テーマ:西部劇/時代劇/史劇

映画評「アギーレ/神の怒り」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1972年西ドイツ=メキシコ=ペルー合作映画 監督ヴェルナー・ヘルツォーク ネタバレあり サイレント映画からトーキー初期にかけてドイツやオーストリアは映画先進国だったが、ヒトラーが実権を握って実力のある映画作家が国外特にアメリカへ逃げたこともあり、すっかりダメになった。戦後は「菩提樹」(1956…
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映画評「ロイ・ビーン」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1972年アメリカ映画 監督ジョン・ヒューストン ネタバレあり 1970年代にTVと映画館で二度、今世紀初めに衛星放送で一度観ていると記憶するので、今回が4回目。しかし、結構憶えていないところがあるもので、今回も面白く観た。Allcinemaでの平均点6.4、 IMDb では7.0と余り芳しくな…
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映画評「西部の人」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1958年アメリカ映画 監督アンソニ・マン ネタバレあり ゲイリー・クーパーには「西部の男」(ウィリアム・ワイラー監督)という主演作もあってややこしいのだが、こちらはアンソニー・マン監督による晩年の主演作。多分40年ぶりくらいの再鑑賞である。 クーパーは、アリゾナ州のグロスカットまで馬でや…
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映画評「決算!忠臣蔵」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・中村義洋 ネタバレあり 「忠臣蔵」の基本を知らない人は見ても仕方があるまい。喜劇仕立てで比較的若い人に向けて作ったのかもしれないが、「忠臣蔵」を碌に知らない彼らにはつまらないにちがいない。 原作に相当するのは、山本博文氏の著書である。無数に関係文献があるのでどれがと…
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映画評「マグダラのマリア」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年イギリス=オーストラリア=アメリカ合作映画 監督ガース・デーヴィス ネタバレあり 昔は劇場未公開=未輸入だから一切見られなかったわけだが、近年は劇場未公開も色々で、本作の場合は僕には縁のないITUNESで紹介されたとのこと。 従来“娼婦” とされてきたマグダラのマリアの名誉回復の為…
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映画評「ゴールデン・リバー」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年フランス=スペイン=ルーマニア=ベルギー=アメリカ合作映画 監督ジャック・オーディアール ネタバレあり 今、映画界はグローバルの時代だから欧州各国の資本でアメリカを舞台に作られる作品が多い。かつてのヨーロッパ製西部劇も同じで、本作など昔なら(アメリカが製作に絡んでいるとは言え)ヨーロッパ…
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映画評「ガンヒルの決斗」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1959年アメリカ映画 監督ジョン・スタージェス ネタバレあり 実に久しぶりでございますなあ。ジョン・スタージェスの西部劇の中では「荒野の七人」(1960年)と「OK牧場の決闘」(1956年)はよく放映されるが、「ゴーストタウンの決闘」(1958年)とこの「ガンヒルの決斗」はなかなかやってくれな…
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映画評「ワイルド・ビル」

☆☆★(5点/10点満点中) 1995年アメリカ映画 監督ウォルター・ヒル ネタバレあり ワイルド・ビル・ヒコックの伝記映画、必然的に西部劇である。  ウォルター・ヒルが監督を務め、「平原児」(1936年)でお馴染みの有名人のお話で、人気俳優も出ているが、日本劇場未公開と知ってからどうも手が伸びにくい状態だった。このところス…
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映画評「竜馬を斬った男」

☆☆★(5点/10点満点中) 1987年日本映画 監督・山下耕作 ネタバレあり 時代小説家早乙女貢の同名短編小説を山下耕作が映画化。  坂本龍馬を扱った小説・映画・TVドラマは色々あるが、彼を殺したと言われる人物の一人・佐々木只三郎を主人公にした点が異色である。 佐幕派の会津藩士・只三郎(萩原健一)は、浪士組組織に奔走…
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映画評「居眠り磐音」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・本木克英 ネタバレあり 時代小説には余り興味がないので、近年の作家や作品はよく知らない。本作原作である佐伯泰英の小説も知らないが、10年以上も前にNHKで放映されていた時代劇シリーズをちょっと見たことがある。正確には、Allcinemaの投稿を読んで思い出したというわけで…
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映画評「さらばバルデス」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1973年イタリア=フランス=スペイン=アメリカ合作映画 監督ジョン・スタージェス ネタバレあり チャールズ・ブロンスン主演の、事実上のイタリア製西部劇。しかし、監督が本場アメリカの大御所ジョン・スタージェスで、所謂マカロニ・ウェスタンに属する映画ではない。イタリア的でないというだけでなく、当時ア…
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映画評「七人の無頼漢」

