喪中映画評「ザ・ウォーカー」

現在喪中であります。喪失感以上に罪悪感に苦しめられております。為に理解もままならない状態で鑑賞したり、頭が整理できないまま書いたものは“喪中映画評”というタイトルとし、他の映画評とは区別することに致しました。そんな状態で映画評などと称するのも甚だ失礼とは存じますが、悪しからず。なるべく早く自分である程度納得できるものが書けるように努めます。

☆☆★(5点/10点満点中)
2010年アメリカ映画 監督アルバート・ヒューズ、アレン・ヒューズ
ネタバレあり

核戦争か何かの後で人類が殆どいなくなった世界、一つの本を運んでいる男デンゼル・ワシントンが、ある街でその本を探し出しさらに強固な権力者になろうと企む町の支配者ゲイリー・オールドマンと遭遇、彼の一味との間で壮絶な戦いが繰り広げられる。

というSFアクションで、比較的早めにその本が聖書であることが解ってキリスト教宣伝臭くなりまことに興醒める。荒廃した未来を描いたSFで面白いと思った作品は限られているが、残念ながら本作も余り面白くない部類。

主人公は白兵戦ではとても歯が立たない腕の立つファイターでもあるという設定で、アクションはじっくり、というより長回しで撮っているので登場人物が何をやっているのかよく解る。長回しには必要以上の匠気を感じないでもないが、何をやっているか碌に解らない細切れよりはずっと有難い。お話は、日本のあの人気時代劇シリーズの未来SF版と言えないこともない。

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この記事へのコメント

2011年04月20日 22:00
謹んでお悔やみ申し上げます。
私も、先週、10年付き合いました仕事関係の男性の死に立ち会いました。
聖路加病院でしたが、志半ば、必死で何かを訴えかけるその目が、忘れられません。
肉親の最後に、何も申しあげられませんが、タイトルから「喪中」という文字がなくなる日がくるのを祈っております。
ねこのひげ
2011年04月21日 07:57
ねこのひげも考えてみればまだ半年です。

『ダヴィンチ・コード』の作者ダン・ブラウンの『ラスト・シンボル』もそうですが、西洋人にとっては、よほど聖書というのは重要な位置を占めているようですね。
ある意味、洗脳されているとしかいいようがないですけど・・・・
新旧の聖書を読むと、アドベンチャー小説のようでおもしろいですけどね。
オカピー
2011年04月21日 20:40
kimion20002000さん

お悔やみのお言葉、有難うございます。

そうでしたか。家族の死も、知人の死も辛いですね。

僕の場合、喪失感は勿論、1月に息切れに気付いたのに自分に都合の良い判断で母を病院に連れて行かなかったという後悔と罪悪感が付きまといます。この罪悪感は想像を絶するものがあります。
喪失感はいずれ少しずつ小さくなっていくのでしょうけどね。

>タイトルから「喪中」という文字がなくなる日
早く実現したいものです。
オカピー
2011年04月21日 20:48
ねこのひげさん、こんばんは。

>まだ半年
あっという間じゃなかったですか?
この10日間異常に時間が過ぎるのが早いですよ。
現在夢を観る回数が極端に減っていますが、まだ母の夢を観ていないです。

>新旧の聖書
そうですね。僕も今年は本格的に読むつもりだったんですが。

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