テーマ:ミステリー/冒険

映画評「コンフィデンスマンJP プリンセス編」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・田中亮 ネタバレあり 昨年の三月に第一作を観た。その時元気に出演していた三浦春馬と竹内結子が、本作の劇場公開前後に相次いで自殺してしまった。二人とも前回ほどの活躍ではないにしても本作で姿を見せているので、どうも怏々とした気持ちで観始め、そのせいもあってか乗れず終い。  …
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映画評「夜の来訪者」(2015年)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2015年イギリス映画 監督アスリング・ウォルシュ ネタバレあり チャールズ・ブロンスン主演のスリラーに「夜の訪問者」(1970年)という邦題の作品があるが、全く関係ない。英国の人気大衆文学作家J・B・プリーストリーの戯曲のTV映画化である。日本でも文庫本が出たほどの人気作で、TV映画を中心に何…
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映画評「木曜組曲」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2002年日本映画 監督・篠原哲夫 ネタバレあり 篠原哲雄という監督は「深呼吸の必要」(2004年)で感覚が面白いと思って以来気づけば観ることにしているが、なかなかその時の印象に及ぶものがない。と言っても、同作が彼の最高傑作という意味ではない。  本作はそれより2年前の作品で、当時は知らなかった…
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映画評「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督ライアン・ジョンスン ネタバレあり 昨年観た「アガサ・クリスティー ねじれた家」と似た構図のお話だが、オリジナル脚本にしてあの作品より遥かに面白い。本作は、観光要素のないポワロものみたいなものと言えば、当たらずと雖も遠からずだろうか。 老ミステリー作家クリストフ…
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映画評「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年フランス=ベルギー合作映画 監督レジス・ロワンサル 重要なネタバレあり。ご注意願います。 本好きで翻訳家を目指したことがある。小説の類の翻訳は極めて狭き門で挫折したので、その意味でも興味を惹かれて観たが、WOWOW【W座からの招待状】の案内人・小山薫堂氏ほどには感心できない。  ダン・…
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映画評「七つの顔」

☆☆★(5点/10点満点中) 1946年日本映画 監督・松田定次 ネタバレあり コミックとそのTVアニメ化「キューティーハニー」(1973-74年)にパロディー的にその台詞が応用され、大瀧詠一が別名として使った多羅尾伴内が活躍するミステリー・シリーズ第一弾。長いこと映画ファンをやってきたが、初めて観た。  GHQの政策により…
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映画評「野性の呼び声」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2020年アメリカ=カナダ合作映画 監督クリス・サンダーズ ネタバレあり ジャック・ロンドンの有名な小説の十数回目となる映像化(映画として日本で公開されるのは恐らく4回目)で、今この作品を作る理由は、お話以上に、素晴らしいVFXで犬を筆頭とする動物たちの生々しい動作を見せることではないかと思う。…
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映画評「超・少年探偵団NEO BEGINNING」

☆(2点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・芦塚慎太郎 ネタバレあり ミステリー系であれば、つまらなそうと予想されても実写映画である限り、大概観る。しかし、ここまで児戯に等しい内容とは。  児戯に等しいと言ったが、事実上子供向けの作品なのだろうから、当たり前なのかもしれないが、ターゲットと思われる小学高学年から中学生…
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映画評「愚行録」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・石川慶 ネタバレあり 貫井徳郎という作家の同名ミステリー小説の映画化。先日の「影踏み」と違ってミスリードが上手く行っている。石川慶監督の長編デビュー作に当たるらしい。 週刊誌記者・田中武志(妻夫木聡)は、妹・光子(満島ひかり)が父なし子を弱らせた虐待の罪で拘置され…
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映画評「屍人荘の殺人」

☆☆(4点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・木村ひさし ネタバレあり 現在の邦画のジャンル映画でほぼ無条件に観るのは、時代劇とミステリーくらいである。ミステリーは、小説や(一時ほどでないにしても)TVで大量に触れることができるのに、映画では本当に少ない。最近は多少増えつつあるが、それでもまだ少ない。従って、本作をば、…
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映画評「クリスタル殺人事件」

