テーマ:ホラー映画

映画評「ドクター・スリープ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年イギリス=アメリカ合作映画 監督マイク・フラナガン ネタバレあり 「シャイニング」の続編としてスティーヴン・キングが書いた作品の映画化。従って、映画「シャイニング」(1980年)の続編にも当たるが、こちらはホラー映画というより超能力者VSヴァンパイアの図式で進行する一種のサスペンス風味…
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映画評「オーメン」(1976年版)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1976年イギリス=アメリカ合作映画 監督リチャード・ドナー ネタバレあり 2006年製作のリメイクを翌年に観ているが、こちらのオリジナルは40年ぶりくらいの再鑑賞。物語は殆ど違わないので、配役だけ変えたコピペで参りましょう。 米国外交官グレゴリー・ペックの妻リー・レミックがローマのカトリ…
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映画評「クロール-狂暴領域-」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ=カナダ=セルビア合作映画 監督アレクサンドル・アジャ ネタバレあり WOWOWは韓国サスペンス特集とか、ホラー映画特集と銘打って放映するのだが、僕には逆効果で、単独でやってくれれば観るのもあるだろうに、特集で組まれるとassorted(詰め合わせ)のように感じられて特集自体を無…
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映画評「IT/イット THE END ”それ”が見えたら、終わり。」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年アメリカ=カナダ合作映画 監督アンディ・ムスキエッティ ネタバレあり スティーヴン・キング原作の大作ホラーの続編。 前作から27年後すっかり大人になった“ルーザーズ・クラブ”の7人組(ジェシカ・チャステイン、ジェームズ・マカヴォイ、他)が、再び故郷の街に現れたピエロ“ベニーワイズ”…
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映画評「ガール・イン・ザ・ミラー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年カナダ=アメリカ合作映画 監督アサフ・バーンスタイン ネタバレあり 昔から二重人格ものは様々なヴァリエーションで作られてきた。例えば、「ジキル博士とハイド氏」に代表される純二重人格系列、サイレント映画「プラーグの大学生」(1913年/1926年)に代表されるドッペルゲンガーもの、等々であ…
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映画評「ピアッシング」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ニコラス・ペッシェ ネタバレあり 村上龍の同名小説をアメリカのニコラス・ペッシェという監督が映画化したサイコ映画である。 恐らく子供の時の体験が基で自分の赤子をアイスピックで刺したいという欲求を持ち始めた青年クリストファー・アボットが、妻ララ・コスアと相談の上、娼…
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映画評「シャイニング」(1980年版)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1980年アメリカ=イギリス合作映画 監督スタンリー・キューブリック ネタバレあり スティーヴン・キングのホラー小説をスタンリー・キューブリックが映画化。ホラー映画は昔から良くてB級、通常はC級といった低予算の作品ばかりの中、A級映画だったので、映画館まで観に行ったです。それ以来38年ぶりの鑑賞…
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映画評「来る」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・中島哲也 ネタバレあり 澤村伊智というホラー作家の小説「ぼぎわんが、来る」を中島哲也監督が映画化。全体としては、日本の「エクソシスト」である。 ブログで子煩悩ぶり、イクメンぶりを発揮していた秀樹(妻夫木聡)が、子供時代に知り合いの少女に言われた恐ろしい霊的存在が遂に…
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映画評「クワイエット・プレイス」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ジョン・クラシンスキー ネタバレあり 廃墟となって品物だけが残された店。その中で家族と思われる5人の男女が手が足音を立てぬよう歩き、話で会話をしている。何事なのか。やがて店や家々に貼られている新聞や張り紙により、隕石と共に地球に辿り着いた視覚のないエイリアンが音を頼りに…
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映画評「ゴースト・ストーリーズ~英国幽霊奇談~」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年イギリス映画 監督ジェレミー・ダイスン、アンディ・ナイマン 重要なネタバレあり。鑑賞予定の方は読まない方が無難。 邦題が少し面白そうな雰囲気を醸し出していること、舞台の映画化ということに興味を覚えて観てみる。 英国版大槻教授ことグッドマン教授(アンディ・ナイマン)がインチキ超常現象を…
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映画評「ヘレディタリー/継承」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督アリ・アスター 重要なネタバレあり ホラー映画は資金が少なくても済む場合が多く昨今は色々と作られているが、優れた面白いものになかなか当たらないので観ずに済ますことが多くなった。本作は無条件に観る【W座からの招待状】で紹介される作品だから観た次第。結論から言えばまずまずし…
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映画評「HOUSE/ハウス」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1977年日本映画 監督・大林宣彦 ネタバレあり 大林宣彦のメジャー映画デビュー作で、40年ぶりくらいの再鑑賞。 夏休み。仲良し女子高生7人が、映画音楽作曲家の娘・池上季実子の伯母・南田洋子が住む古い屋敷に行くことになる。彼女の亡き母親も少女時代に住んでいた実家である。しかし、行かず後家の…
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映画評「累ーかさねー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・佐藤祐市 ネタバレあり 松浦だるまという漫画家のコミックの映画化であるそうだが、作者はちょっとした文芸ファンのようですな。「累」というのは実は日本の怪談の定番で、本作とは直接関係はないものの、明らかに関連性はある。関連性に触れる前に少し梗概をば。 12年前に亡くなっ…
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映画評「マッド・ダディ」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年アメリカ=イギリス合作映画 監督ブライアン・テイラー ネタバレあり ニコラス・ケイジ主演映画シリーズ第3弾はホラー映画。お話の新味という点では一番であるが、行動原理や行動心理学という観点を全く無視しているので、それほど高く評価できない。 高校生の娘アン・ウィンターズ、小学高学年の息子…
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映画評「不能犯」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・白石晃士 ネタバレあり 同名のコミック(物語:宮月新、画:神崎裕也)を映画化。映画サイトにはサスペンスとあるが、一種のホラーと言って良い。 電話ボックスに殺人の依頼を書いたメモを貼り付けると、それを実行してくれる男がいる。自称・宇相吹正(松坂桃李)である。しかし、依…
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映画評「アンセイン~狂気の真実~」

