テーマ:サスペンス/スリラー

映画評「アオラレ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年アメリカ映画 監督デリック・ボルテ ネタバレあり 近年日本でも問題になることが多い煽り運転だが、アメリカでも道路上のいざこざが多く社会問題化していることが垣間見える作品である。 発端は傑作「激突!」に少し似ていて、夫との離婚問題に悩むシングルマザーのカレン・ピストリアスが、仕事と息…
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映画評「青い戦慄」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1946年アメリカ映画 監督ジョージ・マーシャル ネタバレあり ロー・バジェット(B級映画)のフィルムノワールらしさが味わえるところが良いと思う。フィルム・ノワール・ファンなら観ても良いといった程度だろうか。 戦友ウィリアム・ベンディックスやヒュー・ボーモンと共に復員したアラン・ラッドが、妻…
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映画評「私は殺される」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1948年アメリカ映画 監督アナトール・リトヴァク ネタバレあり 1980年代に地上波民放での深夜放送を録画して観て以来の再鑑賞。あの時はCMカットはあっても89分の作品なのでノーカットだったかもしれない。 心臓病でベッドから動けない製薬会社のお嬢さんバーバラ・スタンウィックが、副社長の夫…
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映画評「劇場版 奥様は、取り扱い注意」

☆☆★(5点/10点満点中) 2021年日本映画 監督・佐藤東弥 ネタバレあり 内容に差異のない先日の「スパイの妻<劇場版>」と違って、こちらは本当の劇場版なので、TVシリーズとは内容が違う。TV版について何も知らない僕が言うのも何ですが。 劇場版という角書きが付くものは観ないと言いつつ、最近観ることがちと増えている。本…
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映画評「情熱なき犯罪」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1934年アメリカ映画 監督ベン・ヘクト、チャールズ・マッカーサー 重要なネタバレあり。鑑賞予定の方は鑑賞後にお読み下さい。 ベン・ヘクトとチャールズ・マッカーサーは有名な脚本家コンビで、コンビとしては戦前作が殆ど。代表作は1972年にビリー・ワイルダーが「フロント・ページ」としてリメイクした「…
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映画評「スパイの妻<劇場版>」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・黒沢清 ネタバレあり ベネチア映画祭の銀獅子賞受賞より【キネマ旬報】のベスト1に選ばれたので期待したが、そこまでの手応えはなかった。まず、映像が平べったいのが気に入らない。NHK8Kで放送された元の素材を色補正して映画館仕様にしたようだ。黒沢清監督作品。 1940…
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映画評「幻の女」(1944年)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1944年アメリカ映画 監督ロバート・シオドマーク ネタバレあり コーネル・ウールリッチのサスペンス小説「幻の女」(ウィリアム・アイリッシュ名義で発表)は、大学生のとき先が読みたくて止まらず、一度も中断せずに読み終えてしまった。それから十数年後TV(衛星放送?)で観たが、そんな原作と比較すれば、…
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映画評「熱砂の秘密」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1943年アメリカ映画 監督ビリー・ワイルダー ネタバレあり TVで録画したビデオ版を持っているが、多少は画質が良い筈のプライム・ビデオで観た。30数年ぶりの再鑑賞。  ラホス・ビロの戯曲「帝国ホテル」をベースに、1942年頃の時局要素を加えたサスペンスの秀作である。ビリー・ワイルダー初期の…
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映画評「らせん階段」(1946年版)

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1946年アメリカ映画 監督ロバート・シオドマーク ネタバレあり 英国の女性ミステリー作家エセル・リナ・ホワイトのミステリー・サスペンス小説 "Some Must Watch" の最初の映画化。6日前に観た「大いなる罪びと」を撮ったロバート・シオドマークの代表作で、彼はやはりこの手のサスペンスを…
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映画評「KCIA 南山の部長たち」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2000年韓国映画 監督ウ・ミンホ ネタバレあり パク・チョンヒ(朴 正煕)大統領の暗殺までの40日を描いたポリティカル・サスペンス。  事実に基づいたフィクションという字幕が出るが、これは、主に、映画の中で大統領とKCIA部長が日本語を使う場面が遺族の反感を買ったことに対する配慮らしい。  …
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映画評「さんかく窓の外側は夜」

