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映画評「バッドボーイズ フォー・ライフ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年アメリカ=メキシコ合作映画 監督アディル・エル・アルビ、ビラル・ファラー ネタバレあり 「パルプ・フィクション」のある程度意味のある駄弁すら退屈するのに、このシリーズは文字通りの駄弁であるから非常に辛い時間を過ごすことになる。特に第二作は2時間半と、内容に比してうんざりした記憶がある。日…
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映画評「ホテル・ムンバイ」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 2018年オーストラリア=インド=イギリス=アメリカ合作映画 監督アンソニー・マラス ネタバレあり 甚だ恥ずかしいことに、2008年11月インドのムンバイ(僕らの世代はボンベイと言いたくなる)で起きた同時多発的なテロは殆ど記憶に残っていない。しかし、その実際の事件をテーマにしたこの映画はサスペ…
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映画評「ぼけますから、よろしくお願いします。」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・信友直子 ネタバレあり WOWOWの【W座からの招待状】初めてのドキュメンタリー・・・ではなかろうか。余り確かではない。TVドキュメンタリーを再編集したものらしい。  TVディレクターの信友直子が、広島呉市に暮らす自身の両親を捉えた内容だが、こういうドキュメンタリーを…
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映画評「僕たちは希望という名の列車に乗った」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年ドイツ映画 監督ラース・クラウメ ネタバレあり 昨年から続く香港でのデモを思い起こさざるを得ない。実話もの。 1956年の東ドイツ。高校生テオ(レオナルド・シャイヒャー)とクルト(トム・グラメンツ)が墓参と称して西ベルリンへ行く列車に乗る。勿論事前のチェックがある。実際に墓参した…
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映画評「パピヨン」(2017年)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年スペイン=チェコ合作映画 監督マイケル・ノア― ネタバレあり 1973年に僕ら少年映画ファンを感銘させた実話ものの44ぶりのリメイクである。  厳密には、戦前の脱獄犯アンリ・シャリエールが自らの実体験を綴ったノンフィクション(半小説)の再映画化であるわけだが、今回のほうが原作に近い雰…
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映画評「ヒロシマへの誓い サーロー節子とともに」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2020年アメリカ映画 監督スーザン・C・スティックラー ネタバレあり サーロー節子という女性は、2017年にICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)がノーベル平和賞を受賞した時に代表者としてメダルを受け取り、発言もしてニュースになったので、ご存知の方も多いだろう。 僕は、反戦主義者のくせに…
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映画評「HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督イライジャ・バイナム ネタバレあり 現在の邦画青春映画にはどうも感興が湧かないが、ぐっと複雑な様相を示すことの多い欧米の青春映画には捨てがたいものがまだまだある。 1991年(大きなハリケーン禍があった年)。父親が亡くなった喪失感から抜け出さず、母親にフロリダ州?…
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映画評「ハリウッド玉手箱」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1944年アメリカ映画 監督デルマー・デーヴィス ネタバレあり フランスのレジスタンスがドイツ軍に敵対している1944年(昨日の「鉄路の闘い」)に、アメリカ国内ではこの映画が虚実織り交ぜて紹介することが行われていた。  風景の捉え方がうまい、西部劇を得意にした監督というイメージのあるデルマー・デ…
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映画評「暴走パニック 大激突」

☆☆★(5点/10点満点中) 1976年日本映画 監督・深作欣二 ネタバレあり 深作欣二監督シリーズ第2弾。昨日の「資金源強奪」に続く強盗ものだが、完成度は大分劣る。但し、馬力はある。 バーテンの渡瀬恒彦は、小林稔侍と組んで、西から東へと銀行強盗を続けてい、資金が十分溜ったらブラジルへ行くつもりである。彼は店で知り合った…
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映画評「パリ、噓つきな恋」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年フランス=ベルギー合作映画 監督フランク・デュボスク ネタバレあり 喜劇俳優のフランク・デュボスクが主演を兼ねて、脚本と監督も担当した恋愛コメディーである。 靴流通企業のパリ支店長デュボスクが、母親の死後、その家で車椅子に坐っていたのを、隣に越してきたソーシャルワーカーの美人キャロ…
