テーマ:映画 さ行

映画評「セルジオ&セルゲイ 宇宙からハロー!」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年キューバ=スペイン合作映画 監督エルネスト・ダラナス・セラーノ ネタバレあり 1991年宇宙に取り残されたソ連/ロシアの宇宙飛行士セルゲイ・クリカレフ(クリカリョーフ)の体験を着想源として作られた一種のファンタジーである。 宇宙ステーション“ミール”に滞在中のロシア人宇宙飛行士セル…
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映画評「さらばバルデス」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1973年イタリア=フランス=スペイン=アメリカ合作映画 監督ジョン・スタージェス ネタバレあり チャールズ・ブロンスン主演の、事実上のイタリア製西部劇。しかし、監督が本場アメリカの大御所ジョン・スタージェスで、所謂マカロニ・ウェスタンに属する映画ではない。イタリア的でないというだけでなく、当時ア…
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映画評「ザ・フォーリナー/復讐者」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年イギリス=中国=アメリカ合作映画 監督マーティン・キャンベル ネタバレあり ジャッキー・チェンの主演映画はこのところ空振り気味で余り期待していなかったし、中国の資本も入っているので、嫌な感じがしたが、その思いは全く裏切られるのである。実際、最初はうんざりしかけた。  というのも、中国…
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映画評「七人の無頼漢」

☆☆★(5点/10点満点中) 1956年アメリカ映画 監督バッド・ベティカー ネタバレあり 若い頃ランドルフ・スコットのB級(ロー・コスト、ロー・バジェット)西部劇を十数本観たが、本作は未鑑賞。 フランスのお経みたいな観念的な映画評を書く映画評論家の高評価など無視すれば良いのに、無視できない日本の映画マニアに褒める人多し…
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映画評「ザ・ウォール」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ダグ・リーマン ネタバレあり セルビアとボスニアとの中立地帯で身動きがとれなくなる兵士を描いた戦争ブラック・コメディーの傑作「ノー・マンズ・ランド」型の戦争映画である。  かの作品はそういう極限状況を以って戦争の狂気を描き出そうとした反戦映画だが、その後同じようなワン…
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映画評「シンプル・フェイバー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ポール・フェイグ ネタバレあり ダーシー・ベルのミステリー小説の映画化。 夫に死なれたシングル・マザーのアナ・ケンドリックが息子を迎えに行った学校で同じ年頃の息子を持つアパレル関係ブレイク・ライヴリーと親しくなるが、ある時子供を預けられたまま失跡されてしまう。友人…
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映画評「十二人の怒れる男」

☆☆☆☆☆(10点/10点満点中) 1957年アメリカ映画 監督シドニー・ルメット ネタバレあり 昨年末と本年年初に本作のフォーマットを利用若しくはパロディー化した邦画二本を見た。リンクしようと思ったら、ロシア映画版「12人の怒れる男」(2007年)は出て来たが、本作はなかった。これはまずいと思ってライブラリーから出し、やっと…
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映画評「シャザム!」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年アメリカ=カナダ合作映画 監督デーヴィッド・サンドバーグ ネタバレあり DCコミックスの映画版はマーヴェル・コミックスのそれに比べると概ね脚本が出来が落ち、余りパッとしないことが多いが、本作は少し面白い。丁寧に書くとかなり長くなるお話だが、簡単にまとめてしまいましょう。 プロローグ…
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映画評「斬、」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・塚本晋也 ネタバレあり 塚本晋也監督初めての時代劇である。 動乱の気運の出て来た江戸末期。農村で農家を手伝っている浪人・池松壮亮は、一家の息子・前田隆成に剣術を教えている。腕を上げて来た息子がすっかり江戸に出て侍の真似事をしようとしていることにいら立つ姉・蒼井優はそ…
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映画評「そらのレストラン」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・深川栄洋 ネタバレあり タイトルと監督が深川栄洋であることから、「ぶどうのなみだ」系列の作品と予想したら、系列どころか、同じ製作陣による北海道食物(しょくぶつ)シリーズ(命名オカピー)第3弾ということでありました。 北海道南西部の、せたな町。10年前に経営する牧場を…
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映画評「スノー・ロワイヤル」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年アメリカ=イギリス=ノルウェー=カナダ=フランス=ドイツ合作映画 監督ハンス・ぺテル・モランド ネタバレあり 「96時間」のヒットにより、それ以降家族の為に頑張る父親という役ばかり仰せつかるようになったのはリーアム・ニースンにとって不幸なのかもしれない。 本作もまたまたその系列で、…
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映画評「シャイニング」(1980年版)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1980年アメリカ=イギリス合作映画 監督スタンリー・キューブリック ネタバレあり スティーヴン・キングのホラー小説をスタンリー・キューブリックが映画化。ホラー映画は昔から良くてB級、通常はC級といった低予算の作品ばかりの中、A級映画だったので、映画館まで観に行ったです。それ以来38年ぶりの鑑賞…
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映画評「スパイダーマン:スパイダーバース」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ボブ・ペルスケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン ネタバレあり 21世紀になってから一番騒がれているキャラクターであろうスパイダーマンはもういいや、という感じで、最初から気乗りがしなかったせいもあるが、アカデミー賞長編アニメ映画賞を獲ったこのアニメ版は個人的…
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映画評「しゃぼん玉」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2016年日本映画 監督・東伸児 ネタバレあり 乃南アサの同名小説の映画化で、今年公開された「赤い雪」のような厳しさはない代わりに、万人向けの温かさがある。昨今手応えがある秀作邦画と言うと、人間の嫌な面を浮き彫りにするか人間に対する運命の厳しさを諦観的に扱う作品が多い中、これは人間の良い面を多く…
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映画評「女囚さそり 701号怨み節」

