テーマ:ドラマ

映画評「悲しみは空の彼方に」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1959年アメリカ映画 監督ダグラス・サーク ネタバレあり 昨日のお約束通りアップします。 プライムビデオで観た「模倣の人生」(1934年)がファニー・ハーストの同一小説を原作としていると知って、計ったようにNHKプレミアムが放映した本作を再鑑賞することにした。 売れない女優ラナ・タ…
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映画評「模倣の人生」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1934年アメリカ映画 監督ジョン・M・スタール ネタバレあり 数日前にNHKプレミアムに登場した「悲しみは空の彼方に」(1959年)のオリジナルである。原作となったファニー・ハーストの小説は人気で、これ以外の映像化も何度かある。 2歳の娘を持つシングルマザーのクローデット・コルベールは託…
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映画評「セールスマンの死」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1951年アメリカ映画 監督ラズロ・ベネディク ネタバレあり マリリン・モンローとも結婚していた期間もあるアーサー・ミラーの名戯曲は数年前に読み、結構鮮明に憶えている。 老骨で車の運転も覚束なくなった老セールスマンのウィリー・ローマン(フレドリック・マーチ)は糟糠の妻リンダ(ミルドレッド・…
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映画評「一日だけの淑女」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1933年アメリカ映画 監督フランク・キャプラ ネタバレあり ベストセラーだった猪俣勝人の「世界映画名作全史」に収められた解説付き作品は殆ど観たが、この作品は未鑑賞だった。  ヒューマニスト、フランク・キャプラの出世作とも目される作品で、28年後に「ポケット一杯の幸福」(原題はLady for…
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映画評「サラトガ本線」

☆☆★(5点/10点満点中) 1944年アメリカ映画 監督サム・ウッド ネタバレあり 「カサブランカ」(1942年)以降のイングリッド・バーグマン主演映画は大体観ているが、本作は大作にも拘わらず、未鑑賞だった。  現在の評価を考えると是非とも観たいという作品ではないものの、イングリッドの主演であれば観ておかないわけには行かな…
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映画評「パリのどこかで、あなたと」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年フランス=ベルギー合作映画 監督セドリック・クラピッシュ ネタバレあり ばかに採点が良いではないか、と訝しく思われる人もいらっしゃるかもしれないが、理由がある。以下、参照の程。 セドリック・クラピッシュをデジタル時代のフランソワ・トリュフォーと言い出して久しい。前作「おかえり、ブ…
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映画評「飢ゆるアメリカ」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1932年アメリカ映画 監督ウィリアム・A・ウェルマン ネタバレあり 知る人は少ないだろうが、ウィリアム・A・ウェルマン(一部で非常に評価が高い監督)の戦前の代表作である。プライム・ビデオによる鑑賞。 第一次大戦中にリチャード・バーセルメスが負傷し捕虜になる。痛み止めの為にモルヒネを処方…
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映画評「サンドラの小さな家」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年アイルランド=イギリス合作映画 監督フィリダ・ロイド ネタバレあり 英国であればケン・ローチが作りそうな、アイルランド映画。主演もしているクレア・ダンの原案・共同脚本を女性監督フィリダ・ロイドが映像化している。 家庭内暴力の夫ゲイリー(イアン・ロイド・アンダースン)と別れて、まだ幼…
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映画評「或る日曜日の午後」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1933年アメリカ映画 監督スティーヴン・ロバーツ ネタバレあり スティーヴン・ロバーツという監督は戦前の監督も比較的知っている僕も、本作以外の作品をすぐに思い出せないが、この作品は落ち着いた、良いところが出る時のアメリカ映画らしい秀作である。原作となったジェームズ・ヘーガンの舞台劇が寄与すると…
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映画評「ノッティングヒルの洋菓子店」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年イギリス映画 監督イライザ・シュローダー ネタバレあり 洋画の邦題に洋菓子店という単語はどうかと思うが、それはともかく、総じてありきたりの内容ながら、英国庶民映画の中ではなかなか上品な感じがするところが良い。 アラフォーの女性イザベラ(シェリー・コン)がパティシエの親友サラ(キャン…
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映画評「越境者」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1950年イタリア映画 監督ピエトロ・ジェルミ ネタバレあり 「鉄道員」(1957年)以降快打連発のピエトロ・ジェルミの初期作品なので勇んで観たが、IMDbに投票してありました。つまり2回目の鑑賞ですな。すっかり忘れているのでそれは構わない。構わないどころか、いま観ると全く違った思いに駆られる。…
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映画評「天使のはらわた 赤い教室」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1979年日本映画 監督・曾根中生 ネタバレあり にっかつロマン・ポルノの後期に当たるのだろうが、石井隆の劇画の映画化「女高生 天使のはらわた」が熱心な邦画ファンの心を掴み、シリーズ化された。しかし、今回のWOWOWのロマン・ポルノ特集では、何故か一作目は登場せず、引き続き曾根中生が監督したこの第…
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映画評「再会の夏」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2018年フランス=ベルギー合作映画 監督ジャン・ベッケル ネタバレあり 地味ながら滋味あふれる作品を作るジャン・ベッケル監督の佳品。フランス流のコント(小話)の伝統を強く感じる。 第一次大戦後レジオン・ドヌール勲章を愛犬にかけたことで不敬罪に問われて軍の留置場に収監された元兵士モルラック…
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映画評「炭坑」(1931年)

