テーマ:ドラマ

映画評「ロベレ将軍」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1959年イタリア=フランス合作映画 監督ロベルト・ロッセリーニ ネタバレあり 10年近く前にNHK-BSが放映したハイビジョン版を持っていたが、それを収めたブルーレイ・ディスクが再生不能になった(某メーカーの或るシリーズで、録画から数年後にかなりの確率で起こる)ので、幸いにもプライムビデオで無…
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映画評「ボイス・オブ・ムーン」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1989年イタリア=フランス合作映画 監督フェデリコ・フェリーニ ネタバレあり フェデリコ・フェリーニ監督の「道」(1954年)以降の作品は全部映画館で観ている。事情があって、遺作となった本作のみ衛星放送で観るしかなかった。その時録画したビデオはブルーレイに移してライブラリーとして依然持っている…
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映画評「男の叫び」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1953年アメリカ映画 監督ウィリアム・A・ウェルマン ネタバレあり プライムビデオ無料視聴(但し会費を除く)。ジョン・ウェイン主演の古い映画だが、珍しく初鑑賞。 アメリカ合衆国とグリーンランドを繋ぐ航路を飛ぶ民間機が、氷結の為に故障を起こし、カナダ北部の湖沼地帯に不時着。ウェインのリーダ…
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映画評「ふるさと」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1983年日本映画 監督・神山征二郎 ネタバレあり アマゾン・プライムの有料会員になってしまった(WOWOW加入中 は止める気十分なり)ところ、常連の浅野佑都さんから、この作品が無償で観られると教えられた。観た記憶もあったのだが、実際に鑑賞したところ、記憶違いのようである。そもそもこれほど感慨深…
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映画評「恋人たち」(2015年)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2015年日本映画 監督・橋口亮輔 ネタバレあり 【キネマ旬報】の批評家選出で2015年度ベスト1に選ばれた橋口亮輔監督の群像劇。気になっていたが、何故かここまで出て来なかった。  橋口監督の作品は「ニ十才の微熱」(1993年)と「ハッシュ!」(2001年)を観たことがあるが、前者は苦手な男性…
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映画評「読まれなかった小説」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年トルコ=北マケドニア=フランス=ドイツ=ボスニア・ヘルツェゴヴィナ=ブルガリア=スウェーデン=カタール合作映画 監督ヌリ・ビルゲ・ジェイラン ネタバレあり 「雪の轍」で初めて本格的に知ったヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督は、テオ・アンゲロプロス以来の重量派ではないだろうか。前回が196分、…
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映画評「我等の町」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1940年アメリカ映画 監督サム・ウッド ネタバレあり 高校の英語のリーダーに本作の原作戯曲の一部があった。アイスクリーム・ソーダを主人公の男女二人が食べる部分で、薬局pharmacyという単語を憶えたような気がする。 その原作とは半年前に読んだばかりの、ソーントン・ワイルダー「わが町」(…
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映画評「ひとよ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・白石和彌 ネタバレあり バイオレンスを得意とする印象のある白石和彌監督としては、お話の発端こそ暴力絡みとは言え、暴力性が薄く、心理ドラマとして推移する。桑原裕子が書いた舞台劇が原作であるということも(理由の一つで)あるだろう。 15年前にタクシー会社を経営する暴力…
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映画評「友だちのうちはどこ?」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1987年イラン映画 監督アッバス・キアロスタミ ネタバレあり この映画が劇場公開された頃は東京からJターンして埼玉に住んでいた。住居地周辺には来なかったので、東京まで観に行った。アッバス・キアロスタミ初体験なり。 イラン北部、アゼルバイジャンに近い地域での素朴なお話。日本なら小学2年生か…
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映画評「エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督サイモン・カーティス ネタバレあり アマンダ・セイフライドが助演で出演しているものの、日本劇場未公開(昔で言えばお蔵入り)に終わったらしい。 IMDbで7.6という信じがたい高(好)評価を得ているし、配信で観た日本の視聴者にも頗る評判が良い。☆☆★しか進呈していないのに…
