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映画評「パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1973年日本映画 監督・高畑勲 ネタバレあり シリーズ第二弾。とりあえずお話から。 前作のまま、ミミ子ちゃん(声:杉山佳寿子)とパパンダ(声:熊倉一雄)とコパンダのパンちゃん(声:丸山裕子)の疑似家族状態は続いている。  ある時サーカスからはぐれた子虎が家に紛れ込み、一員に加わるが、す…
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映画評「パンダコパンダ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1972年日本映画 監督・高畑勲 ネタバレあり 忙しくて時間が取れない。かと言ってブログをスキップするのも避けたい。というわけで、WOWOWの高畑勲監督特集で録っておいた作品群からこの短編(34分)をピックアップ。初鑑賞でござる。 しかし、実質的に、監督より脚本や画面設計を担当した宮崎駿御…
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映画評「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年タイ映画 監督ナタウット・プーンピリヤ ネタバレあり TV「アンビリバボー」は暫く観ていた。その模倣番組「ザ!世界仰天ニュース」は全く観ない。何となれば、日本テレビの悪い癖で何でも出演者のネタばなしに持って行こうとする。動機が不純なんだわ(“ロックンロール・ウィドウ” by 阿木燿子)。…
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映画評「プーと大人になった僕」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年イギリス=アメリカ合作映画 監督マーク・フォースター ネタバレあり マーク・フォースターはやはり英国正統派ドラマを撮るのがふさわしい。同じ英国でもせわしい「007/慰めの報酬」(2008年)では彼のショット感覚の良さが全く発揮できなかった。 以前「ネバーランド」(2004年)で“…
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映画評「僕のワンダフル・ライフ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年アメリカ=インド合作映画 監督ラッセ・ハルストレム ネタバレあり 日本でその名を知らしめた「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」(1985年)のラッセ・ハルストレムはアメリカに定着して日本でお馴染みハチ公のアメリカ版「HACHI 約束の犬」(2008年)を作った。犬映画の実績がある為か、ま…
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映画評「パティ・ケイク$」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ジェレミー・ジャスパー ネタバレあり 「フラッシュダンス」+「8 Mile」÷2が本作である。両方とも観ていれば内容は自ずと知れるが、一応簡単に書いておきましょう。 ニュージャージーのさびれた街。アル中の元ロック歌手志願の母ブリジット・エヴェレット、認知症の出始め…
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映画評「バリー・シール アメリカをはめた男」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ=コロンビア=日本合作映画 監督ダグ・リーマン ネタバレあり 素材としてはつまらなくないが、日本人にはアメリカの政治と外交の面で解らないところが少なからずある為、僕を含めて評価が上がりにくいのは仕方がない。 しかし、【Yahoo!映画】にあった“興行的に失敗”というのはデマ…
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映画評「プレイス・イン・ザ・ハート」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1984年アメリカ映画 監督ロバート・ベントン ネタバレあり 昨日の作品と関連付けられる作品なのだが、その共通因子は何であるか解る人はかなりの映画通でござる。どちらもロバート・ベントンの脚本作品ということ。但し「俺たちに明日はない」はデーヴィッド・ニューマンとの共作だった。本作は「クレイマー、…
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映画評「氷点」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1966年日本映画 監督・山本薩夫 ネタバレあり 1980年代に一度観ているが、今回三浦綾子の小説(原作)を読んだので、併せて再鑑賞することにした。 終戦直後、総合病院を経営する辻口啓造(船越英二)の3歳になる娘ルリ子が、母親・夏枝(若尾文子)が病院の眼科医・村井(成田三樹夫)に迫られてい…
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映画評「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年アメリカ=イギリス合作映画 監督ヴァレリー・ファリス、ジョナサン・デイトン ネタバレあり 二週続いてプロ・テニスのトップ選手の伝記的映画。 1973年。女子No.1選手のビリー・ジーン・キング=キング夫人=(エマ・ワトスン)が、男女の間で8倍もの賞金の差があることに抗議をする。 …
