テーマ:ドキュメンタリー

映画評「シチズンフォー スノーデンの暴露」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 2014年アメリカ=ドイツ=イギリス合作映画 監督ローラ・ポイトラス ネタバレあり スノーデンは当初日本では完全に犯罪者扱いされた。かのリベラル(自由主義的)な「報道ステーション」でさえそうであった。1年後くらいにキャスターの古舘伊知郎氏が「我々は容疑者と呼んでいましたが、考え直さなければいけ…
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映画評「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2015年アメリカ映画 監督マイケル・ムーア ネタバレあり ドキュメンタリーの作家だからそうそう長編を発表するわけには行かないだろう。鑑賞ベースで6年半ぶりのマイケル・ムーアの作品である。 トランプが大統領になる以前からアメリカには「馬鹿な戦争をしてきた金がなくなった」という意識があるらし…
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映画評「シーズンズ 2万年の地球旅行」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2015年フランス=ドイツ合作映画 監督ジャック・ペラン、ジャック・クルーゾー ネタバレあり 人工的な映像はほぼないからドキュメンタリーの資格はあるが、それを自在に組合わせて文明を持った人間により地球がいかに変えられてきたかという歴史を見せるわけだから、劇映画と言えないこともない。余り例がなかった…
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映画評「大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院」

☆☆★(5点/10点満点中) 2005年フランス=スイス=ドイツ合作映画 監督フィリップ・グレーニング ネタバレあり ドキュメンタリーと記録映画は同義語であるが、敢えて分けて考えたい。自分の主張に沿わせるために内容を取捨選択して構成するのがドキュメンタリー、編輯はあるもののそこにあるものを記録し繋げていくものが記録映画という風…
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映画評「ロバート・アルトマン/ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2014年カナダ映画 監督ロン・マン ネタバレあり 日本ではロバート・アルトマンという表記が一般的であるが、僕は現地発音に従ってオルトマンと書く。本作の出演者の発音はオールトマンとオルトマンの間くらい、少なくともアルトマンではない。アルトマンと思って聞けばそう聞こえなくもないが、試験なら×を貰う。…
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映画評「ルック・オブ・サイレンス」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2014年デンマーク=インドネシア=フィンランド=ノルウェー=イギリス合作映画 監督ジョシュア・オッペンハイマー ネタバレあり 「アクト・オブ・キリング」はインドネシアのイメージを覆す衝撃のドキュメンタリーであった。劇映画「キリング・フィールド」(1984年)にも匹敵する新しい知識を僕に与えてく…
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映画評「ベニシアさんの四季の庭」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2013年日本映画 監督・菅原和彦 ネタバレあり 僕は映画、(おバカ系を除く)クイズ番組、スポーツ番組以外殆どTVを観ないわけだが、このベニシア・スタンリー=スミスさんという女性が出ていたNHKの番組は偶然一回観たことがあり、知っていた。その番組と関連するドキュメンタリー。 彼女は、上方から…
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映画評「ホドロフスキーのDUNE」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2013年フランス=アメリカ合作映画 監督フランク・パヴィッチ ネタバレあり デーヴィッド・リンチの「砂の惑星」(1984年)は案外面白く見た。世評がさんざんであることは後で知った。その原作であるフランク・ハーバートのSF小説を、映画館で観たカルト映画「エル・トポ」(1971年)「ホーリー・マウン…
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映画評「アルゲリッチ 私こそ、音楽!」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2012年フランス=スイス合作映画 監督ステファニー・アルゲリッチ ネタバレあり メーカー在籍中のこと、取引先の東芝絡みで東芝レコードの営業数名がクラシックCD全集を売り込みにやって来た。クイズ形式によりクラシックに詳しい人に売りつける算段で、僕が8割かた答えたものだから先方に狙われたのは勿論、社…
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映画評「全身小説家」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1994年日本映画 監督・原一男 ネタバレあり 「ゆきゆきて、神軍」が話題になった原一男監督が、作家・井上光晴の晩年に密着したドキュメンタリーである。この作品が公開された頃はまだ都心に近いところに暮らしていたので、その気になれば同時代に観ることができたはずだが、引きこもり癖がつき始めの頃につき観…
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映画評「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」

