テーマ:映画 や・ら・わ行

映画評「43年後のアイ・ラヴ・ユー」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年スペイン=アメリカ=フランス合作映画 監督マルティン・ロセテ ネタバレあり スペインのマルティン・ロセテという監督(兼共同脚本)は、アルツハイマーと青春という組合せにおいて「きみに読む物語」(2004年)かその原作小説に触発されたのかもしれない。 元演劇評論家のクロード(ブルース・…
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映画評「私は殺される」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1948年アメリカ映画 監督アナトール・リトヴァク ネタバレあり 1980年代に地上波民放での深夜放送を録画して観て以来の再鑑賞。あの時はCMカットはあっても89分の作品なのでノーカットだったかもしれない。 心臓病でベッドから動けない製薬会社のお嬢さんバーバラ・スタンウィックが、副社長の夫…
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映画評「私は確信する」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年フランス=ベルギー合作映画 監督アントワーヌ・ランボー ネタバレあり 2000年にフランスで実際に起きた主婦失踪事件(ヴィギエ事件)の再審をテーマにした実話もの。監督は新人アントワーヌ・ランボー。解らないことも多いが勉強にもなる。 アメリカで推定無罪の確定判決を受けた事件は二度と沙…
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映画評「四畳半襖の裏張り しのび肌」

☆☆(4点/10点満点中) 1974年日本映画 監督・神代辰巳 ネタバレあり 永井荷風作であるという説が益々濃厚である春本「四畳半襖の下張」を映画化した「四畳半襖の裏張り」とは直接関係ないので、続編というよりはシリーズ第2弾と言うべし。監督は引き続いて神代辰巳。 芸者・花清(宮下順子)が、旦那を争って妊娠した為に先に引か…
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映画評「らせん階段」(1946年版)

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1946年アメリカ映画 監督ロバート・シオドマーク ネタバレあり 英国の女性ミステリー作家エセル・リナ・ホワイトのミステリー・サスペンス小説 "Some Must Watch" の最初の映画化。6日前に観た「大いなる罪びと」を撮ったロバート・シオドマークの代表作で、彼はやはりこの手のサスペンスを…
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映画評「連弾」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2001年日本映画 監督・竹中直人 ネタバレあり 竹中直人の監督としての才覚は捨てがたいと思う。前回観た「山形スクリーム」(2009年)が余り褒められない出来栄えであったのに対し、それより前2001年に作った本作は才能の一端が伺える。 素封家の息子で遺産の不動産で食べている専業主夫・竹中直…
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映画評「柔らかな頬」

☆☆★(5点/10点満点中) 2000年日本映画 監督・長崎俊一 ネタバレあり WOWOWによる天海祐希主演映画特集(と言っても3本だけ)のうちの一本。  TV系のイメージのある天海祐希には余り興味がないものの、原作が桐野夏生で監督が長崎俊一なので観ることにしたが、何とBS-i制作のTV映画だった。TVはまあ良いとして、20…
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映画評「私をくいとめて」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・大九明子 ネタバレあり 「勝手にふるえてろ」でミュージカルは心の声を表現しているという(当たり前の)ことを明確に示したことと、その軽みの感覚が大いに気に入った大九明子監督が、同じく綿矢りさの小説を映画化した。  パワーアップしてよりポップになったが、ポップさが増せば軽…
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映画評「約束のネバーランド」

☆★(3点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・平川雄一朗 ネタバレあり YA小説を映画化したアメリカの逃亡系ディストピア映画「メイズ・ランナー」「ダイバージェント」をぐっと小規模にしたようなお話。  原作たる白井カイウ(作)、出水ぽすか(画)のコミックが発表されたのは2016年(から)だから、かの映画もしくはその原作…
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映画評「ラ・ピラート」

