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映画評「ボイス・オブ・ムーン」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1989年イタリア=フランス合作映画 監督フェデリコ・フェリーニ ネタバレあり フェデリコ・フェリーニ監督の「道」(1954年)以降の作品は全部映画館で観ている。事情があって、遺作となった本作のみ衛星放送で観るしかなかった。その時録画したビデオはブルーレイに移してライブラリーとして依然持っている…
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映画評「ペット・セメタリー」(2019年版)

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ=カナダ合作映画 監督ケヴィン・ケルシュ、デニス・ウィドマイヤー ネタバレあり 1989年に映画化されたスティーヴ・キングの同名ホラー小説の再映画化版でござる。30年ぶりのリメイクなので製作スパンとしは適当かもしれない。前回の内容の記憶が甚だ怪しいが、それほど大きな変更はないと思…
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映画評「パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2014年スペイン映画 監督クーロ・サンチェス ネタバレあり 日本の民謡以外のジャンルなら何でも聴きたがる音楽ファン(実際に全てを聴く時間はないが)なので、ロック以外のギタリストも名前だけは結構知っている。1970年代~80年代にかけて、パット・メセニー、アール・クルー、リー・リトナー、アル・ディ…
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映画評「引っ越し大名!」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・犬童一心 ネタバレあり 「武士の家計簿」(2010年)を恐らく嚆矢として、実話に則る武士の生活面に着目した映画がちょっとしたジャンルを形成している。もっと時間が経ったかと思っていたが、まだ10年だ。 姫路藩。越前松平家を祖とする城主松平直矩(及川光博)が、男色の誘い…
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映画評「ふるさと」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1983年日本映画 監督・神山征二郎 ネタバレあり アマゾン・プライムの有料会員になってしまった(WOWOW加入中 は止める気十分なり)ところ、常連の浅野佑都さんから、この作品が無償で観られると教えられた。観た記憶もあったのだが、実際に鑑賞したところ、記憶違いのようである。そもそもこれほど感慨深…
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映画評「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年アメリカ映画 監督キャシー・ヤン ネタバレあり 予想と違って全くのメソメソくよくよ型で気に入らなかった「スーサイド・スクワッド」の続編、と言おうか、スピンオフでござる。ヒロインの名前ハーレイ・クインはハーレクイン・ロマンスのパロディでしょうな。 ゴッサム・シティに君臨するジョーカー…
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映画評「氷上の王、ジョン・カリー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年イギリス映画 監督ジェームズ・アースキン ネタバレあり スポーツ選手のドキュメンタリーであります。 オリンピックの面白さに目覚めたのは、1968年小学生の時に見たメキシコ・オリンピックによってだが、当時は夏と同じ年に行われていた冬季については大分後になる。  札幌では日本勢が表彰…
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映画評「花とアリス殺人事件」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2015年日本映画 監督・岩井俊二 ネタバレあり 初期は全く苦手であった岩井俊二監督の印象を刷新した記念的作品が「花とアリス」(2004年)で、日本を代表する女優になった蒼井優を認識したのもかの作品。  本作は、そのヒロインたちである有栖川徹子(声:蒼井優)と荒井花(声:鈴木杏)が親友になる経…
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映画評「ファースト・マン」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年アメリカ=日本合作映画 監督デイミアン・チャゼル ネタバレあり 小学校時代僕が最もワクワクした事件の一つはアポロ11号の月面着陸であったと思う。ニール・アームストロング船長の名前を脳裡に刻み込んだ。本作はそのアームストロングの伝記映画である。 勿論、人類初となるアポロ11号の月面…
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映画評「パーソナル・ソング」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2014年アメリカ映画 監督マイケル・ロサット=ベネット ネタバレあり 音楽絡みのドキュメンタリーだが、主役は音楽家ではなく、認知症や精神障碍、身体障碍を患う人々である。これらの人々に、若い頃聴いた音楽を聴かせると人間的に再生する、という効果を次々と見せていく。これがもうビックリというに尽きる。…
