テーマ:恋愛/青春

映画評「マーティン・エデン」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年イタリア=ドイツ=フランス合作映画 監督ピエトロ・マルチェロ ネタバレあり 「荒野の呼び声」で有名なジャック・ロンドンの、日本では余り有名ではない小説「マーティン・イーデン」のイタリアにおける映画化で、舞台は19世紀末~20世紀初めのアメリカから1970年代くらいのイタリアに変えられてい…
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映画評「BLUE/ブルー」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2021年日本映画 監督・吉田恵輔 ネタバレあり 日本のボクシング・ドラマと言えば「どついたるねん」(1987年)が代表的なところだが、吉田恵輔監督のこの作品もなかなか良い。劇場公開されてからまだ5カ月という新品で、もうWOWOWに出た。新記録ではないか?  ボクシング・ジムのベテラン・ボ…
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映画評「ベイビーティース」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年オーストラリア映画 監督シャノン・マーフィー ネタバレあり 途中で突然判るのだが、ちょっと異色の難病映画である。 オーストラリア。女子高校生のエリザ・スカンレンが、駅で不良っぽい青年トビー・ウォレスと出会い、その自由で強そうな印象に惹かれる。精神科医をする父ベン・メンデルソーンやそ…
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映画評「はちどり」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2018年韓国=アメリカ合作映画 監督キム・ボラ ネタバレあり ここ十数年、韓国映画を評する度に必ずトーンの一貫性に言及することになる。なるべくその点に問題のなさそうな映画を選んで観ているものの、評判が良くても「パラサイト 半地下の家族」のように韓国映画の悪弊を内包している映画も少なくないので困…
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映画評「十九歳の地図」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1979年日本映画 監督・柳町光男 ネタバレあり 中上健次の同名小説を当時の若手・柳町光男が映画化して当時結構話題になったような記憶がある。映画館ではないが、観たような気もするし、初めて観るような気もする。学生時代にはこんな映画が多かったからねえ。プライムビデオにあったので鑑賞。 新聞販売店…
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映画評「チィファの手紙」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年中国映画 監督・岩井俊二 ネタバレあり たまげたなあ、岩井俊二が昨年強いロマンティシズムで陶酔させてくれた「ラストレター」の前に自分の原作を中国でも映画化していたとは! しかし、事前にそれを知っていたため最初から比較するつもりで観たわけで、それが良かったのか悪かったのか。少なくとも驚き…
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映画評「アルプススタンドのはしの方」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・域定秀夫 ネタバレあり 今年の全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)は文字通り雨模様で、今までのところやれない日が多い。オリンピックとの関係で開幕を少し遅らせたのも痛い。  本作はそれとは対照的に誠に天気の良い甲子園の一試合を背景に語られる。あくまで弱小チームの学校…
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映画評「惡の華」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・井口昇 ネタバレあり 「悪の華」と言えば、文学愛好家にはボードレールの詩集である。コミック・ファンには押見修造なる作者のコミックということになるらしい。  しかし、そのコミックはボードレールの「悪の華」がモチーフになっているので、間接的にコミック・ファンもボードレールを…
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映画評「野球少女」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年韓国映画 監督チェ・ユンテ ネタバレあり この題名の韓国映画は、普通の枠であれば観なかった可能性があるが、【W座からの招待状】で取り上げられる作品だから観た。尤も、野球が絡む映画は大概観るので、普通の枠でも観たかもしれない。 珍しくも高校の野球部に投手として所属する少女チュ・スイ…
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映画評「カセットテープ・ダイアリーズ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年イギリス=アメリカ=フランス合作映画 監督グリンダ・チャーダ ネタバレあり ビートルズの「ゲット・バック」は当初パキスタン人差別を歌う内容であったと言う。パキスタン人を差別するのではなく、パキスタン人差別を皮肉るつもりだったらしい。しかし、それでも誤解を招いては困ると思ったのか、結局現…