☆☆★(5点/10点満点中) 1956年アメリカ映画 監督バッド・ベティカー ネタバレあり 若い頃ランドルフ・スコットのB級(ロー・コスト、ロー・バジェット)西部劇を十数本観たが、本作は未鑑賞。 フランスのお経みたいな観念的な映画評を書く映画評論家の高評価など無視すれば良いのに、無視できない日本の映画マニアに褒める人多し…
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映画評「リオ・ブラボー」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1959年アメリカ映画 監督ハワード・ホークス ネタバレあり 何回も引き合いに出しているのにアップしていない作品の代表格「十二人の怒れる男」は先日遂に上げた。これもそれに次ぐ作品で、どういうわけか、二回目の鑑賞は映画館であった(1980年頃)。Allcinemaで調べる限りはリバイバルはされてい…
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映画評「100万ドルの血斗」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1971年アメリカ映画 監督ジョージ・シャーマン ネタバレあり 西部劇として良いか悪いかと言うより、1971年当時の西部劇をめぐる環境について語りたくなる映画として面白い。40年ぶりくらいの再鑑賞。 奥さんモーリン・オハラと喧嘩し家を飛び出して10年になろうかという牧場主ジョン・ウェインがい…
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映画評「キングダム」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・佐藤信介 ネタバレあり 原泰久によるコミック(の題名)は主人公の名前を答えさせるクイズを通して知った。子供の頃から漫画を読む習慣のない僕は勿論読んだことはない。  原作は少年向けコミックあろうから、物語は見た目以上に他愛ない。以下の如し。 中国戦国時代の秦国で奴隷…
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映画評「ミネソタ無頼」

☆☆★(5点/10点満点中) 1964年イタリア=フランス=スペイン合作映画 監督セルジョ・コルブッチ ネタバレあり 「荒野の用心棒」と同じ1964年の製作だからマカロニ・ウェスタンとしてはごく初期の作品に当たり、当然のようにアメリカから俳優を招聘して作られている。監督はセルジョ・コルブッチだが、後年のように妙なズームを使うこ…
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映画評「斬、」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・塚本晋也 ネタバレあり 塚本晋也監督初めての時代劇である。 動乱の気運の出て来た江戸末期。農村で農家を手伝っている浪人・池松壮亮は、一家の息子・前田隆成に剣術を教えている。腕を上げて来た息子がすっかり江戸に出て侍の真似事をしようとしていることにいら立つ姉・蒼井優はそ…
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映画評「ヴェラクルス」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1954年アメリカ映画 監督ロバート・オルドリッチ ネタバレあり ある程度知られた西部劇は大概2回観ているので、本作も多分3回目だろう。 南北戦争に敗れ失意の元南軍将校ゲイリー・クーパーが新天地を求めて革命騒ぎ(史実上は王党派と共和派の争いで、所謂革命ではない)で荒れるメキシコにやって来る…
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映画評「座頭市逆手斬り」

☆☆★(5点/10点満点中) 1965年日本映画 監督・森一生 ネタバレあり シリーズ第11作。脚本が浅井昭三郎につき第9作「関所破り」に似た感じの内容なのは歓迎できないが、あの作品ほど物語は破綻していないように思う。 博打で捕えられた座頭市(勝新太郎)が隣の牢の男・水原浩一に“人殺しで捕えられた自分が無罪であることを証…
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映画評「座頭市二段斬り」

