テーマ:映画 や・ら・わ行

映画評「私の知らないわたしの素顔」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年フランス=ベルギー合作映画 監督サフィ・ネブー ネタバレあり 中年シングルマザーの孤独な心理をなりすましができるネットを手段に描き出した心理サスペンスである。 前半はサスペンス性は殆どなく、二人の男児の母親である文学・文学史の教授クレール(ジュリエット・ビノシュ)が、年の離れた恋…
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映画評「ルーシー・イン・ザ・スカイ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督ノア・ホーリー ネタバレあり リサ・ノワックという女性宇宙飛行士が起こした事件をベースにしたフィクション。日本劇場未公開。 ビートルズの「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」は直接的には関係ないが、映画の半分を過ぎたところで、リサ・ハニガンによるカバ…
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映画評「ライド・ライク・ア・ガール」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年オーストラリア映画 監督レイチェル・グリフィス ネタバレあり あらゆるスポーツの中で女性が男性と伍することができる競技は馬術と競馬ではないかと思う。勿論どの競技においてもトップの女性選手は、98か99%の男性より速かったり強かったりするわけだが、オリンピックで一緒に競技させるわけには行か…
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映画評「ランボー ラスト・ブラッド」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ=香港=フランス=ブルガリア=スペイン=スウェーデン合作映画 監督エイドリアン・グルンバーグ ネタバレあり 第4作が作られた時もびっくりしたが、それから11年も経ち、ランボーのシルヴェスター・スタローンも撮影時72歳くらいになったのだから、第5弾製作にはそれこそビックリでござる。…
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映画評「ユンボギの日記」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1965年日本映画 監督・大島渚 ネタバレあり プライムビデオの大島渚作品はほぼ全て期限が終了してしまったが、この25分の短編ドキュメンタリー(厳密には映像詩と言うべきか?)は残っている。 イ・ユンボギという韓国に実在した少年の作文的な日記がベース。大島渚が韓国で撮ったスティル写真に、その…
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映画評「夜歩く男」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1948年アメリカ映画 監督アルフレッド・L・ワーカー ネタバレあり 戦前終戦後の映画を少なからず見ているが、アルフレッド・L・ワーカーという監督は初めてかもしれない。  本作は第2次大戦後にアメリカで流行ったセミ・ドキュメンタリー(ジュールス・ダッシン「裸の町」等)に分類される作品。つまり、原…
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映画評「ワイルド・スピード スーパーコンボ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督デーヴィッド・リーチ ネタバレあり シリーズ第9作ではなく、スピンオフらしい。違いはヴィン・ディーゼルが出て来ず、グループではなくコンビで活動するところだろうか?  ロンドン。MⅠ6の女性捜査官ヴァネッサ・カービーが味方と共にテロ組織のトラックを急襲、一人生き残っ…
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映画評「我輩はカモである」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1933年アメリカ映画 監督レオ・マッケリー ネタバレあり マルクス兄弟の代表作と目されるコメディー。昨年再鑑賞したルネ・クレール監督「最後の億萬長者」(1934年)に極めて似た設定と雰囲気で始まるので、あの映画をパロディーとして取り込んだのかと思って製作年度を見たら、どうも逆である。失礼しまし…
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映画評「レディ・マエストロ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2018年オランダ=ベルギー合作映画 監督マリア・ペーテルス ネタバレあり 今でも女性の指揮者は少ないが、90年程前に指揮者として確立した地位を得た最初の女性となったアントニア・ブリコの成功までの格闘を描いた伝記映画である。 オランダ系移民のウィリーことウィルヘルミナ(クリスタン・デ・ブラ…
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映画評「ワイルド・ローズ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年イギリス映画 監督トム・ハーパー ネタバレあり 音楽を巡るドラマ映画は色々あるが、カントリー畑は割合少ない。僕が観たのは本作でも絡んでくるグランド・オール・オープリーを開催するナッシュヴィル市をテーマにしたその名も「ナッシュビル」(1975年)、ロレッタ・リンの伝記映画「歌え!ロレッタ愛…
