映画評「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」

☆☆☆(6点/10点満点中)
2015年イタリア映画 監督ガブリエーレ・マイネッティ
ネタバレあり

「鋼鉄ジーグ」というのは永井豪原作のTVアニメで、イタリアで大人気を博したのだという。日本では1975年から76年にかけての放映ということで、僕は既にコミック(元来余り読まず)やTVアニメを卒業していた時期だが、それでもそんな番組があったような記憶が僅かにある。

チンピラ泥棒のクラウディオ・サンタマリアが刑事から逃げ、核物質の置かれた水中に飛び込んで隠れる。直後彼は自身が怪力の持主となっていることに気づき、暫しATM強盗に身を沈めるが、暗黒街の男の娘イレニア・パストレッリを預かった後、父親が死んだ為に、アニメ「鋼鉄ジーグ」の世界と現実の区別が付かないオツムの弱いイレニアを悪党ルカ・マルネッリから守るうちに彼女が愛しくなる。マルネッリと敵対する一味との抗争に巻き込まれて彼女が死んだ後、正義感に目覚めた彼は、燃え始めた自動車から幼女を救い出し、マルネッリがサッカー場に仕掛けた爆弾を排除する為に奮闘、ジーグを気取り出す。

着想的には「悪魔の毒々モンスター」(1984年)を思い出させ、昨今のスーパー・ヒーローものに通ずるものがあるが、本作にはアメコミの映画版には見られない強い哀愁がある。

スーパー・ヒーローとは言え、怪我への耐性が強く力が尋常ならぬだけで、その馬鹿力を見せることに徹したところが、B級映画に似ながら、ジャンル映画というより異色のドラマ映画という印象を醸成する。犯罪関係者の場面が重くるしいのが難点だが、主人公がサッカー場の壁を除けてしまうところなど微笑ましく、後味は悪くない。

ネットが怪奇現象に襲われている。一度入れたサイト内は自由に閲覧できるが、別のサイトは閲覧できない。だから、この映画評は投稿できるだろう。やってみる。

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  • 「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」

    Excerpt: 「こうてーっつジーーーーッグーーー!」 Weblog: 或る日の出来事 racked: 2018-05-04 07:20
  • 「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」

    Excerpt: 胸熱。のキャッチコピーそのままに、胸熱だったよ!鋼鉄ジーグ!お名前は?司馬宙(シバヒロシ)と呼んでくれ。永井豪と言えば、「ハレンチ学園」位しか読んだことがなかった私。だから、「鋼鉄ジーグ」に関しても知.. Weblog: ここなつ映画レビュー racked: 2018-05-07 12:33
  • 『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』('17初鑑賞53・劇場)

    Excerpt: ☆☆☆☆- (10段階評価で 8) 5月22日(月) シネ・リーブル梅田 スクリーン2にて 14:25の回を鑑賞。 Weblog: みはいる・BのB racked: 2018-05-08 13:37