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映画評「パラサイト 半地下の家族」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2019年韓国映画 監督ポン・ジュノ ネタバレあり 2019年度カンヌ映画祭のパルム・ドールとアカデミー賞作品賞を獲って大いに話題になったポン・ジュノ監督のブラック・コメディーである。 チェーホフの「中二階」ならぬ半地下アパートに下層階級の一家が住んでいる。依然大学志願を続けるフリーターの…
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映画評「鈴木家の噓」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・野尻克己 ネタバレあり 野尻克己という監督の初メガフォンということである。石井裕也作品の助監督をしたということもあり、比較的彼と近似の位置にある(参加していないが、彼の「ぼくたちの家族」と共通項あり)。鈴木家という一家の名前から推して、脚本も書いた野尻監督の、ごく普遍的な…
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映画評「滝を見にいく」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2014年日本映画 監督・沖田修一 ネタバレあり 沖田修一という映画監督は、オフビートな緩いコメディーを得意とすると思う。山下敦弘ほどオフビートさがハードではないので、見やすいのではないか。本作など、その見やすさが良く出ていて、なかなか面白い。 出演者はオーディションで選ばれた人たちらしく、…
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映画評「影踏み」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・篠原哲雄 ネタバレあり 放映された作品は全て観ることにしているWOWOW【W座からの招待状】の作品ということに加え、原作者がわが群馬県には縁のある横山秀夫であるからには観ないわけにはいかない。ロケも群馬県。 忍び込みを専門とする窃盗犯=ノビ師というらしい=真壁修一(…
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映画評「ベル・カント とらわれのアリア」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ポール・ワイツ ネタバレあり 1996年にペルー日本大使公邸で起きた実話かと思って見たら、それを着想源にした小説(作アン・パチェット)の映画化でありました。結果は実際に近い感じ。 1996年、南米某国の副大統領公邸のパーティーに、日本人実業家・渡辺謙とその通訳・加…
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映画評「無垢なる証人」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年韓国映画 監督イ・ハン ネタバレあり WOWOWが韓国サスペンス特集と銘打って4本放映するが、大衆映画にあっては前半笑い(問題なのはギャグであってユーモアではない)後半シリアスというパターンからなかなか抜け出せないことと、130分を超える長い作品ばかりである為、本作一本のみ鑑賞する。法廷…
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映画評「アンソニー・ホプキンスのリア王」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年イギリス=アメリカ合作映画 監督リチャード・エアー ネタバレあり 世界の文学者の中で一番映像化されているのがウィリアム・シェークスピアであるが、余りにお馴染みのお話が多いので、さすがに最近は時代設定を変えるなどの工夫が為されている。TV映画の本作も例外ではない。 舞台は現在ではない…
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映画評「帰れない二人」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年中国=フランス合作映画 監督ジャ・ジャンクー ネタバレあり ジャ・ジャンクーは最初の頃長回しが鼻につく、と言おうか、退屈に過ぎなかったが、2007年の「長江哀歌」からぐっと進境を見せた。登場人物の心情の画面への沈潜がひしひしと感じられるようになったのだ。相変わらず大衆的な意味で面白いと…
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映画評「ナポリの隣人」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年イタリア映画 監督ジャンニ・アメリオ ネタバレあり イタリアのジャンニ・アメリオ監督の、個人的には三本目の鑑賞作品。初めて彼を観た「家の鍵」(2004年)と明らかな共通点がある。壊れたもしくは壊れかけた家族関係の再生である。 軽い心筋梗塞を起こした元弁護士の老人ロレンツォ(レナート…
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映画評「ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年カナダ=ベルギー合作映画 監督キム・グエン ネタバレあり カナダ=ベルギー合作映画ながら、最近の映画に多くあるように、アメリカが舞台。  カナダ映画は【今じゃ落ち目の三度笠】状態になった大スター(ニコラス・ケイジ、ジョン・キューザック等)が出演の機会を狙う現場となっているが、本作はジャ…
