テーマ:サスペンス/スリラー

映画評「ザ・フォーリナー/復讐者」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年イギリス=中国=アメリカ合作映画 監督マーティン・キャンベル ネタバレあり ジャッキー・チェンの主演映画はこのところ空振り気味で余り期待していなかったし、中国の資本も入っているので、嫌な感じがしたが、その思いは全く裏切られるのである。実際、最初はうんざりしかけた。  というのも、中国…
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映画評「大脱出2」

☆★(3点/10点満点中) 2018年アメリカ=中国合作映画 監督スティーヴン・C・ミラー ネタバレあり 「大脱出」は頭脳派ながら見やすいストレートなアクションもあって程々楽しめたが、この続編は戴けません。特に前作の設定を憶えていない人、若しくは本作で初めて見る人は、抽象的すぎて置いてけぼりを食らう。 どこかのテロ・グル…
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映画評「ファイナル・スコア」

☆☆(4点/10点満点中) 2018年イギリス映画 監督スコット・マン ネタバレあり 試合中のスタジアムでのテロを扱った作品に「パニック・イン・スタジアム」(1976年)がある。しかし、本作はかの作品と比較するより「ダイ・ハード」(1988年)のスタジアム版と言った方が感じが掴める。 旧ソ連の小国家(地図を見ると黒海沿岸…
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映画評「ウトヤ島、7月22日」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年ノルウェー映画 監督エリック・ポッペ ネタバレあり このタイトルでピンと来る日本人はなかなか大したものである。ウトヤ島は、2011年7月22日に69人が射殺されたテロ事件の現場となったノルウェーの小さな島である。実際のところ、四か月前の東日本大震災に揺れていた日本人は他国のテロに関心を寄…
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映画評「THE GUILTY/ギルティ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年デンマーク映画 監督グスタフ・モーラー ネタバレあり スペイン映画がワン・シチュエーション・スリラーを幾つも作っていて、棺桶に閉じ込められた男が電話で助けを求めて四苦八苦する「[リミット]」という作品があった。そのアイデアを逆手に取ったようなところが膝を打たせるデンマーク製のサスペンス…
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映画評「ハンターキラー 潜航せよ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ=イギリス=ロシア合作映画 監督ドノヴァン・マーシュ ネタバレあり アイデアがなかなか良い一種の戦争映画である。 ロシア近海で、アメリカの原子力潜水艦(以降、原潜)が攻撃されて行方不明になる。米国は、叩き上げの海男ジェラード・バトラーを原潜アーカンソーの艦長に招聘、捜索に当…
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映画評「ザ・ウォール」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ダグ・リーマン ネタバレあり セルビアとボスニアとの中立地帯で身動きがとれなくなる兵士を描いた戦争ブラック・コメディーの傑作「ノー・マンズ・ランド」型の戦争映画である。  かの作品はそういう極限状況を以って戦争の狂気を描き出そうとした反戦映画だが、その後同じようなワン…
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映画評「マイル22」

☆☆(4点/10点満点中) 2018年アメリカ=中国=コロンビア合作映画 監督ピーター・バーグ ネタバレあり 年寄が物語の理解に相当難儀するアクション映画である。 マーク・ウォールバーグが現場の指揮を執る米国特殊部隊の面々が、核兵器を作るセシウムを奪った在米のロシア・スパイ組織が潜むアジトを急襲するのがプロローグ。ここで…
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映画評「アウトブレイク」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1995年アメリカ映画 監督ヴォルフガング・ペーターゼン ネタバレあり “ブルーレイ消滅危惧作品”シリーズその4。その中では比較的重要度は低いが、現在新型コロナウィルスで騒動になっているので、病原菌パニック映画の中では一番面白いと思われる本作を丁度四半世紀ぶりに観てみる。  そもそもさほど作ら…
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映画評「アルカトラズからの脱出」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1979年アメリカ映画 監督ドン・シーゲル ネタバレあり 僕は悪名高い犯罪者を収監する刑務所のあったアルカトラズ島をこの映画によって知った。それ以来のほぼ40年ぶりの鑑賞。「終身犯」などもこの刑務所が舞台だったらしいが、その時には意識しなかった。 1960年、脱獄常習犯フランク・モリス(ク…
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映画評「かごの中の瞳」