☆☆★(5点/10点満点中) 1973年日本映画 監督・長谷部安春 ネタバレあり 梶芽衣子主演としてはシリーズ最終作である。シリーズ中一本だけ観たことがあると記憶していたのはこの作品だった。 またまた警察に捕えられたさそりこと松島ナミ(梶芽衣子)が護送中に警官の油断をついて早業で襲い、逃亡する。彼女を痛めつけることを業務…
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映画評「女囚さそり けもの部屋」

☆☆(4点/10点満点中) 1973年日本映画 監督・伊藤俊也 重要なネタバレあり。鑑賞予定のある方は要注意。 シリーズ第3作にして何とか常識の範囲に入って来た。まだ変なところがあるが、ジャンル映画としては許容範囲であろう。 逃亡中の女囚さそり(梶芽衣子)が電車内で刑事・成田三樹夫に発見され手錠を掛けられるが、ドアに挟ま…
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映画評「女囚さそり 第41雑居房」

★(1点/10点満点中) 1972年日本映画 監督・伊藤俊也 ネタバレあり シリーズ第二作。  第一作はお話として一見成立しているようで破綻しているので良い点が与えられなかった。この第二作は前半は健闘しているが、後半正視に堪えなくなり、大減点するしかない。 梶芽衣子の女囚701号こと松島ナミが、白石加代子以下の女囚6名…
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映画評「女囚701号/さそり」

☆(2点/10点満点中) 1972年日本映画 監督・伊藤俊也 ネタバレあり クテンティン・タランティーノが好きと言う日本映画は「吸血鬼ゴケミドロ」と言い、本作と言い、お話として成立していないものが多い。昔シリーズのうち一本観たが、通して見たらそれは一番まっとうな第4作と確認できた。 麻薬捜査の刑事・夏八木勲に騙されて囮捜…
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映画評「十二人の死にたい子どもたち」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・堤幸彦 ネタバレあり SNSを通じて自殺願望のティーンエイジャー12人が希望の安楽死を遂げる為に廃病院の地下に集まる。筆頭は企画者で会場である廃病院の元院長令息・高杉真宙で、以下杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴…
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映画評「十年 Ten Years Japan」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・早川千絵、木下雄介、津野愛、藤村明世、石川慶 ネタバレあり 5人の若手作家に十年後の日本をテーマに作らせたオムニバス映画。結果的にディストピア映画になっている。 総合監修が是枝裕和となっているが、高齢化社会の怖い未来を扱う第一話「PLAN75」では開巻早々初期の是枝…
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映画評「座頭市逆手斬り」