☆☆★(5点/10点満点中) 2013年イタリア=フランス合作映画 監督ジャンフランコ・ロージ ネタバレあり ヴェネチア映画祭金獅子賞(最高賞)を史上初めて受賞したドキュメンタリーということが売りになって集客したようであるが、先日観た劇映画「グレート・ビューティー/追憶のローマ」とそれほど変わらない気がする。昨今の劇映画の中に…
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映画評「ジョン・レノン、ニューヨーク」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2010年アメリカ映画 監督マイケル・エプスタイン ネタバレあり ジョン・レノンに関しては2、3年に一度映画が作られている感があり、時に混乱する。  事実、アメリカのTV番組「アメリカン・マスターズ」で放映された本作の前半は6年前に観た「PEACE BED アメリカVSジョン・レノン」とほぼ同…
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映画評「ネイチャー」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2014年イギリス映画 監督パトリック・モリス、ニール・ナイティンゲール ネタバレ殆どなし 21世紀最初の10年はドキュメンタリー、それも自然ドキュメンタリーが目立った。その嚆矢となった作品の一つが「ディープ・ブルー」(2003年)である。僕はこの作品を自然ドキュメンタリーのレファレンス(言わば、…
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映画評「アクト・オブ・キリング」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2012年デンマーク=ノルウェー=インドネシア=イギリス合作映画 監督ジョシュア・オッペンハイマー ネタバレあり 中学時代、僕と英語力で競い合っていた同級生(女性)は現在日本一のインドネシア語通訳と言われているようなのであるが、彼女はこの映画で描かれたことをよく知っているのだろう。いや、インドネ…
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映画評「アンディフィーテッド 栄光の勝利」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2011年アメリカ映画 監督ダニエル・リンジー、T・J・マーティン ネタバレあり 日本未公開だが、2011年度のアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞している。2005年に作られた実話もの「コーチ・カーター」をそのままドキュメンタリーにした内容と思えば【中(あた)らずと雖も遠からず】。違うのは…
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映画評「キューティー&ボクサー」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2013年アメリカ映画 監督ザカリー・ヘインザーリング ネタバレあり 現代美術には大して興味のない僕だから名前こそ憶えていなかったが、段ボールで作ったオートバイの彫刻は知っている。その作者が本ドキュメンタリーの取材対象である篠原有司男で、彼のボクシング・ペインティングもTVで観たことがあった。 …
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映画評「バックコーラスの歌姫たち」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2013年アメリカ映画 監督モーガン・ネヴィル ネタバレあり ドキュメンタリー映画は一作年と昨年二年続けて17本観たが、ブームが収まったのか、今年はこれが漸く3本目。昨年後半から見るのは映画若しくは音楽関係ばかりで、これもまた、戦後のポピュラー史において重要な位置を占めるバックコーラスに焦点を当…
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映画評「映画と恋とウディ・アレン」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2012年アメリカ映画 監督ロバート・B・ウィード ネタバレあり 僕が映画ファンになってまだ何年も経っていない1973年に“俳優”ウッディー・アレンが「ボギー!俺も男だ」(兼脚本)で本格紹介された。アレンの知名度とマニアックな内容故に群馬の田舎では公開されなかったはずで、後でTVで観る機会に恵ま…
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映画評「シュガーマン 奇跡に愛された男」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2012年スウェーデン=イギリス合作映画 監督マリク・ベンジェルール ネタバレあり 住居を置くアメリカでは全く芽の出なかったメキシコ系のシンガー・ソングライター、ロドリゲスが何故か地球の裏側の南アだけで局地的大スターになっていた事実を追うスウェーデン(&英国)製ドキュメンタリー。 この映画を…
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映画評「サイド・バイ・サイド フィルムからデジタル・シネマへ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2012年アメリカ映画 監督クリストファー・ケネリー ネタバレあり CGと実写の問題と関連がある一方で、その問題ほど映画ファンには深刻ではないと思われるフィルム撮影・映写とデジタル撮影・映写についてデジタルの沿革を辿りつつ、ジョージ・ルーカス、マーティン・スコセッシ、デーヴィッド・リンチ、アンディ…
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映画評「ピープルVSジョージ・ルーカス」

