映画評「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」

☆☆☆(6点/10点満点中)
2002年アメリカ映画 監督カーリー・クーリー
ネタバレあり

劇作家として成功した女性サンドラ・ブロックは変人で身勝手な母親エレン・バースティンに振り回され普段から仲が悪いが、インタビュー記事を読んだ母から遂に縁を切られる。ところが、母親の竹馬の友である三人組(マギー・スミス、シャーリー・ナイト、フィオニュラ・フラナガン)がしゃしゃり出てきて彼女を拉致、故郷に無理矢理に連れ帰ってしまう。

さあいかに二人は和解していくのか、というのが興味の焦点であるが、娘がいかに母親を信頼するようになるかといったほうが正解であろう。
 三人は、母親の少女時代から娘時代の悲劇、それが遠因となって神経症になり半年も入院していたことを知らせる。母親に捨てられたとの誤解を解いたサンドラは母親の許へと向かう。

「デルマ&ルイーズ」の脚本で知られるカーリー・クーリーが同名の原作を自ら脚色し演出も担当したドラマで、神妙にならざるを得ない内容をコミカルに扱っている。その点でバランスの悪さを感じないでもないが、母親のエレン・バースティンがさすがに上手く、星に大分貢献している。二十余年前父と娘の確執を描いた「黄昏」ほどのナイーブさも巧さも心の大きな動きもないが、軽く母娘の関係を見つめるにはちょうど良い。

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