☆☆★(5点/10点満点中) 1965年日本映画 監督・森一生 ネタバレあり シリーズ第11作。脚本が浅井昭三郎につき第9作「関所破り」に似た感じの内容なのは歓迎できないが、あの作品ほど物語は破綻していないように思う。 博打で捕えられた座頭市(勝新太郎)が隣の牢の男・水原浩一に“人殺しで捕えられた自分が無罪であることを証…
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映画評「座頭市二段斬り」

☆☆★(5点/10点満点中) 1965年日本映画 監督・井上昭 ネタバレあり かなり前にシリーズを断続的に観ていたが、今月は長い映画ばかりで疲れたので、短くかつ娯楽性の高いこのシリーズを暫くぶりに。第10作。 昔縁のあった土地に近づいた座頭市(勝新太郎)が橋を超えて按摩の師匠に会おうとするが、偶然出会った知人から、師匠は…
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映画評「女王陛下のお気に入り」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年アイルランド=イギリス=アメリカ合作映画 監督ヨルゴス・ランティモス ネタバレあり 映画でよく扱われる英女王はエリザベス1世(チューダー朝)で、近年ヴィクトリア女王(ハノーヴァー朝)も出て来るようになったが、スチュワート朝最後の君主アンが主人公若しくは重要人物になる作品は珍しい。 …
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映画評「007/美しき獲物たち」

☆☆★(5点/10点満点中) 1985年イギリス映画 監督ジョン・グレン ネタバレあり シリーズ第14作で、ロジャー・ボンド第7作。これでロジャー・ムーアの007は見納めとなった。監督は3作続けて堅実なジョン・グレン。 ボンドが雪山でソ連が盗んだICチップを探り出す。  007に限らず、80年代以降のアクション映画のフ…
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映画評「007/オクトパシー」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1983年イギリス映画 監督ジョン・グレン ネタバレあり ロジャー・ボンド(ムーア・ボンドという人が多い中ファースト・ネームとファミリー・ネームの組合せの方が洒落ていると思い、僕は使っている)第6作は、シリーズ通算第13作。監督は引き続き編集者出身のジョン・グレン。  タッチは「ユア・アイズ・…
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映画評「007/ユア・アイズ・オンリー」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1981年イギリス映画 監督ジョン・グレン ネタバレあり シリーズ第12作で、ロジャー・ボンド第5作。前作が宇宙にまで飛び出してやりすぎた感を覚えたのか、恐らくプロデューサーたちが路線を原点に戻して作ろうとしたのだと思う。監督がジョン・グレンに代わったのはその一環で、監督が代わったから方向性が変…
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映画評「007/ムーンレイカー」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1979年イギリス=フランス合作映画 監督ルイス・ギルバート ネタバレあり 第10作「私を愛したスパイ」は以前書いたので飛ばして、この第11作でござる。およそ40年ぶりの再鑑賞。第9作「黄金銃を持つ男」と並んで評判が悪いようだが、僕は当時から案外買っている。 米国から英国へ空中移送中のスペ…
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映画評「シュガー・ラッシュ:オンライン」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督リッチ・ムーア、フィル・ジョンストン ネタバレあり 前作は仮想現実(ゲームの中で活躍するキャラクターの世界をそう称してみる)と実生活とが効果的に関連付けて作られたところを評価したので、その点この続編は物足りない。キャラクターと実際の人間との関係性は扱われているがさほど効…
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007/黄金銃を持つ男

☆☆★(5点/10点満点中) 1974年イギリス映画 監督ガイ・ハミルトン ネタバレあり シリーズ第9作で、ロジャー・ボンドの第2作。監督は余り上出来とも思えなかった「ダイヤモンドは永遠に」「死ぬのは奴らだ」に続いて3試合連続登板のガイ・ハミルトン。三連投でへたばった中継ぎ投手の如き状態で、前二作以上につまらない。  “つま…
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映画評「戦艦シュペー号の最後」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1956年イギリス映画 監督マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー ネタバレあり 完全版としては二度目の鑑賞。 実話ベースの戦争映画だが、滋味溢れる戦争映画を少なからず作ったマイケル・パウエルとエメリック・プレスバーガー共同監督作品だけに、これもまた興趣に富む作品である。 第…
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