☆☆★(5点/10点満点中) 1965年日本映画 監督・井上昭 ネタバレあり かなり前にシリーズを断続的に観ていたが、今月は長い映画ばかりで疲れたので、短くかつ娯楽性の高いこのシリーズを暫くぶりに。第10作。 昔縁のあった土地に近づいた座頭市(勝新太郎)が橋を超えて按摩の師匠に会おうとするが、偶然出会った知人から、師匠は…
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映画評「墓石と決闘」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1967年アメリカ映画 監督ジョン・スタージェス ネタバレあり 「OK牧場の決闘」(1958年)のジョン・スタージェス監督がその後日談を扱った西部劇の傑作である。  彼の「決闘(決斗)」がタイトルに付く作品の中では一番の出来栄えだが、リアリズム基調で地味に見えるため講談調の「OK牧場」の後塵を…
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映画評「女王陛下のお気に入り」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年アイルランド=イギリス=アメリカ合作映画 監督ヨルゴス・ランティモス ネタバレあり 映画でよく扱われる英女王はエリザベス1世(チューダー朝)で、近年ヴィクトリア女王(ハノーヴァー朝)も出て来るようになったが、スチュワート朝最後の君主アンが主人公若しくは重要人物になる作品は珍しい。 …
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映画評「オフィーリア」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年イギリス=アメリカ合作映画 監督クレア・マッカーシー ネタバレあり ウィリアム・シェイクスピアの四大悲劇の一つ「ハムレット」をオフェーリア(オフィーリア)の視座で捉えたリサ・クラインの小説を映画化した作品である。パスティーシュ、二次創作と言うべし。今回のWOWOW放映が本邦初紹介。 …
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映画評「荒野の処刑」

☆☆(4点/10点満点中) 1975年イタリア映画 監督ルチオ・フルチ ネタバレあり グロテスクなホラー映画でお馴染みのルチオ・フルチ監督の本邦劇場未公開のマカロニ・ウェスタン。と言っても、ブームがとうの昔に終わった後の1975年製作なので、相当な変化球である。 たまたまTV番組表で目に入り急遽観ることにしたが、食指を動…
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映画評「小さな巨人」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1970年アメリカ映画 監督アーサー・ペン ネタバレあり ニューシネマ以前から活動し「俺たちに明日はない」(1967年)でニューシネマの道を切り開いたアーサー・ペン監督の異色西部劇である。吹き替えの不完全版で一度、完全版で一度、都合三度目の鑑賞。残念ながら映画館では観ていない。 カスター将…
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映画評「ビリー・ザ・キッド 孤高のアウトロー」

☆☆(4点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督ヴィンセント・ドノフリオ ネタバレあり “題名(邦題)に偽りあり”の日本未公開西部劇。 母を殺した暴虐無比の父親を射殺した13歳の少年リオ(ジェイク・シュア)が姉サラ(レリア・ジョージ)と共に、追いかけて来る叔父(クリス・プラット)から逃れ、母の知人の家に行くべく逃…
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映画評「荒野の決闘」

☆☆☆☆☆(10点/10点満点中) 1946年アメリカ映画 監督ジョン・フォード ネタバレあり 「駅馬車」(1939年)と並ぶジョン・フォードの西部劇の傑作である。  4回目くらいだが、この四半世紀観ていなかった。今更ながら、どこまでも美しい。お話は図式通りで、何と言うこともないと言って間違いないのだが、だからこそこの詩的な…
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映画評「チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年イギリス=アメリカ合作映画 監督ジャスティン・チャドウィック ネタバレあり 1620年代から1630年代にかけてオランダ(ネーデルランド)で実際に起きたチューリップ球根絡みの投機ブームを素材に恋愛劇として仕上げられた作品である。 原作は英国女流小説家デボラー・モガーの小説。監督は1…
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映画評「大脱獄」(1970年)

☆☆★(5点/10点満点中) 1970年アメリカ映画 監督ジョゼフ・L・マンキーウィッツ ネタバレあり 観たような記憶もあるが、お話を全く憶えていないところを見ると観ていないのだろう。三日前の「五人の軍隊」でも似たコメントを書きましたな。題名からは解りにくいものの、西部劇である。 カーク・ダグラスが悪党数名と組んで西部の…
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映画評「五人の軍隊」

☆☆★(5点/10点満点中) 1969年イタリア映画 監督ドン・テイラー ネタバレあり 中学生か高校生くらいの時にTVでやっていた。しかし、内容の記憶が全くないので観なかったのだろう。 イタリア製だからマカロニ・ウェスタンだが、監督はアメリカの俳優出身ドン・テイラーで、主要な出演者もニーノ・カステルヌオーヴォ一人以外は外…
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