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映画評「ブリキの太鼓」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1979年西ドイツ=フランス合作映画 監督フォルカー・シュレンドルフ ネタバレあり 映画雑誌上でも大評判のアカデミー外国語映画賞受賞作ということで、リアルタイムで勇んで映画館に駆け付けて観たのが最初。相当楽しんだものである。  それから30年経った数年前にギュンター・グラスの原作を映画の記憶を…
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映画評「セカンド・ラブ」

☆☆★(5点/10点満点中) 1983年日本映画 監督・東陽一 ネタバレあり 芸能人の死で何度か吃驚したことがある。ジョン・レノンやマーヴィン・ゲイはその亡くなり方に言葉を失ったし、日本の女優では今年の竹内結子に落胆した。日本代表の4番バッターと言うべき大物の自死はちょっと考えられない。現役バリバリの女優の中でとりわけご贔屓に…
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映画評「閉鎖病棟-それぞれの朝-」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・平山秀幸 ネタバレあり 精神科医でもある帚木蓬生の「閉鎖病棟」の再映画化。2001年に製作された「いのちの海 Closed Ward」が一回目の映画化だそうだ。 Wikipediaによれば、2006年頃からお話は始まる。  不倫現場を見た妻と役人、認知症の母親を殺…
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映画評「クリード 炎の宿敵」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督スティーヴン・ケイプル・ジュニア ネタバレあり 「ロッキー」シリーズのスピンオフ作品の第2弾。まだ作られそうな気もする。 かのシリーズ第4作「ロッキー4/炎の友情」は、かつてのライバルでその後友人となったアポロを死に至らしめたソ連のイヴァン・ドラゴ(ドルフ・ランド…
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映画評「ガーンジー島の読書会の秘密」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2018年イギリス=フランス=アメリカ合作映画 監督マイク・ニューウェル ネタバレあり マイク・ニューウェルという監督はちょっとした良い作品を幾つか発表しているが、この作品は英国風味が非常に高く、彼の作品の中で僕は一番買いたい。 ガーンジー島というのは、イギリス海峡のかなりフランス寄りにあ…
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映画評「わが心のボルチモア」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1990年アメリカ映画 監督バリー・レヴィンスン ネタバレあり 映画館で観たのが最初。自伝的要素を取り込んで脚本を書き自ら映画化したバリー・レヴィンスンは改めて実に良い監督と感心させられた。「ナチュラル」「レインマン」に続く、3本目のホームランと思う。 劇中の台詞から判断すると始まりは1…
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映画評「5時から7時までのクレオ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1962年フランス=イタリア合作映画 監督アニェス・ヴァルダ ネタバレあり 新作に観るべきものがなく始めた再鑑賞シリーズ第一弾はアニェス・ヴァルダのこの初期作品。「幸福」(1964年)と並ぶ代表作であろう。 午後5時。美人シャンソン歌手クレオ(コリンヌ・マルシャン)は、2時間後に聞く予定の…
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映画評「凪待ち」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・白石和彌 ネタバレあり 最近邦画で注目される監督にバイオレンスを得意とする人が多いのはある意味困ったものだが、その一人白石和彌監督の新作。一種の大震災後遺症映画である。 競輪に金をつぎ込んで同居するパートナー亜弓(西田尚美)に迷惑をかけている元印刷工員郁男(香取慎吾…
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映画評「野のユリ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1963年アメリカ映画 監督ラルフ・ネルスン ネタバレあり 多分3回目だが、2回目ということにしておきましょう。いずれにしても最初に観たのは1970年代の地上波(ある人の情報によれば、淀川長治氏の解説による “日曜洋画劇場” だったらしい)吹き替え版。上映時間が94分しかない作品なので、ほぼノー…
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映画評「エリカ38」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・日々遊一 ネタバレあり 日本映画では珍しい際物である。この言葉を周知せしめる為にこの手のお話がある度に使うが、俗に使われる “際どい作品” の意味ではなく、事件の起きた後にすぐに小説化や演劇・映画化されるものを言う。この場合の際は間際など時間の際のことである。 年齢…
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