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映画評「張り込み」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1987年アメリカ映画 監督ジョン・バダム ネタバレあり 日本映画の「張込み」(原作松本清張)のほうがずっと早いが、勿論関係ない。30年ぶりぐらいの再鑑賞。 凶悪犯アイダン・クインが外部の仲間のコンビよろしきを得て脱走に成功し、FBIは昔関係のあった女性マデリーン・ストウの家を訪れると予想…
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映画評「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年スウェーデン=デンマーク=フィンランド合作映画 監督ヤヌス・メッツ ネタバレあり 1973年頃からTVでテニスを見始めた。そのきっかけとなったのが当時17歳のビョルン・ボルグとベテランで当時40歳くらいだったケン・ローズウォールの試合であった。四大大会の一つだろうが、どの大会の何回戦だっ…
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映画評「はじまりのボーイミーツガール」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2016年フランス=ベルギー合作映画 監督ミシェル・ブジュナー ネタバレあり 12歳の少年少女の初恋模様を描く思春期映画。フランスのYA小説(パスカル・ルーテル)のベストセラーの映画化だそうだが、一言で言えば現代フランス版「小さな恋のメロディ」である。 12歳の少年ヴィクトール(ジャン=スタ…
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映画評「Vision ビジョン」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年日本=フランス合作映画 監督・河瀬直美 ネタバレあり 「あん」「光」と解りやすい作品を作ったので方針変更したのかと思っていた河瀬直美が良くも悪しくも原点回帰したような新作。 フランスの紀行作家ジュリエット・ビノシュが留学中の日本人女性・美波に伴われて奈良県吉野へビジョン(visio…
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映画評「光る眼」(1960年) 

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1960年イギリス映画 監督ウォルフ・リラ ネタバレあり リアル・タイムで見られる世代ではなく、後年衛星放送で観たのが最初。多分1980年代後半である。原作は「トリフィドの日」(映画版は「人類SOS」)で有名なジョン・ウィンダム。  「2001年宇宙の旅」が登場する1968年までSF映画は継子…
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映画評「ヒューマン・ハンター」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年カナダ映画 監督ロブ・W・キング ネタバレあり とにかく話が持ち込まれれば全て出てやろうと決めているとしか思えないニコラス・ケイジ。最低でも年に3本お目にかかる感じで、予算は明らかにB級(ビデオ映画並み)の、出来栄えもそれに応じたものばかり。しかし、時間つぶしくらいには十分なる。 現…
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映画評「はじめてのおもてなし」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2016年ドイツ映画 監督ジーモン・ファーホーフェン ネタバレあり 「女は二度決断する」「ザ・スクエア 思いやりの聖域」に続いてまたまた欧州の移民問題絡み。「女は二度決断する」同様にドイツ映画だ。やはりあれだけ大量に移民・難民を受け行け入れれば自ずと社会に歪が出、こういう作品が次々と生まれること…
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映画評「ビューティフル・デイ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年イギリス=フランス=アメリカ合作映画 監督リン・ラムジー ネタバレあり 「レオン」系列の作品は近年になっても「ザ・ボディガード」などたまに作られるが、本作は典型と言っても良い。しかし、極めてスタイリッシュな作りで、ごく一部のマニアックな映画ファン向けである。僕は論理的な人間であるから、小…
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映画評「BPM ビート・パー・ミニット」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年フランス映画 監督ロバン・カンピヨ ネタバレあり エイズが完全に不治の病であった1990年代初めのお話。申し訳ないが、証文の出し遅れのような印象が強い上に、予想外にも苦手な同性愛の描写が多く、余り好意的な感想は書けない。 個人主義者なので、同性愛者ついては何とも思わないものの、その…
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映画評「ポランスキーの欲望の館」

☆☆(4点/10点満点中) 1972年イタリア=フランス=西ドイツ合作映画 監督ロマン・ポランスキー ネタバレあり 「水の中のナイフ」(1962年)以降ロマン・ポランスキーの作品は大体日本でも劇場公開されているが、1972年イタリア資本で製作したこの作品はお蔵入りとなった。Wikipediaに“ビデオスルーされた”とあるのは民…