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映画評「ブックスマート 卒業前夜のパーティデビュー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督オリヴィア・ワイルド ネタバレあり こういう調子の良いおバカ系コメディーがアメリカの現実をどの程度を反映しているか、全く違う文化圏に過ごしている僕らには解らないところがあるので、個人的にはその “おバカ” な部分が引っかかって余りゴキゲンになれない。僕の、常識に縛られが…
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映画評「his」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・今泉力哉 ネタバレあり 欧米では1960年代後半以降同性愛を主題にした作品が少なからず作られてきたのに対し、日本では圧倒的に少ない。男性の同性愛については「ブロークバック・マウンテン」(2005年)という決定的秀作があるが、本作は、競争相手が少ないとは言え、邦画の決定打に…
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映画評「ひとよ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・白石和彌 ネタバレあり バイオレンスを得意とする印象のある白石和彌監督としては、お話の発端こそ暴力絡みとは言え、暴力性が薄く、心理ドラマとして推移する。桑原裕子が書いた舞台劇が原作であるということも(理由の一つで)あるだろう。 15年前にタクシー会社を経営する暴力…
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映画評「ボーダー 二つの世界」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年スウェーデン=デンマーク合作映画 監督アリ・アッバシ ネタバレあり 例によって全く何も知らずに観たが、かなり異色の、しかしタッチがよく抑制された、ダーク・ファンタジーであった。ハリウッドのメジャー映画ではまず作らないようなお話である。 ティーナ(エヴァ・メランデル)という特殊な容貌…
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映画評「芳華-Youth-」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年中国映画 監督フォン・シャオガン ネタバレあり 文化大革命終盤の頃、多分1975年くらいから始まるお話で、解放軍の中にある文芸工作団(略して文工団)に関わる若い男女の青春模様を描いている。中国で大ヒットしたそうである。 この映画に関して政治のアングルから強く否定している人はやや誤解…
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映画評「パラサイト 半地下の家族」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2019年韓国映画 監督ポン・ジュノ ネタバレあり 2019年度カンヌ映画祭のパルム・ドールとアカデミー賞作品賞を獲って大いに話題になったポン・ジュノ監督のブラック・コメディーである。 チェーホフの「中二階」ならぬ半地下アパートに下層階級の一家が住んでいる。依然大学志願を続けるフリーターの…
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映画評「フォードVSフェラーリ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督ジェームズ・マンゴールド ネタバレあり モータースポーツは今でこそ全く観ない(観たくても少なくともTVでやってくれない。NHK-BSも有料のWOWOWも撤退した)が、興味のある分野である。子供の頃は車種については一通り知っていて、外国の車に関しては他の子供より遥かに詳…
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映画評「ベル・カント とらわれのアリア」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ポール・ワイツ ネタバレあり 1996年にペルー日本大使公邸で起きた実話かと思って見たら、それを着想源にした小説(作アン・パチェット)の映画化でありました。結果は実際に近い感じ。 1996年、南米某国の副大統領公邸のパーティーに、日本人実業家・渡辺謙とその通訳・加…
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映画評「初恋」(2019年)

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・三池崇史 ネタバレあり WOWOWが三池崇史の小特集をしている。任侠絡みの映画は好まないので、古い任侠の映画は無視し、その路線ではあるが新作の本作だけ観る。「初恋」という任侠絡みの映画とは思えないタイトルが興味をそそる。 ボクサーの窪田正孝がちょっとしたパンチでKO…
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映画評「ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年カナダ=ベルギー合作映画 監督キム・グエン ネタバレあり カナダ=ベルギー合作映画ながら、最近の映画に多くあるように、アメリカが舞台。  カナダ映画は【今じゃ落ち目の三度笠】状態になった大スター(ニコラス・ケイジ、ジョン・キューザック等)が出演の機会を狙う現場となっているが、本作はジャ…
