映画評「タイムリミット」

☆☆☆★(7点/10点満点中)
2003年アメリカ映画 監督カール・フランクリン
ネタバレあり

最近は芸術映画でもないのにもってまわった、外面娯楽内面芸術映画につき合わせられることが多いだけに、こういうストレートな展開の作品は気持ちが良い。そのせいか、星が多くなってしまった。

麻薬犯罪の証拠となる現金を掴んだ小さな町警察の署長デンゼル・ワシントンは、本署殺人課に勤める妻エヴァ・メンデスとの不仲による心の穴を埋めるかのように、高校時代の後輩で家庭内暴力に苦しむサナー・レーサンと不倫関係に入るが、癌を宣告された彼女の治療の為に証拠の金を使い込み決心をし、彼女に送る。
 が、翌日彼女と夫は放火で無残な焼死体で発見される。放火である為殺人課の妻が動き出し、署長は慌てまくる。不倫と金の使い込みが全てばれてしまうのである。それから証拠隠滅を図るのに大忙し、ファックスでサナーとの通信記録が送られればコンピューターで改ざんし再送信したり、金を受け取った男から奪い返したは良いが、男はその際に転落しそこへ妻の一行が押し寄せ、逃げまわる。

といった大騒動の後遂に意外な真相が判明する、というお話で、基本的にヒッチコックの「巻き込まれ型」を思い出してみれば遠くない。但し、こちらは自業自得的な面もあり、「北北西に進路を取れ」のケイリー・グラントのように素直に応援するわけには行かぬ。彼の証拠隠滅に協力する検視官ディーン・ケーンの扱いも良い。
 監督カール・フランクリンというよりは脚本デーヴ・コラードのお手柄であろう。

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