テーマ:恋愛/青春

映画評「さよなら、僕のマンハッタン」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督マーク・ウェブ ネタバレあり 青春映画の佳作「(500)日のサマー」で一躍日本で知られることになったマーク・ウェブ監督の作品で、これまたなかなかの佳作だった「ギフテッド」と同じ年に製作された青春映画。  ユーモアの希薄なウッディー・アレンの映画と思えば、当たらずと雖も…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「ソング・トゥ・ソング」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督テレンス・マリック ネタバレあり テレンス・マリックは30年間非常な寡作家であった。1973年のデビュー作「地獄の逃避行」の32年後に発表した「ニュー・ワールド」がやっと第4作である。ところが、どういう心境の変化か、2011年以降9年間で6作も作っている。多作ではないが、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「月は上りぬ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1955年日本映画 監督・田中絹代 ネタバレあり 海外特に欧米では監督に進出する女優が少なくなく、グレタ・ガーウィグのようにクリント・イーストウッドのような大物監督になる才能を感じさせる人も出ているのに、日本では極めて少ない。名のある女優で、監督作を何本か発表したのは本作を第2作とする田中絹代く…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

映画評「街燈」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1957年日本映画 監督・中平康 ネタバレあり 短編の名手・永井龍男の小説が原作というのも文学壮年オカピーの心をくすぐるが、中平康の映画をお話に重点を置いて見てもつまらないとは思う。 男子学生が定期券をわざと落として拾ってくれた女性をナンパ等するという行為がお話の発端。弟が落とした定期券を拾…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「青くて痛くて脆い」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・狩山俊輔 ネタバレあり 「君の膵臓をたべたい」の住野よるによる同名小説の映画化。色々紆余曲折はあるが、主題は非常に解りやすく、話もそれに沿って簡単にまとめてしまいましょう。 人に近づくことが最終的に他人も自分も傷つけるという人生観をもって生きて来た青年・吉沢亮が。大…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「痴人の愛」(1934年)

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1934年アメリカ映画 監督ジョン・クロムウェル ネタバレあり サマセット・モームのなかなかに長い自伝的小説「人間の絆」の映画化。 観たことがないと思ってプライムビデオ無料枠で観てみたが、既にIMDbに投票してござった。しかも今回の印象に適う評価ではない。当時の自分を推測するに、モームの原…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

映画評「マチネの終わりに」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・西谷弘 ネタバレあり 平野啓一郎の同名小説の映画化。  監督が西谷弘ということでも解るように、映画版はロマンスの部分が強く印象付けられる作り方になっているが、それでも原作の狙いであったであろう主題らしきものも一応は伝わって来る。 天才的なクラシック・ギタリスト福山…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「東京战争戦後秘話」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1970年日本映画 監督・大島渚 ネタバレあり プライムビデオから消える数時間前に鑑賞。 大島渚は苦手な作家であるが、創造的な作家であったとは思う。本作などアンチロマンで、よく解らないが、よく解らないなりに(或いはよく解らないので)面白い。 学生運動の中でも映像を残すことに活動している…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「15年後のラブソング」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ=イギリス合作映画 監督ジェシー・ペレッツ ネタバレあり 音楽マニアを主人公にした「ハイ・フィデリティー」を書いたニック・ホーンビーの小説が原作。一人の消息不明のシンガーソングライター(ロック系)に夢中になっている男が出て来る辺り本作との共通性を感じる。 ロンドンに程近い港…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「水曜日が消えた」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・吉野耕平 ネタバレあり 朝起床する様子を繰り返す映画は時間をギミックにした映画が多い。ビル・マーリー主演の「恋はデ・ジャブ」が典型でござる。  本作は題名だけではどんな映画か解りにくいが、曜日ごとに人格が入れ替わる一人の男性を主人公にした一種の青春ミステリー。多重人格の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「ピクニック」(1955年)

