テーマ:映画 や・ら・わ行

映画評「レディ・バード」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督グレタ・ガーウィグ ネタバレあり 「フランシス・ハ」(2012年)というアメリカ映画が、ヌーヴェル・ヴァーグの現代アメリカ的解釈と思えて興味深く、その主演女優グレタ・カーウィグにも注目した。その後の出演作も「フランシス・ハ」のオブビートなヒロインと重なるような役が多く…
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映画評「リオ・ブラボー」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1959年アメリカ映画 監督ハワード・ホークス ネタバレあり 何回も引き合いに出しているのにアップしていない作品の代表格「十二人の怒れる男」は先日遂に上げた。これもそれに次ぐ作品で、どういうわけか、二回目の鑑賞は映画館であった(1980年頃)。Allcinemaで調べる限りはリバイバルはされてい…
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映画評「誘惑のアフロディーテ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1995年アメリカ映画 監督ウッディー・アレン ネタバレあり ウッディー・アレンの旧作で、二十余年ぶりの再鑑賞。 彼の作品を真に楽しむは様々な古典を知っている必要がある。タイトルのアフロディーテはローマ神話のヴィーナスに相当するギリシャの美と愛の女神で、恋の仲人キューピッド(ギリシャ名エロ…
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映画評「リンクル・イン・タイム」

☆☆(4点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督エヴァ・デユヴァネイ ネタバレあり マデリーン・レングルという女性児童文学者の「五次元世界のぼうけん」「惑星カマゾツ」をディズニーが映画化したファンタジーだが、何と本邦劇場未公開。知らずに見てしまった。日本でお蔵入りになったのも頷ける出来栄えでした。 ワープを可能に…
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映画評「私は、マリア・カラス」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年フランス映画 監督トム・ヴォルフ ネタバレあり 僕は音楽なら何でも聴く。しかし、時間の関係もあってここ15年くらいのものは聞くことはあっても聴くことはない。カー・ステレオで最近聞いているCDは、エリック・サティ→エンニオ・モリコーネ→60年代のアニメ主題歌→キング・クリムゾン→マイルス・…
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映画評「雪の華」

☆☆(4点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・橋本光二郎 ネタバレあり 1960年代歌謡映画が流行り、70年代になって森進一のヒット曲を主題にした「盛り場ブルース」などをTVで見た記憶がある。歌っている歌手も時々顔を見せるケースが多かった。70年代の「妹」「赤ちょうちん」(いずれもかぐや姫の曲から)なども一種の歌謡映画…
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映画評「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ダニー・ストロング ネタバレあり J・D・サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」を読まずに20世紀のアメリカ文学は語れまいと思い、数年前に読んだ。戦前までの文学に慣れている僕にはピンと来ないところもあったが、若者が孤独に陥っていく心理を描いて人気の理由が解るような気は…
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映画評「若い人」(1962年版)

☆☆★(5点/10点満点中) 1962年日本映画 監督・西川克己 ネタバレあり 石坂洋次郎の出世作の3度目の映画化。途中までのアウトラインは原作通りながら、主題が全く変えられているので、これを小説「若い人」の内容と思って貰っては困る。僕は市川崑監督による二度目の映画化(1952年)を観ているが、あちらのほうがまだ原作の面影を残…
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映画評「レディース・アンド・ジェントルメン」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1973年アメリカ映画 監督ロリー・ビンザー ネタバレあり このブログによくコメントを寄せてくれるモカさんがマーティン・スコセッシが監督した「シャイン・ア・ライト」より断然良いということで薦めてくれたローリング・ストーンズの1972年の北米ライブを収めた記録映画。 9月に買ったブルーレイで…
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映画評「野性の証明」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1978年日本映画 監督・佐藤純彌 ネタバレあり 高校生の時に俄かに森村誠一ブームが起きた。三つの並行描写が最後に一つに収束していく様が実に見事だった「人間の証明」が評判を取ったのだ。すぐに映画化されたが、小説を読んだ後では実につまらなかった。そして「野性の証明」も読んだが、前作に及ばずという印…
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映画評「ロリータ」(1962年版)