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映画評「夜の来訪者」(2015年)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2015年イギリス映画 監督アスリング・ウォルシュ ネタバレあり チャールズ・ブロンスン主演のスリラーに「夜の訪問者」(1970年)という邦題の作品があるが、全く関係ない。英国の人気大衆文学作家J・B・プリーストリーの戯曲のTV映画化である。日本でも文庫本が出たほどの人気作で、TV映画を中心に何…
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映画評「楽園」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・瀬々敬久 ネタバレあり 吉田修一の短編集「犯罪小説集」収録の短編二編を組み合わせて作ったドラマ。 長野県の限界集落で、学校帰りの小学3年生くらいの女児・愛華が行方不明になる。直前まで一緒にした同級生・紡は喧嘩別れした後なので自分のせいのように感じる。  12年後似…
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映画評「弥生、三月-君を愛した30年-」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・遊川和彦 ネタバレあり 長きに渡るロマンスでござる。 スタートは1986年。正義感が強く押しの強い女子高生・波留は、血液の病気(血友病?)を患っている同級生・杉咲花と仲が良く、彼女の大好きなサッカー男子・成田凌との恋の成就に奔走するが、告白させる前に親友は死んでしま…
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映画評「ロマンスドール」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督タナダユキ ネタバレあり 初めて観た「百万円と苦虫女」(2008年)での感覚が大いに気に入った女性監督タナダユキは、僕の印象ではその後同作を超える作品を作れていない。良い部分は相変わらずあるが、自分の小説を映像に移した本作も少し足りない気がする。 美術大出身のフリータ…
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映画評「誘惑」(1957年)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1957年日本映画 監督・中平康 ネタバレあり プライムビデオに加入させられた(笑)関係で、しかも、金欠の僕が無償のものしか見ないと知る常連投稿者たちから色々と紹介され、有難い。実際観ても優れた作品が多く、投稿の方々に感謝するばかり。  この作品はほぼ同郷・同世代の浅野佑都さんから紹介された中…
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映画評「野性の呼び声」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2020年アメリカ=カナダ合作映画 監督クリス・サンダーズ ネタバレあり ジャック・ロンドンの有名な小説の十数回目となる映像化(映画として日本で公開されるのは恐らく4回目)で、今この作品を作る理由は、お話以上に、素晴らしいVFXで犬を筆頭とする動物たちの生々しい動作を見せることではないかと思う。…
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映画評「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督ウッディー・アレン ネタバレあり 多作なのでいつまでも追いつかないウッディー・アレンの最新作でござる。今回は、現時点でまだ本当の最新作が日本で公開されていないので、何とか追いついた形。  例の問題で、アメリカでは本作も最新作も観られないのだそうだ。日本もそうだが、個…
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映画評「ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ=カナダ=コロンビア合作映画 監督ジョナサン・レヴィン ネタバレあり シャーリーズ・セロンが出ているのは知っていたが、セス・ローゲンが共演ですか。例によって下ネタのオン・パレードでしょう。 辞職したように見えて実は首になったらしい記者ローゲンが、友人に誘われて出かけたチャリ…
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映画評「ロベレ将軍」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1959年イタリア=フランス合作映画 監督ロベルト・ロッセリーニ ネタバレあり 10年近く前にNHK-BSが放映したハイビジョン版を持っていたが、それを収めたブルーレイ・ディスクが再生不能になった(某メーカーの或るシリーズで、録画から数年後にかなりの確率で起こる)ので、幸いにもプライムビデオで無…
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映画評「読まれなかった小説」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年トルコ=北マケドニア=フランス=ドイツ=ボスニア・ヘルツェゴヴィナ=ブルガリア=スウェーデン=カタール合作映画 監督ヌリ・ビルゲ・ジェイラン ネタバレあり 「雪の轍」で初めて本格的に知ったヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督は、テオ・アンゲロプロス以来の重量派ではないだろうか。前回が196分、…