☆☆(4点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督スティーヴン・ソダーバーグ ネタバレあり 一向に観る気を起こさない安っぽい邦題なので不安を覚えつつ、それほど信用は出来ないが一応名前の知られたスティーヴン・ソダーバーグが監督をしているので観てみたら、案の定未公開でした。 ご存知のように、saneの否定形はinsan…
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映画評「ウィッチ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2015年アメリカ=イギリス=カナダ合作映画 監督ロバート・エガーズ ネタバレあり 17世紀清教徒が移住して出来た入植地ニュー・イングランド(米国北東部)の狂信をテーマにした有名な作品に、アーサー・ミラーが書いた戯曲「るつぼ」がある。「サレムの魔女」(1956年)や「クルーシブル」(1996年)と…
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映画評「ザ・リング/リバース」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督F・ハビエル・グティエレス ネタバレあり 今さらジロー、もう少し難しい言葉で言えば“証文の出し遅れ”で余り感興も湧かないけれど、日本発ホラー映画のアメリカ版第3弾ということで、これまで通りお付き合いすることにした。 基本的には日本版と同じで、貞子に相当するサマラとい…
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映画評「IT/イット“それ”が見えたら、終わり。」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年アメリカ=カナダ合作映画 監督アンディ・ムスキエッティ ネタバレあり 僕はWOWOW開局と共に見始めた人間で、その翌年くらいにスティーヴン・キング原作のTV映画(ミニ・シリーズ)「イット」が放映されたように記憶している。しかし、ミニ・シリーズを観るほど暇ではなかったので、見なかった。それ…
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映画評「こどもつかい」

☆★(3点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・清水崇 ネタバレあり 清水崇は我が群馬県出身なのでご贔屓にしたいが、できない。世評の良かったビデオ版「呪怨」は連作二本を一本として評価すれば、怖いだけにホラー映画として悪くない評価は出来たかもしれないが、実際には一本ごとに評価、ドラマツルギー的に全くまとまっていなかった為に…
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映画評「グリーンルーム」