☆☆★(5点/10点満点中) 1962年イギリス=アメリカ合作映画 監督スタンリー・キューブリック ネタバレあり ロリコン(ロリータ・コンプレックス)の語源となったウラジミール・ナボコフの小説「ロリータ」をまだ神格化される前のスタンリー・キューブリックが映画化。40年位前にTVで見たのは大幅カット版(多分70分くらいカット)だ…
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映画評「わんぱく王子の大蛇(おろち)退治」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1963年日本映画 監督・芹川有吾 ネタバレあり ブログ友達の浅野佑都さんに紹介されたので、図書館の蔵書検索を調べてみる。とうも県内にはないらしいので、手に入ったばかりのアマゾン・ギフト券でDVD(ブルーレイ化はされていない)を買い、観てみた。浅野さんの仰る通りの出来栄えと思う。 お話はほ…
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映画評「焼肉ドラゴン」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・鄭義信 ネタバレあり 「月はどっちに出ている」「愛を乞う人」「血と骨」で三度キネマ旬報脚本賞を獲っている鄭義信の初監督作品である。原作は彼自身の戯曲で、勿論脚色も担当している。 空港近くの朝鮮人コミュニティー(大阪空港横の伊丹市中村がモデル)が舞台で、大阪万博一年前…
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映画評「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1984年アメリカ映画 監督ロバート・ゼメキス ネタバレあり 「インディ・ジョーンズ」シリーズの人気に引っ張られて作られた冒険映画である。しかし、以下に触れるように作品の性格は大分違う。 ロマン小説の女性流行作家キャスリーン・ターナーが、コロンビアで宝石狙いのチンピラに拉致された姉に呼…
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映画評「リミット・オブ・アサシン」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年アメリカ=中国=南ア合作映画 監督ブライアン・スムルツ ネタバレあり トランプ政権の影響で中国との合作は暫く減るのではないかと想像するが、それはともかく、面白ければ中国の資本が絡んでも中国人が出て来ても構わない。中国資本が入っても本作はB級的な規模の典型的なジャンル映画である。 レッ…
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映画評「ライオンは今夜死ぬ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年フランス=日本合作映画 監督・諏訪敦彦 ネタバレあり 諏訪敦彦という人は、映画監督と言われているが、(少なくとも前作までは)ごく曖昧なアウトラインの脚本だけ書き、即興演出で台詞は俳優任せ、カメラは撮影監督任せと聞くに及び、映画製作に口を突っ込む製作者に等しいのではないかと感じた。「不完全…
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映画評「ローマンという名の男 信念の行方」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年アメリカ=カナダ=アラブ首長国連邦合作映画 監督ダン・ギルロイ ネタバレあり デンゼル・ワシントンが主演でも娯楽性が低ければお蔵入り(日本劇場未公開)となる。 記憶力は良いが縁の下の力持ちに徹してきた人権弁護士ワシントン(役名ローマン)が、雇い主が倒れて事務所閉所となった為に事実上…
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映画評「ワンダー 君は太陽」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2017年アメリカ=香港合作映画 監督スティーヴン・チョボウスキー ネタバレあり 女流児童文学者R・J・パラシオのベストセラー児童小説の映画化。良いお話を映画化しても良い映画になるわけではないが、これは実に良い映画に仕上がっている。2,3年に一本しか出さない☆☆☆☆★と1年に十本以上は出す☆☆☆…
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映画評「ローサは密告された」