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映画評「我等の町」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1940年アメリカ映画 監督サム・ウッド ネタバレあり 高校の英語のリーダーに本作の原作戯曲の一部があった。アイスクリーム・ソーダを主人公の男女二人が食べる部分で、薬局pharmacyという単語を憶えたような気がする。 その原作とは半年前に読んだばかりの、ソーントン・ワイルダー「わが町」(…
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映画評「忘れじの面影」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1948年アメリカ映画 監督マックス・オフュールス ネタバレあり 例によって、期間限定アマゾン・プライム会員特典により無償鑑賞。段々残り日数が少なくなってきたが、ダウンロードで鑑賞する手も残っている(少し嫌な感じがあってダウンロードは未だ一度も試みていない。ダウンロードしたことある人、アドバイス…
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映画評「旅愁」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1950年アメリカ映画 監督ウィリアム・ディターレ ネタバレあり 45年くらい前に地上波の吹替えで観て以来の再鑑賞。序盤の観光場面以外はすっかり忘れている。例によってプライムビデオだが、画質はS-VHSに劣るレベル。アップは良いがロングショットは些か辛い。それでも僕はこの映画をライブラリーに持っ…
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映画評「ラストレター」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・岩井俊二 ネタバレあり 「Love Letter」(1995年)でも我々ロマンティストを感激させた岩井俊二監督が、似た趣向を以ってまたも感激させてくれた。大衆的だが通俗に陥っていない。ロマンティックだが甘すぎない。この手をお話を作る時の岩井監督は好きである。 男女…
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映画評「私はあなたのニグロではない」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 2016年アメリカ=フランス=ベルギー=スイス合作映画 監督ラウール・ペック ネタバレあり リチャード・ライトと並んでアメリカ黒人作家の二巨頭と考えるジェームズ・ゴールドウィン(1924-1987)の「もう一つの国」は百科事典索引をベースにした僕の読書予定リストに入っているが、今年も読めそうも…
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映画評「やっぱり契約破棄していいですか!?」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年イギリス映画 監督トム・エドモンズ ネタバレあり こういう軽味のあるブラック・コメディーは英国映画にしか出来ない。それを確認できただけでも観た甲斐がありました。 売れない若い作家アナイリン・バーナードが橋の欄干に立っていると、60代とおぼしき男性トム・ウィルキンスンから名刺を渡され…
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映画評「ルパン三世 DEAD OR ALIVE」

☆☆★(5点/10点満点中) 1996年日本映画 監督モンキー・パンチ ネタバレあり シリーズ第6作(放映したWOWOWのカウントでは第5作)。原作者のモンキー・パンチが監督を務めているのが興味深い。コミックの原作者が自作映画化の監督をした例は他にあるのかな?  舞台は架空のズフ国。名前はアフリカっぽいが、雰囲気は南米で…
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映画評「ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス」

☆☆★(5点/10点満点中) 1995年日本映画 監督・白土武、総監督・伊藤俊也 ネタバレあり Wikipediaは声優陣が全く異なる「風魔一族の陰謀」を第4作としているが、WOWOWは本作を第4作とする。 皆さんもよくご存知で説明はなくもがなだろうが、本作製作中にルパン三世の声を当てる山田康雄が倒れて最終的に亡くなった…
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映画評「リチャード・ジュエル」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督クリント・イーストウッド ネタバレあり クリント・イーストウッド監督作品としては「ハドソン川の奇跡」と同じ系列の実話もの。娯楽性の高さで本作のほうを高く買う。「グラン・トリノ」(2008年)以来の手応えがあるが、同作よりは劣る。とにかく、イーストウッドの名前なしでも【…
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映画評「ルパン三世 バビロンの黄金伝説」

☆☆(4点/10点満点中) 1985年日本映画 監督・鈴木清順、吉田しげつぐ ネタバレあり 僕らより若い世代の間では第一作は傑作で、この第三作は駄作であるとする意見が主流のようであるが、そこまでの差はないと思う。同時代的には僕はどちらも☆☆★相当の評価を付けた。しかし、こうして見返してみると、第一作のアヴァンギャルドでシュール…
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