☆☆(4点/10点満点中) 2015年アメリカ映画 監督ジェレミー・ソルニエ ネタバレあり 「ブルー・リベンジ」という注目すべき暴力映画の小品を作った新鋭ジェレミー・ソルニエが、やはり暴力をテーマに作ったホラー映画である。 全く売れないし、大物になる気もなさそうなパンク・ロック・バンドが、知り合いのツテでネオナチの巣窟で…
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映画評「オペラ座/血の喝采」

☆☆★(5点/10点満点中) 1987年イタリア映画 監督ダリオ・アルジェント ネタバレあり 一部でダリオ・アルジェントが好きではないかという憶測がなされている僕であるが、映画文法的に映画を見て評価する傾向がある僕には不満が多いのが彼に関する実際。  本作は、20年前に本邦で公開されたものより11分ほど長い完全版で、日本公開…
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映画評「セル」

☆☆(4点/10点満点中) 2016年アメリカ映画 監督トッド・ウィリアムズ ネタバレあり スティーヴン・キングの映画化で面白いと思ったことは殆どない。「シャイニング」にしても世評ほど感心せず、まして御本人が気に入っていないらしい。いずれにしても、大体においてはキングの責任にあらず。しかし、本作は脚本に関わっているので、素材自…
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映画評「哭声/コクソン」

☆☆★(5点/10点満点中) 2016年韓国映画 監督ナ・ホンジン ネタバレあり 日本人は勿論、西洋人にも韓国映画ほどパワフルな作品はなかなか作れない。この作品は正に“恐れ入りました”と言いたくなる怪作である。様々な解釈が可能なのだが、トータルではオカルト映画と言って良いのではないかと思う。 とある山地の寒村で、一家の者…
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映画評「クリムゾン・ピーク」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2015年アメリカ=カナダ合作映画 監督ギエルモ・デル・トロ ネタバレあり 20世紀初め、米国の実業家ジム・ビーヴァーの娘で作家志願ミア・ワシコウスカは、英国からやってきた準男爵トム・ヒドルストンと恋に落ちて間もなく、彼とその姉ジェシカ・チャステインの接近を金目当てと怪しむ父親が殺される事件が起き…
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映画評「高慢と偏見とゾンビ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2016年アメリカ=イギリス合作映画 監督バー・スティアーズ ネタバレあり 数年前から原則的にゾンビ映画はご遠慮申し上げているが、これは何度か映像化もされているジェーン・オースティンの古典「高慢と偏見」のパロディーと思われたので、怖いもの見たさで観た。 上流の未婚女性が生きていくのが大変だっ…
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映画評「ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄」

☆☆★(5点/10点満点中) 2016年カナダ映画 監督ウーリー・エデル ネタバレあり 年間2~3本はその主演作を観ることができるニコラス・ケイジが主演するオカルト・ホラー。1960年代前半までは皆さんそうでしたがね。 ハロウィンがテーマなので、ケルトが絡んでくると思ったが、案の定悪霊となるのがアイルランド出身のケルト人…
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映画評「貞子vs伽椰子」

☆☆(4点/10点満点中) 2016年日本映画 監督・白石晃士 ネタバレあり 初めて見たこの手の企画ものは「ドラゴンVS7人の吸血鬼」(1974年)。今思うに、ハイブリッドものの先駆けみたいなものですな。昨今はこの種も増えて色々あるが、近年では「バットマンVSスーパーマン」が面白味はともかく最大の巨編。本作に最も似たアイデアは…
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映画評「残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2016年日本映画 監督・中村義洋 ネタバレあり 「呪怨」のハリウッド版が作られる頃から日本のオカルト・ホラー新作を観なくなったので、実に久しぶり。食指が動かされたのは、とぼけた感じが良い竹内結子が主演で、話術に長けた中村義洋が監督だからである。そんなわけで昨今の傾向は解らないながら、このホラーは…
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映画評「ノック・ノック」

☆☆(4点/10点満点中) 2015年アメリカ=チリ合作映画 監督イーライ・ロス ネタバレあり アーティストの妻イグナシア・アラマンドと二人の子供をヴァケーションに送り出した建築家のキアヌー・リーヴズが、深夜の雨中に現れた二人の妙齢美人ロレンツォ・イッツォとアナ・ダ・アルマスに親切にするが、呼んだタクシーが来たと告げに行った風…
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