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映画評「mid90s ミッドナインティーズ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ジョナ・ヒル ネタバレあり 昨日に引き続きスケート・ボード五輪実施記念第2弾。  今日は女子ストリートなる種目がある。男子ストリートを断続的に観たが、それなりに面白い。冬季にスノーボードがあるので、全く初めて観るという感覚はないですな。 この間(アップは連日だが…
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映画評「Girl/ガール」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年ベルギー=オランダ合作映画 監督ルーカス・ドン ネタバレあり 1999年の「ボーイズ・ドント・クライ」以降性同一性障害の人々を描いた映画がぼちぼち作られ、最近では「アバウト・レイ 16歳の決断」がある。上記二作品は自分を男性と感じている女性が主人公だったが、本作は逆である。  ところ…
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映画評「糸」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・瀬々敬久 ネタバレあり 瀬々敬久監督は近年の邦画界では珍しいサムライで、「感染列島」のような大衆的な作品から「ヘヴンズ ストーリー」のような純文学まで幅広くものすが、欠点もある監督である。彼の作品は、タイプを問わず、大袈裟なのである。  特に「感染列島」のような完全な大…
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映画評「さよなら、僕のマンハッタン」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督マーク・ウェブ ネタバレあり 青春映画の佳作「(500)日のサマー」で一躍日本で知られることになったマーク・ウェブ監督の作品で、これまたなかなかの佳作だった「ギフテッド」と同じ年に製作された青春映画。  ユーモアの希薄なウッディー・アレンの映画と思えば、当たらずと雖も…
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映画評「ソング・トゥ・ソング」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督テレンス・マリック ネタバレあり テレンス・マリックは30年間非常な寡作家であった。1973年のデビュー作「地獄の逃避行」の32年後に発表した「ニュー・ワールド」がやっと第4作である。ところが、どういう心境の変化か、2011年以降9年間で6作も作っている。多作ではないが、…
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映画評「月は上りぬ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1955年日本映画 監督・田中絹代 ネタバレあり 海外特に欧米では監督に進出する女優が少なくなく、グレタ・ガーウィグのようにクリント・イーストウッドのような大物監督になる才能を感じさせる人も出ているのに、日本では極めて少ない。名のある女優で、監督作を何本か発表したのは本作を第2作とする田中絹代く…
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映画評「街燈」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1957年日本映画 監督・中平康 ネタバレあり 短編の名手・永井龍男の小説が原作というのも文学壮年オカピーの心をくすぐるが、中平康の映画をお話に重点を置いて見てもつまらないとは思う。 男子学生が定期券をわざと落として拾ってくれた女性をナンパ等するという行為がお話の発端。弟が落とした定期券を拾…
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映画評「青くて痛くて脆い」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・狩山俊輔 ネタバレあり 「君の膵臓をたべたい」の住野よるによる同名小説の映画化。色々紆余曲折はあるが、主題は非常に解りやすく、話もそれに沿って簡単にまとめてしまいましょう。 人に近づくことが最終的に他人も自分も傷つけるという人生観をもって生きて来た青年・吉沢亮が。大…
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映画評「痴人の愛」(1934年)

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1934年アメリカ映画 監督ジョン・クロムウェル ネタバレあり サマセット・モームのなかなかに長い自伝的小説「人間の絆」の映画化。 観たことがないと思ってプライムビデオ無料枠で観てみたが、既にIMDbに投票してござった。しかも今回の印象に適う評価ではない。当時の自分を推測するに、モームの原…
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映画評「マチネの終わりに」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・西谷弘 ネタバレあり 平野啓一郎の同名小説の映画化。  監督が西谷弘ということでも解るように、映画版はロマンスの部分が強く印象付けられる作り方になっているが、それでも原作の狙いであったであろう主題らしきものも一応は伝わって来る。 天才的なクラシック・ギタリスト福山…
