テーマ:恋愛/青春

映画評「水曜日が消えた」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・吉野耕平 ネタバレあり 朝起床する様子を繰り返す映画は時間をギミックにした映画が多い。ビル・マーリー主演の「恋はデ・ジャブ」が典型でござる。  本作は題名だけではどんな映画か解りにくいが、曜日ごとに人格が入れ替わる一人の男性を主人公にした一種の青春ミステリー。多重人格の…
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映画評「ピクニック」(1955年)

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1955年アメリカ映画 監督ジョシュア・ローガン ネタバレあり 1950年代~60年代に映画界に人気のあった劇作家ウィリアム・インジの戯曲を手堅いジョシュア・ローガン監督が映画化。40年前に早稲田松竹で観て堪能した作品であります。 穀倉地帯カンサス州のある町に、逞しい青年ハル(ウィリアム…
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映画評「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ボー・バーナム ネタバレあり エイス・グレードというのはアメリカ教育制度における8年生のことである。どうも現在のアメリカは大体4-4-4制らしいので、中学(Middle)の最終学年ということ。 間もなく高校へ進む大人しい少女ケイラ(エルシー・フィッシャー)は、自信…
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映画評「月曜日のユカ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1964年日本映画 監督・中平康 ネタバレあり ブログを始める何年か前に観ている。 Allcinemaにあるコメントの通り、「狂った果実」(1956年)でヌーヴェル・ヴァーグに影響を与えたとあれる中平康監督が、成熟したヌーヴェル・ヴァーグから逆輸入したような感覚が爆発、大いに楽しめる。原作…
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映画評「弥生、三月-君を愛した30年-」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・遊川和彦 ネタバレあり 長きに渡るロマンスでござる。 スタートは1986年。正義感が強く押しの強い女子高生・波留は、血液の病気(血友病?)を患っている同級生・杉咲花と仲が良く、彼女の大好きなサッカー男子・成田凌との恋の成就に奔走するが、告白させる前に親友は死んでしま…
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映画評「記憶屋 あなたを忘れない」

☆☆(4点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・平川雄一朗 ネタバレあり 織守(おりがみ)きょうやという作家によるホラー小説の映画化であるが、映画版はホラーの印象はなく、ファンタジーを仕込んだ青春映画の趣きである。 プロポーズした恋人・杏子(蓮佛美沙子)にすっかり忘れられてしまった広島出身の大学生・遼一(山田涼介)…
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映画評「恐竜が教えてくれたこと」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年オランダ=ドイツ合作映画 監督ステーフェン・ワウテルロウト ネタバレあり アンナ・ウォルツという英国の女流児童文学者の作品のオランダでの映画化。 オランダ北部の島に家族とバカンスにやって来た11歳の少年サム(ソニー・コープス・ファン・ウッテレン)が、地元の風変わりな同じ年頃の少女テ…
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映画評「入江の天使」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1963年フランス映画 監督ジャック・ドミー ネタバレあり 僕が30代くらいまではジャック・ドミーだったが、フランス語に五月蠅い連中が原発音に近づけようとしたらしく、近年はジャック・ドゥミと書かれることが多い。今世紀に入って出て来た女優セシル・ドゥ・フランスもそれに倣うが、カトリーヌ・ドヌーヴや…
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映画評「ロマンスドール」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督タナダユキ ネタバレあり 初めて観た「百万円と苦虫女」(2008年)での感覚が大いに気に入った女性監督タナダユキは、僕の印象ではその後同作を超える作品を作れていない。良い部分は相変わらずあるが、自分の小説を映像に移した本作も少し足りない気がする。 美術大出身のフリータ…
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映画評「青春の殺人者」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1976年日本映画 監督・長谷川和彦 ネタバレあり 原作の小説を書いたのが中上健次、監督をしたのがこれが第一作の長谷川和彦。二人とも伝説的な人物となってしまった。  中上は1992年に46歳で夭折してしまったし、長谷川はこの三年後に「太陽を盗んだ男」を撮ったきりメガフォンを取っていないからであ…
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映画評「素敵なウソの恋まじない」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2015年イギリス映画 監督ダーブラ・ウォルシュ ネタバレあり ウソ映画が続くのは偶然です。 プライムビデオ無償鑑賞。他の人のコメントにあったロアルド・ダールという単語に反応して、vivajjijiさんが紹介してくれたTV映画です。ご紹介有難うございました。 子供の頃こんな歌を歌って…
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映画評「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」

