テーマ:映画 や・ら・わ行

映画評「ランペイジ 巨獣大乱闘」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ブラッド・ペイトン ネタバレあり 題名からロバート・ミッチャムとエルザ・マルティネッリが共演したが誠につまらない展開に終始した動物ハンティング映画「ランページ」(1963年)という凡作を思い出した。  序盤を見る限り同じような狩猟のお話になっていくのかと思いきや(最…
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映画評「リバーズ・エッジ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・行定勲 ネタバレあり 岡崎京子という漫画家は新聞の文芸欄で評価の声を読んだことと、7年前の「へルター・スケルター」の映画化によって、知っている。四十数年コミックは読んでいないので、勿論実物に触れたことはない。映画になる女性漫画家のコミックと言えば、他愛ない恋愛青春ものが大…
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映画評「わたしは、幸福(フェリシテ)」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年フランス=ベルギー=セネガル=ドイツ=レバノン合作映画 監督アラン・ゴミス ネタバレあり 今回のベルリン映画祭特集は晦渋な作品が多く、少々困っている。乱暴に言えばいずれも一人合点なのだが、無下には扱えないと思わせるものが多く、益々困る。その点本作は大枠においてぐっと解りやすい。 一…
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映画評「夜の浜辺でひとり」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年韓国映画 監督ホン・サンス ネタバレあり 喜劇と悲劇の振幅という泥臭い手法にいつまでも頼っている韓国大衆映画に見切りをつけて現在は殆ど観ないが、本作はベルリン映画祭出品作なのでそういう韓国の水準的作劇ではない筈につき観てみた。実際純文学で、そういう不満はない代わりに、少々一人合点が目立ち…
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映画評「ワイルド・スピード ICE BREAK」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年アメリカ=日本=中国合作映画 監督F・ゲイリー・グレイ ネタバレあり 2001年に登場した第一作は謂わばプログラム・ピクチャーに過ぎなかったが、次第にスケールを大きくして、今や「007」「ミッション:インポッシブル」と肩を並べる事実上のエージェント映画になった。 キューバで骨休め…
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映画評「リベンジgirl」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・三木康一郎 ネタバレあり アイドル系を起用したコミックの映画版(特にロマンス)は極力避けるようにしているが、コミックの映画版ではなさそう(原作の小説は映画公開の直前に出版されたらしい)だし、東大を出たばかりのヒロインが首相を目指すという馬鹿らしいアイデアに一応の興味を持って…
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映画評「レディ・プレイヤー1」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督スティーヴン・スピルバーグ ネタバレあり スティーヴン・スピルバーグは、極めてサブカルチャー的な素材については、製作に回って自ら監督に当たることはなかったが、アーネスト・クラインのSF小説「ゲームウォーズ}(原題は本作に同じ)の映画化では自ら担当した。 しかし、面…
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映画評「ルージュの手紙」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年フランス映画 監督マルタン・プロヴォー ネタバレあり 最近はジャンル映画よりドラマ映画のほうが概して面白く、本作の評価などは疑問を持たれる方も多いと思われるが、個人的に惹かれるものがあった。 助産婦をする49歳の女性クレール(カトリーヌ・フロ)が、30年前に家を出た継母ベアトリス…
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映画評「リメンバー・ミー」(2017年)

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督リー・アンクリッチ、エイドリアン・モリーナ ネタバレあり 「リメンバー・ミー」という邦題の映画は多く、為にまた括弧付きになった。 ピクサーのアニメで、相変わらずセンスが良い。メキシコの行事“死者の日”をテーマにし、彼岸と此岸とを往来する着眼点がなかなかユニーク。結…
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映画評「リンゴ・キッド」

