テーマ:サスペンス/スリラー

映画評「ホテル・ムンバイ」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 2018年オーストラリア=インド=イギリス=アメリカ合作映画 監督アンソニー・マラス ネタバレあり 甚だ恥ずかしいことに、2008年11月インドのムンバイ(僕らの世代はボンベイと言いたくなる)で起きた同時多発的なテロは殆ど記憶に残っていない。しかし、その実際の事件をテーマにしたこの映画はサスペ…
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映画評「鉄路の闘い」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1945年フランス映画 監督ルネ・クレマン ネタバレあり 40年近く前に観たのが最初だろうか。ルネ・クレマンの長編劇映画デビュー作で、カンヌ映画祭で国際審査員賞と監督賞を受賞。 同時代のネオ・レアリスモと同じく素人出演のセミ・ドキュメンタリー手法で、ナチス・ドイツの戦力に大きな役割を果たす…
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映画評「新聞記者」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・藤井道人 ネタバレあり 我が家は多分半世紀以上東京新聞をとっている。貧乏だったから父親が一番安い新聞を選んだのだと思う。親が亡くなる前に地元に舞い戻った僕はそのまま取り続けている。個人主義だから、概して庶民の目で権力を見る東京新聞とは肌が合う。人権に拘る新聞なのだと思う…
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映画評「空母いぶき」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・若松節朗 ネタバレあり 昨年の今頃、本作で総理大臣を演じる佐藤浩市の総理大臣に関する発言に安倍政権支持層の右派一部がかみついたが、彼は別に安倍批判をしたとは感じられなかった。確か彼は、総理大臣というのは大変な仕事である、という主旨を発言しただけと記憶する。いずれにしても、…
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映画評「スカイスクレイパー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ=香港合作映画 監督ロースン・マーシャル・サーバー ネタバレあり ドウェイン・ジョンスン主演の映画は、彼が単独で八面六臂の活躍をする内容で似たり寄ったりのものばかり、その限りではつまらないが、その代わりお話の構図が単純で見通しが良いため力が入りやすく、その意味では退屈しない。時間…
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映画評「オーヴァーロード」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ=カナダ合作映画 監督ジュリアス・エイヴァリー ネタバレあり アーサー・C・クラークのSF小説「幼年期の終わり」でオーヴァーロードは天使に相当する存在だが、本作のオーヴァーロードは何のことか全く解らない。 ノルマンディー上陸作戦開始直後、フランスの教会に作られた電波塔を破壊…
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映画評「狩人の夜」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1955年アメリカ映画 監督チャールズ・ロートン ネタバレあり オースン・ウェルズほどではないにしても怪優と言って良いチャールズ・ロートンが出演はせずに監督だけして興行的にこけ、日本には1990年になって漸く正式公開された、サイコ・スリラーである。  多分1970年代辺りにカルト的な評判が海外…
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映画評「見えない目撃者」(2019年版)

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・森淳一 ネタバレあり 昨日の中国リメイク版(テイストは殆ど韓国版)は、本作と比較する為に観たわけだが、日本人だから言うのではなく、中国版の欠点が改善されていてなかなか上出来である。 不良の仲間入りをしそうな弟を警官になったばかりの姉・吉岡里帆が車で連行して事故を起こ…
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映画評「見えない目撃者」(2015年版)

☆☆★(5点/10点満点中) 2015年中国=韓国合作映画 監督アン・サンフン ネタバレあり 韓国映画「ブラインド」(2011年)を韓国人監督アン・サンフンが中国でセルフ・リメイクした作品。日本の再リメイク版と同時放映されたので、観てみることにしたのだが、逆に同時放映でなければ、両方とも観ない可能性があった。まあその程度の興味…
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映画評「Diner ダイナー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・蜷川実花 ネタバレあり 蜷川実花の映画は写真と同様に強烈な色調の画面で、その画調にふさわしく内容が非常にギトギトしている為に僕はいつも疲れてしまう。本作の内容はマンガっぽいが、実は平山夢明の小説の映画化。小説もイロイロということです。 母親に捨てられて祖母に育てられ…
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映画評「ハリウッド1969 シャロン・テートの亡霊」

