テーマ:恋愛/青春

映画評「タロウのバカ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・大森立嗣 ネタバレあり 大森立嗣監督にとって二ヵ月前に観た「MOTHER マザー」の前作で、その主題的原形が見出せる作品である。 シングルマザー(豊田エリー)に育児放棄された結果、戸籍もなく学校にも行ったことがない14,5歳の少年(YOSHI)は、年上の高校生二人エ…
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映画評「PLAY 25年分のラストシーン」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年フランス映画 監督アントニー・マルチアーノ ネタバレあり 一種のメタフィクション(ここではメタフィクションを扱う映画という意味)であり、モキュメンタリーである。やっていることは面白い、しかし、お話はさほどではない、というのが僕の結論である。 38歳の俳優マックス(マックス・ブーブリ…
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映画評「妻と女秘書」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1936年アメリカ映画 監督クラレンス・ブラウン ネタバレあり 「子鹿物語」に感動した映画ファンならクラレンス・ブラウンの名前を知っているだろうが、あの作品以外にも色々な佳作をものした記憶すべき監督の一人である。本作など似たような作品が大量に作られた時代にあって損をしたにちがいないが、今観るとな…
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映画評「また、あなたとブッククラブで」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ビル・ホルダーマン ネタバレあり 本好きということもあって、本絡みの映画には心動かされることが多いので期待したが、それらしい知的な要素は最小限で、「セックス・アンド・ザ・シティ」の老婦人版という趣きである。些かがっかり。 しかし、出て来る女優たちが僕らの世代にはお…
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映画評「最後の戦闘機」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1935年フランス映画 監督アナトール・リトヴァク ネタバレあり ロシア出身の名監督アナトール・リトヴァクはアメリカ映画での印象が強いが、これは渡米する少し前にフランスで撮ったドラマの秀作である。純戦争映画のようなタイトルだが、戦争をモチーフにしたロマンスと言ったほうが近いだろう。  原作「エ…
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映画評「くれなずめ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2021年日本映画 監督・松居大悟 ネタバレあり 奇々怪々な青春(回顧)映画である。 友人の結婚式に高校の悪友たち成田凌、高良健吾、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹の6名が集まる。高校時代の赤フン芸を披露して顰蹙を買ったらしい彼らは、2次会までの長い時間を潰す為にカラオケするなどして、…
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映画評「花束みたいな恋をした」

☆☆★(5点/10点満点中) 2021年日本映画 監督・土井裕泰 ネタバレあり 人気若手俳優が出るロマンス系は甘すぎるものが多いので避けることが多いが、外部の勢いにつられて、観てしまった。題名は意味不明。 就職活動期にある大学生男女、菅田将暉と有村架純が終電車に乗り遅れ、深夜営業のファミレス何かで駄弁るうち、サブカルチャ…
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映画評「THE CROSSING~香港と大陸をまたぐ少女~」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年中国映画 監督バイ・シュエ ネタバレあり 純中国製らしいが、純粋な香港映画のような空気感が漂う作り方であり、内容である。 深圳から香港の高校へ通っている女子高生ペイペイ(ホアン・ヤオ)が、親友ジョー(カーマン・トン)と日本へ行こうと思っている最中、税関で若者から密輸のi-phone…
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映画評「巴里の気まぐれ娘」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1953年フランス映画 監督マルク・アレグレ ネタバレあり フランスにはイヴ・アレグレとマルク・アレグレという監督がいてちょっとこんがらがるが、これはトーキー初期から活躍している後者マルクの小傑作である。上記採点は大傑作にも相当するが、本作のような、映画として騒ぐようなタイプではない軽い作品には…
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映画評「白い指の戯れ」

