喪中映画評「レポゼッション・メン」

☆☆★(5点/10点満点中)
2009年アメリカ映画 監督マーク・サポチニク
ネタバレあり

人工臓器で命を永らえたは良いが、3か月以内にその高額の費用を払えない場合はその臓器を強引に回収されることで一見落着とする誠に恐ろしい未来を描いたSF。

主人公ジュード・ローはその回収を業務するレポ・マンで、相棒のフォレスト・ウィッテカーとビジネスライクにこなしていくが、妻がその仕事に反対し子供を連れて出て行った為に販売の方に回ることを決意する。皮肉にも最後の仕事でしくじって心臓破裂の憂き目に会い勝手に人工心臓を取り付けられてしまったのに、それ以来回収の仕事が出来なくなり人工臓器だらけの女性麻薬患者アリス・ブラガを助けた為に会社の遣わすレポ・マンたちから逃げる羽目になる。

本人や家族の許可もなく付けられた人工臓器で回収人から追われるとは些か乱暴な設定(実はそれには裏がある)だが、サスペンス描写はなかなか秀でている。特に空港でのチェックはヒヤヒヤさせられた挙句、ちょっと意表を突かれる幕切れに入って行く。

が、僕は生き物の中身を見るのが大嫌いであるし、経済原理から言うと自分の大事な顧客の生命を奪うこんな商売は成立しないわけでかなり興醒める。監督は長編第1作となるミゲル・サポチニク。

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