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映画評「不能犯」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・白石晃士 ネタバレあり 同名のコミック(物語:宮月新、画:神崎裕也)を映画化。映画サイトにはサスペンスとあるが、一種のホラーと言って良い。 電話ボックスに殺人の依頼を書いたメモを貼り付けると、それを実行してくれる男がいる。自称・宇相吹正(松坂桃李)である。しかし、依…
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映画評「フューチャーワールド」

☆(2点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ジェームズ・フランコ、ブルース・ティエリー・チャン ネタバレあり そもそも僕は「マッドマックス」以前から、荒廃した未来世界を描く、SFとも言えないような作品群を評価して来ず、それが「マッドマックス」の成功によって益々増えた。「マッドマックス」が受けるのは理解でき、個人的にも…
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映画評「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ロン・ハワード ネタバレあり アメ・コミの映画化が多すぎて“有難味”がなく出来栄えほど楽しめない、ともう何年も述べてきたが、先日新しい表現を発明した。一ジャンルのデフレ状態、これなり。そういう意味では「スター・ウォーズ」もその状態になりつつある。元来格別の「スター・ウォ…
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映画評「ボストン・ストロング~ダメな僕だから英雄になれた~」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督デーヴィッド・ゴードン・グリーン ネタバレあり 一年近く前に観た「パトリオット・デイ」と同じく2013年に起きたボストン・マラソン・テロを扱った実話もの。アングルを変えて被害者ジェフ・ボーマン(ジェイク・ギレンホール)の再生を描く内容である。 恋人エリン(タチアナ…
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映画評「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ショーン・ベイカー ネタバレあり 三日続けて佳作と言える作品に当たった。メジャー映画は世界的に殆どダメなので、嬉しくなる。しかも製作国それぞれの個性がよく発揮されているのが良い。 フロリダのオーランド。定職を持たずその日暮らしの白人シングルマザーのヘイリー(ブリ…
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映画評「ベロニカとの記憶」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年イギリス映画 監督リテーシュ・バトラ ネタバレあり 英国の権威ある文学賞・ブッカー賞を受賞したジュリアン・バーンズの小説「終わりの感覚」をインド出身のリテーシュ・バトラが映画化した作品。最近は出版が先行した場合、書籍の題名を無視して(文学ファンを無視して)映画ファンの興味をそそりそうな…
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映画評「ブルー・マインド」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年スイス映画 監督リーザ・ブリュールマン ネタバレあり あらら。二日続けて似た幕切れの映画を観るとは。 日本の高校一年生くらいの少女ミア(ルナ・ウェドラー)が転校し、親との関係にストレスを感じてか、ジアンナ(ゾーイ・パステル・ホルトゥイツェン)率いる不良グループに接近、煙草、飲酒、パー…
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映画評「平成狸合戦ぽんぽこ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1994年日本映画 監督・高畑勲 ネタバレあり Wikipediaには“数年に一度放映されている”とあるが、本当かなあ。僕は日本テレビで放映されるスタジオジブリ系のものは2007年にブルーレイ・レコーダーを購入して以来全ての作品をCMカットして準保存版を作っているが、これと「おもひでぽろぽろ」だ…
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映画評「ホース・ソルジャー」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ニコライ・フルシー ネタバレあり リドリー・スコットが監督して世評も非常に良かった「ブラックホーク・ダウン」(2001年)と同じくジェリー・ブラッカイマーが製作した戦闘ドキュメント。 9・11の悲劇に愛国心を駆り立てられた大尉クリス・ヘムズワースが一度決めた内勤志…
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映画評「羊と鋼の森」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・橋本光二朗 ネタバレあり 純文学、特に戦後のものはおよそ映画に向いていないので、芥川賞受賞作も殆ど映画化されたことはない。現在小説で一番映画化に向いているのは本屋大賞絡みで、大賞受賞作の大半が映画化されている。本作は女性作家・宮下奈都が2016年に本屋大賞を受賞した同名小…
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