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映画評「プレイス・イン・ザ・ハート」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1984年アメリカ映画 監督ロバート・ベントン ネタバレあり 昨日の作品と関連付けられる作品なのだが、その共通因子は何であるか解る人はかなりの映画通でござる。どちらもロバート・ベントンの脚本作品ということ。但し「俺たちに明日はない」はデーヴィッド・ニューマンとの共作だった。本作は「クレイマー、…
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映画評「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年アメリカ=イギリス合作映画 監督ヴァレリー・ファリス、ジョナサン・デイトン ネタバレあり 二週続いてプロ・テニスのトップ選手の伝記的映画。 1973年。女子No.1選手のビリー・ジーン・キング=キング夫人=(エマ・ワトスン)が、男女の間で8倍もの賞金の差があることに抗議をする。 …
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映画評「張り込み」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1987年アメリカ映画 監督ジョン・バダム ネタバレあり 日本映画の「張込み」(原作松本清張)のほうがずっと早いが、勿論関係ない。30年ぶりぐらいの再鑑賞。 凶悪犯アイダン・クインが外部の仲間のコンビよろしきを得て脱走に成功し、FBIは昔関係のあった女性マデリーン・ストウの家を訪れると予想…
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映画評「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年スウェーデン=デンマーク=フィンランド合作映画 監督ヤヌス・メッツ ネタバレあり 1973年頃からTVでテニスを見始めた。そのきっかけとなったのが当時17歳のビョルン・ボルグとベテランで当時40歳くらいだったケン・ローズウォールの試合であった。四大大会の一つだろうが、どの大会の何回戦だっ…
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映画評「はじまりのボーイミーツガール」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2016年フランス=ベルギー合作映画 監督ミシェル・ブジュナー ネタバレあり 12歳の少年少女の初恋模様を描く思春期映画。フランスのYA小説(パスカル・ルーテル)のベストセラーの映画化だそうだが、一言で言えば現代フランス版「小さな恋のメロディ」である。 12歳の少年ヴィクトール(ジャン=スタ…
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映画評「Vision ビジョン」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年日本=フランス合作映画 監督・河瀬直美 ネタバレあり 「あん」「光」と解りやすい作品を作ったので方針変更したのかと思っていた河瀬直美が良くも悪しくも原点回帰したような新作。 フランスの紀行作家ジュリエット・ビノシュが留学中の日本人女性・美波に伴われて奈良県吉野へビジョン(visio…
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映画評「光る眼」(1960年) 

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1960年イギリス映画 監督ウォルフ・リラ ネタバレあり リアル・タイムで見られる世代ではなく、後年衛星放送で観たのが最初。多分1980年代後半である。原作は「トリフィドの日」(映画版は「人類SOS」)で有名なジョン・ウィンダム。  「2001年宇宙の旅」が登場する1968年までSF映画は継子…
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映画評「ヒューマン・ハンター」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年カナダ映画 監督ロブ・W・キング ネタバレあり とにかく話が持ち込まれれば全て出てやろうと決めているとしか思えないニコラス・ケイジ。最低でも年に3本お目にかかる感じで、予算は明らかにB級(ビデオ映画並み)の、出来栄えもそれに応じたものばかり。しかし、時間つぶしくらいには十分なる。 現…
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映画評「はじめてのおもてなし」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2016年ドイツ映画 監督ジーモン・ファーホーフェン ネタバレあり 「女は二度決断する」「ザ・スクエア 思いやりの聖域」に続いてまたまた欧州の移民問題絡み。「女は二度決断する」同様にドイツ映画だ。やはりあれだけ大量に移民・難民を受け行け入れれば自ずと社会に歪が出、こういう作品が次々と生まれること…
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映画評「ビューティフル・デイ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年イギリス=フランス=アメリカ合作映画 監督リン・ラムジー ネタバレあり 「レオン」系列の作品は近年になっても「ザ・ボディガード」などたまに作られるが、本作は典型と言っても良い。しかし、極めてスタイリッシュな作りで、ごく一部のマニアックな映画ファン向けである。僕は論理的な人間であるから、小…
