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映画評「アギーレ/神の怒り」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1972年西ドイツ=メキシコ=ペルー合作映画 監督ヴェルナー・ヘルツォーク ネタバレあり サイレント映画からトーキー初期にかけてドイツやオーストリアは映画先進国だったが、ヒトラーが実権を握って実力のある映画作家が国外特にアメリカへ逃げたこともあり、すっかりダメになった。戦後は「菩提樹」(1956…
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映画評「エリカ38」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・日々遊一 ネタバレあり 日本映画では珍しい際物である。この言葉を周知せしめる為にこの手のお話がある度に使うが、俗に使われる “際どい作品” の意味ではなく、事件の起きた後にすぐに小説化や演劇・映画化されるものを言う。この場合の際は間際など時間の際のことである。 年齢…
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映画評「オーメン」(1976年版)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1976年イギリス=アメリカ合作映画 監督リチャード・ドナー ネタバレあり 2006年製作のリメイクを翌年に観ているが、こちらのオリジナルは40年ぶりくらいの再鑑賞。物語は殆ど違わないので、配役だけ変えたコピペで参りましょう。 米国外交官グレゴリー・ペックの妻リー・レミックがローマのカトリ…
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映画評「アヴリルと奇妙な世界」

☆☆★(5点/10点満点中) 2015年フランス=カナダ=ベルギー合作映画 監督クリスチャン・デスマール、フランク・エキンジ ネタバレあり 3か月前に観た「ディリリとパリの時間旅行」と重なるところが多いフレンチ・アニメで、大昔のフランス製「やぶにらみの暴君」(1951年)やチェコ製「悪魔の発明」(1958年)という旧作を思わせ…
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映画評「アマンダと僕」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年フランス映画 監督ミカエル・アース ネタバレあり 採点以上にこのフランスのドラマ映画は良い。多くの人に見てほしいが、この手の、テクニカルでなく、そこはかとなく情感が込められた作品にはこういう採点が上品であると思うのだ。 パリで旅行者や引越しの人をコーディネートするのを主な生業とし…
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映画評「IT/イット THE END ”それ”が見えたら、終わり。」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年アメリカ=カナダ合作映画 監督アンディ・ムスキエッティ ネタバレあり スティーヴン・キング原作の大作ホラーの続編。 前作から27年後すっかり大人になった“ルーザーズ・クラブ”の7人組(ジェシカ・チャステイン、ジェームズ・マカヴォイ、他)が、再び故郷の街に現れたピエロ“ベニーワイズ”…
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映画評「おかあさんの木」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2015年日本映画 監督・磯村一路 ネタバレあり WOWOWのパンフレットで監督と主演者の名前、アウトラインを読んだ時観た記憶があると思ったが、自分のブログにも記事をすぐに発見できなかったし、IMDbの投票記録もなかった。実際に観た後も、観た記憶があるようなないような、こんな経験は初めてである。こ…
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映画評「うちの執事が言うことには」

☆★(3点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・久万真路 ネタバレあり 若手アイドルが主演する映画は避けることが多いが、主演者への偏見ではなく、アウトライン等で紹介される内容が空疎に見えるからである。  本作は、ミステリー(原作:高里椎奈)という単語に釣られて観たものの、103分の上映時間の間に目を引くところが一瞬もな…
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映画評「ウィーアーリトルゾンビーズ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・長久允 ネタバレあり 基本的にもう見ないことにしているゾンビ映画かと思ったが、今まで放映してきた作品は全部見て来た【W座からの招待状】の作品なので、観ないわけにはいかぬ。しかも、ゾンビは全く関係なく、誠に有難い。 バス事故、ガス爆発、自殺、殺人で両親を失った4人の中…
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映画評「ウディ・アレンのザ・フロント」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1976年アメリカ映画 監督マーティン・リット ネタバレあり ウッディー・アレンが監督作品は最新作を除いて多分全て観ていると思うが、監督を担当していない主演作品には観ていないものがあって、本作を図書館から借りて来た。アレンが脚本も書いていないので、社会派の重喜劇仕様になっている。 1950年…
