映画評「CUBE ZERO」

☆☆★(5点/10点満点中)
2004年カナダ映画 監督アーニー・バーバラッシュ
ネタバレあり

「ソウ」という類似シリーズも産んだ密室ホラーの第3作だが、題名から予想されるように第一作より前という舞台設定である。

前二作と同じく六面全てにハッチのある正六面体の鋼鉄性密室に6人の男女(ステファニー・ムーア、他)が例によって閉じ込められるが、男性一人は序盤から化学物質を浴びて白骨化してしまうので実質5人でスタート。そのプロローグで男性の片足が裸足であった理由が見ている途中で判って来るのは、初めて本シリーズを観る人には面白いであろう。

今回は、前作の幕切れで判明した国家的実験プロジェクトであることを踏まえて、被験者たちを監視する立場の人間も並行して描くのが新味。<幽霊の正体見たり枯尾花>ではあるが。
 そしてそのうちの一人(ザカリー・ベネット)が非人道的な所業に我慢ならなくなって自ら密室の中に入り、その利点を生かそうとするが、実験側も色々な仕掛けを繰り出す。

大多数とは逆に、第一作より第二作の通俗性を買ったのだが、こうして第二作の延長にある本作を観ると第一作の純粋性が断然際立っていたことが思い知らされる。その一方で、生死そのものを目的としたゲーム映画には、完成度のいかんを問わず、空しさを覚えるのも確かである。

配役陣は日本人には殆ど無名の連中ばかりで弱体。

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  • <CUBE ZERO> 

    Excerpt: 2004年 カナダ 98分 原題 Cube Zero 監督 アーニー・バーバラッシュ 脚本 アーニー・バーバラッシュ 撮影 フランソワ・ダジュネ 音楽 ノーマン・オレンスタイン 出演 エリ.. Weblog: 楽蜻庵別館 racked: 2007-07-17 03:09