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映画評「ヴィクトリア女王 最期の秘密」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年イギリス=アメリカ合作映画 監督スティーヴン・フリアーズ ネタバレあり この映画を観てこんなことを考えた。アメリカの白人たちは、自分達のやって来たことを反省し、ポリティカル・コレクトネスなることを考え出した。それ自体は褒めるべきことである。しかし、それを昔のことにまで敷衍したり、映画作り…
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映画評「男はつらいよ お帰り 寅さん」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・山田洋次 ネタバレあり 1969年に第1作が製作され、95年の第48作「紅の花」の後、「ハイビスカスの花 特別編」(1997年)という本作のアイデアの基になったような再編集版を経て、22年ぶりに新作が作られた。50周年と第50作というのも実に区切りが良い。 当然新…
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映画評「男の叫び」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1953年アメリカ映画 監督ウィリアム・A・ウェルマン ネタバレあり プライムビデオ無料視聴(但し会費を除く)。ジョン・ウェイン主演の古い映画だが、珍しく初鑑賞。 アメリカ合衆国とグリーンランドを繋ぐ航路を飛ぶ民間機が、氷結の為に故障を起こし、カナダ北部の湖沼地帯に不時着。ウェインのリーダ…
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映画評「アーヤと魔女」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・宮崎吾朗 ネタバレあり 御大宮崎駿が「ハウルの動く城」で取り上げた児童文学者ダイアナ・ウィン・ジョーンズの児童文学のTV映画化。スタジオジブリとしては彼女を扱う二作目となるわけだが、監督は代わって息子の吾朗。海外では劇場公開の予定、日本でもいずれ劇場公開されるのだろうか?…
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映画評「エジソンズ・ゲーム」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年アメリカ=イギリス=ロシア合作映画 監督アルフォンソ・ゴメス=レホン ネタバレあり 偶然にも先日のNHK「チコちゃんに叱られる!」が、“ハリウッドは何故映画の都になったのか”というテーマを取り上げた時に、本作の内容をほぼそのままごく簡単に紹介していた。それに気づいてある時点から甚だ興覚め…
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映画評「AI崩壊」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・入江悠 ネタバレあり 日本のサスペンス大作はハリウッドのそれに到底敵わないが、本作はなかなか健闘している。それを考慮してやや甘めに採点した。 2030年、開発したAI医療システムの厚労省による承認が妻・松嶋菜々子の癌死に間に合わず失望して幼い娘(田牧そら)と海外に逃…
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映画評「今さら言えない小さな秘密」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年フランス=ベルギー合作映画 監督ピエール・ゴドー ネタバレあり フランス映画は概して人間の弱みをコミカルに描いて淀みがない。その数に入れたい本作はジャン=ジャック・サンペの絵本を映像化したコメディーで、監督は初めて触れるピエール・ゴドー。 主人公ラウール・タビュラン(ブノワ・ポール…
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映画評「エンド・オブ・ステイツ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督リック・ローマン・ウォー ネタバレあり 邦題では「エンド・オブ」シリーズ、原題では"Has Fallen"シリーズの第3作である。 シークレット・サーヴィスの現場トップのジェラード・バトラーが病を抱えるため長官になるかどうか迷い、元同僚ダニー・ヒューストンと会った…
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映画評「アイネクライネナハトムジーク」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・今泉力哉 ネタバレあり 夏に三浦春馬が自死してから初めて彼の主演映画を鑑賞する。僕は映画の中味にしか興味がないからどんなことがあったかまるで知らないが、勿体ないことをしたと思う。 さて、本作は、十日前に「愛がなんだ」がまるでエリック・ロメールのように感じて俄然興味を…
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映画評「イエスタデイ」(2019年)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年イギリス=アメリカ=日本=中国合作映画 監督ダニー・ボイル ネタバレあり そのつもりもないのにアマゾン・プライム会員(一ヶ月無料、その後継続すれば有料)にさせられてしまったので、来月もWOWOWに出る予定のない本作を観ることにした。無料会員の無料は会費であって、全ての作品が無料で見られ…
