映画評「夜の豹」

☆☆☆★(7点/10点満点中)
1957年アメリカ映画 監督ジョージ・シドニー
ネタバレあり

丁度一月前に観た「秘めたる情事」のジョン・オハラの小説を土台にしたブロードウェイ・ミュージカル「パル・ジョーイ」の映画化だが、邦題は意味不明。再鑑賞。

女癖の為に落ちぶれ、どさ回りをしてきた芸人ジョーイ(フランク・シナトラ)がサンフランシスコに流れつき、強引にナイトクラブの司会者兼歌手になり、そこのコーラス・ガールたちに次々と手を出す。お堅いリンダ(キム・ノヴァク)も偶然彼が隣の部屋に越してきたものだから次第に惹かれていくが、自分の店を持つという野心を実現させる為に富豪未亡人のシンプスン夫人(リタ・ヘイワース)に近づいた彼は、彼女にリンダとの縁を切れと迫られる。

監督は「アニーよ銃を取れ」や「ショウボート」などでミュージカルを得意としたジョージ・シドニーで、派手さに欠ける内容をさすがにうまくまとめている。
 ジョーイがリンダに惹かれながらも野心との狭間で悩み、リンダも悩みつつ嫌な要求を受け入れようとするといった部分は恋愛映画としての面白さがあるが、ミュージカルとしては些か物足りない。

シナトラは本業の歌を幾つか披露しつつ得意な軽佻浮薄な男を楽しそうに演じているが、リタ・ヘイワースは当時38歳だったが早くも老けが目立ち余り冴えない。「魅せられて」のリタ、有名な「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」を唄ったキムは吹き替えらしいが、声質が近いのが結構。

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この記事へのコメント

Lisa
2006年09月01日 14:45
フランク・シナトラの演じるジョーイですが、どこがそんなに魅力的なのかさっぱりわかんない。そりゃあ、歌は上手ですけどね。
リタ・へイワースはこの時まだ38歳ですか。キム・ノヴァクも若いのに現代女性に比べると大人びてますね。ふたりの歌はやはり吹き替えでしたか。マリリン・モンローも「帰らざる河」以外は全部吹き替えなんですってね。もちろん「♪Happy birthday,Mr.President」は本物ですが。
e-アフィリ
2006年09月01日 17:49
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オカピー
2006年09月01日 23:43
Lisaさん、こんばんは。
私もシナトラの魅力は分りませんね。「地上より永遠に」のオスカー受賞もマフィア絡みとも言われていますし、そうしたところも余り好きになれないです。若い頃はあんなに顔が細かったのに、どうしてあんなに丸くなってしまったのでしょう。
リタは38歳にしてはえらく老けていましたね。彼女の歌は踊りほどはうまくなくていつも吹き替えのようです。キムは最初で最後のミュージカル? 彼女は猫系の妖艶さですね。あっ、もしかしたらキムが「夜の豹」なのかな?
ぶーすか
2006年09月10日 15:48
<リタ・ヘイワース
38歳ですか!それにしても踊りはキムよりも上手いです!この頃のシナトラの声も素晴しく、「My Funny Valentine」など名曲そろいなのでサントラが欲しくなりました。
オカピー
2006年09月11日 01:10
ぶーすかさん、暫くご苦労ですね。
リタ・ヘイワースは、唄えないミュージカル・スターですから踊りは上手いです。「踊る結婚式」も歌は吹き替えでしたね。
ぶーすかさんの音楽趣味の広さ。驚きます。

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  • 「夜の豹」「孤独な場所で」

    Excerpt: ●夜の豹…★★★ 【NHKBS】 ブロードウェーでヒットしたミュージカル「パル・ジョーイ」を映画化、シナトラがその名曲を多数唄っているが特に「Bewitched」がすごくイイ!リタ・ヘイワース、キム.. Weblog: ぶーすかヘッドルーム・ブログ版 racked: 2006-09-10 15:44