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zoom RSS 映画評「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」

<<   作成日時 : 2018/06/24 09:10   >>

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☆☆☆★(7点/10点満点中)
2016年アメリカ映画 監督ジョン・リー・ハンコック
ネタバレあり

僕は自らファースト・フード店に入ったことがない。友人や上司に付き合って入ったくらいである。非常な食べ物オンチだ。本作はマクドナルド創建秘話といったところで、それ自体にはさほど興味が湧かないが、要領良く進めていて映画としては悪くない。

ミルクシェークのミキサーを販売する中年セールスマン兼社長のレイ・クロック(マイケル・キートン)が、6機(最終的に8機)買ってくれた顧客が気になって、わざわざ遠方の店まで出かける。マクドナルドというハンバーガー店で、セルフサービスで実に効率よく販売しているのを見て感心、この商売に関心を持ち、経営する兄弟(兄ジョン・キャロル・リンチ、弟ニック・オファーマン)に本格的なフランチャイズ化を提案する。質の高さに拘って渋る兄弟を説得して契約を交わし、チェーン化は順調に行くが真面目一方にやっていた為スーパーバイザーの彼自身の経営が行き詰る。
 そこへソナボーン(B・J・ノヴァク)という実業家が声をかけ、土地をフランチャイジーに貸す形にすれば利益が生れ拡大していくと提案する。すっかりこれが気に入ったクロックは兄弟を出し抜き、マクドナルド・コーポレーションを勝手に設立、兄弟からその権利を奪う。兄弟はマクドナルドという名称やロゴを使えなくなり、やがて廃業を余儀なくされる。クロックは売り上げの1%を支払う紳士協定(口約束)を反故にする。

というのが経営面でのお話で、主人公の目的の為には手段を択ばないマキャベリストぶりに圧倒される。面白味はそれに尽きると言って良い。経営面を離れても糟糠の妻(ローラ・ダーン)をあっさり捨て、やがてフランチャイジーの夫婦の妻(リンダ・カーデリーニ)と再婚する辺りも頗る感じが悪く、どちらかと言えば悪党的な扱いであるが、“執念”により成功を勝ち取った男と考えらればさほど後味が悪いということにもならない。主人公であるということ、キートンという役者のストレートな印象が奏功しているのだろう。

“映画としては悪くない”と言った一方、映画ならではの魅力があるかと言えばそれほどでもない。言わば、文学ではなく、実用本を読むが如き味気無さといったところ。

こんなサブタイトルがあると安っぽく感じられるネ。

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「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ
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