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映画評「東京战争戦後秘話」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1970年日本映画 監督・大島渚 ネタバレあり プライムビデオから消える数時間前に鑑賞。 大島渚は苦手な作家であるが、創造的な作家であったとは思う。本作などアンチロマンで、よく解らないが、よく解らないなりに(或いはよく解らないので)面白い。 学生運動の中でも映像を残すことに活動している…
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映画評「15年後のラブソング」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ=イギリス合作映画 監督ジェシー・ペレッツ ネタバレあり 音楽マニアを主人公にした「ハイ・フィデリティー」を書いたニック・ホーンビーの小説が原作。一人の消息不明のシンガーソングライター(ロック系)に夢中になっている男が出て来る辺り本作との共通性を感じる。 ロンドンに程近い港…
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映画評「水曜日が消えた」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・吉野耕平 ネタバレあり 朝起床する様子を繰り返す映画は時間をギミックにした映画が多い。ビル・マーリー主演の「恋はデ・ジャブ」が典型でござる。  本作は題名だけではどんな映画か解りにくいが、曜日ごとに人格が入れ替わる一人の男性を主人公にした一種の青春ミステリー。多重人格の…
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映画評「ピクニック」(1955年)

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1955年アメリカ映画 監督ジョシュア・ローガン ネタバレあり 1950年代~60年代に映画界に人気のあった劇作家ウィリアム・インジの戯曲を手堅いジョシュア・ローガン監督が映画化。40年前に早稲田松竹で観て堪能した作品であります。 穀倉地帯カンサス州のある町に、逞しい青年ハル(ウィリアム…
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映画評「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ボー・バーナム ネタバレあり エイス・グレードというのはアメリカ教育制度における8年生のことである。どうも現在のアメリカは大体4-4-4制らしいので、中学(Middle)の最終学年ということ。 間もなく高校へ進む大人しい少女ケイラ(エルシー・フィッシャー)は、自信…
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映画評「月曜日のユカ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1964年日本映画 監督・中平康 ネタバレあり ブログを始める何年か前に観ている。 Allcinemaにあるコメントの通り、「狂った果実」(1956年)でヌーヴェル・ヴァーグに影響を与えたとあれる中平康監督が、成熟したヌーヴェル・ヴァーグから逆輸入したような感覚が爆発、大いに楽しめる。原作…
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映画評「弥生、三月-君を愛した30年-」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・遊川和彦 ネタバレあり 長きに渡るロマンスでござる。 スタートは1986年。正義感が強く押しの強い女子高生・波留は、血液の病気(血友病?)を患っている同級生・杉咲花と仲が良く、彼女の大好きなサッカー男子・成田凌との恋の成就に奔走するが、告白させる前に親友は死んでしま…
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映画評「記憶屋 あなたを忘れない」

☆☆(4点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・平川雄一朗 ネタバレあり 織守(おりがみ)きょうやという作家によるホラー小説の映画化であるが、映画版はホラーの印象はなく、ファンタジーを仕込んだ青春映画の趣きである。 プロポーズした恋人・杏子(蓮佛美沙子)にすっかり忘れられてしまった広島出身の大学生・遼一(山田涼介)…
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映画評「恐竜が教えてくれたこと」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年オランダ=ドイツ合作映画 監督ステーフェン・ワウテルロウト ネタバレあり アンナ・ウォルツという英国の女流児童文学者の作品のオランダでの映画化。 オランダ北部の島に家族とバカンスにやって来た11歳の少年サム(ソニー・コープス・ファン・ウッテレン)が、地元の風変わりな同じ年頃の少女テ…
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映画評「入江の天使」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1963年フランス映画 監督ジャック・ドミー ネタバレあり 僕が30代くらいまではジャック・ドミーだったが、フランス語に五月蠅い連中が原発音に近づけようとしたらしく、近年はジャック・ドゥミと書かれることが多い。今世紀に入って出て来た女優セシル・ドゥ・フランスもそれに倣うが、カトリーヌ・ドヌーヴや…
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