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映画評「エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督サイモン・カーティス ネタバレあり アマンダ・セイフライドが助演で出演しているものの、日本劇場未公開(昔で言えばお蔵入り)に終わったらしい。 IMDbで7.6という信じがたい高(好)評価を得ているし、配信で観た日本の視聴者にも頗る評判が良い。☆☆★しか進呈していないのに…
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映画評「愛がなんだ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・今泉力哉 ネタバレあり 「八日目の蝉」の印象が強い角田光代だが、悲劇的で波乱万丈な同作と打って変わって劇的なことは何も起こらない恋愛小説の映画版である。 OLテルコ(岸井ゆきの)は、結婚式の二次会で知り合った雑誌関係者(?)のマモル(成田凌)に惚れている。相手は彼…
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映画評「犬鳴村」

☆☆(4点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・清水崇 ネタバレあり 清水崇監督の新作ホラー。 現在使われていない犬鳴トンネルというのが福岡県にあり、心霊スポットして知られ、幾つかの都市伝説があるようである。その都市伝説を基に案出されたお話らしい。 まず、若いカップル坂東龍汰と大谷凛香がその伝説を確認しようと…
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映画評「永遠に僕のもの」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アルゼンチン=スペイン合作映画 監督ルイス・オルテガ ネタバレあり 実話もの。 1971年。アルゼンチンの美少年カルロス通称カルリートス(ロレンソ・フェロ)は天才的な感覚で空き巣を働いている。転校した先で自分の同じ匂いを感じ取ったラモン(チノ・ダリン)と意気投合し、彼の父親を交えて…
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映画評「アンソニー・ホプキンスのリア王」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年イギリス=アメリカ合作映画 監督リチャード・エアー ネタバレあり 世界の文学者の中で一番映像化されているのがウィリアム・シェークスピアであるが、余りにお馴染みのお話が多いので、さすがに最近は時代設定を変えるなどの工夫が為されている。TV映画の本作も例外ではない。 舞台は現在ではない…
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映画評「あなたはまだ帰ってこない」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年フランス=ベルギー=スイス合作映画 監督エマニュエル・フィンケル ネタバレあり 自分の勘の良さと迂闊さを一緒に感じた作品である。お話に軽く触れた後、説明してみましょう。 1944年6月、ナチス・ドイツへのレジスタンスに参加していた女性作家マルグリット(メラニー・ティエリー)は、同…
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映画評「悪魔が夜来る」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1942年フランス映画 監督マルセル・カルネ ネタバレあり 6300本もの映画絡みの記事を書きながら、マルセル・カルネはまだ取り上げていないと思う。「天井桟敷の人々」は長いので、どうも敬遠しがち。大好きな「嘆きのテレーズ」もブログ開設の2005年以降は見ていない。恐らくこのブログで初めて取り上げ…
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映画評「アギーレ/神の怒り」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1972年西ドイツ=メキシコ=ペルー合作映画 監督ヴェルナー・ヘルツォーク ネタバレあり サイレント映画からトーキー初期にかけてドイツやオーストリアは映画先進国だったが、ヒトラーが実権を握って実力のある映画作家が国外特にアメリカへ逃げたこともあり、すっかりダメになった。戦後は「菩提樹」(1956…
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映画評「エリカ38」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・日々遊一 ネタバレあり 日本映画では珍しい際物である。この言葉を周知せしめる為にこの手のお話がある度に使うが、俗に使われる “際どい作品” の意味ではなく、事件の起きた後にすぐに小説化や演劇・映画化されるものを言う。この場合の際は間際など時間の際のことである。 年齢…
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映画評「オーメン」(1976年版)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1976年イギリス=アメリカ合作映画 監督リチャード・ドナー ネタバレあり 2006年製作のリメイクを翌年に観ているが、こちらのオリジナルは40年ぶりくらいの再鑑賞。物語は殆ど違わないので、配役だけ変えたコピペで参りましょう。 米国外交官グレゴリー・ペックの妻リー・レミックがローマのカトリ…
