テーマ:ホラー映画

映画評「カリガリ博士」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1919年ドイツ映画 監督ロベルト・ヴィーネ ネタバレあり 映画黎明期多少遅れを取っていたドイツ映画が、映画以外の表現スタイルであった表現主義を取り入れて暫し欧州のトップランナーになった記念すべきサイレント映画である。監督のロベルト・ヴィーネは本作一本で名を遺したと言って過言でない。 三…
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映画評「悪魔のいけにえ」

☆☆★(5点/10点満点中) 1974年アメリカ映画 監督トビー・フーパー ネタバレあり 2003年にリメイクも作られたトビー・フーパー監督の怪作である。実話に見せかけているが、実在した殺人鬼エド・ゲイン(「サイコ」主人公のモデル)の事件を流用した完全フィクションということになるらしい。 テキサス、まともなガソリンスタン…
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映画評「ホーンズ 容疑者と告白の角」

☆☆★(5点/10点満点中) 2013年アメリカ=カナダ合作映画 監督アレクサンドル・アジャ ネタバレあり 「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフ君が主演しているからというわけではあるまいが、「ハリー・ポッター」風の邦題。 恋人ジュノー・テンプルを殺した容疑で睨まれているラドクリフ君は、ある時頭に角が生えてい…
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映画評「満月のくちづけ」

☆☆(4点/10点満点中) 1989年日本映画 監督・金田龍 ネタバレあり 三宅裕司が製作総指揮を務めた異色の学園ホラー。 私立女子高校生の高原里絵(現在の深津絵里)扮する高原里絵は美術教師の沢田(寺脇康文)を恋している。親友の智子(松村亜希子)は助けるつもりで、麻美(川嶋朋子)と三人で恋の精霊を呼び出す「こっくりさん」…
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映画評「ドラキュラZERO」

☆☆★(5点/10点満点中) 2014年アメリカ映画 監督ゲイリー・ショア ネタバレあり ゾンビものほどではないにしても、食指が動かない吸血鬼ものだが、ブラム・ストーカーが「吸血鬼ドラキュラ」のモデルにしたワラキア公国ヴラド3世(ヴラド・ツェペシュ<ヴラド串刺し公>=ヴラド・ドラキュラ<ヴラド小竜公>)のお話というので観てみた…
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映画評「オキュラス/怨霊鏡」

☆☆★(5点/10点満点中) 2013年アメリカ映画 監督マイク・フラナガン ネタバレあり ゾンビものはノー・サンキュー、吸血鬼ものはクラシックなもの以外はノー・サンキュー、POVものは退屈千万なのでノー・サンキューなどと言っているうちにすっかりホラー映画に縁が遠くなった。僕のせいではない、似たようなものばかり作る世界の映画人…
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映画評「マッド・ナース」

☆☆(4点/10点満点中) 2014年アメリカ映画 監督ダグラス・アーニオコスキー ネタバレあり 大病院の看護婦パス・デ・ラ・フエルタは、少女時代父親を殺した罪で入院していた異常性を隠し、有能と思われているが、夜になると性欲の強い妻帯者を誘って罰として殺すことを日常としている。  新人看護婦カトリーナ・ボーデンの継父が浮気を…
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映画評「吸血鬼ドラキュラ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1958年イギリス映画 監督テレンス・フィッシャー ネタバレあり 半年前に亡くなったクリストファー・リーを偲ぶ放映。 ブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ」の映画化は、1か月前に「ダリオ・アルジェントのドラキュラ」を観たばかりなので、その出来栄えの差が歴然と解って面白いが、最初にドラキュラ…
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映画評「ダリオ・アルジェントのドラキュラ」

☆(2点/10点満点中) 2012年イタリア=フランス=スペイン合作映画 監督ダリオ・アルジェント ネタバレあり ダリオ・アルジェントのファンではないが、「ダリオ・アルジェントの」という部分がなかったらまず観なかったであろうお粗末な作品である。吸血鬼映画のヴァリエーションが腐るほど作られている中、何度も映画化されたブラム・スト…
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映画評「ジェサベル」

☆☆(4点/10点満点中) 2014年アメリカ映画 監督ケヴィン・グルタート ネタバレあり 2005年のブログ開始以来2010年まで毎年20本くらいホラー映画を観ていたが、2011年精神的理由で恐怖映画を観るのが難しくなって激減した。2013年に漸く病気は脱したが面白くも怖くもないゾンビものを回避することにし、昨年の途中からP…
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映画評「NY心霊捜査官」

