テーマ:サスペンス/スリラー

映画評「私の知らないわたしの素顔」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年フランス=ベルギー合作映画 監督サフィ・ネブー ネタバレあり 中年シングルマザーの孤独な心理をなりすましができるネットを手段に描き出した心理サスペンスである。 前半はサスペンス性は殆どなく、二人の男児の母親である文学・文学史の教授クレール(ジュリエット・ビノシュ)が、年の離れた恋…
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映画評「ザ・ビースト」(2019年)

☆☆(4点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督ニック・パウエル ネタバレあり 昔のB級(低予算)映画はお話も画面もダメという作品がある一方、お話はダメでも画面は良いという作品も結構あった。しかし、現在のB級映画に良い画面を求めるのはなかなか難しいようである。  尤も、現在特にアメリカ映画界ではコスト高が目立ち、B級…
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映画評「仮面病棟」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・木村ひさし ネタバレあり 良い出来が期待できなくてもミステリー映画なら観る。原作者のミステリー作家知念実希人(ちねん みきと)は医療関係者でもあるそうで、医療関係が非常に正確・・・でもないのはご愛敬。 八王子のコンビニでピエロの仮面を被った強盗事件が起きる。交通事故…
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映画評「ANNA/アナ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年フランス=アメリカ=カナダ=ロシア合作映画 監督リュック・ベッソン ネタバレあり リュック・ベッソン監督としては「ニキータ」(1990年)系列のスパイ・スリラー。「ニキータ」を世評ほど買っていない僕はこちらのほうが面白かったくらい。 ソ連末期のモスクワでマトリョーシカを売っていた美…
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映画評「サイレンサー/殺人部隊」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1966年アメリカ映画 監督ヘンリー・レヴィン ネタバレあり シリーズ第2弾は、喜劇度がほんの少し下がり、歌による心情吐露も僅かに減った。全体として似たり寄ったりの内容、出来栄えと言うべし・・・だが、すっきりした印象があって見やすいかもしれない。残りの二作はアマゾンプライム無償枠では観られず、残念…
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映画評「サイレンサー/沈黙部隊」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1961年アメリカ映画 監督フィル・カールスン ネタバレあり 映画ファンになりたての頃このシリーズはTVで全て観た。「007」シリーズのパロディーというか、コメディー版のような内容。 ビッグOなる謎の組織が、ニューメキシコで行われる核実験場にミサイルを放って、ソ連のせいにして戦争を引き起こし…
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映画評「ワイルド・スピード スーパーコンボ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督デーヴィッド・リーチ ネタバレあり シリーズ第9作ではなく、スピンオフらしい。違いはヴィン・ディーゼルが出て来ず、グループではなくコンビで活動するところだろうか?  ロンドン。MⅠ6の女性捜査官ヴァネッサ・カービーが味方と共にテロ組織のトラックを急襲、一人生き残っ…
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映画評「権力に告ぐ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年韓国映画 監督チョン・ジヨン ネタバレあり 現在も裁判中という、外資による韓国大手銀行安価売却事件に絡む政治サスペンス。昨日の「暗数殺人」がまともだったので期待したが、こちらは韓国映画の悪いところが出て、平均的大衆映画に留まる。 映画は、投資会社への売却が沙汰される大手銀行の女性職…
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映画評「ハウスメイド」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2010年韓国映画 監督イム・サンス ネタバレあり 先日観た韓国の古典スリラー「下女」の50年後のリメイク。  オリジナルはモノクロ時代の欧米スリラーに匹敵する純度の高い秀作だが、本作は階級対立がテーマとして明確に打ち出されている。その点でオリジナルより「パラサイト 半地下の家族」に近い。 …
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映画評「下女」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1960年韓国映画 監督キム・ギヨン ネタバレあり 僕が1970年頃映画を本格的に観始めて以来1986年の「桑の葉」まで韓国映画が正式に日本に輸入された記憶がない(それ以前のことは解らない)。「桑の葉」は官能映画で、一般的な映画は1999年の「八月のクリスマス」「シュリ」辺りまで待つことになる。…
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映画評「オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁」