☆☆★(5点/10点満点中) 1966年イタリア映画 監督セルジョ・コルブッチ ネタバレあり ジュリアーノ・ジェンマ、クリント・イーストウッド、フランコ・ネロが主演していないマカロニ・ウェスタンをTVで見る機会は現在限られているが、この度NHK-BSが幾つか紹介してくれるらしい。その第一弾。 邦題は西部開拓時代の実在し「…
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映画評「ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・滝田洋二郎 ネタバレあり 大衆映画としてなかなか良く出来ている。滝田洋二郎監督の作品としては旧作「おくりびと」に近い印象で、マニアには無視されるがミーハーには受ける、そんなタイプである。実際【キネマ旬報】2017年度の批評家選出では僅かに1点しか入っていないのに、読者投…
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映画評「惑星大戦争」

☆★(3点/10点満点中) 1977年日本映画 監督・福田純 ネタバレあり 1977年にアメリカで「スター・ウォーズ」が公開され大ヒットしたのに便乗した(何となれば翌年に控える同作公開前にえいやっとばかりに公開した)と言われる東宝映画だが、関係者の黄色い衣装や人物の配置などにこの年劇場版が初めて公開された「宇宙戦艦ヤマト」から…
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映画評「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年チェコ=イギリス=アメリカ合作映画 監督ニキ・カーロ ネタバレあり 一般の人のように事前に内容について触れることのない僕にとっては、誠に有難迷惑の邦題。それを別にしても何とも直截で面白味のない題名である。ノンフィクションならこれで良いが、劇映画ではもう少しこれから見ようとしている人々の…
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映画評「レッド・スパロー」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督フランシス・ローレンス ネタバレあり 日本劇場未公開作が多いジェニファー・ローレンス主演映画だが、これはいかにもメジャーらしい内容なのできちんと公開された。 ロシアの一流バレリーナのジェニファーが足に重傷を負いバレエ団を解雇同然になる。そうなると今住んでいる場所…
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映画評「八日目の蝉」その2・・・原作を読んで・・・

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2011年日本映画 監督・成島出 ネタバレあり 6年前に地上波放映版を観た。39分もカットがあったので、一応感想めいたものを書いたが、採点は出来なかった。  それほどしないうちにWOWOWに完全版が放映され、保存版は作っておいたものの、5年半くらい放置してしまった。今回観るに及んで、大古典ばか…
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映画評「ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1942年アメリカ映画 監督マイケル・カーティス ネタバレあり ギャング映画スターとして有名なジェームズ・キャグニーが主演したミュージカル映画で、ブロードウェイの父と言われるジョージ・M・コーハンの伝記映画でもある。余りに国威発揚的すぎたせいか、日本で劇場公開されるのは1986年まで待つことにな…
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映画評「ロダン カミーユと永遠のアトリエ」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年フランス=ベルギー=アメリカ合作映画 監督ジャック・ドワイヨン ネタバレあり 題名で解るように、芸術映画である。芸術的な映画の意味にあらず、芸術に関する映画の意味である。より正確に言えば芸術家の映画である。などと言葉遊びするしかないほど映画的に冴えない。日本人にもよく知られた彫刻家ロダンに…
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映画評「私の殺した男」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1932年アメリカ映画 監督エルンスト・ルビッチ ネタバレあり フランソワ・オゾンによるリメイク「婚約者の友人」を見て、オリジナルのこちらも観たくなった。僕が初めて観たのは1990年代の初めくらいだろう。 本作の内容はリメイクの前半と全く同じと言って良い。違うのは、主人公のフランス青年ポ…
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映画評「ロキシー」

☆☆(4点/10点満点中) 2016年アメリカ映画 監督ゲイリー・マイケル・シュルツ ネタバレあり 青年エミール・ハーシュが、チンピラから逃げる美人ゾーイ・クラヴィッツを助け、車で逃走する。彼女と別れたハーシュは、ヤクザな兄エモリー・コーエンの自動車修理工場開店準備を手伝うが、往時の兄の生活をめぐって確執があり、仲が良いとは言…
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映画評「ユリゴコロ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・熊澤尚人 ネタバレあり 沼田まほかるという女性作家のミステリーの映画化。お話だけを取り上げれば、近年の日本映画の中で屈指の面白さと言って良い。 山間部でカフェを営んでいる青年・松坂桃李が結婚を考えている清野菜名に突然失踪されてビックリする。その直後彼女の知人という…
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映画評「夜明け告げるルーのうた」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・湯浅政明 ネタバレあり アニメ映画監督・湯浅政明はこれで3本目。オリジナル脚本は初めてとのこと。 両親が離婚して父の故郷その名も日無(ひなし)町で過ごすことになった中学3年生のカイ(声:下田翔大)が、ネットにアップロードした音楽が同級生の遊歩(声:寿美菜子)と国夫…
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映画評「笑う故郷」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2016年アルゼンチン=スペイン合作映画 監督マリアノ・コーン、ガストン・ドプラット ネタバレあり なかなか興味深い実質上のアルゼンチン映画である。 ノーベル文学賞を取って引っ張りだこになったスペインの作家オスカー・マルティネスが、殆どの要請を断っている中、故郷アルゼンチンの田舎町サラスか…
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映画評「ユアン・マクレガー/荒野の誘惑」