☆☆★(5点/10点満点中) 2021年日本映画 監督・森ガキ侑大 ネタバレあり ヤマシタトモコなる漫画家のコミックを映画化したミステリー・ホラー。 霊体が見える書店員の青年・志尊淳が、同じ体質を持つらしい探偵業・岡田将生に強引に引き抜かれて助手となり、昔から縁のある刑事・滝藤賢一の捜査する連続もしくは不連続殺人に協力す…
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映画評「女の復讐」

☆☆★(5点/10点満点中) 1990年フランス映画 監督ジャック・ドワイヨン ネタバレあり 今回WOWOWが5本特集しているジャック・ドワイヨンの作品のうち3本が未見で全て観るつもりでいるが、「ポネット」以外はどうも僕の言う “面倒臭い” 映画の類で退屈することが多そうだ。昨日の「ラ・ピラート」は、ある時期までのジャン=リュ…
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映画評「騙し絵の牙」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・吉田大八 ネタバレあり 新聞社を扱った映画は結構多いが、出版社の内幕を描く作品は殆ど観た記憶がない。作家を中心にしたものなら洋画で幾つかあるが。  本作は、塩田武士の小説を吉田大八監督が映画化した出版社内幕サスペンス。 出版社の大手・薫風社の社長が急死し、保守派と…
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映画評「太陽は動かない」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・羽住英一郎 ネタバレあり どちらかと言えば純文学作家である吉田修一の同名小説の映画化。映画化されたものは大衆的サスペンスであり、原作も純文学ではなさそうである。  しかし、この映画も例によって日本のサスペンス映画の悪い癖が出てサスペンスの純度が低く、余り面白くない。佐藤…
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映画評「サイレント・トーキョー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・波多野貴文 ネタバレあり サスペンス映画を作ると日本映画はどうしても情が絡み過ぎて成功しない。「感染列島」はサスペンス要素は多かったのに情が絡んで矛盾だらけになって話が成立しないレベルに終わった。その点本作は話は辛うじて成立しているが、少なからず点出される情以上にプロパガ…
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映画評「プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年イギリス=オーストラリア=南ア=アメリカ=ドイツ合作映画 監督フランシス・アナン ネタバレあり 脱走ものは場所によって収容所ものと刑務所ものに分れる。  収容所ものの大傑作に「大脱走」(1963年)があり、刑務所ものでは「パピヨン」(1973年)「アルカトラズからの脱出」(1979年)…
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映画評「クラッシュ」(1996年)

☆☆★(5点/10点満点中) 1996年カナダ=イギリス合作映画 監督デーヴィッド・クローネンバーグ ネタバレあり デーヴィッド・クローネンバーグは面白い作品を作るが、真に感心した作品は余りない。面白かったのはリメイクの「ザ・フライ」(1986年)、総合的に優れていたと思ったのは「ヒストリー・オブ・バイオレンス」(2005年)…
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映画評「オーソン・ウェルズ IN ストレンジャー」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1945年アメリカ映画 監督オーソン・ウェルズ ネタバレあり 1990年代に衛星放送で観た。オースン・ウェルズの監督作品ながら依然日本劇場未公開だが、出来栄えは決して悪くない。同時代の日本で公開されなかったのは、恐らくGHQがナチスをテーマにしている本作の占領下日本での公開を嫌がったのであろう(…
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映画評「バルーン 奇蹟の脱出飛行」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年ドイツ=フランス=アメリカ合作映画 監督ミヒャエル・ヘルビヒ ネタバレあり 東ドイツから西ドイツへの脱出を描いたドイツ製映画では「トンネル」(2001年)がドラマ性もサスペンスも充実、超弩級と言っても良いくらいの秀作だった。最近観た「僕たちは希望という名の列車に乗った」は一種の青春映画と…
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映画評「私の知らないわたしの素顔」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年フランス=ベルギー合作映画 監督サフィ・ネブー ネタバレあり 中年シングルマザーの孤独な心理をなりすましができるネットを手段に描き出した心理サスペンスである。 前半はサスペンス性は殆どなく、二人の男児の母親である文学・文学史の教授クレール(ジュリエット・ビノシュ)が、年の離れた恋…
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映画評「ザ・ビースト」(2019年)

