テーマ:西部劇/時代劇/史劇

映画評「大脱獄」(1970年)

☆☆★(5点/10点満点中) 1970年アメリカ映画 監督ジョゼフ・L・マンキーウィッツ ネタバレあり 観たような記憶もあるが、お話を全く憶えていないところを見ると観ていないのだろう。三日前の「五人の軍隊」でも似たコメントを書きましたな。題名からは解りにくいものの、西部劇である。 カーク・ダグラスが悪党数名と組んで西部の…
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映画評「五人の軍隊」

☆☆★(5点/10点満点中) 1969年イタリア映画 監督ドン・テイラー ネタバレあり 中学生か高校生くらいの時にTVでやっていた。しかし、内容の記憶が全くないので観なかったのだろう。 イタリア製だからマカロニ・ウェスタンだが、監督はアメリカの俳優出身ドン・テイラーで、主要な出演者もニーノ・カステルヌオーヴォ一人以外は外…
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映画評「弾丸を噛め」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1975年アメリカ映画 監督リチャード・ブルックス ネタバレあり 大学生だった40年くらい前観た時より楽しめた。既に大ベテランだったリチャード・ブルックスが自らの脚本を映像に移した20世紀初頭を舞台にした西部劇のヴァリエーションである。サファリ・ラリーの西部劇版みたいなお話。 苛酷な西部を…
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映画評「アポロンの地獄」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1967年イタリア映画 監督ピエル・パオロ・パゾリーニ ネタバレあり 現存する古代ギリシャ喜劇・悲劇は殆ど読んでいる。本作はソフォクレスの悲劇「オイディプス王」をピエル・パオロ・パゾリーニが映画化した野心作。前半は神話・伝説からの内容に則り、後半の4割はほぼ原作通りの内容である。 僕は3…
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映画評「のみとり侍」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・鶴橋康夫 ネタバレあり 小松重男の「蚤とり侍」を鶴橋康夫が映画化したコメディー時代劇。「テルマエ・ロマエ」以降妙にご贔屓になってしまった阿部寛が出演しているので観てみた。 賄賂横行で悪名が高くなった(実は嘘だったらしい)老中田沼意次時代。長岡藩の勘定方小林寛之進(阿…
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映画評「わが命つきるとも」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1966年イギリス映画 監督フレッド・ジンネマン ネタバレあり 40余年前に不完全版を観た後完全版をBSで観ている。今回が3回目で、またまた義憤にかられる。昔読んだ「ユートピア」を書いた500年前の法律家トーマス・モアが主題である。  「ヘンリー八世の私生活」「1000日のアン」「ブーリン家…
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映画評「続・さすらいの一匹狼」

☆☆★(5点/10点満点中) 1965年イタリア映画 監督ジョージ・フィンリー(イタリア名ジョルジョ・ステガーニ) ネタバレあり 今月初めに観た「さすらいの一匹狼」とは全く関係がないどころか、こちらのほうが製作が古い。マカロニ・ウェスタンの配給会社は本邦公開順に適当に邦題を付けていたのだ。同じような例に「続・荒野の用心棒」があ…
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映画評「暁の用心棒」

☆☆(4点/10点満点中) 1966年イタリア=アメリカ合作映画 監督ルイジ・ヴァンツィ ネタバレあり 名前だけは辛うじて知っているトニー・アンソニーの実物を観るのは初めてと思う。彼はアメリカの俳優で、本作は珍しくもアメリカと合作したマカロニ・ウェスタン。先週観た「さすらいの一匹狼」と人物の配置等似ているところが多いものの、僕…
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映画評「さすらいの一匹狼」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1966年イタリア=スペイン合作映画 監督トニーノ・ヴァレリ ネタバレあり クレイグ・ヒルというアメリカ俳優が出張して作られたマカロニ・ウェスタンだが、どちらかと言えばスパニッシュ・ウェスタンという気がする。スタジオ撮影はイタリア、ロケーションはスペインだろう(と思って調べたらズバリでした)。 …
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映画評「バース・オブ・ネイション」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2016年アメリカ=カナダ合作映画 監督ネイト・パーカー ネタバレあり WOWOWのパンフレットに《PG12指定》とあったので日本劇場公開映画と思って観たら、Allcinemaに行くと未公開とされていた。通常未公開の場合は《PG12指定相当》などという表記なので、《指定》のないことにすっかり騙さ…
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映画評「皆殺し無頼」