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1931年ドイツ=フランス合作映画 監督ゲオルク・ヴィルヘルム・パプスト ネタバレあり ゲオルク・ヴィルヘルム・パプスト(G・W・パプスト)は戦前ドイツの名監督である。戦後も作っているが、何分戦後ドイツ映画が日本で紹介されることが激減していて全く輸入されていないので、戦後どの程度の作品を作ってい…
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映画評「ゴールデン・ボーイ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1939年アメリカ映画 監督ルーベン・マムーリアン ネタバレあり 僕が新米の映画ファンだった時代、【スクリーン】誌で、毎月オールド・スターのフィルモグラフィーが画像付きで紹介されていた。ゲイリー・クーパー、マリリン・モンロー、ヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲーブル、ジェラール・フィリップなど既に…
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映画評「聖なる犯罪者」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年ポーランド=フランス合作映画 監督ヤン・コマサ ネタバレあり 2019年度アカデミー賞の国際長編映画賞(かつての外国語映画賞)にノミネートされたポーランド(=フランス合作)映画。なかなか興味深い実話ものである。 少年院を仮出所した若者ダニエル(バルトシュ・ビィエレニア)が行き先の…
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映画評「空に住む」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・青山真治 ネタバレあり 実績のある青山真治が監督をし、実際に【キネマ旬報】のベスト10で9位に入っているので期待したが、余り感心できなかった。 両親を交通事故で亡くした文芸編集員・多部未華子は、父親の弟・鶴見辰吾とその妻・三村里江の経営する高層マンションに管理人の名…
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映画評「四畳半襖の裏張り しのび肌」