☆☆★(5点/10点満点中) 2014年アメリカ映画 監督スコット・デリクスン ネタバレあり 邦題から想像されるほど新機軸ではないが、なかなか面白い。原題はキリスト教の決まり文句「われらを悪より救いたまえ」。 ニューヨーク市警の敏腕刑事ならぬ敏感刑事エリック・バナが、DV事件と母親が赤ん坊を動物園の堀に投げる事件を立て続…
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映画評「アイ・フランケンシュタイン」

☆☆(4点/10点満点中) 2014年オーストラリア=アメリカ合作映画 監督スチュワート・ビーティー ネタバレあり 西洋三大怪物(?)のうち吸血鬼は相変わらずの人気で狼男若しくは人狼もヤングアダルト向けにぼちぼち作られている。この度蚊帳の外に置かれていたフランケンシュタイン博士の怪物(僕らの若い時代はフランケンシュタインが怪物…
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映画評「ソウ ザ・ファイナル」

☆☆(4点/10点満点中) 2010年カナダ=アメリカ合作映画 監督ケヴィン・グルタート 重要なネタバレあり 2004年に第一作を観てから一年に一作ずつ「6」まで付き合ってきたが、2011年母の死に端を発して恐怖症に陥り、残虐なものがご法度になっていた。13年以降調子が良い時もあったが、その度に事件が起きてなかなか観ることが叶…
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映画評「ルームメイト」

☆☆(4点/10点満点中) 2013年日本映画 監督・古澤健 ネタバレあり 映画鑑賞歴20年を超えるベテラン映画ファンの中にはブリジット・フォンダ主演の同名映画を思い出した人も多いようで、僕などはリメイクと半ば思い込んで観始めたところが全然違いましたがな。サイコ・ホラーという予想は当たった。 交通事故で記憶の一部を失って…
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映画評「モスダイアリー」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2011年カナダ=アイルランド合作映画 監督メアリー・ハロン ネタバレあり 全寮制女子高生と吸血鬼の組み合わせらしいことから、「トワイライト」サーガの甘っとろいイメージが脳裏をよぎって観る予定はなかったのだが、スケジュールも空いたことではあるし82分と短いので急遽観てみた。結果としてはオーソドック…
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映画評「ハウンター」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2013年カナダ=フランス合作映画 監督ヴィンチェンゾ・ナタリ 重要なネタバレあり 「ソウ」シリーズを生み出したのは「CUBE」と勝手に思っているが、その「CUBE」以降は手詰まり感のあるヴィチェンゾ・ナタリの新作は、世評より面白く感じられた。 誕生日を翌日に控えた少女リサ(アビゲイル・ブレ…
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映画評「キャリー」(2013年版)

☆☆★(5点/10点満点中) 2013年アメリカ映画 監督キンバリー・ピアース ネタバレあり 先般再鑑賞したばかりのブライアン・デ・パルマのお馴染みのホラー映画のリメイク。スティーヴン・キングの出世作の再映画化と言うべきであろうか。 性を異常なまでに嫌悪する狂信的な母親マーガレット(ジュリアン・ムーア)に育てられた為高校…
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映画評「ビザンチウム」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2012年イギリス=アイルランド合作映画 監督ニール・ジョーダン ネタバレあり クラシックな恐怖素材にアングルを付けて作るのが好きなニール・ジョーダン監督が、かつての「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」(1994年)の自伝的形式を取り入れて「ぼくのエリ 200歳の少女」のヴァリエーションを作り…
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映画評「キャリー」(1976年)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1976年アメリカ映画 監督ブライアン・デ・パルマ ネタバレあり ブライアン・デ・パルマは「悪魔のシスター」(1973年)でヒッチコック的ということで少し注目され、続く「ファントム・オブ・パラダイス」(1975年)でオールド映画ファンの関心を引いた。が、一般的になったのはこの青春ホラー「キャリー…
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映画評「死霊館」

☆☆★(5点/10点満点中) 2013年アメリカ映画 監督ジェームズ・ワン ネタバレあり ジェームズ・ワン監督のオカルト映画。納涼の為(?)色々な恐怖映画をWOWOWが特集を組んでいるが、少なくとも新作はこの一本しか鑑賞しないつもり。 序盤は新しく購入した中古住宅に越してくる一家がその家に巣食う霊体にひどい目に遭わされる…
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映画評「オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2013年アメリカ映画 監督スティーヴン・ソマーズ ネタバレあり スティーヴン・ソマーズの作品としては面白い。この監督は初のお目見えだった安っぽい「ザ・グリード」は勿論、世間でそこそこ評判を取ったらしい「ハムナプトラ」もCGに使われてしまって全くダメだと思った。「ヴァン・ヘルシング」にもがっかりだ…
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映画評「キャビン」