☆☆(4点/10点満点中) 1969年アメリカ=メキシコ合作映画 監督ダニエル・ファーランズ ネタバレあり 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の終盤と同工異曲の、伝記映画のWhat ifものである。 前述作では、チャールズ・マンソンが恨みを抱いた若手音楽プロデューサーのテリー・メルチャー(ドリス・デイの息子…
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映画評「夜の訪問者」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1970年フランス=イタリア=ベルギー合作映画 監督テレンス・ヤング ネタバレあり 「雨の訪問者」(1970年)がヒットしたので、チャールズ・ブロンスン主演につき邦題が「夜の訪問者」となったのであった。懐かしいなあ。観たのは劇場公開より数年遅れ、四十数年前にTVのみ。94分という短い映画なのでので…
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映画評「アルキメデスの大戦」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・山崎貴 ネタバレあり 世界の映画がアイデア不足で興味深いお話の映画が非常に限られているが、本作はアングルがなかなか面白い。原作は三田紀房のコミック。 国際連盟を脱退した後1933年の日本。これから始まる可能性のあるアメリカとの戦争を前提に、戦艦こそ戦争を有利に進める…
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映画評「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年アメリカ=イギリス=中国合作映画 監督クェンティン・タランティーノ ネタバレあり クェンティン・タランティーノは最初の「レザボア・ドッグス」(1992年)以外は長く、残虐趣味もあり、僕は苦手だが、この映画に観られる解りやすい映画への愛情表現はそんな僕をして感涙を催させるほどである。 …
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映画評「勝利への脱出」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1981年アメリカ=イギリス合作映画 監督ジョン・ヒューストン ネタバレあり 学生時代、映画館で観た。多分それ以来の鑑賞だろうから、およそ40年ぶりの再鑑賞となりましょう。  競技人口は多かったものの現在のようなサッカー人気がなかった当時の日本でも、シルヴェスター・スタローンの人気に援護射撃さ…
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映画評「007/リビング・デイライツ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1987年イギリス映画 監督ジョン・グレン ネタバレあり ジェームズ・ボンド役がロジャー・ムーアからティモシー・ダルトンに代わったシリーズ第15作。役者は代わったが、監督は4作続けてジョン・グレン。再鑑賞。 ソ連末期。007ことボンドがKGB将軍イェロー・クラッベの亡命を助けるべく、美人狙…
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映画評「ザ・フォーリナー/復讐者」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年イギリス=中国=アメリカ合作映画 監督マーティン・キャンベル ネタバレあり ジャッキー・チェンの主演映画はこのところ空振り気味で余り期待していなかったし、中国の資本も入っているので、嫌な感じがしたが、その思いは全く裏切られるのである。実際、最初はうんざりしかけた。  というのも、中国…
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映画評「大脱出2」

☆★(3点/10点満点中) 2018年アメリカ=中国合作映画 監督スティーヴン・C・ミラー ネタバレあり 「大脱出」は頭脳派ながら見やすいストレートなアクションもあって程々楽しめたが、この続編は戴けません。特に前作の設定を憶えていない人、若しくは本作で初めて見る人は、抽象的すぎて置いてけぼりを食らう。 どこかのテロ・グル…
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映画評「ファイナル・スコア」