☆☆(4点/10点満点中) 1974年日本映画 監督・神代辰巳 ネタバレあり 永井荷風作であるという説が益々濃厚である春本「四畳半襖の下張」を映画化した「四畳半襖の裏張り」とは直接関係ないので、続編というよりはシリーズ第2弾と言うべし。監督は引き続いて神代辰巳。 芸者・花清(宮下順子)が、旦那を争って妊娠した為に先に引か…
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映画評「MOTHER マザー」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・大森立嗣 ネタバレあり 是枝裕和監督の秀作「誰も知らない」(2004年)と似たところがあるが、かの作品と違って、本作は所謂社会派映画ではなく、興味の対象は心理学の側面である。 シングルマザーの秋子(長澤まさみ)は、画面に登場して以降パチンコをするだけで全く働かず、…
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映画評「大いなる罪びと」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1949年アメリカ映画 監督ロバート・シオドマーク ネタバレあり フョードル・M・ドストエフスキーの中編小説「賭博者」は、1958年にフランスのクロード・オータン=ララが映画化、ロマンス絡みの部分で大きく変更されていたが、なかなか良く出来ていた。  こちらは映画界での実績ではオータン=ララと同じ…
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映画評「ノマドランド」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2020年アメリカ映画 監督クロエ・ジャオ ネタバレあり 今年(2020年度)のアカデミー賞で監督クロエ・ジャオが中国系ということが大いに話題を呼んだ秀作。アジア系だの中国系だのと話題になるのは少々気に入らない。寧ろ映画の作り方が話題にならないといけない。 2011年石膏関連の会社が閉鎖さ…
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映画評「子供たちは見ている」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1942年イタリア映画 監督ヴィットリオ・デ・シーカ ネタバレあり ヴィットリオ・デ・シーカの監督デビュー作である。観ていると思っていたが、ストーリーに記憶がないので、あるいは初めて?  主婦ニーナ(イザ・ポーラ)が、7歳くらいの息子プリコ(ルチアーノ・デ・アンブロジオ)を置いて、愛人ロベル…
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映画評「連弾」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2001年日本映画 監督・竹中直人 ネタバレあり 竹中直人の監督としての才覚は捨てがたいと思う。前回観た「山形スクリーム」(2009年)が余り褒められない出来栄えであったのに対し、それより前2001年に作った本作は才能の一端が伺える。 素封家の息子で遺産の不動産で食べている専業主夫・竹中直…
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映画評「ビューティフル・ボーイ」(2018年)

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督フェリックス・ヴァン・フルーニンゲン ネタバレあり デーヴィッド・シェフとニック・シェフの親子が別々に書いた自伝を合体させ、フェリックス・ヴァン・フルーニンゲンが映画化したドラマ。最近流行気味のドラッグ依存症を主題にしたものである。欧米で問題となる薬は、マフィアが扱うも…
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映画評「ダウントン・アビー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年イギリス=アメリカ合作映画 監督マイケル・エングラー ネタバレあり 洋の東西を問わず、TVドラマは小学生以来まともに観たことがないので、TVシリーズ「ダウントン・アビー」は勿論観ていない。辛うじて題名を知っている程度。この間英国の不動産相続に関連してコメント欄で言及されてはいたし、2時間…
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映画評「ニューヨーク 親切なロシア料理店」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年デンマーク=カナダ=スウェーデン=フランス=ドイツ合作映画 監督ロネ・シェルフィグ ネタバレあり デンマークの監督は概して人間を冷徹にシニカルに描き出すが、ロネ・シェルフィグという女性監督は正反対である。 専業主婦ゾーイ・カザンがDV夫の暴力から逃れる為二人の子供(兄ジャック・フル…
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映画評「サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督ダリウス・マーダー ネタバレあり アマゾン・プライムで見ようとしていたその日に、偶然にもブログ友達として長い付き合いの vivajiji さんから、お薦めのメッセージがあった。虫の知らせと言うか、以心伝心と言うか。  音楽絡みなので注目していたが、アカデミー賞にも色…
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映画評「生きちゃった」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・石井裕也 ネタバレあり 資本が香港(映画祭)から出ているので、厳密には日本映画ではないが、日本映画ということにしておきます。監督は石井裕也だが、いつものとぼけた石井調は少なく、トーンとしてはほぼ一貫してシリアスである。 婚約者までいたのに高校時代から(?)の知り合い…
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映画評「朝が来る」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・河瀨直美 ネタバレあり 前回の「Vision ビジョン」は形而上的でピンと来なかったが、最近の河瀨直美監督とは概ね相性が良い。その前の「光」が素晴らしく、今回は辻村深月の小説を映画化したということもあって従来より幅広い観客層に受けそうである。 精子の事情で妊娠を諦…
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映画評「コリーニ事件」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年ドイツ映画 監督マルコ・クロイツパイントナー ネタバレあり ドイツ製の法廷もの。 有名な老実業家ハンス・マイヤーが殺され、新米弁護士ライネン(エリアス・ムバレク)が在ドイツ30年のイタリア人コリーニ(フランコ・ネロ)の国選弁護人に選ばれる。  ここで問題となるのが、被害者が少年…
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