テーマ:戦争

映画評「戦艦シュペー号の最後」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1956年イギリス映画 監督マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー ネタバレあり 完全版としては二度目の鑑賞。 実話ベースの戦争映画だが、滋味溢れる戦争映画を少なからず作ったマイケル・パウエルとエメリック・プレスバーガー共同監督作品だけに、これもまた興趣に富む作品である。 第…
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映画評「ホース・ソルジャー」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ニコライ・フルシー ネタバレあり リドリー・スコットが監督して世評も非常に良かった「ブラックホーク・ダウン」(2001年)と同じくジェリー・ブラッカイマーが製作した戦闘ドキュメント。 9・11の悲劇に愛国心を駆り立てられた大尉クリス・ヘムズワースが一度決めた内勤志…
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映画評「ダンケルク」(2017年)

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年イギリス=オランダ=フランス=アメリカ合作映画 監督クリストファー・ノーラン ネタバレあり 1964年に作られたフランス映画「ダンケルク」と同工異曲の戦争映画。この旧作は2回観ている。ジャン=ポール・ベルモンドがまだ少女と言っても良かったカトリーヌ・スパークと親しくなって悲劇に終わるとい…
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映画評「独立愚連隊西へ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1960年日本映画 監督・岡本喜八 ネタバレあり 一か月ほど前に再鑑賞した「独立愚連隊」の続編で、この後6本ほどシリーズとして作られることになる。本作も二回目と思うが、余り記憶がない。スタッフ・キャストは前作からの続投組が多いものの、お話は前作とは全く関係ない。 北支(中国北部)、戦闘中に天…
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映画評「戦争のはらわた」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1977年アメリカ=西ドイツ合作映画 監督サム・ペキンパー ネタバレあり これを最初に観たのは二十歳くらいで、その時以来の再鑑賞。 1943年の東部戦線、ソ連との闘いに疲弊したドイツ軍のある小隊に、プロイセン貴族であることを誇る能無し少尉マクシミリアン・シェルがやって来る。後に曹長に昇進す…
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映画評「パットン大戦車軍団」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1970年アメリカ映画 監督フランクリン・J・シャフナー ネタバレあり 40年位前邦題から「バルジ大作戦」(1965年)のような戦闘スペクタクルを期待してTVの前後編で観たものの、高校生くらいだった僕にはさほど面白くなかった。その後観るチャンスは何度もあったが、上映時間が長いこともあってなかなか…
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映画評「戦う翼」

☆☆★(5点/10点満点中) 1962年アメリカ映画 監督フィリップ・リーコック ネタバレあり 「荒野の七人」(1960年)で俄然人気の出たスティーヴ・マックィーンが「突撃隊」に続いて主演した戦争映画で、その後傑作「大脱走」(1963年)と戦争映画が続く。その中間に挟まれた本作は、戦争映画・戦闘機マニア以外には受けそうもない平…
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映画評「野火」(2015年版)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2015年日本映画 監督・塚本晋也 ネタバレあり 大岡昇平の小説「野火」は高校生の時に読んだ。市川崑が映画化した1959年版は、製作の20年後くらいにオールナイトの4本目に観た。パンフレットもなくストーリー紹介の書物もなく、記憶のままストーリーを絡めた映画評を書いた。塚本晋也が再映画化した本作は…
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映画評「レッド・スカイ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2014年アメリカ映画 監督マリオ・ヴァン・ピーブルズ ネタバレあり レッドはロシアを意識したものか。今でも赤がアメリカ人にとってのロシアのイメージなのが笑える。 海軍戦闘機パイロットのカム・ジガンデイは、イラクで突然割り込んできた指令に従って空爆をしたところ、対象が秘密兵器を査察中の自軍関…
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映画評「ゼロ・ファイター 大空戦」

☆☆(4点/10点満点中) 1966年日本映画 監督・森谷司郎 ネタバレあり 落雷でノートパソコンが壊れ、まともに動くパソコンがないので、映画評を書きにくい状況が続いている(注:予想外に早く直り、本稿は修理されたパソコンで推敲している)。映画サイトへは容易に行けぬし、鑑賞データを書き込むExcelも使えない状態につき、なるべく…
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映画評「フューリー」(2014年)