☆★(3点/10点満点中) 2012年アメリカ映画 監督ドリュー・ゴダード ネタバレあり 精神衛生上ヨロシクない上に、全く面白くないものばかりなので、昨年の途中からホラー映画を観るのは基本的に止めたのだが、1980年の「13日の金曜日」以来連続殺人劇の定石となったおバカ男女(多くは大学生)が休暇先で惨殺されていくシチュエーショ…
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映画評「サイレン FORBIDDEN SIREN」

★(1点/10点満点中) 2006年日本映画 監督・堤幸彦 ネタバレあり 日本のホラー映画を観る気にならなくなって久しいが、7~8年前に近くにビデオレンタル店ができた時に甥が騒いでいた記憶があるので今回観てみた。その時には観られなかったのだ。 1976年南海の孤島で一人を残して全島民が消える事件が発生、唯一の生存者・阿部…
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映画評「ヘンゼル&グレーテル」

☆☆(4点/10点満点中) 2013年アメリカ映画 監督トミー・ウィルコラ ネタバレあり 素材探しに苦労しているハリウッドは童話のアクション映画化に一条の光明を見出したようで、またまたその類である。最近少し目立ち始めたジェレミー・レナーが主演なので本邦劇場公開作と思って観たら、何と未公開。ならば何か古い作品を再鑑賞すべきでござ…
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映画評「ATM」

☆☆(4点/10点満点中) 2012年アメリカ=カナダ合作映画 監督デーヴィッド・ブルックス ネタバレあり ソリッド・シチュエーション・スリラー「[リミット]」を書いたクリス・スパーリングによる脚本。前作の棺桶に代わって今度はATMが舞台である。 北部アメリカ、投資信託会社の社員ブライアン・ジェラティが会社を辞めた同僚女…
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映画評「ディラン・ドッグ デッド・オブ・ナイト」

☆☆★(5点/10点満点中) 2012年アメリカ映画 監督ケヴィン・マンロー ネタバレあり いくら観ても面白さを見出せないゾンビ映画は本年の途中から原則的に観ないことにしたのだが、一見純粋なゾンビ映画と思わせるタイトルながら探偵が出てくると知って観てみた。 ニューオーリンズ、かつて吸血鬼といった闇の世界の住人と人間との調…
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映画評「リンカーン/秘密の書」

☆☆★(5点/10点満点中) 2012年アメリカ映画 監督ティムール・ベクマンベトフ ネタバレあり 近年リンカーン大統領関係の映画が多い。2011年はリンカーンが大統領に就任してから150年でありますが、どういう現象でありましょうか。 少年時代に吸血鬼に襲われて母親を失ったエイブラハム・リンカーン(ベンジャミン・ウォーカ…
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映画評「[アパートメント:143]」

☆(2点/10点満点中) 2011年スペイン映画 監督カルロス・トレンス ネタバレあり 本作を見ながら考えていたのは、フェイク・ドキュメンタリーとPOV(主観)映画は別物であるという自明なこと。  恐怖映画の一大ジャンルとなったフェイク・ドキュメンタリー(式ホラー)がハンディカメラを多用するのは確かながら、ハンディカメラのリ…
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映画評「Virginia/ヴァージニア」

☆☆(4点/10点満点中) 2011年アメリカ映画 監督フランシス・フォード・コッポラ ネタバレあり フランシス・フォード・コッポラという監督は元来変な作品を撮る人で、「ゴッドファーザー」が当ってしまってすっかり本人も大作監督の気になって「地獄の黙示録」などを作ったが、近年、映画作家としてスタートを切った当初の小資本スタイルに…
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映画評「悪の教典」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2012年日本映画 監督・三池崇史 ネタバレあり 怪作「黒い家」で映画ファンにもお馴染みになった小説家・貴志祐介の同名小説を三池崇史が映画化したサイコ・ホラーである。 ある高校の英語教師として人気を集める伊藤英明が、担任クラスの女子学生を自殺に見せかけて殺し、万引きを材料に彼女を脅していた同…
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