☆☆(4点/10点満点中) 2019年中国=日本合作映画 監督ユー・フェイ ネタバレあり 役所広司の名だけを見て鑑賞したが、合作扱いも実質中国映画で些かがっかり。  最近観る中国映画のレベルは、一時期のようなものが殆どない。輸入に選んでいる作品が悪いのだと言えば、それまでだが、中国政府が口を挟みすぎているのではないか? 全体…
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映画評「カイジ ファイナルゲーム」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・佐藤東弥 ネタバレあり “カイジ”という名前は知っているので、すっかり旧二作を観た気になっていたが、どうも最終作と言われる本作がシリーズ初見らしい。 2020年の東京オリンピックが終了して景気が冷え込んで(恐らく国の借金が問題になって円が暴落し)ハイパー・インフレが…
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映画評「AI崩壊」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・入江悠 ネタバレあり 日本のサスペンス大作はハリウッドのそれに到底敵わないが、本作はなかなか健闘している。それを考慮してやや甘めに採点した。 2030年、開発したAI医療システムの厚労省による承認が妻・松嶋菜々子の癌死に間に合わず失望して幼い娘(田牧そら)と海外に逃…
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映画評「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年アメリカ映画 監督キャシー・ヤン ネタバレあり 予想と違って全くのメソメソくよくよ型で気に入らなかった「スーサイド・スクワッド」の続編、と言おうか、スピンオフでござる。ヒロインの名前ハーレイ・クインはハーレクイン・ロマンスのパロディでしょうな。 ゴッサム・シティに君臨するジョーカー…
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映画評「間諜」

☆☆★(5点/10点満点中) 1937年イギリス映画 鑑賞ヴィクター・サヴィル ネタバレあり 1931年にマレーネ・ディートリッヒ主演で「間諜X27」、グレタ・ガルボ主演で「マタ・ハリ」という戦争絡みのスパイ映画が相次いで作られたのは、やはり将来のドイツとの闘いを意識していたのではないかと想像する。31年はまだナチスの勢力が確…
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映画評「エンド・オブ・ステイツ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督リック・ローマン・ウォー ネタバレあり 邦題では「エンド・オブ」シリーズ、原題では"Has Fallen"シリーズの第3作である。 シークレット・サーヴィスの現場トップのジェラード・バトラーが病を抱えるため長官になるかどうか迷い、元同僚ダニー・ヒューストンと会った…
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映画評「サニー/32」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・白石和彌 ネタバレあり 誘拐された中学校教師の運命というアウトラインに加え、パンチのある描写を買う白石和彌が監督をしているので期待したが、もう一つである。 13年前の小学生による同級生殺人事件を踏まえてお話が進む。  現在の新潟。中学校の女子教師藤井赤理(北原里英…
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映画評「ラスト・リベンジ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2014年アメリカ=バハマ合作映画 監督ポール・シュレーダー ネタバレあり ニコラス・ケイジ主演作で、やや古い。IMDbで4.4(中心点5.5の80%)、Yahoo!映画で2.4(中心点3.0の80%)とほぼ良い勝負の低評価であるが、そこまでは悪くない。寧ろやたらにがちゃがちゃしている、ケイジの他…
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映画評「侵入する男」

☆☆(4点/10点満点中) 2019年アメリカ=カナダ合作映画 監督デオン・テイラー ネタバレあり 日本の映画館では公開されなかったが、本年4月にデジタル配信された由。 広告代理店社員として大成功した黒人青年マイケル・イーリーが、美人の細君ミーガン・グッドと、これから子供を作って家族団欒に備えようと、かなり森の奥にある広…
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映画評「チャーリーズ・エンジェル」(2019年版)