☆☆★(5点/10点満点中) 2016年アメリカ映画 監督マーク・フォースター ネタバレあり マーク・フォースターという監督は幅広い素材を適切なショット感覚で処理するので、現在のウィリアム・ワイラーとして僕がご贔屓にしている作家である。「007慰めの報酬」は流行の細切れショットを真似た為に彼の感覚の良さが発揮できずに失敗に終わ…
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映画評「エアポート'75」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1974年アメリカ映画 監督ジャック・スマイト ネタバレあり 1970年の「大空港」の続編。恐らく「ポセイドン・アドベンチャー」のヒットに俄かに湧き上がったパニック映画ブームに乗じた為に内容をパニック重点に転換し、舞台は空港ではなく飛行機内に変わった。そんなわけで題名はちと変だが、パニック映画と…
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映画評「007/美しき獲物たち」

☆☆★(5点/10点満点中) 1985年イギリス映画 監督ジョン・グレン ネタバレあり シリーズ第14作で、ロジャー・ボンド第7作。これでロジャー・ムーアの007は見納めとなった。監督は3作続けて堅実なジョン・グレン。 ボンドが雪山でソ連が盗んだICチップを探り出す。  007に限らず、80年代以降のアクション映画のフ…
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映画評「コントロール 洗脳殺人」

☆★(3点/10点満点中) 2018年カナダ映画 監督ロブ・W・キング ネタバレあり アメリカ・メジャー映画にB級(廉価)映画はもはや存在しない。その代わりにカナダが一見アメリカ映画っぽいお安い映画を大量に作る。そして、アメリカのメジャー映画に余りお呼びがかからなくなった大物がカナダ廉価映画に小遣い稼ぎで出演するという流れがあ…
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映画評「007/オクトパシー」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1983年イギリス映画 監督ジョン・グレン ネタバレあり ロジャー・ボンド(ムーア・ボンドという人が多い中ファースト・ネームとファミリー・ネームの組合せの方が洒落ていると思い、僕は使っている)第6作は、シリーズ通算第13作。監督は引き続き編集者出身のジョン・グレン。  タッチは「ユア・アイズ・…
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映画評「007/ユア・アイズ・オンリー」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1981年イギリス映画 監督ジョン・グレン ネタバレあり シリーズ第12作で、ロジャー・ボンド第5作。前作が宇宙にまで飛び出してやりすぎた感を覚えたのか、恐らくプロデューサーたちが路線を原点に戻して作ろうとしたのだと思う。監督がジョン・グレンに代わったのはその一環で、監督が代わったから方向性が変…
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映画評「ミスター・ガラス」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督M・ナイト・シャマラン ネタバレあり 未だにシャラマンかシャマランかで迷う、M・ナイト・シャマランのシリーズ作。「アンブレイカブル」(2000年)を発端とし一昨年の「スプリット」(僕自身は去る2月に鑑賞)を経て、一応の完結作か? お話は「アンブレイカブル」と強く繋がって…
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映画評「007/ムーンレイカー」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1979年イギリス=フランス合作映画 監督ルイス・ギルバート ネタバレあり 第10作「私を愛したスパイ」は以前書いたので飛ばして、この第11作でござる。およそ40年ぶりの再鑑賞。第9作「黄金銃を持つ男」と並んで評判が悪いようだが、僕は当時から案外買っている。 米国から英国へ空中移送中のスペ…
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007/黄金銃を持つ男

☆☆★(5点/10点満点中) 1974年イギリス映画 監督ガイ・ハミルトン ネタバレあり シリーズ第9作で、ロジャー・ボンドの第2作。監督は余り上出来とも思えなかった「ダイヤモンドは永遠に」「死ぬのは奴らだ」に続いて3試合連続登板のガイ・ハミルトン。三連投でへたばった中継ぎ投手の如き状態で、前二作以上につまらない。  “つま…
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映画評「復讐のトリック」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年韓国映画 監督チョン・シク、キム・フィ ネタバレあり シネマート新宿/心斎橋による企画【のもコレ3】で紹介された韓国製法廷サスペンス。当ブログでは一応本邦劇場未公開扱いとする。 敗戦した日本が出て行った直後のソウル。マジシャンのイ・ソクジン(コ・ス)が、ある夜、訳ありらしく見える妙…
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映画評「ゴールデンスランバー」(2018年韓国版)