☆☆(4点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督ニック・パウエル ネタバレあり 昔のB級(低予算)映画はお話も画面もダメという作品がある一方、お話はダメでも画面は良いという作品も結構あった。しかし、現在のB級映画に良い画面を求めるのはなかなか難しいようである。  尤も、現在特にアメリカ映画界ではコスト高が目立ち、B級…
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映画評「仮面病棟」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・木村ひさし ネタバレあり 良い出来が期待できなくてもミステリー映画なら観る。原作者のミステリー作家知念実希人(ちねん みきと)は医療関係者でもあるそうで、医療関係が非常に正確・・・でもないのはご愛敬。 八王子のコンビニでピエロの仮面を被った強盗事件が起きる。交通事故…
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映画評「ANNA/アナ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年フランス=アメリカ=カナダ=ロシア合作映画 監督リュック・ベッソン ネタバレあり リュック・ベッソン監督としては「ニキータ」(1990年)系列のスパイ・スリラー。「ニキータ」を世評ほど買っていない僕はこちらのほうが面白かったくらい。 ソ連末期のモスクワでマトリョーシカを売っていた美…
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映画評「サイレンサー/殺人部隊」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1966年アメリカ映画 監督ヘンリー・レヴィン ネタバレあり シリーズ第2弾は、喜劇度がほんの少し下がり、歌による心情吐露も僅かに減った。全体として似たり寄ったりの内容、出来栄えと言うべし・・・だが、すっきりした印象があって見やすいかもしれない。残りの二作はアマゾンプライム無償枠では観られず、残念…
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映画評「サイレンサー/沈黙部隊」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1961年アメリカ映画 監督フィル・カールスン ネタバレあり 映画ファンになりたての頃このシリーズはTVで全て観た。「007」シリーズのパロディーというか、コメディー版のような内容。 ビッグOなる謎の組織が、ニューメキシコで行われる核実験場にミサイルを放って、ソ連のせいにして戦争を引き起こし…
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映画評「ワイルド・スピード スーパーコンボ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督デーヴィッド・リーチ ネタバレあり シリーズ第9作ではなく、スピンオフらしい。違いはヴィン・ディーゼルが出て来ず、グループではなくコンビで活動するところだろうか?  ロンドン。MⅠ6の女性捜査官ヴァネッサ・カービーが味方と共にテロ組織のトラックを急襲、一人生き残っ…
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映画評「権力に告ぐ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年韓国映画 監督チョン・ジヨン ネタバレあり 現在も裁判中という、外資による韓国大手銀行安価売却事件に絡む政治サスペンス。昨日の「暗数殺人」がまともだったので期待したが、こちらは韓国映画の悪いところが出て、平均的大衆映画に留まる。 映画は、投資会社への売却が沙汰される大手銀行の女性職…
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映画評「ハウスメイド」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2010年韓国映画 監督イム・サンス ネタバレあり 先日観た韓国の古典スリラー「下女」の50年後のリメイク。  オリジナルはモノクロ時代の欧米スリラーに匹敵する純度の高い秀作だが、本作は階級対立がテーマとして明確に打ち出されている。その点でオリジナルより「パラサイト 半地下の家族」に近い。 …
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映画評「下女」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1960年韓国映画 監督キム・ギヨン ネタバレあり 僕が1970年頃映画を本格的に観始めて以来1986年の「桑の葉」まで韓国映画が正式に日本に輸入された記憶がない(それ以前のことは解らない)。「桑の葉」は官能映画で、一般的な映画は1999年の「八月のクリスマス」「シュリ」辺りまで待つことになる。…
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映画評「オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁」

☆☆(4点/10点満点中) 2019年中国=日本合作映画 監督ユー・フェイ ネタバレあり 役所広司の名だけを見て鑑賞したが、合作扱いも実質中国映画で些かがっかり。  最近観る中国映画のレベルは、一時期のようなものが殆どない。輸入に選んでいる作品が悪いのだと言えば、それまでだが、中国政府が口を挟みすぎているのではないか? 全体…
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