テーマ:サスペンス/スリラー

映画評「事件」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1978年日本映画 監督・野村芳太郎 ネタバレあり 松本清張の映画化を得意とした野村芳太郎監督の法廷ミステリーだが、純文学の大岡昇平の小説の映画化なので切り口が清張とは違うものになっている。少年法に絡む論点を出すのは当時としては相当新鮮。40年ぶりの再鑑賞。 現在。神奈川県厚木のバーのママ…
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映画評「上海から来た女」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1947年アメリカ映画 監督オースン・ウェルズ ネタバレあり 初期のオースン・ウェルズの作品は日本では見られず、大分時間を経て輸入された。本作も製作から30年経った1977年に日本で劇場公開され、僕も映画館で観た。  一部に解りにくいという評があるのは、製作会社による大幅カットのせいかもしれな…
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映画評「ブレイン・ゲーム」

☆☆★(5点/10点満点中) 2015年アメリカ映画 監督アルフォンソ・ポヤルト ネタバレあり 被害者が首の後ろを切られて殺される殺人事件が続けて起き、ベテランFBI特別捜査官ジェフリー・ディーン・モーガンが、心理分析に長けた美人プロファイラーのアビー・コーニッシュと捜査に乗り出すが、難事件と察するや、予知能力と残留思念を読む…
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映画評「ゲット・アウト」 

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ジョーダン・ピール ネタバレあり 一週間前に観た「ヘレディタリー/継承」がそうだったように、ホラー映画は新人の監督デビューに向いているらしい。終盤まで閉鎖的コミュニティの恐怖劇と思わせる本作も、ジョーダン・ピールという黒人監督のデビュー作に当たる。 筋骨逞しい黒人…
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映画評「パスト&フューチャー 未来への警告」

☆☆(4点/10点満点中) 2018年スペイン映画 監督ダニエル・カルパルソロ ネタバレあり またまた日本劇場未公開のサスペンス映画である。WOWOWが新しい日本映画を大量にやるから未公開の洋画から連続してピックアップする羽目になった。ライブラリーの古い映画を選ぶという手もあるが、それらは長いものばかり残っているので、少し素材…
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映画評「search/サーチ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年アメリカ=ロシア合作映画 監督アニーシュ・チャガンティ ネタバレあり ワン・アイデアで成功した作品と言えば「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(1999年)を思い浮かべる。「パラノーマル・アクティビティ」はその作品を嚆矢とする全編POV手法を再利用した二番煎じである上に、定点カメラという…
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映画評「影の軍隊」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1969年フランス=イタリア合作映画 監督ジャン=ピエール・メルヴィル ネタバレあり 個人的に、ジャン=ピエール・メルヴィルの最高傑作はデビュー作「海の沈黙」(1947年)と思い、秀作という以上に好きな作品は「サムライ」(1967年)である。本作は知名度こそ「サムライ」「仁義」(1970年)に劣…
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映画評「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1984年アメリカ映画 監督ロバート・ゼメキス ネタバレあり 「インディ・ジョーンズ」シリーズの人気に引っ張られて作られた冒険映画である。しかし、以下に触れるように作品の性格は大分違う。 ロマン小説の女性流行作家キャスリーン・ターナーが、コロンビアで宝石狙いのチンピラに拉致された姉に呼…
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映画評「リミット・オブ・アサシン」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年アメリカ=中国=南ア合作映画 監督ブライアン・スムルツ ネタバレあり トランプ政権の影響で中国との合作は暫く減るのではないかと想像するが、それはともかく、面白ければ中国の資本が絡んでも中国人が出て来ても構わない。中国資本が入っても本作はB級的な規模の典型的なジャンル映画である。 レッ…
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映画評「検察側の罪人」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・原田眞人 ネタバレあり アガサ・クリスティー「検察側の証人」の題名をもじった雫井修介のミステリーを原田眞人が映画化。 70代の金持ち夫婦が殺される。夫婦が金を貸していた人物たちに容疑者が絞られていく。担当検事は木村拓哉で、新人検事の二宮和也と立会事務官・吉高由里子が…
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映画評「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ=中国=フランス=ノルウェー合作映画 監督クリストファー・マッカリー ネタバレあり ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドになってからの「007」シリーズがどちらかと言えば脚本のひねりで僕を面白がらせているのに対し、このシリーズは特に第3作以降は派手なアクション即ち視覚的な魅力で…
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映画評「イコライザー2」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督アントワーヌ・フークア ネタバレあり 前作ではホームセンター従業員だった元CIAエージェントのデンゼル・ワシントンが、今度はハイヤー運転手として世直しの為に悪党どもを瞬殺(殺さない場合もありますが)するサスペンス系アクション第二弾。 そんなワシントン氏がトルコにま…
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映画評「ダークサイド」