☆☆★(5点/10点満点中) 1972年日本映画 監督・村川透 ネタバレあり WOWOWが50周年と称してにっかつロマン・ポルノを特集している。後に一般映画で実績の残す監督の作品に集中して注目作が多い。  特に、村川透監督のこの第一弾は、【キネマ旬報】で10位に入ってい、僕も以前から観たかった作品だ。東京時代、名画座で観るチ…
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映画評「甘いお酒でうがい」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・大九明子 ネタバレあり 隔日にアップして来た今回の大九明子監督特集第6弾。いよいよ最後でござる。  お笑い芸人コンビ “シソンヌ” の “じろう” なる人物が、 40代OLが書く日記という体裁で構成した小説の映画化。殆どが枝葉とも言うべき呟きであるが、その中から幹とも言…
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映画評「でーれーガールズ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2014年日本映画 監督・大九明子 ネタバレあり 大九明子監督シリーズ第5弾は、原田マハの同名小説を映画化した青春映画である。 舞台は、ヒロインがアイドルとする山口百恵が引退する1980年の岡山県。  お嬢様高校に進んだ東京出身の佐々岡鮎子(優希美青)が、慣れない方言を使いこなせず、周囲か…
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映画評「私をくいとめて」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・大九明子 ネタバレあり 「勝手にふるえてろ」でミュージカルは心の声を表現しているという(当たり前の)ことを明確に示したことと、その軽みの感覚が大いに気に入った大九明子監督が、同じく綿矢りさの小説を映画化した。  パワーアップしてよりポップになったが、ポップさが増せば軽…
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映画評「東京無印女子物語」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2012年日本映画 監督・大九明子 ネタバレあり 大九明子監督シリーズ第3弾。  内容は一昨日の「恋するマドリ」より大人っぽく、リアルさも伴っているが、彼女らしい軽みが余り感じられないので何となく寂しい。コミック2編を一本にしたオムニバスで、かなり綺麗に二つに分かれている。 第一話。長野か…
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映画評「恋するマドリ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2007年日本映画 監督・大九明子 ネタバレあり 僕がひそかに注目している大九明子監督の長編デビュー作。 美大の女子学生・新垣結衣が姉の結婚で二人暮らしだった住居から出て独りアパートで暮らし始める。忘れ物を取りに元の家に行くと、インドへ行く前の仮住まいと称する女性建築士・菊地凛子が待っていて…
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映画評「渚の恋人たち」

☆☆★(5点/10点満点中) 2015年日本映画 監督・大九明子 ネタバレあり 「勝手にふるえてろ」という映画で僕は俄然、ふわっとした存在感を示す松岡茉優がご贔屓になったし、ミュージカルの登場人物が歌うのは心の声をという(当たり前の)ことをよく示してくれた大九明子という監督の感覚にも注目した。採点を☆☆☆に留めながらも気に入っ…
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映画評「ラ・ピラート」