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映画評「BPM ビート・パー・ミニット」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年フランス映画 監督ロバン・カンピヨ ネタバレあり エイズが完全に不治の病であった1990年代初めのお話。申し訳ないが、証文の出し遅れのような印象が強い上に、予想外にも苦手な同性愛の描写が多く、余り好意的な感想は書けない。 個人主義者なので、同性愛者ついては何とも思わないものの、その…
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映画評「ポランスキーの欲望の館」

☆☆(4点/10点満点中) 1972年イタリア=フランス=西ドイツ合作映画 監督ロマン・ポランスキー ネタバレあり 「水の中のナイフ」(1962年)以降ロマン・ポランスキーの作品は大体日本でも劇場公開されているが、1972年イタリア資本で製作したこの作品はお蔵入りとなった。Wikipediaに“ビデオスルーされた”とあるのは民…
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映画評「不能犯」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・白石晃士 ネタバレあり 同名のコミック(物語:宮月新、画:神崎裕也)を映画化。映画サイトにはサスペンスとあるが、一種のホラーと言って良い。 電話ボックスに殺人の依頼を書いたメモを貼り付けると、それを実行してくれる男がいる。自称・宇相吹正(松坂桃李)である。しかし、依…
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映画評「フューチャーワールド」

☆(2点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ジェームズ・フランコ、ブルース・ティエリー・チャン ネタバレあり そもそも僕は「マッドマックス」以前から、荒廃した未来世界を描く、SFとも言えないような作品群を評価して来ず、それが「マッドマックス」の成功によって益々増えた。「マッドマックス」が受けるのは理解でき、個人的にも…
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映画評「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ロン・ハワード ネタバレあり アメ・コミの映画化が多すぎて“有難味”がなく出来栄えほど楽しめない、ともう何年も述べてきたが、先日新しい表現を発明した。一ジャンルのデフレ状態、これなり。そういう意味では「スター・ウォーズ」もその状態になりつつある。元来格別の「スター・ウォ…
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映画評「ボストン・ストロング~ダメな僕だから英雄になれた~」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督デーヴィッド・ゴードン・グリーン ネタバレあり 一年近く前に観た「パトリオット・デイ」と同じく2013年に起きたボストン・マラソン・テロを扱った実話もの。アングルを変えて被害者ジェフ・ボーマン(ジェイク・ギレンホール)の再生を描く内容である。 恋人エリン(タチアナ…
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映画評「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ショーン・ベイカー ネタバレあり 三日続けて佳作と言える作品に当たった。メジャー映画は世界的に殆どダメなので、嬉しくなる。しかも製作国それぞれの個性がよく発揮されているのが良い。 フロリダのオーランド。定職を持たずその日暮らしの白人シングルマザーのヘイリー(ブリ…
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映画評「ベロニカとの記憶」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年イギリス映画 監督リテーシュ・バトラ ネタバレあり 英国の権威ある文学賞・ブッカー賞を受賞したジュリアン・バーンズの小説「終わりの感覚」をインド出身のリテーシュ・バトラが映画化した作品。最近は出版が先行した場合、書籍の題名を無視して(文学ファンを無視して)映画ファンの興味をそそりそうな…
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映画評「ブルー・マインド」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年スイス映画 監督リーザ・ブリュールマン ネタバレあり あらら。二日続けて似た幕切れの映画を観るとは。 日本の高校一年生くらいの少女ミア(ルナ・ウェドラー)が転校し、親との関係にストレスを感じてか、ジアンナ(ゾーイ・パステル・ホルトゥイツェン)率いる不良グループに接近、煙草、飲酒、パー…
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映画評「平成狸合戦ぽんぽこ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1994年日本映画 監督・高畑勲 ネタバレあり Wikipediaには“数年に一度放映されている”とあるが、本当かなあ。僕は日本テレビで放映されるスタジオジブリ系のものは2007年にブルーレイ・レコーダーを購入して以来全ての作品をCMカットして準保存版を作っているが、これと「おもひでぽろぽろ」だ…