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ=ドイツ合作映画 監督エリザベス・バンクス ネタバレあり Wikipediaによれば「チャーリーズ・エンジェル」映画版のシリーズ第3作(16年ぶり)に当たるらしいが、第一作と全く同じ題名を付けているところを見るとリブートと考えた方が良いのではないか。  このシリーズの便利なとこ…
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映画評「ホテル・ムンバイ」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 2018年オーストラリア=インド=イギリス=アメリカ合作映画 監督アンソニー・マラス ネタバレあり 甚だ恥ずかしいことに、2008年11月インドのムンバイ(僕らの世代はボンベイと言いたくなる)で起きた同時多発的なテロは殆ど記憶に残っていない。しかし、その実際の事件をテーマにしたこの映画はサスペ…
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映画評「鉄路の闘い」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1945年フランス映画 監督ルネ・クレマン ネタバレあり 40年近く前に観たのが最初だろうか。ルネ・クレマンの長編劇映画デビュー作で、カンヌ映画祭で国際審査員賞と監督賞を受賞。 同時代のネオ・レアリスモと同じく素人出演のセミ・ドキュメンタリー手法で、ナチス・ドイツの戦力に大きな役割を果たす…
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映画評「新聞記者」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・藤井道人 ネタバレあり 我が家は多分半世紀以上東京新聞をとっている。貧乏だったから父親が一番安い新聞を選んだのだと思う。親が亡くなる前に地元に舞い戻った僕はそのまま取り続けている。個人主義だから、概して庶民の目で権力を見る東京新聞とは肌が合う。人権に拘る新聞なのだと思う…
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映画評「空母いぶき」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・若松節朗 ネタバレあり 昨年の今頃、本作で総理大臣を演じる佐藤浩市の総理大臣に関する発言に安倍政権支持層の右派一部がかみついたが、彼は別に安倍批判をしたとは感じられなかった。確か彼は、総理大臣というのは大変な仕事である、という主旨を発言しただけと記憶する。いずれにしても、…
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映画評「スカイスクレイパー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ=香港合作映画 監督ロースン・マーシャル・サーバー ネタバレあり ドウェイン・ジョンスン主演の映画は、彼が単独で八面六臂の活躍をする内容で似たり寄ったりのものばかり、その限りではつまらないが、その代わりお話の構図が単純で見通しが良いため力が入りやすく、その意味では退屈しない。時間…
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映画評「オーヴァーロード」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ=カナダ合作映画 監督ジュリアス・エイヴァリー ネタバレあり アーサー・C・クラークのSF小説「幼年期の終わり」でオーヴァーロードは天使に相当する存在だが、本作のオーヴァーロードは何のことか全く解らない。 ノルマンディー上陸作戦開始直後、フランスの教会に作られた電波塔を破壊…
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映画評「狩人の夜」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1955年アメリカ映画 監督チャールズ・ロートン ネタバレあり オースン・ウェルズほどではないにしても怪優と言って良いチャールズ・ロートンが出演はせずに監督だけして興行的にこけ、日本には1990年になって漸く正式公開された、サイコ・スリラーである。  多分1970年代辺りにカルト的な評判が海外…
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映画評「見えない目撃者」(2019年版)

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・森淳一 ネタバレあり 昨日の中国リメイク版(テイストは殆ど韓国版)は、本作と比較する為に観たわけだが、日本人だから言うのではなく、中国版の欠点が改善されていてなかなか上出来である。 不良の仲間入りをしそうな弟を警官になったばかりの姉・吉岡里帆が車で連行して事故を起こ…
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映画評「見えない目撃者」(2015年版)

☆☆★(5点/10点満点中) 2015年中国=韓国合作映画 監督アン・サンフン ネタバレあり 韓国映画「ブラインド」(2011年)を韓国人監督アン・サンフンが中国でセルフ・リメイクした作品。日本の再リメイク版と同時放映されたので、観てみることにしたのだが、逆に同時放映でなければ、両方とも観ない可能性があった。まあその程度の興味…
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映画評「Diner ダイナー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・蜷川実花 ネタバレあり 蜷川実花の映画は写真と同様に強烈な色調の画面で、その画調にふさわしく内容が非常にギトギトしている為に僕はいつも疲れてしまう。本作の内容はマンガっぽいが、実は平山夢明の小説の映画化。小説もイロイロということです。 母親に捨てられて祖母に育てられ…
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