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映画評「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年イギリス=フランス=セルビア合作映画 監督レイフ・ファインズ ネタバレあり ルドルフ・ヌレーエフ(ロシア語の発音に近く書けばヌリェーイェフ)の伝記映画である。監督が出演も兼ねている俳優のレイフ・ファインズだから三日連続の“素人監督”作品となるが、出来栄えでは本作が段違いに良い。 1…
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映画評「轢き逃げ 最高の最悪な日」

☆☆(4点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・水谷豊 ネタバレあり 二日続けて専業ではない人が監督した作品でござる。こちらは二作目となる水谷豊が脚本も書いて出演もしているわけだから、相当力が入っている。結果は下に述べる。 副社長令嬢・小林涼子との披露宴打ち合わせに急ぐ一流企業の幹部候補・中山麻聖が、進行役を任せる…
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映画評「パラダイス・ネクスト」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本≒台湾合作映画 監督・半野喜弘 ネタバレあり 監督をした半野喜弘は(映画)音楽家だそうである。脚本家や撮影監督から監督に進出する人は多いが、音楽家は珍しい。 台湾でヤクザの子分をしている豊川悦司の前に、よく喋る青年・妻夫木聡が現れる。豊川の知り合いである女性を毒殺した後、それを…
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映画評「ホテル・アルテミス」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年イギリス=アメリカ合作映画 監督ドリュー・ピアース ネタバレあり 殺し屋専門のホテルが出て来る映画「ジョン・ウィック」があり、殺し屋後調達の料理店を扱った邦画「Diner ダイナー」があるかと思えば、本作は殺し屋専門の病院が舞台である。いずれも会員制で、本作の場合は病院内の殺しは厳禁とい…
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映画評「パリに見出されたピアニスト」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年フランス=ベルギー合作映画 監督ルドヴィク・ベルナール ネタバレあり コンセルヴァトワールのディレクターであるランベール・ウィルソンは、駅でピアノを弾く窃盗少年ジュール・ベンシェトリに天才を感じ取り、彼が窃盗容疑で社会奉仕を命じられたのに乗じて、学校の掃除をする前に練習することを命じ、特…
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映画評「パリの家族たち」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年フランス映画 監督マリー=カスティーユ・マンション=シャール ネタバレあり 「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」の女性監督マリー=カスティーユ・マンション=シャールが母親をテーマに、母の日を核に、綴る群像劇。 女性大統領となったオドレイ・フルーロは政治と生まれたばかりの子育ての狭間で…
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映画評「ハンナとその姉妹」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1986年アメリカ映画 監督ウッディー・アレン ネタバレあり 大体95分くらいにまとめるウッディー・アレンとしては少し長い107分の上映時間。扱う主要人物の多さがやや上映が時間が長くなった理由だが、誠に充実した出来栄え。アレンの“喜劇”の中では一番の傑作とずっと思っている。30年以上前に映画館…
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映画評「(ハル)」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1996年日本映画 監督・森田芳光 ネタバレあり 森田芳光監督は、「家族ゲーム」「それから」と秀作を続けて発表したが、個人的に、「そろばんずく」から不調に陥り余り期待できなくなっていたところ、この「(ハル)」で10年ぶりに復活した、という印象を覚えさせた。 日本にパソコンが定着し始めた頃の…
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映画評「バーニング 劇場版」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年韓国映画 監督イ・チャンドン ネタバレあり イ・チャンドンは、キム・ギドクやパク・チャヌクと並んで僕が評価する韓国の監督である。  彼等は韓国大衆映画の基本スタンスであるギャグとシリアス性のギャップで見せる泥臭い手法を取らない。韓国人は一般人でも大袈裟な表現をするので、それで笑ってしま…
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映画評「ハリウッド1969 シャロン・テートの亡霊」

☆☆(4点/10点満点中) 1969年アメリカ=メキシコ合作映画 監督ダニエル・ファーランズ ネタバレあり 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の終盤と同工異曲の、伝記映画のWhat ifものである。 前述作では、チャールズ・マンソンが恨みを抱いた若手音楽プロデューサーのテリー・メルチャー(ドリス・デイの息子…