☆☆(4点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・小沼雄一 ネタバレあり 麻雀は全く解らないので、この第二弾は観るつもりはなかったのだが、第一作との作り方の差などを見たいと思い、つい観てしまった。しかし、前作より麻雀の対決シーンが多く、為に人間劇としての部分が希薄になっているので、相当退屈した。映画としての作り方がどうのこ…
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映画評「咲-Saki-」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・小沼雄一 ネタバレあり 既になくなったネットのクイズに出て来て憶えたコミック(作:小林立)の映画化。少女が麻雀をするというのが多少珍しいと思っていたので、麻雀は全く解らないものの観てみた。 麻雀が高校野球のように全国的なスポーツとなった架空の日本。インターハイの麻雀…
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映画評「ジョジョ・ラビット」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年アメリカ=ニュージーランド=チェコ合作映画 監督タイカ・ワイティティ ネタバレあり ナチスによるユダヤ人差別を主題ではなく、主題を描く為のツールとした思春期映画である。 ドイツ敗退も近い第二次大戦末期の頃、反ナチ運動をしているロージー(スカーレット・ヨハンソン)の10歳になる息子…
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映画評「ブックスマート 卒業前夜のパーティデビュー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督オリヴィア・ワイルド ネタバレあり こういう調子の良いおバカ系コメディーがアメリカの現実をどの程度を反映しているか、全く違う文化圏に過ごしている僕らには解らないところがあるので、個人的にはその “おバカ” な部分が引っかかって余りゴキゲンになれない。僕の、常識に縛られが…
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映画評「his」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・今泉力哉 ネタバレあり 欧米では1960年代後半以降同性愛を主題にした作品が少なからず作られてきたのに対し、日本では圧倒的に少ない。男性の同性愛については「ブロークバック・マウンテン」(2005年)という決定的秀作があるが、本作は、競争相手が少ないとは言え、邦画の決定打に…
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映画評「忘れじの面影」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1948年アメリカ映画 監督マックス・オフュールス ネタバレあり 例によって、期間限定アマゾン・プライム会員特典により無償鑑賞。段々残り日数が少なくなってきたが、ダウンロードで鑑賞する手も残っている(少し嫌な感じがあってダウンロードは未だ一度も試みていない。ダウンロードしたことある人、アドバイス…
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映画評「スタートアップ・ガールズ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・池田千尋 ネタバレあり 2020年の「朝まで生テレビ!」はコロナばかりだったが、それまで一年に一度くらい日本国の経済を経営サイドの見地から話し合う回があり、IT産業と若手の起業が絡み合って語られることが多かった。 本作は丁度その部分をテーマにした内容で、コメディー仕…
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映画評「旅愁」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1950年アメリカ映画 監督ウィリアム・ディターレ ネタバレあり 45年くらい前に地上波の吹替えで観て以来の再鑑賞。序盤の観光場面以外はすっかり忘れている。例によってプライムビデオだが、画質はS-VHSに劣るレベル。アップは良いがロングショットは些か辛い。それでも僕はこの映画をライブラリーに持っ…
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映画評「mellow」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・今泉力哉 ネタバレあり 今泉力哉監督は、初めて観た「愛がなんだ」がとにかくエリック・ロメールのようだったので、以来ロメール度を測って見るようになってしまった。今回は「愛がなんだ」程ではないが、「アイネクライネナハトムジーク」よりはロメールっぽい。時に「ストレンジャー・ザ…
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映画評「ラストレター」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・岩井俊二 ネタバレあり 「Love Letter」(1995年)でも我々ロマンティストを感激させた岩井俊二監督が、似た趣向を以ってまたも感激させてくれた。大衆的だが通俗に陥っていない。ロマンティックだが甘すぎない。この手をお話を作る時の岩井監督は好きである。 男女…