☆☆★(5点/10点満点中) 1984年フランス映画 監督ジャック・ドワイヨン ネタバレあり ジャック・ドワイヨンという監督は、名前をよく聞く割に余り観ていない。「愛されすぎて」(1992年)と「ポネット」(1996年)という作品を観たくらいである。後者は、かなり一般的な内容で、主演した幼女ヴィクトワール・ディヴィソルちゃんの…
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映画評「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2018年フィンランド映画 監督クラウス・ハロ ネタバレあり 盲目の聖職者と元女囚の交流を描いた「ヤコブへの手紙」(2009年)という作品に甚だ感心させられたフィンランドの監督クラウス・ハロの最新作。モチーフ的に前述作と重なるところがある。 72歳の老画商オラヴィ(ヘイッキ・ノウシアイネン…
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映画評「ようこそ映画音響の世界へ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督ミッジ・コスティン ネタバレあり 今月のWOWOWはヴェネツィア映画祭特集などで結構充実している(かつ長い作品が多い)ので、5本特集される映画絡みのドキュメンタリーを全部観るのはなかなか難しい状況なのだが、配信が残っていれば全部観ておきたい。 初日の本作は、縁の…
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映画評「ワンダーウーマン 1984」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年アメリカ=イギリス=スペイン合作映画 監督パティ・ジェンキンズ ネタバレあり 二番煎じはそれだけでおいしくないわけだが、最近は二作目のほうが面白いというシリーズ作品が少なくない中、本作は文字通り弱点が目立つ作品となった。それでも本作のベースとなっている「スーパーマン」の近作などよりは楽し…
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映画評「ライブ・フレッシュ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1997年スペイン=フランス合作映画 監督ペドロ・アルモドバル ネタバレあり ペドロ・アルモドバル監督の作品は大体見て来たが、新作以外で珍しく本作は未鑑賞。多分WOWOWに出て来なかったのだろう。 1970年戒厳令下のスペインで、娼婦(ペネロペ・クルス)がバスの中で出産する。  ビクトル…
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映画評「ルース・エドガー」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督ジュリアス・オナー ネタバレあり ティム・ロスとナオミ・ワッツの白人夫婦がエチオピアの隣国エリトリアの難民少年を引き取って白人のような名前を授けてから十年後のこと。  頗る優秀な黒人生徒になった彼ケルヴィン・ハリスン・ジュニアが、黒人の歴史教師オクタヴィア・スペンサ…
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映画評「野球少女」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年韓国映画 監督チェ・ユンテ ネタバレあり この題名の韓国映画は、普通の枠であれば観なかった可能性があるが、【W座からの招待状】で取り上げられる作品だから観た。尤も、野球が絡む映画は大概観るので、普通の枠でも観たかもしれない。 珍しくも高校の野球部に投手として所属する少女チュ・スイ…
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映画評「レオナルド~知られざる天才の肖像~」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2021年イタリア=アメリカ=イギリス=フランス=スペイン合作映画 監督ダニエル・パーシヴァル、アレクシス・ケーヒル ネタバレあり WOWOWで放映された8回に渡るTVシリーズである。  半世紀近く日本のドラマ・シリーズ(厳密にはシリアル。日本の刑事ものなど読み切りをシリーズと言う)を僕は観てい…
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映画評「リンドグレーン」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2018年スウェーデン=デンマーク合作映画 監督ペアニル・フィシャー・クリステンセン ネタバレあり 先年初めてスウェーデンの児童文学「長靴下のピッピ」を読んだ。楽しい児童小説だが、本作はその作者アストリッド・リンドグレーンの知られざる若い日々の苦闘を描いた伝記映画である。 因循な村に生活す…
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映画評「ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督ジョー・タルボット ネタバレあり 仲の良い黒人二人を主人公にしながら、最近アメリカ映画に溢れている直球の社会派映画になっていないところが良い。この間観た邦画「糸」に似て、大雑把に言えば “故郷は良い” という内容で、主人公を演じるジミー・フェイルズの自伝的作品というこ…
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映画評「私の知らないわたしの素顔」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年フランス=ベルギー合作映画 監督サフィ・ネブー ネタバレあり 中年シングルマザーの孤独な心理をなりすましができるネットを手段に描き出した心理サスペンスである。 前半はサスペンス性は殆どなく、二人の男児の母親である文学・文学史の教授クレール(ジュリエット・ビノシュ)が、年の離れた恋…
