技と言っても台詞回しを指すことが多いようだが、棒読みの俳優は本当に演技が下手なのであろうか?
 それより問題なのは、最近は何を言っているのか聞き取れないことが多いということだ。ぶつぶつ言うのがリアリズムと思っているのではないか。

字幕機能を使って確認する必要のある邦画が多い。DVDレコーダー時代はフルスペックで録画しないと確認できなかったが、ブルーレイ・レコーダーになって録画容量を落としても可能になった。これは良いね。

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  • デスノート Light up the NEW world

    Excerpt: デスノートを駆使して世の中に野放しになっていた凶悪犯を次々と死に追いやったキラこと夜神月(やがみらいと)と、命をかけてキラを食い止めたL・竜崎(エル・りゅうざき)との、天才同士の対決から10年。 再び.. Weblog: 象のロケット racked: 2019-05-10 12:53
  • デスノート Light up the NEW world (2016)

    Excerpt: 個人的感想としては、初代DEATH NOTEが、あまりにも神キャスティングで、その遺産、アイディアを使って何とか、今旬の俳優で… という意欲は感じたものの、逆に、最初の作品の完成度を再確認させたように.. Weblog: のほほん便り racked: 2019-05-11 07:59
  • 『デスノート Light up the NEW world』('16初鑑賞99・劇場)

    Excerpt: ☆☆★-- (10段階評価で 5) 10月29日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター7にて 15:40の回を鑑賞。 Weblog: みはいる・BのB racked: 2019-05-14 14:27