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1955年アメリカ映画 監督ジョシュア・ローガン ネタバレあり 1950年代~60年代に映画界に人気のあった劇作家ウィリアム・インジの戯曲を手堅いジョシュア・ローガン監督が映画化。40年前に早稲田松竹で観て堪能した作品であります。 穀倉地帯カンサス州のある町に、逞しい青年ハル(ウィリアム…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

映画評「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ボー・バーナム ネタバレあり エイス・グレードというのはアメリカ教育制度における8年生のことである。どうも現在のアメリカは大体4-4-4制らしいので、中学(Middle)の最終学年ということ。 間もなく高校へ進む大人しい少女ケイラ(エルシー・フィッシャー)は、自信…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「月曜日のユカ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1964年日本映画 監督・中平康 ネタバレあり ブログを始める何年か前に観ている。 Allcinemaにあるコメントの通り、「狂った果実」(1956年)でヌーヴェル・ヴァーグに影響を与えたとあれる中平康監督が、成熟したヌーヴェル・ヴァーグから逆輸入したような感覚が爆発、大いに楽しめる。原作…
トラックバック:0
コメント:6

続きを読むread more

映画評「弥生、三月-君を愛した30年-」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・遊川和彦 ネタバレあり 長きに渡るロマンスでござる。 スタートは1986年。正義感が強く押しの強い女子高生・波留は、血液の病気(血友病?)を患っている同級生・杉咲花と仲が良く、彼女の大好きなサッカー男子・成田凌との恋の成就に奔走するが、告白させる前に親友は死んでしま…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「記憶屋 あなたを忘れない」

☆☆(4点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・平川雄一朗 ネタバレあり 織守(おりがみ)きょうやという作家によるホラー小説の映画化であるが、映画版はホラーの印象はなく、ファンタジーを仕込んだ青春映画の趣きである。 プロポーズした恋人・杏子(蓮佛美沙子)にすっかり忘れられてしまった広島出身の大学生・遼一(山田涼介)…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「恐竜が教えてくれたこと」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年オランダ=ドイツ合作映画 監督ステーフェン・ワウテルロウト ネタバレあり アンナ・ウォルツという英国の女流児童文学者の作品のオランダでの映画化。 オランダ北部の島に家族とバカンスにやって来た11歳の少年サム(ソニー・コープス・ファン・ウッテレン)が、地元の風変わりな同じ年頃の少女テ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「入江の天使」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1963年フランス映画 監督ジャック・ドミー ネタバレあり 僕が30代くらいまではジャック・ドミーだったが、フランス語に五月蠅い連中が原発音に近づけようとしたらしく、近年はジャック・ドゥミと書かれることが多い。今世紀に入って出て来た女優セシル・ドゥ・フランスもそれに倣うが、カトリーヌ・ドヌーヴや…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「ロマンスドール」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督タナダユキ ネタバレあり 初めて観た「百万円と苦虫女」(2008年)での感覚が大いに気に入った女性監督タナダユキは、僕の印象ではその後同作を超える作品を作れていない。良い部分は相変わらずあるが、自分の小説を映像に移した本作も少し足りない気がする。 美術大出身のフリータ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「青春の殺人者」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1976年日本映画 監督・長谷川和彦 ネタバレあり 原作の小説を書いたのが中上健次、監督をしたのがこれが第一作の長谷川和彦。二人とも伝説的な人物となってしまった。  中上は1992年に46歳で夭折してしまったし、長谷川はこの三年後に「太陽を盗んだ男」を撮ったきりメガフォンを取っていないからであ…
トラックバック:0
コメント:19

続きを読むread more

映画評「素敵なウソの恋まじない」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2015年イギリス映画 監督ダーブラ・ウォルシュ ネタバレあり ウソ映画が続くのは偶然です。 プライムビデオ無償鑑賞。他の人のコメントにあったロアルド・ダールという単語に反応して、vivajjijiさんが紹介してくれたTV映画です。ご紹介有難うございました。 子供の頃こんな歌を歌って…
トラックバック:0
コメント:8