☆☆☆(6点/10点満点中) 2014年アメリカ=イギリス=中国合作映画 監督デーヴィッド・エアー ネタバレあり 1978年にブライアン・デ・パルマが作ったサスペンスと同じ邦題(原題は本作"Fury"、かの作"The Fury")であるが、全く関係のない戦争映画である。 ナチス・ドイツが敗れヒトラーが自殺する直前の194…
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映画評「アンツィオ大作戦」

☆☆★(5点/10点満点中) 1968年イタリア=アメリカ合作映画 監督エドワード・ドミトリク ネタバレあり 最近戦争映画は欧米で人気がなく、アングルを付けたもの以外はとんとお目にかかれないが、僕が映画を観始めた1970年代には1950-1960年代に大量に作られた洋画がTVで連日のように観られた。当方も男の子なので戦争映画は…
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映画評「ローン・サバイバー」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2013年アメリカ映画 監督ピーター・バーグ ネタバレあり 近年映画でよく取り上げられるようになったアメリカ海軍特殊部隊“ネイビー・シールズ”の活動を描いた実話もの。 2005年アフガニスタン、タリバンの幹部を発見して殺害する“レッド・ウィング作戦”に駆り出された4人の兵士(マーク・ウォー…
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映画評「最後の突撃」(1944年)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1944年イギリス映画 監督キャロル・リード ネタバレあり キャロル・リードの珍しや、戦意高揚映画である。  原案を「あるスパイへの墓碑銘」などのスパイ小説で知られるエリック・アンブラー、共同脚本をご本人と「ナイル殺人事件」(1978年)のエルキュール・ポワロ役でも知られる劇作家ピーター・ユス…
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映画評「ビッグ・パレード」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1925年アメリカ映画 監督キング・ヴィダー ネタバレあり 1956年にハリウッド版「戦争と平和」を作ったキング・ヴィダーがその31年前に演出したサイレント時代の戦争映画の傑作で、なが~いこと観たかった一本。「戦争と平和」におけるボロディノの戦いの描出も圧巻だったが、この作品の戦闘場面も凄い。…
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映画評「遥かなる勝利へ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2011年ロシア映画 監督ニキータ・ミハルコフ ネタバレあり 「太陽に灼かれて」(1994年)に始まるニキータ・ミハルコフ監督渾身の三部作最終作である。  これを単独で観ても訳が解らない筈なので、未鑑賞の方は「太陽に灼かれて」からご覧されたし。僕は一応前二作は観ているが、二年前に観たばかりの第二…
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映画評「連合艦隊司令長官 山本五十六」(1968年版)

☆☆☆(6点/10点満点中) 1968年日本映画 監督・丸山誠治 ネタバレあり 昨年の年始に見たほぼ同名の2011年作のオリジナル版とでも言うべき作品で、インテリ軍人・山本五十六を三船敏郎が演じるのがお楽しみ。個人的には「トラ!トラ!トラ!」(1970年)の理に落ちる山村聰が一番似合うが、豪快な三船氏も悪くない。 アウト…
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映画評「雷撃隊出動」

★(1点/10点満点中) 1944年日本映画 監督・山本嘉次郎 ネタバレあり 海軍の後援・協力の下「ハワイ・マレー沖海戦」とほぼ同じスタッフで2年後の1944年11月に作られた国策戦争映画である。しかし、2年前と戦況が大きく異なっている為か少々元気のない印象がある。 南洋基地を舞台に海軍の同期の三人たる藤田進、森雅之、河…
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映画評「永遠の0」

☆☆★(5点/10点満点中) 2013年日本映画 監督・山崎貴 ネタバレあり 軍備を持たない太平洋の小国を「泥棒も入らない貧乏長屋(文章は変更)」と揶揄してから百田尚樹氏がすっかり嫌いになった。ナショナリズムをベースにした持論を展開するのは良しとして、我が国との利害関係の少ない国家名をわざわざ具体的に出す必要はなかっただろう。…
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映画評「ハワイ・マレー沖海戦」