☆☆(4点/10点満点中) 2018年韓国映画 監督ノ・ドンソク ネタバレあり 伊坂幸太郎の同名小説の韓国におけるリメイク。日本版は不完全なものしか観ていないので単純な比較はできないのだが、比較するまでもなく映画として出来が良くない。 宅配便の運転手カン・ドンウォンが、連絡を取って来た元バンド仲間ユン・ゲサンと会っている…
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映画評「蜘蛛の巣を払う女」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ=ドイツ=スウェーデン合作映画 監督フェデ・アルバレス ネタバレあり ボワロー=ナルスジャックがアルセーヌ・ルパン名義でアルセーヌ・ルパンのパスティーシュを書いたようなものと思えば良いのだろうか? スティーグ・ラーソンが残した“ミレニアム”シリーズをダヴィド・ラーゲルクランツが書…
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映画評「デス・ウィッシュ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ=カナダ合作映画 監督イーライ・ロス ネタバレあり 40年以上の洋画ファンで原題にも興味があれば、この題名にピンとくる方も少なくないだろう。  そう、1974年にブライアン・ガーフィールドの小説をチャールズ・ブロンスン主演で映画化した「狼よさらば」のリメイクである。正確にはガー…
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映画評「ノクターナル・アニマルズ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2016年アメリカ映画 監督トム・フォード ネタバレあり テレビ東京(BSテレ東)で放送している「ファッション通信」を一時期見ていたので、ファッション・デザイナーのトム・フォードの名前は知っている。映画を作っていたことは知らなかったが、本作を観るとなかなか映画作りの才能もある。 前衛芸術を仕…
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映画評「ミッション:インポッシブル」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1996年アメリカ映画 監督ブライアン・デ・パルマ ネタバレあり 懐かしき「トプカピ」(1964年)の宝剣強奪場面を見て、その応用編が見られる本作を思い出し、20余年ぶりに観る。  当時はTVシリーズ「スパイ大作戦」(1966~1973)の四半世紀ぶりの復活として観た人が多く、そのイメージの強…
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映画評「トプカピ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1964年アメリカ映画 監督ジュールス・ダッシン ネタバレあり ジュールス・ダッシンはアメリカ時代はセミ・ドキュメンタリー(最近のそれとは違ってロケで製作した即実的な作品群のこと)、赤狩りで欧州に逃れた後は純文学系を多くものしていたが、エリック・アンブラ―のサスペンス小説を映画化した本作は肩を凝…
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映画評「事件」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1978年日本映画 監督・野村芳太郎 ネタバレあり 松本清張の映画化を得意とした野村芳太郎監督の法廷ミステリーだが、純文学の大岡昇平の小説の映画化なので切り口が清張とは違うものになっている。少年法に絡む論点を出すのは当時としては相当新鮮。40年ぶりの再鑑賞。 現在。神奈川県厚木のバーのママ…
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映画評「上海から来た女」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1947年アメリカ映画 監督オースン・ウェルズ ネタバレあり 初期のオースン・ウェルズの作品は日本では見られず、大分時間を経て輸入された。本作も製作から30年経った1977年に日本で劇場公開され、僕も映画館で観た。  一部に解りにくいという評があるのは、製作会社による大幅カットのせいかもしれな…
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映画評「ブレイン・ゲーム」

☆☆★(5点/10点満点中) 2015年アメリカ映画 監督アルフォンソ・ポヤルト ネタバレあり 被害者が首の後ろを切られて殺される殺人事件が続けて起き、ベテランFBI特別捜査官ジェフリー・ディーン・モーガンが、心理分析に長けた美人プロファイラーのアビー・コーニッシュと捜査に乗り出すが、難事件と察するや、予知能力と残留思念を読む…
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映画評「ゲット・アウト」 

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ジョーダン・ピール ネタバレあり 一週間前に観た「ヘレディタリー/継承」がそうだったように、ホラー映画は新人の監督デビューに向いているらしい。終盤まで閉鎖的コミュニティの恐怖劇と思わせる本作も、ジョーダン・ピールという黒人監督のデビュー作に当たる。 筋骨逞しい黒人…
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