☆☆(4点/10点満点中) 2018年イギリス映画 監督スコット・マン ネタバレあり 試合中のスタジアムでのテロを扱った作品に「パニック・イン・スタジアム」(1976年)がある。しかし、本作はかの作品と比較するより「ダイ・ハード」(1988年)のスタジアム版と言った方が感じが掴める。 旧ソ連の小国家(地図を見ると黒海沿岸…
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映画評「ウトヤ島、7月22日」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年ノルウェー映画 監督エリック・ポッペ ネタバレあり このタイトルでピンと来る日本人はなかなか大したものである。ウトヤ島は、2011年7月22日に69人が射殺されたテロ事件の現場となったノルウェーの小さな島である。実際のところ、四か月前の東日本大震災に揺れていた日本人は他国のテロに関心を寄…
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映画評「THE GUILTY/ギルティ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年デンマーク映画 監督グスタフ・モーラー ネタバレあり スペイン映画がワン・シチュエーション・スリラーを幾つも作っていて、棺桶に閉じ込められた男が電話で助けを求めて四苦八苦する「[リミット]」という作品があった。そのアイデアを逆手に取ったようなところが膝を打たせるデンマーク製のサスペンス…
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映画評「ハンターキラー 潜航せよ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ=イギリス=ロシア合作映画 監督ドノヴァン・マーシュ ネタバレあり アイデアがなかなか良い一種の戦争映画である。 ロシア近海で、アメリカの原子力潜水艦(以降、原潜)が攻撃されて行方不明になる。米国は、叩き上げの海男ジェラード・バトラーを原潜アーカンソーの艦長に招聘、捜索に当…
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映画評「ザ・ウォール」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ダグ・リーマン ネタバレあり セルビアとボスニアとの中立地帯で身動きがとれなくなる兵士を描いた戦争ブラック・コメディーの傑作「ノー・マンズ・ランド」型の戦争映画である。  かの作品はそういう極限状況を以って戦争の狂気を描き出そうとした反戦映画だが、その後同じようなワン…
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映画評「マイル22」

☆☆(4点/10点満点中) 2018年アメリカ=中国=コロンビア合作映画 監督ピーター・バーグ ネタバレあり 年寄が物語の理解に相当難儀するアクション映画である。 マーク・ウォールバーグが現場の指揮を執る米国特殊部隊の面々が、核兵器を作るセシウムを奪った在米のロシア・スパイ組織が潜むアジトを急襲するのがプロローグ。ここで…
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映画評「アウトブレイク」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1995年アメリカ映画 監督ヴォルフガング・ペーターゼン ネタバレあり “ブルーレイ消滅危惧作品”シリーズその4。その中では比較的重要度は低いが、現在新型コロナウィルスで騒動になっているので、病原菌パニック映画の中では一番面白いと思われる本作を丁度四半世紀ぶりに観てみる。  そもそもさほど作ら…
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映画評「アルカトラズからの脱出」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1979年アメリカ映画 監督ドン・シーゲル ネタバレあり 僕は悪名高い犯罪者を収監する刑務所のあったアルカトラズ島をこの映画によって知った。それ以来のほぼ40年ぶりの鑑賞。「終身犯」などもこの刑務所が舞台だったらしいが、その時には意識しなかった。 1960年、脱獄常習犯フランク・モリス(ク…
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映画評「かごの中の瞳」

☆☆★(5点/10点満点中) 2016年アメリカ映画 監督マーク・フォースター ネタバレあり マーク・フォースターという監督は幅広い素材を適切なショット感覚で処理するので、現在のウィリアム・ワイラーとして僕がご贔屓にしている作家である。「007慰めの報酬」は流行の細切れショットを真似た為に彼の感覚の良さが発揮できずに失敗に終わ…
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映画評「エアポート'75」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1974年アメリカ映画 監督ジャック・スマイト ネタバレあり 1970年の「大空港」の続編。恐らく「ポセイドン・アドベンチャー」のヒットに俄かに湧き上がったパニック映画ブームに乗じた為に内容をパニック重点に転換し、舞台は空港ではなく飛行機内に変わった。そんなわけで題名はちと変だが、パニック映画と…
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映画評「007/美しき獲物たち」

☆☆★(5点/10点満点中) 1985年イギリス映画 監督ジョン・グレン ネタバレあり シリーズ第14作で、ロジャー・ボンド第7作。これでロジャー・ムーアの007は見納めとなった。監督は3作続けて堅実なジョン・グレン。 ボンドが雪山でソ連が盗んだICチップを探り出す。  007に限らず、80年代以降のアクション映画のフ…
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映画評「コントロール 洗脳殺人」

☆★(3点/10点満点中) 2018年カナダ映画 監督ロブ・W・キング ネタバレあり アメリカ・メジャー映画にB級(廉価)映画はもはや存在しない。その代わりにカナダが一見アメリカ映画っぽいお安い映画を大量に作る。そして、アメリカのメジャー映画に余りお呼びがかからなくなった大物がカナダ廉価映画に小遣い稼ぎで出演するという流れがあ…
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