☆☆★(5点/10点満点中) 1942年日本映画 監督・山本嘉次郎 ネタバレあり 「永遠の0」の放映に関連してWOWOWが放映した戦争映画である。戦後のそれとは違って戦時中に作られた戦意高揚の為の国策映画であるが、多くの方が仰るようプロパガンダ色は案外薄い。  ただ、予科練に志願する一応主人公とされる少年(伊藤薫)らに対する…
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映画評「少年H」(地上波放映版)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2012年日本映画 監督・降旗康男 ネタバレあり 今や読書は映画鑑賞をしのぐ第一の趣味となった感を持っているが、流行を追わないから芥川賞や直木賞を受賞しても半分以上は知らない。とにかく僕の読書予定リストに上っている作品は新しくても1960年代、古くは3000年くらい前の古典である(勿論事情に応じ…
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映画評「『雲の墓標』より 空ゆかば」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1957年日本映画 監督・堀内真直 ネタバレあり 阿川弘之の小説「雲の墓標」は高校の時に読んで感銘した記憶がある。安倍首相のように国に身を捧げる行為に感激したのではなく、本来は護ってくれるべき国の為に命を散らす虚しさや死の恐怖といった登場人物たちの葛藤が何とも言えず悲しかったのだと思う。また、「き…
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映画評「セデック・バレ 第一部:太陽旗&第二部:虹の橋」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2011年台湾映画 監督ウェイ・ダーション ネタバレあり 1930年日本統治下の台湾で勃発した原住民セデック族の抗日暴動“霧社事件”の前後をアクション中心に描いた力作である。監督は「海角七号/君想う、国境の南」のウェイ・ダーションで、あの作品でも統治下の台湾で過ごした日本人と現地人との交流が絡ん…
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映画評「眼下の敵」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1957年アメリカ映画 監督ディック・パウエル ネタバレあり 2009年の日本映画「真夏のオリオン」は本作から本歌取りしていたが、回想を使いすぎて失敗した。中学の時に初めて観て恐らく今回が三度目の鑑賞となる戦争映画である。 第二次大戦中の南大西洋、ロバート・ミッチャムを艦長とするアメリカの…
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映画評「恐怖と欲望」

☆☆★(5点/10点満点中) 1953年アメリカ映画 監督スタンリー・キューブリック ネタバレあり スタンリー・キューブリックが従来デビュー作と言われてきた「非情の罠」の前に作った、幻の長編映画デビュー作(と言っても61分の実質的には中編)で、監督自ら封印した作品らしい。日本では2013年5月に初めて紹介された。 欧州と…
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映画評「高地戦」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2011年韓国映画 監督チャン・フン ネタバレあり 朝鮮戦争に材を求めた韓国映画。トーンが前半と後半とで全く変わるといった、韓国大衆映画固有の粗が殆ど見当たらない戦争映画・反戦映画の佳作である。 2年前からの停戦協議がもたつく間に両軍疲弊してきた戦争末期の1953年、エロックという高地では…
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映画評「太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2011年日本映画 監督・平山秀幸 ネタバレあり ドン・ジョンスンという元兵士が書いたノンフィクションを平山秀幸が監督した戦争映画。 有名なサイパン島での玉砕的戦闘(1944年7月)から辛うじて生き延びた大場栄大尉(竹之内豊)以下47名の兵士が、150名弱の民間人を守りながら、島を支配した…
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映画評「聯合艦隊司令長官 山本五十六-太平洋戦争70年目の真実-」(地上波放映版)

☆☆☆(6点/10点満点中) 2011年日本映画 監督・成島出 ネタバレあり 地上波による21分カット版なので、特に採点は暫定である。 「トラ!トラ!トラ!」(1970年)以来僕の山本五十六のイメージは山村聡である。三船敏郎の山本役も有名だが、殊(こと)この有名軍人に関しては東大出身の山村のように理に落ちる印象を与える役…
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映画評「レッド・バロン」(2008年版)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2008年ドイツ映画 監督ニコライ・ミュラーション ネタバレあり 撃墜王と言われ、戦前から映画で何度も扱われてきた第一次大戦のドイツ軍の英雄マンフレット・ヴォン・リヒトホーフェンの生涯を描いた伝記映画である。1971年にB級恐怖映画で知られるロジャー・コーマンが作った邦題も同じ「レッド・バロン」…
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映画評「マイウェイ 12,000キロの真実」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2011年韓国映画 監督カン・ジェギェ ネタバレあり マラソンをテーマにした「マイ・ウェイ」(1975年)という凡々たる南ア製(出演者は白人)映画があったが、意図的か偶然か本作もマラソンがテーマというかモチーフである。 1948年ロンドン・オリンピックで強豪を次々と追いぬいて行く無名の韓国…
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