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zoom RSS 映画評「アラサー女子の恋愛事情」

<<   作成日時 : 2018/10/01 09:03   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2014年アメリカ映画 監督リン・シェルトン
ネタバレあり

僕らが若い頃日本で封切(死語じゃね=劇場公開)されない映画を“お蔵入り”と言っていたが、最近はスルーなどと言い、ソフトが出るものはビデオ・スルーもしくはDVDスルーと言う。本作はDVDスルーだが、キーラ・ナイトリーとクロエ・グレース・モレッツが主演しているので観てみた。僕は、意識して未公開映画を観ることは余りない(大概は観た後気づく)のだが。

高校を卒業して10年経つキーラは大学院を出たのにきちんとした仕事にも就いていないし、恋人マーク・ウェバーもずっと同棲状態。言わばモラトリアムな生活を送っているのであるが、こういう人たちをどうもかの国ではlaggies(原題)と言うらしい。もたもたしているという意味のlaggingから派生した名詞であろう
 そんな彼女がウェバー君から“結婚しようか”と言われ動揺、パーティーで見た父親の浮気場面にもショックを受け、ショック状態で知り合った高校生クロエの家に一週間泊まることにする。ウェバーには彼が勧める自己啓発の場に参加すると嘘を付く。
 そこで現われるのが弁護士をするクロエの父親サム・ロックウェルで、モデルの母親とは離婚している。彼は年上の“友達”を最初警戒するが、娘とも実に上手く付き合っている彼女に懸想するようになる。
 かくして逃避期間を終えたキーラはウェバーと新しい生活に踏み出そうとするが、同級生の彼とはとうに終わっていたと気づき、ロックウェルの許に走る。

あらゆるタイプの青春映画、まして洋画に人気のあった1970年代なら公開された内容かもしれないが、現在の日本ではちと無理だろう。気軽に楽しめる要素のあるコメディーとは言え、多少低回的ではあるし地味なのである。しかし、僕はそこが気に入った。☆☆★でも気に入った。ヒロインが10歳も年下の高校生と親身に付き合ううちに本来あるべき自分に少しずつ気づくところが良い。
 一緒にクロエと母親に会いに行って当惑する母親にアドバイスしたり、継母として高校の三者会談に参加するのは、子供世代と親世代の中間である年齢を生かしたエピソードとして面白く、そうした経験から知らず自分の在り様・在り方に気付かされていくわけである。

日本の「もらとりあむタマ子」と好一対。そもそも題名が似ている。しかし、邦題が示すように、純・恋愛映画のように終わらせたのが良くない。新たな恋愛の成就で終わるのは良いが、ジャンルがずれるような終わり方は良くない。洒落た幕切れだが気に入らず、☆☆★に留めてしまう結果になった。勿体ない。

クロエ・グレース・モレッツは、石原さとみの従妹だという噂が僕の中である。

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