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映画評「ルーシー・イン・ザ・スカイ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督ノア・ホーリー ネタバレあり リサ・ノワックという女性宇宙飛行士が起こした事件をベースにしたフィクション。日本劇場未公開。 ビートルズの「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」は直接的には関係ないが、映画の半分を過ぎたところで、リサ・ハニガンによるカバ…
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映画評「ライド・ライク・ア・ガール」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年オーストラリア映画 監督レイチェル・グリフィス ネタバレあり あらゆるスポーツの中で女性が男性と伍することができる競技は馬術と競馬ではないかと思う。勿論どの競技においてもトップの女性選手は、98か99%の男性より速かったり強かったりするわけだが、オリンピックで一緒に競技させるわけには行か…
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映画評「ランボー ラスト・ブラッド」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ=香港=フランス=ブルガリア=スペイン=スウェーデン合作映画 監督エイドリアン・グルンバーグ ネタバレあり 第4作が作られた時もびっくりしたが、それから11年も経ち、ランボーのシルヴェスター・スタローンも撮影時72歳くらいになったのだから、第5弾製作にはそれこそビックリでござる。…
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映画評「ユンボギの日記」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1965年日本映画 監督・大島渚 ネタバレあり プライムビデオの大島渚作品はほぼ全て期限が終了してしまったが、この25分の短編ドキュメンタリー(厳密には映像詩と言うべきか?)は残っている。 イ・ユンボギという韓国に実在した少年の作文的な日記がベース。大島渚が韓国で撮ったスティル写真に、その…
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映画評「夜歩く男」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1948年アメリカ映画 監督アルフレッド・L・ワーカー ネタバレあり 戦前終戦後の映画を少なからず見ているが、アルフレッド・L・ワーカーという監督は初めてかもしれない。  本作は第2次大戦後にアメリカで流行ったセミ・ドキュメンタリー(ジュールス・ダッシン「裸の町」等)に分類される作品。つまり、原…
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映画評「ワイルド・スピード スーパーコンボ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督デーヴィッド・リーチ ネタバレあり シリーズ第9作ではなく、スピンオフらしい。違いはヴィン・ディーゼルが出て来ず、グループではなくコンビで活動するところだろうか?  ロンドン。MⅠ6の女性捜査官ヴァネッサ・カービーが味方と共にテロ組織のトラックを急襲、一人生き残っ…
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映画評「我輩はカモである」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1933年アメリカ映画 監督レオ・マッケリー ネタバレあり マルクス兄弟の代表作と目されるコメディー。昨年再鑑賞したルネ・クレール監督「最後の億萬長者」(1934年)に極めて似た設定と雰囲気で始まるので、あの映画をパロディーとして取り込んだのかと思って製作年度を見たら、どうも逆である。失礼しまし…
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映画評「レディ・マエストロ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2018年オランダ=ベルギー合作映画 監督マリア・ペーテルス ネタバレあり 今でも女性の指揮者は少ないが、90年程前に指揮者として確立した地位を得た最初の女性となったアントニア・ブリコの成功までの格闘を描いた伝記映画である。 オランダ系移民のウィリーことウィルヘルミナ(クリスタン・デ・ブラ…
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映画評「ワイルド・ローズ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年イギリス映画 監督トム・ハーパー ネタバレあり 音楽を巡るドラマ映画は色々あるが、カントリー畑は割合少ない。僕が観たのは本作でも絡んでくるグランド・オール・オープリーを開催するナッシュヴィル市をテーマにしたその名も「ナッシュビル」(1975年)、ロレッタ・リンの伝記映画「歌え!ロレッタ愛…
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映画評「夜の来訪者」(2015年)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2015年イギリス映画 監督アスリング・ウォルシュ ネタバレあり チャールズ・ブロンスン主演のスリラーに「夜の訪問者」(1970年)という邦題の作品があるが、全く関係ない。英国の人気大衆文学作家J・B・プリーストリーの戯曲のTV映画化である。日本でも文庫本が出たほどの人気作で、TV映画を中心に何…
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