続きを読むread more

映画評「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」

☆☆(4点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・小沼雄一 ネタバレあり 麻雀は全く解らないので、この第二弾は観るつもりはなかったのだが、第一作との作り方の差などを見たいと思い、つい観てしまった。しかし、前作より麻雀の対決シーンが多く、為に人間劇としての部分が希薄になっているので、相当退屈した。映画としての作り方がどうのこ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「咲-Saki-」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・小沼雄一 ネタバレあり 既になくなったネットのクイズに出て来て憶えたコミック(作:小林立)の映画化。少女が麻雀をするというのが多少珍しいと思っていたので、麻雀は全く解らないものの観てみた。 麻雀が高校野球のように全国的なスポーツとなった架空の日本。インターハイの麻雀…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「ジョジョ・ラビット」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年アメリカ=ニュージーランド=チェコ合作映画 監督タイカ・ワイティティ ネタバレあり ナチスによるユダヤ人差別を主題ではなく、主題を描く為のツールとした思春期映画である。 ドイツ敗退も近い第二次大戦末期の頃、反ナチ運動をしているロージー(スカーレット・ヨハンソン)の10歳になる息子…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

映画評「ブックスマート 卒業前夜のパーティデビュー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督オリヴィア・ワイルド ネタバレあり こういう調子の良いおバカ系コメディーがアメリカの現実をどの程度を反映しているか、全く違う文化圏に過ごしている僕らには解らないところがあるので、個人的にはその “おバカ” な部分が引っかかって余りゴキゲンになれない。僕の、常識に縛られが…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「his」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・今泉力哉 ネタバレあり 欧米では1960年代後半以降同性愛を主題にした作品が少なからず作られてきたのに対し、日本では圧倒的に少ない。男性の同性愛については「ブロークバック・マウンテン」(2005年)という決定的秀作があるが、本作は、競争相手が少ないとは言え、邦画の決定打に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「忘れじの面影」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1948年アメリカ映画 監督マックス・オフュールス ネタバレあり 例によって、期間限定アマゾン・プライム会員特典により無償鑑賞。段々残り日数が少なくなってきたが、ダウンロードで鑑賞する手も残っている(少し嫌な感じがあってダウンロードは未だ一度も試みていない。ダウンロードしたことある人、アドバイス…
トラックバック:0
コメント:16

続きを読むread more

映画評「スタートアップ・ガールズ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・池田千尋 ネタバレあり 2020年の「朝まで生テレビ!」はコロナばかりだったが、それまで一年に一度くらい日本国の経済を経営サイドの見地から話し合う回があり、IT産業と若手の起業が絡み合って語られることが多かった。 本作は丁度その部分をテーマにした内容で、コメディー仕…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「旅愁」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1950年アメリカ映画 監督ウィリアム・ディターレ ネタバレあり 45年くらい前に地上波の吹替えで観て以来の再鑑賞。序盤の観光場面以外はすっかり忘れている。例によってプライムビデオだが、画質はS-VHSに劣るレベル。アップは良いがロングショットは些か辛い。それでも僕はこの映画をライブラリーに持っ…
トラックバック:0
コメント:10

続きを読むread more

映画評「mellow」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・今泉力哉 ネタバレあり 今泉力哉監督は、初めて観た「愛がなんだ」がとにかくエリック・ロメールのようだったので、以来ロメール度を測って見るようになってしまった。今回は「愛がなんだ」程ではないが、「アイネクライネナハトムジーク」よりはロメールっぽい。時に「ストレンジャー・ザ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「ラストレター」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・岩井俊二 ネタバレあり 「Love Letter」(1995年)でも我々ロマンティストを感激させた岩井俊二監督が、似た趣向を以ってまたも感激させてくれた。大衆的だが通俗に陥っていない。ロマンティックだが甘すぎない。この手をお話を作る時の岩井監督は好きである。 男女…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more