☆☆★(5点/10点満点中) 1980年イギリス映画 監督ガイ・ハミルトン ネタバレあり アガサ・クリスティーのミス・マープルものの映画化で、40年ほど前に映画館で観た、但し二番館(名画座)で。  この映画を再鑑賞する前提で、原作に当たるクリスティーの小説「鏡は横にひび割れて」を読み、読了後早速数年前にNHK-BSで録画した…
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映画評「天国でまた会おう」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2017年フランス=カナダ合作映画 監督アルベール・デュポンテル ネタバレあり 先日のアニメ「ディリリとパリの時間旅行」の冒険もゴキゲンだったが、この作品の冒険模様も相当面白い。日米に見るべきものが少ない中でフランス映画が頑張っている。最大の買いは、今まで似たタイプはあっても似た物語を観たことの…
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映画評「アガサ・クリスティー ねじれた家」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年イギリス=アメリカ合作映画 監督ジル・パケ=ブレネール ネタバレあり アガサ・クリスティーの映画化は、エルキュール・ポワロものに限る。観光要素があってスペクタクル性が高く、見ばえが良いからである。少なくとも劇場用に映画化されたものはそうである。  「ねじれた家」は、クリスティーご本人が…
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映画評「コンフィデンスマンJP ロマンス編」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・田中亮 ネタバレあり 「相棒」を別にするとTVドラマを見る習慣がほぼ50年間ないので、所謂“劇場版”は見ないが、本作はコン・ゲームらしいので観てみた。  僕は詐欺(厳密には悪徳商法の強いレベルと思う)に遭った人間なのでこの類の犯罪は見たくない。しかし、本作は、被害に遭っ…
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映画評「シンプル・フェイバー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ポール・フェイグ ネタバレあり ダーシー・ベルのミステリー小説の映画化。 夫に死なれたシングル・マザーのアナ・ケンドリックが息子を迎えに行った学校で同じ年頃の息子を持つアパレル関係ブレイク・ライヴリーと親しくなるが、ある時子供を預けられたまま失跡されてしまう。友人…
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映画評「動く標的」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1966年アメリカ映画 監督ジャック・スマイト ネタバレあり ハードボイルド小説は概して本格推理より映画化に向いているが、登場人物が多くてややこしく話を掴むのに難儀し、また、人物の性格描写が強いのでサスペンスはさほど強力ではない、という傾向がある。  だから、直球的な面白さを求めると、Allc…
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映画評「赤い雪 Red Snow」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・甲斐さやか 重要なネタバレあり 甲斐さやかという女性監督の劇映画デビュー作ということである。“解らない”という人が多いが、さほど難解ではない。 30年前に6歳の少年が失踪し、その11年後に保険金殺人と思われる火事が起きた現場においてその少年のものと思しき骨が発見さ…
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映画評「十二人の死にたい子どもたち」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・堤幸彦 ネタバレあり SNSを通じて自殺願望のティーンエイジャー12人が希望の安楽死を遂げる為に廃病院の地下に集まる。筆頭は企画者で会場である廃病院の元院長令息・高杉真宙で、以下杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴…
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映画評「アンダー・ザ・シルバーレイク」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督デーヴィッド・ロバート・ミッチェル ネタバレあり 古い映画を知っていれば少しは楽しめるかもしれない、異色ミステリーである。監督はデーヴィッド・ロバート・ミッチェルと言い、「イット・フォローズ」という前作のホラー映画が評判を呼んだらしいが、僕は観ていない。 現在、ロ…
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映画評「マスカレード・ホテル」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・鈴木雅之 ネタバレあり 東野圭吾は図書館でも人気、映画界にも人気。映画としての完成度が余り高くないものが多いが、この度完成度に拘らず東野圭吾原作の映画を全部保存することにした。現在までのところ11本。もう一度観ても良いのは「容疑者Xの献身」くらいですがね。 同一犯と…
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映画評「ビブリア古書堂の事件手帖」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・三島有紀子 ネタバレあり 一時ほどではないにしてもTVではミステリーが人気なのに、映画では余り作られない。そんな時代にあってこんな題名を見ると食指を動かされる。僕は本好きだから余計に良い。 モラトリアムの若者・五浦大輔(野村周平)は、子供時代に祖母絹子(渡辺美佐子)…
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映画評「王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年中国=香港合作映画 監督ツイ・ハーク ネタバレあり オランダの推理作家ロバート・ファン・ヒューリックが唐王朝に実在した人物を基に作り上げた判事ディーをシャーロック・ホームズに相当する探偵役とする時代ミステリー第3弾。第2弾は題名から「王朝の陰謀」が消えていたため見落としたらしい。 …
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映画評「特捜部Q カルテ番号64」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年デンマーク=ドイツ合作映画 監督クリストファー・ボー ネタバレあり シリーズ第4作で、個人的には三度目の作品。例によって<未体験ゾーンの映画たち2019>にて日本で上映された作品なので、本ブログでは日本劇場未公開扱い。  デンマーク版「相棒」として毎回楽しませてもらっている。我が邦の「…
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映画評「瞳の中の訪問者」