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映画評「i 新聞記者ドキュメント」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・森達也 ネタバレあり 劇映画「新聞記者」の原案になった著書を書いた東京新聞社会部記者・望月衣塑子が、安倍政権で発生した案件若しくはその政権下で起きた間接的事件を追及する様子を捉えた森達也監督のドキュメンタリーである。 森監督はオウム真理教信者に密着した「A」「A2…
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映画評「アド・アストラ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019アメリカ=中国合作映画 監督ジェームズ・グレイ ネタバレあり 本格SFを読むのは、昔痛い目にあったせいで未だに多少苦手意識があるが、春先に読んだアーサー・C・クラークの「幼年期の終り」が面白かったし、正統的な作風であれば面白く読める自信を得つつある。映画であれば、アメ・コミの映画化や「ス…
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映画評「いつか家族に」

☆☆★(5点/10点満点中) 2015年韓国映画 監督ハ・ジョンウ ネタバレあり 韓国大衆映画は相変わらず韓国大衆映画である。昔の日本大衆映画に似ているところもあるが、ここまで極端ではなかった(相対的に本作は振幅の小さい部類とは思う)。 1953年朝鮮戦争停戦直後の韓国(ソウルに比較的近い地方小都市だろう)。貧しい青年サ…
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映画評「アクセレーション」

☆★(3点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督マイケル・メリノ、ダニエル・ジリーリ ネタバレあり ナタリー・バーンという女優が製作を引っ張って自ら主演したアクションだが、残念ながら脚本が甚だ不出来。 女殺し屋ナタリーが、大ボスのドルフ・ランドグレンに息子を人質に脅迫され、5人のボスたちに関する指令を実行に移すが…
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映画評「いちごの唄」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・菅原伸太郎 ネタバレあり 僕の調べる限り【キネマ旬報】の2019年度ベスト10選出で1点も入っていないが、なかなか爽やかでなかなか好感を覚える青春映画である。銀杏BOYZというパンク・バンドの歌詞を基にTV界でお馴染みの脚本家・岡田惠和が書いた小説を、岡田自ら脚色し、やは…
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映画評「オーヴァーロード」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ=カナダ合作映画 監督ジュリアス・エイヴァリー ネタバレあり アーサー・C・クラークのSF小説「幼年期の終わり」でオーヴァーロードは天使に相当する存在だが、本作のオーヴァーロードは何のことか全く解らない。 ノルマンディー上陸作戦開始直後、フランスの教会に作られた電波塔を破壊…
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映画評「A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督デーヴィッド・ロウリー ネタバレあり デーヴィッド・ロウリーという監督は、「セインツ -約束の果て-」(2013年)でも初期のテレンス・マリックを思わせたが、この作品は最近のマリックを彷彿とする。しかとは解らないが、マリックのフォロワーではないか。この作品は、哲学的な映…
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映画評「イメージの本」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年フランス=スイス合作映画 監督ジャン=リュック・ゴダール ネタバレあり 映画サイトには“異色作”とあるが、ジャン=リュック・ゴダールは1960年代後半からこんな作品ばかり作っているのだから、ちっとも異色作ではない。勿論ゴダールを初めて観る人には異色作だが、これを異色作と思うような人はまず…
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映画評「アルキメデスの大戦」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・山崎貴 ネタバレあり 世界の映画がアイデア不足で興味深いお話の映画が非常に限られているが、本作はアングルがなかなか面白い。原作は三田紀房のコミック。 国際連盟を脱退した後1933年の日本。これから始まる可能性のあるアメリカとの戦争を前提に、戦艦こそ戦争を有利に進める…
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映画評「オーバードライヴ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2013年アメリカ=イギリス=アラブ首長国連邦合作映画 監督リック・ローマン・ウォー ネタバレあり 古いという程ではないが、出来立てほやほやでもない。「ワイルド・スピード」シリーズで人気が最高潮に達していた頃のドウェイン・ジョンスンが主演するアクション映画である。しかし、ジャンル映画的ではなく、犯…