☆★(3点/10点満点中) 2018年カナダ=アメリカ合作映画 監督ティム・ハンター ネタバレあり ニコラス・ケイジ主演映画シリーズ第2弾。日本では昨日の「ヒューマン・ハンター」より多少評判が良いようであるが、新味不足が致命的であっても「ヒューマン・ハンター」がお話として恰好になっていたのに対し、本作はお話としての体を成してい…
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映画評「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年イギリス=アイルランド合作映画 監督ヨルゴス・ランティモス ネタバレあり 「籠の中の乙女」「ロブスター」といった変だけどなかなか面白い作品を作るギリシャ人監督ヨルゴス・ランティモスの最新作。これも奇妙な内容であるが、スリラーと考えれば一番普通に近い作品と言って良い。とりあえずお話。 …
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映画評「ビューティフル・デイ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年イギリス=フランス=アメリカ合作映画 監督リン・ラムジー ネタバレあり 「レオン」系列の作品は近年になっても「ザ・ボディガード」などたまに作られるが、本作は典型と言っても良い。しかし、極めてスタイリッシュな作りで、ごく一部のマニアックな映画ファン向けである。僕は論理的な人間であるから、小…
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映画評「ウインド・リバー」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年アメリカ=カナダ=イギリス合作映画 監督テイラー・シェリダン ネタバレあり 雪に蔽われた土地でお話が展開する映画は、その寒そうな様子故に、厳粛な思いにかられ作品まで引き締まっているように感じる。近年僕が高く評価する映画は、温暖な地域や季節を舞台にした作品より寒冷地の作品のほうが多いので…
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映画評「エンド・オブ・キングダム」

☆☆★(5点/10点満点中) 2016年アメリカ=イギリス=ブルガリア合作映画 監督ババク・ナジャフィ ネタバレあり 本作で主役を演じているGerard Butlerを日本では何故かジェラルド・バトラーと表記する。ラテン系やドイツ系でなく英国系民族であれば ar は通常アーと表記するのが少なくとも戦後の習慣だが、思うに、Ger…
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映画評「オーシャンズ8」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ゲイリー・ロス ネタバレあり 「オーシャンズ11」シリーズは10年ほど前に終わったが、女性版として復活した。 ヒロインはオーシャンの妹という設定のサンドラ・ブロック(役名デビー)。組んだ画商リチャード・アーミテージにはめられて詐欺罪で臭い飯を食うことになった彼女が…
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 映画評「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ=日本=中国合作映画 監督アレックス・カーツマン ネタバレあり 1932年に作られた「ミイラ再生」(鑑賞済)は1999年に「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」としてリメイクされたが、20年も経たないうちに再リメイクでござる。ユニヴァーサルがかつてのホラー映画を再生(再利用?)する“…
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映画評「ブッシュウィック-武装都市-」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ジョナサン・マイロット、キャリー・マーニオン ネタバレあり 英語で言う"What if"ものではないかと思う。パラレル・ワールドものと考えることもできるが、もっと現実的で、それとの中間のような感じを覚える。 女子大生ブリタニー・スノウが恋人を連れて実家のあるニューヨ…
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映画評「悪と仮面のルール」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・中村哲平 ネタバレあり 若い時に芥川賞を受賞した中村文則のミステリー・サスペンス小説の映画化。英訳により海外でも評判になった作品だそうだが、映画版は余り芳しくない。 久喜財閥の末っ子・文宏は、一家の男子に脈々と伝わる“邪”の精神を断ち切り、養女である同年輩の香織を護…
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映画評「レイチェル」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年イギリス=アメリカ合作映画 監督ロジャー・ミッチェル ネタバレあり 40年くらい前にTVで観た日本劇場未公開映画「謎の佳人レイチェル」(1952年)のリメイクと確信して(“知って”ではない)観ることにした。こちらも未公開でしたよ。原作はダフネ・デュ・モーリアのゴシック小説で、代表作「レベ…
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映画評「間諜X27」