☆☆★(5点/10点満点中) 2010年アメリカ=イギリス合作映画 監督アレクサンダー・O・フィリップ ネタバレあり 「スター・ウォーズ」第一シリーズ三作は、大学生時代リアルタイムで映画館にて観た(第三作は卒業後かな)。面白かったが、特に「スター・ウォーズ」のファンというわけではない。だから、映画ブログ友達・用心棒さん(ブログ…
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映画評「エブリシング・オア・ナッシング:知られざる007誕生の物語」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2012年イギリス映画 監督スティーヴン・ライリー ネタバレあり 邦題サブタイトル通りの内容で、一昨日の「レイ・ハリーハウゼン 特殊効果の巨人」」同様、日本劇場未公開。 「レイ・ハリーハウゼン」も内容的に相当興味深かったが、編集の面白さから言えばこちらの方が断然上だ。進行は勿論編年式。 …
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映画評「レイ・ハリーハウゼン 特殊効果の巨人」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2011年フランス映画 監督ジル・パンソ ネタバレあり SF/ファンタジー映画ファンでも若い世代ではレイ・ハリーハウゼンの名前を知らない人が多いかもしれない。映画製作にコンピューターが導入される前SFX時代の特殊効果の先人である。本年五月に92歳で亡くなった。 僕が御大の名前を知ったのは7…
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映画評「ダンシング・チャップリン」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2011年日本映画 監督・周防正行 ネタバレあり 映画評を書くのが面白くないドキュメンタリーの中でも芸術ドキュメンタリーは特に厄介である。  告発ものは内容を伝えるだけになりがちで“面白くない”わけだが、芸術ものにはそれに加えて僕の発達していない右脳で感じたものを文章に変換するという左脳をも駆…
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映画評「クレイジーホース・イン・パリ 夜の宝石たち」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2010年フランス=アメリカ合作映画 監督フレデリック・ワイズマン ネタバレあり クレイジー・ホースと聞けば西部劇ファンはインディアン戦士を思い浮かべ、音楽ファンはニール・ヤングを思い浮かべる。 本作はそれと全く関係ないパリの有名なキャバレーとその踊り子を取り上げたドキュメンタリーである。監…
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映画評「海ゆかば」

☆☆(4点/10点満点中) 1974年日本=アメリカ合作映画 監督・不明 ネタバレあり 政府与党が、さすがに改憲はすぐには無理と思ってだろう、憲法解釈による集団的自衛権行使実現に前のめりになっている。日本と中国との紛争を恐れるアメリカが本音では「そんなサーヴィスは要らない」と思っていると言われるのにだ。しかも、従来想定された四…
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映画評「硫黄島」

☆☆(4点/10点満点中) 1973年日本映画 監督・御法川清一 1973年洋画雑誌『スクリーン』に珍しくも邦画である本作の広告が載せられていたのを憶えている。  邦画と言っても、1944年から45年にかけてアメリカ海兵隊第三司令部が撮影したものを28年後に日本人が編集し、ナレーションを付けた硫黄島戦記であり、特殊な合作映画と…
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映画評「世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2010年アメリカ=フランス合作映画 監督ヴェルナー・ヘルツォーク ネタバレあり 動物を描いた洞窟壁画で有名なラスコー洞窟とアルタミラ洞窟を知ったのは小学校低学年の時である。時は流れて、1994年南仏で人類史を少し軌道修正しなければならない大発見があった。本作が紹介するショーヴェ洞窟における洞窟壁…
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映画評「フラメンコ・フラメンコ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2010年スペイン映画 監督カルロス・サウラ ネタバレあり フラメンコなど音楽・舞踊をドラマとドキュメンタリーの双方から撮って来たカルロス・サウラの新作は、フラメンコ集大成とでも言うべきドキュメンタリーである。 解説によると、次々と繰り広げられるナンバーは21に及ぶそうで、僕のような左脳人…
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映画評「バルドー/ゴダール」

☆☆★(5点/10点満点中) 1963年フランス映画 監督ジャック・ロジェ ネタバレあり ジャック・ロジェが「軽蔑」(1963年)を撮影中のジャン=リュック・ゴダールと主演のブリジット・バルドーにアプローチした短編ドキュメンタリー。監督役として出演している大監督フリッツ・ラングにも言及していて、事実上「軽蔑」を解説する映画にな…
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