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映画評「アメリカン・アニマルズ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ=イギリス合作映画 監督バート・レイトン ネタバレあり 映画としては作り方が面白いが、TVでは年がら年中やっているタイプに過ぎない。  実話そのものの映画化で、実際の人物が彼等を演じる役者共々交互に出演するというのが珍しいわけだが、TV「アンビリバボー」では多くこの形式なので、…
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映画評「アガサ・クリスティー ねじれた家」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年イギリス=アメリカ合作映画 監督ジル・パケ=ブレネール ネタバレあり アガサ・クリスティーの映画化は、エルキュール・ポワロものに限る。観光要素があってスペクタクル性が高く、見ばえが良いからである。少なくとも劇場用に映画化されたものはそうである。  「ねじれた家」は、クリスティーご本人が…
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映画評「イル・ポスティーノ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1994年イタリア=フランス=ベルギー合作映画 監督マイケル・ラドフォード ネタバレあり ブルーレイには同じ傾向の作品を数本保存する。多いのは監督集、俳優集だが、これは先日アップした「スモーク」が入っている1990年代名作集に入れた作品。「スモーク」で再確認したいことがあった取ったついでに、こち…
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映画評「RBG 最強の85才」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ジュリー・コーエン、ベッツィー・ウェスト ネタバレあり 三日前に観た「ビリーブ 未来への大逆転」の主人公である米国最高裁判事のルース・ベイダー・ギンズバーグに迫るドキュメンタリー映画である。きちんと作られてはいても近年の女性成功物語の型を出なかったかの作品より面白い。…
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映画評「愛と哀しみの果て」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1985年アメリカ映画 監督シドニー・ポラック ネタバレあり 評判が良かったものの映画館で観られなかったので、当時流行っていたレーザーディスクを買って観た。今回はハイビジョンでの鑑賞で、以前観た時より僕と周波数が合った感じがする。  外国の文芸ものは、英国流がやはり良い。本作はアメリカ製である…
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映画評「居眠り磐音」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・本木克英 ネタバレあり 時代小説には余り興味がないので、近年の作家や作品はよく知らない。本作原作である佐伯泰英の小説も知らないが、10年以上も前にNHKで放映されていた時代劇シリーズをちょっと見たことがある。正確には、Allcinemaの投稿を読んで思い出したというわけで…
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映画評「X-MEN:ダーク・フェニックス」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督サイモン・キンバーグ ネタバレあり 「X-MEN」シリーズはマーヴェル・コミックス映画版の中で僕が一番買っている。しかし、世間とは少し理由が違う。忍者映画のような術・技の繰り出し合いが面白いのである。  だから、第一シリーズでは評判が最も悪い第3作を一番楽しみ、性格…
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映画評「愛と銃弾」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年イタリア映画 監督マルコ・マネッティ、アントニオ・マネッティ ネタバレあり 諸事情があり採点は☆☆★に留めたものの実は面白がった「宇宙人王(ワン)さんとの遭遇」のアントニオとマルコのマネッティ兄弟の新作は、何とマフィアの抗争をミュージカル仕立てで描いた異色作で、問題がないでもないが、な…
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映画評「熱いトタン屋根の猫」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1958年アメリカ映画 監督リチャード・ブルックス ネタバレあり 税金の申告に行くので待ち時間に読める文庫本を・・・ということ借りて来たのが、テネシー・ウィリアムズの戯曲「やけたトタン屋根の上の猫」で、それを読んだ後で本作を再鑑賞しようと決めていた(結局コロナ騒動で、申告に来ていた人は数名。会場…
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映画評「アベンジャーズ/エンドゲーム」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ ネタバレあり またまたマーヴェルでやんす。☆★は少なくないが、おじさんはアメ・コミの映画版に飽きたので書くことがなく、短文で失礼します。 「アベンジャーズ」シリーズ第4作であることはご紹介の通りながら、実際には第3部の後編とい…
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