☆☆☆☆☆(10点/10点満点中) 1931年アメリカ映画 監督ジョセフ・フォン・スタンバーグ ネタバレあり ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督とマレーネ・ディートリッヒが組んだ作品は見事な作品ばかりで、最初の二本「嘆きの天使」と「モロッコ」は既に取り上げた。  本作を初めて観たのは高校生の時で、NHK教育の“世界名画劇場”…
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映画評「トレイン・ミッション」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ=フランス合作映画 監督ジャウマ・コレット=セラ ネタバレあり ジャウマ・コレット=セラ監督とリーアム・ニースン主演コンビの作品としては「フライト・ゲーム」に準ずる内容で、より極限状況性が高い飛行機からそれほどでもない列車に変わっただけという感じ。 保険会社を突然首になった…
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映画評「スプリット」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ=日本合作映画 監督M・ナイト・シャマラン ネタバレあり M・ナイト・シャマランも今や期待しない人のほうが多くなったと思われる。この作品もはったりが目立つだけで、僕は余り感心しない。 三人の女子高生アニャ・テイラー=ジョイ、ヘイリー・ルー・リチャードスン、ジェシカ・スーラが…
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映画評「ワイルド・スピード ICE BREAK」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年アメリカ=日本=中国合作映画 監督F・ゲイリー・グレイ ネタバレあり 2001年に登場した第一作は謂わばプログラム・ピクチャーに過ぎなかったが、次第にスケールを大きくして、今や「007」「ミッション:インポッシブル」と肩を並べる事実上のエージェント映画になった。 キューバで骨休め…
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映画評「マンハント」(2017年)

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年中国=香港合作映画 監督ジョン・ウー ネタバレあり 何と高倉健主演の無国籍アクション大作「君よ憤怒の河を渉れ」(1976年)の中国版リメイクである。と言っても舞台は日本で、日本人配役も珍しいほど豪華。日本側が資本提供していないのが不思議なくらいだ。 大阪。国村隼が社長を務める大手製…
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映画評「デトロイト」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督キャスリン・ビグロー ネタバレあり 1967年、レコード会社モータウンに所属するアーティストが一番活躍していた時代のデトロイトが舞台の実話。 当時白人と黒人の軋轢が激しくなり、白人が中核を握るデトロイト市警察が黒人が営む違法酒場を摘発、これに怒った黒人市民が警察…
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映画評「羊の木」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・吉田大八 ネタバレあり 僕ら昭和半ば世代には懐かしい漫画家・山上たつひこのコミック(作画はいがらしみきお)の映画化。 魚津市ならぬ魚深市が国による新しい仮釈放システムに則って、6人の殺人犯を新住民として極秘に受け入れる。本来の犯罪者更生に加え、人口減少の抑制を目的と…
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映画評「カラスの親指」

☆☆★(5点/10点満点中) 2012年日本映画 監督・伊藤匡史 ネタバレあり 道尾秀介の同名小説の映画化作品。 会社員・阿部寛は同僚の連帯保証で借金を背負って、闇金に追われた挙句その使い走りになり、妻を自殺で失った後警察にたれ込んで組織を弱体化させたは良いが、その仕返しに家に放火されて幼い娘まで失ってしまう。闇金グルー…
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