☆☆★(5点/10点満点中) 1977年日本映画 監督・大林宣彦 ネタバレあり 「HOUSE/ハウス」に続く大林宣彦監督のメジャー映画第2作。“第一作が名作で、本作は珍作”という意見を読んだが、アイドル候補を使いながらやりたいことをやりまくった印象のある第一作こそメジャー映画としては珍作であろう。  大林監督は作品を振り返っ…
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映画評「探偵はBARにいる3」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・吉田照幸 ネタバレあり 東直己のハードボイルド小説の映画化シリーズ第3弾。日本人はそもそもハードボイルド小説を碌に読まないだろうし、ハードボイルド映画の愛好家も限られているから、僕のようにハードボイルドとして見るのは少数で、コミカルで人情的なミステリーとして見る方が大半で…
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映画評「空海-KU‐KAI-美しき王妃の謎」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年中国=日本合作映画 監督チェン・カイコー(陳凱歌) ネタバレあり 夢枕獏の伝奇ミステリー「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を映画化した、中日合作(監督が中国の陳凱歌なのでこう書いておく)の超大作であるが、興行収入も評価も日本では伸び悩んだらしい。中国・日本の歴史を知らない人が観ても、或いはそ…
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映画評「さらば愛しき女よ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1975年アメリカ映画 監督ディック・リチャーズ ネタバレあり レイモンド・チャンドラーによる同名のフィリップ・マーロウものの映画化。恐らく三回目の鑑賞。 十年くらい前に村上春樹が「さよなら、愛しい女」という邦題にした新訳を読んだことがある。個人的にはクラシックなこの映画の邦題のほうが好き…
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映画評「ラプラスの魔女」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・三池崇史 ネタバレあり 東野圭吾(の小説)の映画化では、ガリレオ・シリーズを面白く観た。それ以外は図書館での大人気を考えると低調という印象が強いが、それでも本作よりは楽しめた。 映画製作者と売れない俳優の二人が連続的に屋外で硫化水素中毒で死ぬ。刑事・玉木宏は製作者の…
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映画評「バッド・ウェイヴ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督マーク・カレン ネタバレあり まずい。観た傍からストーリーを忘れてしまった(本当の話。今懸命に思い出しながら書いている)。そのくらい印象に残らないお話であるのにちがいない。しかし、実はそこそこ気に入っている。というのも私立探偵の物語で、探偵ものらしい格好が一応ついている…
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映画評「パディントン2」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年イギリス=フランス=アメリカ合作映画 監督ポール・キング ネタバレあり ペルー生まれの子熊パディントン(声:ベン・ウィショー)が英国で繰り広げる冒険を描いた第一作は面白かったものの、大人も楽しめると太鼓判を押せるほどではなかった。しかし、この第二作は相当行けます。 両親と娘・息子…
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