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映画評「アヴリルと奇妙な世界」

☆☆★(5点/10点満点中) 2015年フランス=カナダ=ベルギー合作映画 監督クリスチャン・デスマール、フランク・エキンジ ネタバレあり 3か月前に観た「ディリリとパリの時間旅行」と重なるところが多いフレンチ・アニメで、大昔のフランス製「やぶにらみの暴君」(1951年)やチェコ製「悪魔の発明」(1958年)という旧作を思わせ…
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映画評「アマンダと僕」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年フランス映画 監督ミカエル・アース ネタバレあり 採点以上にこのフランスのドラマ映画は良い。多くの人に見てほしいが、この手の、テクニカルでなく、そこはかとなく情感が込められた作品にはこういう採点が上品であると思うのだ。 パリで旅行者や引越しの人をコーディネートするのを主な生業とし…
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映画評「IT/イット THE END ”それ”が見えたら、終わり。」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年アメリカ=カナダ合作映画 監督アンディ・ムスキエッティ ネタバレあり スティーヴン・キング原作の大作ホラーの続編。 前作から27年後すっかり大人になった“ルーザーズ・クラブ”の7人組(ジェシカ・チャステイン、ジェームズ・マカヴォイ、他)が、再び故郷の街に現れたピエロ“ベニーワイズ”…
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映画評「おかあさんの木」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2015年日本映画 監督・磯村一路 ネタバレあり WOWOWのパンフレットで監督と主演者の名前、アウトラインを読んだ時観た記憶があると思ったが、自分のブログにも記事をすぐに発見できなかったし、IMDbの投票記録もなかった。実際に観た後も、観た記憶があるようなないような、こんな経験は初めてである。こ…
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映画評「うちの執事が言うことには」

☆★(3点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・久万真路 ネタバレあり 若手アイドルが主演する映画は避けることが多いが、主演者への偏見ではなく、アウトライン等で紹介される内容が空疎に見えるからである。  本作は、ミステリー(原作:高里椎奈)という単語に釣られて観たものの、103分の上映時間の間に目を引くところが一瞬もな…
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映画評「ウィーアーリトルゾンビーズ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・長久允 ネタバレあり 基本的にもう見ないことにしているゾンビ映画かと思ったが、今まで放映してきた作品は全部見て来た【W座からの招待状】の作品なので、観ないわけにはいかぬ。しかも、ゾンビは全く関係なく、誠に有難い。 バス事故、ガス爆発、自殺、殺人で両親を失った4人の中…
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映画評「ウディ・アレンのザ・フロント」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1976年アメリカ映画 監督マーティン・リット ネタバレあり ウッディー・アレンが監督作品は最新作を除いて多分全て観ていると思うが、監督を担当していない主演作品には観ていないものがあって、本作を図書館から借りて来た。アレンが脚本も書いていないので、社会派の重喜劇仕様になっている。 1950年…
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映画評「i 新聞記者ドキュメント」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・森達也 ネタバレあり 劇映画「新聞記者」の原案になった著書を書いた東京新聞社会部記者・望月衣塑子が、安倍政権で発生した案件若しくはその政権下で起きた間接的事件を追及する様子を捉えた森達也監督のドキュメンタリーである。 森監督はオウム真理教信者に密着した「A」「A2…
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映画評「アド・アストラ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019アメリカ=中国合作映画 監督ジェームズ・グレイ ネタバレあり 本格SFを読むのは、昔痛い目にあったせいで未だに多少苦手意識があるが、春先に読んだアーサー・C・クラークの「幼年期の終り」が面白かったし、正統的な作風であれば面白く読める自信を得つつある。映画であれば、アメ・コミの映画化や「ス…
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映画評「いつか家族に」

☆☆★(5点/10点満点中) 2015年韓国映画 監督ハ・ジョンウ ネタバレあり 韓国大衆映画は相変わらず韓国大衆映画である。昔の日本大衆映画に似ているところもあるが、ここまで極端ではなかった(相対的に本作は振幅の小さい部類とは思う)。 1953年朝鮮戦争停戦直後の韓国(ソウルに比較的近い地方小都市だろう)。貧しい青年サ…
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