☆☆★(5点/10点満点中) 1984年フランス映画 監督ジャック・ドワイヨン ネタバレあり ジャック・ドワイヨンという監督は、名前をよく聞く割に余り観ていない。「愛されすぎて」(1992年)と「ポネット」(1996年)という作品を観たくらいである。後者は、かなり一般的な内容で、主演した幼女ヴィクトワール・ディヴィソルちゃんの…
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映画評「燃ゆる女の肖像」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年フランス映画 監督セリーヌ・シアマ ネタバレあり セリーヌ・シアマという女性監督は初めて観るかと思っていたところ、10年以上前に「水の中のつぼみ」というガールズ・ムービーで経験済みだった。WOWOWでかの作品を含む彼女の映画を3本やったせいか、その特集の日(10月10日)に、書いた本人…
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映画評「劇場」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・行定勲 ネタバレあり 又吉直樹の作品では芥川賞を受賞した「火花」を読んだ。映画版も観たが、小説より映画版のほうがピンときた。本作はその又吉文士(笑)の次作の映画化である。 小劇団を主宰する永田(山崎賢人)が、青森県から上京して服飾系の大学に通っている沙希(松岡茉優)…
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映画評「マーティン・エデン」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年イタリア=ドイツ=フランス合作映画 監督ピエトロ・マルチェロ ネタバレあり 「荒野の呼び声」で有名なジャック・ロンドンの、日本では余り有名ではない小説「マーティン・イーデン」のイタリアにおける映画化で、舞台は19世紀末~20世紀初めのアメリカから1970年代くらいのイタリアに変えられてい…
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映画評「BLUE/ブルー」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2021年日本映画 監督・吉田恵輔 ネタバレあり 日本のボクシング・ドラマと言えば「どついたるねん」(1987年)が代表的なところだが、吉田恵輔監督のこの作品もなかなか良い。劇場公開されてからまだ5カ月という新品で、もうWOWOWに出た。新記録ではないか?  ボクシング・ジムのベテラン・ボ…
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映画評「ベイビーティース」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年オーストラリア映画 監督シャノン・マーフィー ネタバレあり 途中で突然判るのだが、ちょっと異色の難病映画である。 オーストラリア。女子高校生のエリザ・スカンレンが、駅で不良っぽい青年トビー・ウォレスと出会い、その自由で強そうな印象に惹かれる。精神科医をする父ベン・メンデルソーンやそ…
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映画評「はちどり」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2018年韓国=アメリカ合作映画 監督キム・ボラ ネタバレあり ここ十数年、韓国映画を評する度に必ずトーンの一貫性に言及することになる。なるべくその点に問題のなさそうな映画を選んで観ているものの、評判が良くても「パラサイト 半地下の家族」のように韓国映画の悪弊を内包している映画も少なくないので困…
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映画評「十九歳の地図」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1979年日本映画 監督・柳町光男 ネタバレあり 中上健次の同名小説を当時の若手・柳町光男が映画化して当時結構話題になったような記憶がある。映画館ではないが、観たような気もするし、初めて観るような気もする。学生時代にはこんな映画が多かったからねえ。プライムビデオにあったので鑑賞。 新聞販売店…
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映画評「チィファの手紙」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年中国映画 監督・岩井俊二 ネタバレあり たまげたなあ、岩井俊二が昨年強いロマンティシズムで陶酔させてくれた「ラストレター」の前に自分の原作を中国でも映画化していたとは! しかし、事前にそれを知っていたため最初から比較するつもりで観たわけで、それが良かったのか悪かったのか。少なくとも驚き…
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映画評「アルプススタンドのはしの方」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・域定秀夫 ネタバレあり 今年の全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)は文字通り雨模様で、今までのところやれない日が多い。オリンピックとの関係で開幕を少し遅らせたのも痛い。  本作はそれとは対照的に誠に天気の良い甲子園の一試合を背景に語られる。あくまで弱小チームの学校…
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映画評「惡の華」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・井口昇 ネタバレあり 「悪の華」と言えば、文学愛好家にはボードレールの詩集である。コミック・ファンには押見修造なる作者のコミックということになるらしい。  しかし、そのコミックはボードレールの「悪の華」がモチーフになっているので、間接的にコミック・ファンもボードレールを…
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映画評「野球少女」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年韓国映画 監督チェ・ユンテ ネタバレあり この題名の韓国映画は、普通の枠であれば観なかった可能性があるが、【W座からの招待状】で取り上げられる作品だから観た。尤も、野球が絡む映画は大概観るので、普通の枠でも観たかもしれない。 珍しくも高校の野球部に投手として所属する少女チュ・スイ…
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映画評「カセットテープ・ダイアリーズ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年イギリス=アメリカ=フランス合作映画 監督グリンダ・チャーダ ネタバレあり ビートルズの「ゲット・バック」は当初パキスタン人差別を歌う内容であったと言う。パキスタン人を差別するのではなく、パキスタン人差別を皮肉るつもりだったらしい。しかし、それでも誤解を招いては困ると思ったのか、結局現…
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映画評「mid90s ミッドナインティーズ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ジョナ・ヒル ネタバレあり 昨日に引き続きスケート・ボード五輪実施記念第2弾。  今日は女子ストリートなる種目がある。男子ストリートを断続的に観たが、それなりに面白い。冬季にスノーボードがあるので、全く初めて観るという感覚はないですな。 この間(アップは連日だが…
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