☆☆★(5点/10点満点中) 2016年フィリピン映画 監督ブリランテ・メンドーサ ネタバレあり ジャクリン・ホセがカンヌ映画祭の女優賞を獲ったフィリピン映画ということで観てみた。ついでに最高賞パルムドール候補としても出品されているが、僕の映画観では受賞どころか出品に値する作品と言えない。今月観た作品の平均にさえ達していないと…
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映画評「ロマン・ポランスキー 初めての告白」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2011年イギリス=イタリア=ドイツ合作映画 監督ローラン・ブーズロー ネタバレあり 近年は一年に一本くらい映画監督の生涯や作品に関するドキュメンタリーが見られるが、作品としてそうスバ抜けたものは少ない。名匠・巨匠ともなるとその監督の作品を観た方が楽しめるというものだ。  しかし、本作が扱うロマ…
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映画評「ローズの秘密の頁」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2016年アイルランド映画 監督ジム・シェリダン ネタバレあり アイルランドの作家セバスチャン・バリーのベストセラーをジム・シェリダンが映画化した作品で、ベストセラーになった理由が解る、恋愛以外の意味で“ロマンティックな”物語である。 キリスト教系の古い精神病院が取り壊されることになり、第二…
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映画評「友罪」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・瀬々敬久 ネタバレあり 瀬々敬久は、余りにデタラメすぎる珍作「感染列島」(2008年)を作ると思えば4時間を超える純文学の力作「ヘヴンズ ストーリー」(2010年)を作るといったように、なかなか掴み切れない監督であるが、大袈裟な傾向に走りがちなのは共通した特徴であろう。 …
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映画評「歓びのトスカーナ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2016年イタリア映画 監督パオロ・ヴィルツィ ネタバレあり ワケあり女性二人の逃走劇という点で「テルマ&ルイーズ」(1991年)を思い出すが、内容的には「真夜中のカーボーイ」(1969年)女性版といった印象を僕は持つ。というのもロード・ムービーとしての要素は大してなく、二人が同病相憐れむ関係に…
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映画評「ゆれる人魚」

☆☆(4点/10点満点中) 2015年ポーランド映画 監督アグニェスカ・スモチンスカ ネタバレあり 日本人でも大概の人が知っているアンデルセンの童話「人魚姫」をモチーフにしたミュージカル仕立てのダーク・ファンタジー。ポーランドの新人女性監督アグニェスカ・スモチンスカのデビュー作ということだが、ポーランドのミュージカルは初めて観…
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映画評「ラブ×ドック」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・鈴木おさむ ネタバレあり “ありふれた”という評価が目立つが、TVドラマを40年くらいまともに観ていない僕にはそれなりに新鮮。アメリカ映画でもたまにこういうおちゃらかした作品に出くわすので全く珍しいということはないものの、割合退屈しない。放送作家鈴木おさむの初メガフォン作…
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映画評「リズと青い鳥」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・山田尚子 ネタバレあり 原作は女性小説家・武田綾乃の小説「響け!ユーフォニアム」シリーズの一つであるが、映像作品としてはTVアニメ・シリーズの新作劇場用映画という扱いになるらしい。 北宇治高校吹奏楽部に所属する三年生の親友二人・内向的な鎧塚みぞれ(声:種崎敦美)と明…
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映画評「わが命つきるとも」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1966年イギリス映画 監督フレッド・ジンネマン ネタバレあり 40余年前に不完全版を観た後完全版をBSで観ている。今回が3回目で、またまた義憤にかられる。昔読んだ「ユートピア」を書いた500年前の法律家トーマス・モアが主題である。  「ヘンリー八世の私生活」「1000日のアン」「ブーリン家…
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映画評「レイチェル」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年イギリス=アメリカ合作映画 監督ロジャー・ミッチェル ネタバレあり 40年くらい前にTVで観た日本劇場未公開映画「謎の佳人レイチェル」(1952年)のリメイクと確信して(“知って”ではない)観ることにした。こちらも未公開でしたよ。原作はダフネ・デュ・モーリアのゴシック小説で、代表作「レベ…
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映画評「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2015年ベルギー=アイルランド合作映画 監督メアリー・マクガキアン ネタバレあり 建築にはさほど詳しくないが、“住宅は住むための機械である”と言ったル・コルビュジエの名前くらいは知っている。タイトルに名前は冠せられているが、主役ではなく、狂言回しである。主役は彼の建築家仲間のアイリーン・グレイ。…
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映画評「ラプラスの魔女」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・三池崇史 ネタバレあり 東野圭吾(の小説)の映画化では、ガリレオ・シリーズを面白く観た。それ以外は図書館での大人気を考えると低調という印象が強いが、それでも本作よりは楽しめた。 映画製作者と売れない俳優の二人が連続的に屋外で硫化水素中毒で死ぬ。刑事・玉木宏は製作者の…
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