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映画評「ホース・ソルジャー」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ニコライ・フルシー ネタバレあり リドリー・スコットが監督して世評も非常に良かった「ブラックホーク・ダウン」(2001年)と同じくジェリー・ブラッカイマーが製作した戦闘ドキュメント。 9・11の悲劇に愛国心を駆り立てられた大尉クリス・ヘムズワースが一度決めた内勤志…
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映画評「羊と鋼の森」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・橋本光二朗 ネタバレあり 純文学、特に戦後のものはおよそ映画に向いていないので、芥川賞受賞作も殆ど映画化されたことはない。現在小説で一番映画化に向いているのは本屋大賞絡みで、大賞受賞作の大半が映画化されている。本作は女性作家・宮下奈都が2016年に本屋大賞を受賞した同名小…
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映画評「ブッシュウィック-武装都市-」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ジョナサン・マイロット、キャリー・マーニオン ネタバレあり 英語で言う"What if"ものではないかと思う。パラレル・ワールドものと考えることもできるが、もっと現実的で、それとの中間のような感じを覚える。 女子大生ブリタニー・スノウが恋人を連れて実家のあるニューヨ…
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映画評「ハッピーエンド」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年フランス=オーストリア=ドイツ合作映画 監督ミヒャエル・ハネケ ネタバレあり 「ハッピーエンド」というタイトルの映画がハッピー・エンドで終わるわけがない。まして監督が不快な後味の映画を作ることにかけては定評のあるミヒャエル・ハネケであるからには。 フランスはカレーで建設業を営むロラ…
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映画評「星めぐりの町」

☆☆(4点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・黒土三男 ネタバレあり WOWOWの名物番組(?)“W座からの招待状”に出て来るのだから、仮に出来栄えはダメでも見どころはあると思ったが、見事に空振り三振という印象である。とりあえずお話。 愛知県豊田市の移動豆腐屋として名高い小林稔侍が、3・11で家族全員を失って以来…
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映画評「ブリグズビー・ベア」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督デイヴ・マッカリー ネタバレあり 誘拐犯に育てられた子供の、実の親に引き取られた後の反応を描く点で我が邦の「八日目の蝉」に似ているところがあるが、狙いは寧ろ逆である。 25年も偽の両親(マーク・ハミル、ジェーン・アダムズ)に育てられ、世間から完全にシャットアウト…
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映画評「ピーターラビット」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ=オーストラリア合作映画 監督ウィル・グラック ネタバレあり ビアトリクス・ポターの児童文学「ピーターラビット」の映画化と言っても、原作群が発表されたのは100年以上前のことでだから、現在を舞台にした本作はキャラクターを拝借した自由な映画化ということになる。 ビアトリクスを…
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映画評「ボス・ベイビー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督トム・マクグラス ネタバレあり ドリームワーク製のアニメ。 7歳の少年ティム(声:マイルズ・バクシ)は、新しいタイプの犬を売り出しにかかっている企業に勤める両親の愛情をいっぱいに受けているが、ある日、生まれたばかりの弟に愛情を奪われる。それでは寂しいと弟を探ると、…
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映画評「バース・オブ・ネイション」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2016年アメリカ=カナダ合作映画 監督ネイト・パーカー ネタバレあり WOWOWのパンフレットに《PG12指定》とあったので日本劇場公開映画と思って観たら、Allcinemaに行くと未公開とされていた。通常未公開の場合は《PG12指定相当》などという表記なので、《指定》のないことにすっかり騙さ…
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映画評「否定と肯定」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2016年イギリス=アメリカ合作映画 監督ミック・ジャクスン ネタバレあり 「シンドラーのリスト」(1993年)に関し“ホロコーストはなかった”説を根拠に批判している御仁を見かけたが、阿呆らしくて相手もしていられない。 本作のヒロインであり原作となったノンフィクションの作者である女性歴史学…
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