☆☆★(5点/10点満点中) 1966年イタリア映画 監督ロモーロ・グエリエリ ネタバレあり イタリアに出稼ぎに出たアメリカ俳優マーク・ダモン主演のマカロニ・ウェスタン第二弾。 映画サイトで典型的なマカロニという評を読んだが、必ずしもそうとは言い切れない。典型的なマカロニが残酷味を売りにしているのに対し、残酷味を眼目とし…
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映画評「リンゴ・キッド」

☆☆★(5点/10点満点中) 1966年イタリア映画 監督セルジョ・コルブッチ ネタバレあり ジュリアーノ・ジェンマ、クリント・イーストウッド、フランコ・ネロが主演していないマカロニ・ウェスタンをTVで見る機会は現在限られているが、この度NHK-BSが幾つか紹介してくれるらしい。その第一弾。 邦題は西部開拓時代の実在し「…
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映画評「切腹」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1962年日本映画 監督・小林正樹 ネタバレあり 6年ほど前に観た「一命」はなかなか立派な出来栄えだったが、オリジナルのこちらとは相当の差がある。滝口康彦の時代小説「異聞浪人記」を橋本忍が脚色した脚本は同じでも、現在の役者に時代劇は荷が重いのである。30年ぶりくらいの再鑑賞。 寛永年間と…
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映画評「馬上の男」

☆☆(4点/10点満点中) 1951年アメリカ映画 監督アンドレ・ド・トス ネタバレあり 余程の西部劇ファンでないと、B級(低予算)西部劇の王者ランドルフ・スコットの主演映画を見たことのある人は少ないだろう。僕は1980年代にTV(大半は地上波と思う)で十数本観た。スコットとのコンビ作の多いアンドレ・ド・トスは凡監の部類だが、…
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映画評「妖刀物語 花の吉原百人斬り」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1960年日本映画 監督・内田吐夢 ネタバレあり 三代目河竹新七の歌舞伎狂言「籠釣瓶花街酔醒」を依田義賢が換骨奪胎的に脚色し、内田吐夢が映画化した時代劇。 「妖刀物語」はサブタイトルらしいので、本作は“は行”に置きます。 絹を製造・販売している商人・次郎左衛門(片岡千恵蔵)は、顔に大き…
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映画評「去り行く男」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1955年アメリカ映画 監督デルマー・デーヴィス ネタバレあり 新天地を目指していたカウボーイのグレン・フォード(役名ジュバル=原題)が道に迷って崖から落ち怪我を負い、そこへ通りかかった牧場主アーネスト・ボーグナインに助けられ、彼の牧場で働くことになる。牧童ロッド・スタイガーは疑り深い男で、夫への…
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映画評「御誂治郎吉格子」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1931年日本映画 監督・伊藤大輔 ネタバレあり 「おあつらえ じろきちこうし」と読む。再鑑賞。 戦前の日本の映画会社は映画をお金儲けのため、一過性のものと考えていたから保管への意識が低く、邦画の揺籃期から成長期の作品の大半が焼失・消失してほんの一握りの作品しか観られない。映画史に残る作品…
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映画評「ホンドー」