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映画評「ブリキの太鼓」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1979年西ドイツ=フランス合作映画 監督フォルカー・シュレンドルフ ネタバレあり 映画雑誌上でも大評判のアカデミー外国語映画賞受賞作ということで、リアルタイムで勇んで映画館に駆け付けて観たのが最初。相当楽しんだものである。  それから30年経った数年前にギュンター・グラスの原作を映画の記憶を…
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映画評「閉鎖病棟-それぞれの朝-」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・平山秀幸 ネタバレあり 精神科医でもある帚木蓬生の「閉鎖病棟」の再映画化。2001年に製作された「いのちの海 Closed Ward」が一回目の映画化だそうだ。 Wikipediaによれば、2006年頃からお話は始まる。  不倫現場を見た妻と役人、認知症の母親を殺…
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映画評「ヘルボーイ」(2019年版)

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ=イギリス=ブルガリア=カナダ=ポルトガル=フランス合作映画 監督ニール・マーシャル ネタバレあり この間の「チャーリーズ・エンジェル」や「バッドボーイズ  フォー・ライフ」と同じパターンで第二作とのスパンが大分ある第三作。ネタがないという以上に楽しようという魂胆と言えましょうか…
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映画評「バッドボーイズ フォー・ライフ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年アメリカ=メキシコ合作映画 監督アディル・エル・アルビ、ビラル・ファラー ネタバレあり 「パルプ・フィクション」のある程度意味のある駄弁すら退屈するのに、このシリーズは文字通りの駄弁であるから非常に辛い時間を過ごすことになる。特に第二作は2時間半と、内容に比してうんざりした記憶がある。日…
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映画評「ホテル・ムンバイ」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 2018年オーストラリア=インド=イギリス=アメリカ合作映画 監督アンソニー・マラス ネタバレあり 甚だ恥ずかしいことに、2008年11月インドのムンバイ(僕らの世代はボンベイと言いたくなる)で起きた同時多発的なテロは殆ど記憶に残っていない。しかし、その実際の事件をテーマにしたこの映画はサスペ…
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映画評「ぼけますから、よろしくお願いします。」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・信友直子 ネタバレあり WOWOWの【W座からの招待状】初めてのドキュメンタリー・・・ではなかろうか。余り確かではない。TVドキュメンタリーを再編集したものらしい。  TVディレクターの信友直子が、広島呉市に暮らす自身の両親を捉えた内容だが、こういうドキュメンタリーを…
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映画評「僕たちは希望という名の列車に乗った」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年ドイツ映画 監督ラース・クラウメ ネタバレあり 昨年から続く香港でのデモを思い起こさざるを得ない。実話もの。 1956年の東ドイツ。高校生テオ(レオナルド・シャイヒャー)とクルト(トム・グラメンツ)が墓参と称して西ベルリンへ行く列車に乗る。勿論事前のチェックがある。実際に墓参した…
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映画評「パピヨン」(2017年)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年スペイン=チェコ合作映画 監督マイケル・ノア― ネタバレあり 1973年に僕ら少年映画ファンを感銘させた実話ものの44ぶりのリメイクである。  厳密には、戦前の脱獄犯アンリ・シャリエールが自らの実体験を綴ったノンフィクション(半小説)の再映画化であるわけだが、今回のほうが原作に近い雰…
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映画評「ヒロシマへの誓い サーロー節子とともに」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2020年アメリカ映画 監督スーザン・C・スティックラー ネタバレあり サーロー節子という女性は、2017年にICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)がノーベル平和賞を受賞した時に代表者としてメダルを受け取り、発言もしてニュースになったので、ご存知の方も多いだろう。 僕は、反戦主義者のくせに…
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映画評「HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督イライジャ・バイナム ネタバレあり 現在の邦画青春映画にはどうも感興が湧かないが、ぐっと複雑な様相を示すことの多い欧米の青春映画には捨てがたいものがまだまだある。 1991年(大きなハリケーン禍があった年)。父親が亡くなった喪失感から抜け出さず、母親にフロリダ州?…
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