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映画評「初恋~お父さん、チビがいなくなりました」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・小林聖太郎 ネタバレあり 西炯子という女性は小説家かと思ったが、Wikipediaで調べたら漫画家だった。彼女のコミックを、刺激とは程遠い作品を得意とする小林聖太郎が映画化したホームドラマ。  僕らより一回りくらい上の老夫婦のお話だが、とても他人事とは思えず、胸に刺さる…
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映画評「バースデー・ワンダーランド」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・原恵一 ネタバレあり 児童文学者・柏葉幸子の作品「地下室からのふしぎな旅」のアニメ映画化で、すぐ隣にある異世界をテーマにしているところは「千と千尋の神隠し」に似ているが、かの作品はこの作者の作品に影響を受けて成り立ったらしい。なるほど。 小学高学年のアカネ(声:松岡…
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映画評「パンク侍、斬られて候」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・石井岳龍 ネタバレあり 本作は、いつの間にか名前が変わった元石井聰亙の石井岳龍が町田康の同名小説を映画化した作品だが、脚色を担当した宮藤官九郎の色が強い気がする。  一応江戸時代を舞台にしているのに、使われる言語は平成語というのが、お話以上に人を食っている。パンク・ロッ…
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映画評「ペガサス/飛馳人生」

☆☆(4点/10点満点中) 2019年中国映画 監督ハン・ハン ネタバレあり 中国製のラリー映画というのが珍しいので、観てみた。最近色々な国のレース映画が見られるが、アメリカ映画以外は認めるに値するものは殆どないので、怖いもの見たさということですじゃ。 「ワイルド・スピード」を地で行く交通法規違反をして5年間出場機会を失…
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映画評「ブレンダンとケルズの秘密」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2009年アイルランド=フランス=ベルギー合作映画 監督トム・ムーア ネタバレあり 2作目の「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」を観て、野趣と芸術性の高さに感心したアニメ映画監督トム・ムーアの映画デビュー作。 今回もまた極めてケルト伝説的内容で、9世紀のアイルランドが舞台。  ケルズとい…
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映画評「半世界」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・阪本順治 ネタバレあり 1990年代辺りから暫く自分探しの映画が多く作られたが、近年は自分の居場所探しのお話が多いような気がする。最近観た作品ではアメリカ映画「レディ・バード」がそうであり、阪本順治が監督した本作がそうである。 三重県は伊勢志摩。39歳の稲垣吾郎は、…
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映画評「ハート・オブ・マン」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督アダム・シャンクマン ネタバレあり 20年前に日本でも話題になり評価も高かった「ハート・オブ・ウーマン」の女性主人公版リメイクと聞き、観たわけだが、何と日本未公開でござった。  個人的にさほど買ったわけではない前作よりさらにぐっと出来栄えが落ちる。出来栄えより下ネタに…
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映画評「パウロ 愛と赦しの物語」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督アンドリュー・ハイアット ネタバレあり 紀元67年、皇帝ネロはローマ大火災を台頭著しいキリスト教徒、その首謀者をキリスト教使徒パウロ(ジェームズ・フォークナー)とし、斬首の判決を下す。市民の半数はネロが犯人であると思っている。  そんな中彼を慕うギリシャ人の医師ルカ(…
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映画評「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督マイケル・ショウォルター ネタバレあり クメイル・ナンジアニというコメディアンが夫人エミリー・V・ゴードンと自伝的脚本を書き、自ら演じたドラマである。 十数年前にパキスタンから家族と共にアメリカへ移住したクメイルは、厳格な両親に内緒でウーバーイーツの運転手をしな…
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映画評「ビリーブ 未来への大逆転」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ=中国=カナダ合作映画 監督ミミ・レダー ネタバレあり アメリカ連邦最高裁の現役判事の一人ルース・ベイダー・キンズバーグの伝記映画である。  彼女はトランプが大統領になった直後引退が囁かれていた記憶があるが、Wikipediaによれば、トランプが大統領でいる間は辞められないと言…
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