☆☆★(5点/10点満点中) 1953年アメリカ映画 監督ジョン・ファロー ネタバレあり ジョン・ウェイン主演の西部劇の中で断然知名度の低い作品。監督がサスペンスでは少し良さが出る凡監ジョン・ファローなのでやむを得ない。ミア・ファローの親父さんですな。 騎兵隊の連絡係ジョン・ウェインが犬を連れて荒野の一軒家に現れる。 …
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映画評「バーフバリ 王の凱旋」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年インド映画 監督S・S・ラージャマウリ ネタバレあり 「バーフバリ 伝説誕生」に続く後編。続編ではなく後編だからこれだけを見ても大して意味がない。 前作の途中(開巻後1時間20分くらい)から始まった主人公ジヴドゥ(ブラバース)の父親バーフバリ(ブラバース二役)の物語が1時間40分く…
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映画評「明日に向って撃て!」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1969年アメリカ映画 監督ジョージ・ロイ・ヒル ネタバレあり このブログでよく引用している作品なのにまだ書いていなかった。と言うのもブログを始める3年位前に観ているのでタイミングが悪かったのだ。その時の映画評を採録しても良かったのだが、ものぐさは止めてきちんと見直すことにした。多分3回目(余…
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映画評「アパルーサの決闘」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2008年アメリカ映画 監督エド・ハリス ネタバレあり エド・ハリスの監督第2弾はご機嫌な正統西部劇だが、なかなかの出来映えにもかかわらず、日本劇場未公開に終わった。時代故の不幸ですなあ。 街の外にいる悪徳牧場主ジェレミー・アイアンズに牛耳られているアパルーサという街に、彼の一味に殺された…
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映画評「関ヶ原」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・原田眞人 ネタバレあり 近年、TVでは幕末が人気だが、映画では断然安土桃山時代である。ここ一ヶ月で豊臣秀吉が4回出てきた。驚きますなあ。 16世紀末秀吉(滝藤賢一)が亡くなると、五大老の筆頭・徳川家康(役所広司)が天下を奪う野心を表し、他の家臣たちを分断する画策をし…
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映画評「無限の住人」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・三池崇史 ネタバレあり 今月(2018年5月)三本目の時代劇である。三池崇史にも飽きてきたし、観るつもりはなかったが、「忍びの国」が余りにお粗末だったので、口直しになるかもしれないと思い、観てみた。原作は、例によって作者の名前も作品名も知らない、沙村広明という漫画家の時代…
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映画評「忍びの国」

☆★(3点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・中村義洋 ネタバレあり また信長ものである。と言っても信長本人は全く出て来ないのだが。 和田竜の歴史小説を中村義洋が監督した時代劇と聞けは一応期待したくなる。中村監督は、Allcinemaに三流監督という評があったが、一連の伊坂幸太郎のミステリーなどミーハー的とは言え…
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映画評「花戦さ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・篠原哲雄 ネタバレあり 【戦】は動詞・形容詞・形容動詞から派生していない独立した名詞なので送り仮名はありえない。実際鬼塚忠の原作は「花いくさ」。しかし、ひらがなではインパクトがないと「戦」を持ってきたが、「花戦」では“かせん”と読まれてしまいかねないので無理やり掟破りの送…
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映画評「真昼の用心棒」

☆☆★(5点/10点満点中) 1966年イタリア映画 監督ルチオ・フルチ ネタバレあり 70年代の初め中学生の時にTVで観た。お話はすっかり忘れていたので、初鑑賞にも等しい。 流れ者となっていたフランコ・ネロが、実家の知人から「村に戻れ」という手紙を受け取る。帰ってみると実家は牧場主ジョン・M・ダグラス(ジュセッペ・アッ…
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映画評「キング・アーサー」(2017年版)

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ガイ・リッチー ネタバレあり 「トランスフォーマー/最後の騎士王」でも扱われたアーサー王の本格版だが、監督がガイ・リッチーなので相当不安に思いながら観た。事実、同じようなものを何度も作られても困る一方で、本作は挨拶に困ると言っても良いくらいテキトー。一応お話をば。 …
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映画評「大砂塵」

☆☆★(5点/10点満点中) 1954年アメリカ映画 監督ニコラス・レイ ネタバレあり 40年以上前に有名な主題歌につられてTVで観たのが最初。最初の長い口論と最後の果し合いだけが印象に残った。二回目は30年くらい前に衛星放送の完全版で観たと思うが、最初から最後まで面白くなかった。 その後私淑する双葉十三郎氏の「ぼくの採…
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映画評「シェーン」

☆☆☆☆☆(10点/10点満点中) 1953年アメリカ映画 監督ジョージ・スティーヴンズ ネタバレあり 多分アメリカ人以上に日本人に影響を残した、映画史上に燦然と輝く西部劇の名作。少なくとも4回は観ていると思うが、今回は20年ぶりくらいだろうか?  風来坊シェーン(アラン・ラッド)がワイオミングの開拓地に入り、そこで土地…
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映画評「沈黙 -サイレンス-」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2016年アメリカ=台湾=メキシコ合作映画 監督マーティン・スコセッシ ネタバレあり 篠田正浩が1971年に発表した最初の映画化は一作品としてなかなか立派だったが、このマーティン・スコセッシ版の方が遠藤周作の原作の言わんとしたことを正確に伝えているような気がする。 1638年、師であるフェ…
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