☆☆★(5点/10点満点中) 2015年アメリカ映画 監督ロドリゴ・ガルシア ネタバレあり 新約聖書で“荒野の誘惑”と呼称される部分を映画独自のお話を加えてこしらえたドラマ。スペクタクル性を全く排した一種のミニマリズムの作品なので、日本ではユアン・マクレガー主演でも当然のようにお蔵入り(劇場未公開)となっている。お蔵入りでも昨…
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映画評「許されざる者」(1960年)

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1960年アメリカ映画 監督ジョン・ヒューストン ネタバレあり クリント・イーストウッドの西部劇「許されざる者」(1992年)が公開された時、僕は、その30年以上前にジョン・ヒューストンが作ったこの西部劇のリメイクと思ったが、全く関係なかった。 テキサス州の平原地帯の崖と連なるように作られ…
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映画評「汚れたミルク/あるサラリーマンの告発」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2014年インド=フランス合作映画 監督ダニス・タノヴィッチ ネタバレあり ダニス・タノヴィッチとしては4ヶ月前に見た「サラエヴォの銃声」より古い作品。世界的に大々的には見られなかったらしいが、その理由は中身を見ると少し解る。 1994年パキスタンの多国籍企業に就職した青年アヤン(イムラン・…
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映画評「夜明けの祈り」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2016年フランス=ポーランド合作映画 監督アンヌ・フォンテーヌ ネタバレあり アンヌ・フォンテーヌという女性監督は、旧作から判断する限り、なかなか意地悪な人間観を持っていると思う。 1945年12月ポーランド。赤十字のフランス人女医マチルド(ルー・ド・ラージュ)は、修道女に請われて修道院…
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映画評「ライムライト」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1952年アメリカ映画 監督チャールズ・チャップリン ネタバレあり アメリカ映画の最大貢献者の一人チャールズ・チャップリンは、戦後マッカーシズムの犠牲になって米国を追われ、スイスを終の棲家とした。本作はその前、祖国の英国に戻って作っているが、アメリカ映画扱いとなっている。44年前リバイバルの時…
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映画評「ワンダーウーマン」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督パティ・ジェンキンズ ネタバレあり 映画界でもマーヴェル・コミックスとDCコミックスがしのぎを削る状態になっているが、現在では量的にも質的にもマーヴェルが優っている印象。こちらは21世紀になるまで映画界で優勢だったDCコミックスの映画化である。  1975年にTVで…
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映画評「ラスト・フェイス」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2016年アメリカ映画 監督ショーン・ペン ネタバレあり ショーン・ペンの監督でシャーリーズ・セロンが主演しているが、カンヌで酷評されたせいか、日本ではお蔵入りになった。 2003年のリベリア内戦中のこと。父親が組織した国際的難民支援団体の理事長を務めるシャーリーズが国境なき医師団の医師ハビ…
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映画評「ラビング 愛という名前のふたり」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2016年アメリカ=イギリス合作映画 監督ジェフ・ニコルズ ネタバレあり 先般観た実話の映画化「ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男」と重なる、これもまた実話もの。 1958年人種違いの結婚を法的に禁止していたヴァージニア州で、白人のレンガ職人リチャード・ラヴィング(ジョエル・エドガート…
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