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映画評「アイネクライネナハトムジーク」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・今泉力哉 ネタバレあり 夏に三浦春馬が自死してから初めて彼の主演映画を鑑賞する。僕は映画の中味にしか興味がないからどんなことがあったかまるで知らないが、勿体ないことをしたと思う。 さて、本作は、十日前に「愛がなんだ」がまるでエリック・ロメールのように感じて俄然興味を…
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映画評「愛がなんだ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・今泉力哉 ネタバレあり 「八日目の蝉」の印象が強い角田光代だが、悲劇的で波乱万丈な同作と打って変わって劇的なことは何も起こらない恋愛小説の映画版である。 OLテルコ(岸井ゆきの)は、結婚式の二次会で知り合った雑誌関係者(?)のマモル(成田凌)に惚れている。相手は彼…
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映画評「芳華-Youth-」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年中国映画 監督フォン・シャオガン ネタバレあり 文化大革命終盤の頃、多分1975年くらいから始まるお話で、解放軍の中にある文芸工作団(略して文工団)に関わる若い男女の青春模様を描いている。中国で大ヒットしたそうである。 この映画に関して政治のアングルから強く否定している人はやや誤解…
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映画評「宮本から君へ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・真利子哲也 ネタバレあり 一切読んだことがないと言っても良いくらいコミックには縁がないので、新井英樹によるこのコミックは名前すら知らない。 Wikipedia に当たったところ、真利子哲也監督が同じキャストで、原作の前半部分をTVで、(TVでやるには憚れる描写の多い)後…
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映画評「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・石井裕也 ネタバレあり 最果タヒという女性詩人の詩集の映画化という変わり種だが、勿論叙事詩でもない詩集から映画ができるわけもなく、脚本を書いた石井裕也監督が、その詩編を生かして拵えた一種の恋愛映画である。 ガールズ・バーにも勤める看護婦・石橋静河が、優等生だったが…
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映画評「荒野にて」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年イギリス映画 監督アンドリュー・ヘイ ネタバレあり ウィリー・ブローティンなる作家の映画化ということだが、後半の正統的なロード・ムービーぶりが気に入った。 不倫相手の暴力夫に襲われて父親を失った15歳の少年チャーリー(チャーリー・プラマー)が、その直前から手伝っていた厩舎に寝泊ま…
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映画評「僕たちは希望という名の列車に乗った」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年ドイツ映画 監督ラース・クラウメ ネタバレあり 昨年から続く香港でのデモを思い起こさざるを得ない。実話もの。 1956年の東ドイツ。高校生テオ(レオナルド・シャイヒャー)とクルト(トム・グラメンツ)が墓参と称して西ベルリンへ行く列車に乗る。勿論事前のチェックがある。実際に墓参した…
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映画評「うちの執事が言うことには」

☆★(3点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・久万真路 ネタバレあり 若手アイドルが主演する映画は避けることが多いが、主演者への偏見ではなく、アウトライン等で紹介される内容が空疎に見えるからである。  本作は、ミステリー(原作:高里椎奈)という単語に釣られて観たものの、103分の上映時間の間に目を引くところが一瞬もな…
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映画評「恋の凱歌」(1933年)

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1933年アメリカ映画 監督ルーベン・マムーリアン ネタバレあり 戦前日本を含め世界的に人気のあったドイツの作家ヘルマン・ズーデルマン(最近はズーダーマンの表記が多い)の小説の何度目かの映画化だが、当時の映画ファンにおかれてはマレーネ・ディートリッヒが、ジョゼフ・フォン・スタンバーグ以外の監督作…
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