テーマ:映画 か行

映画評「悲しみは空の彼方に」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1959年アメリカ映画 監督ダグラス・サーク ネタバレあり 昨日のお約束通りアップします。 プライムビデオで観た「模倣の人生」(1934年)がファニー・ハーストの同一小説を原作としていると知って、計ったようにNHKプレミアムが放映した本作を再鑑賞することにした。 売れない女優ラナ・タ…
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映画評「カポネ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年アメリカ=カナダ合作 監督ジョシュ・トランク ネタバレあり 戦前の名作「暗黒街の顔役」(1933年、そのリメイクが1983年の「スカーフェース」)や「アンタッチャブル」(1987年)などで色々と扱われたギャングの大親分アル・カポネの晩年を描いた異色作。  晩年と言っても48歳で脳卒中(…
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映画評「鵞鳥湖の夜」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年中国映画 監督ディアオ・イーナン ネタバレあり ディアオ・イーナン監督作品としては、前回の「薄氷の殺人」と同様、ジャ・ジャンクーの陰鬱ムードをそのまま犯罪映画に持ち込むとこんな感じになろうかという印象。今度はチンピラ映画である。 オートバイ窃盗団のリーダー、フー・ゴーがライバル・グ…
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映画評「劇場版 奥様は、取り扱い注意」

☆☆★(5点/10点満点中) 2021年日本映画 監督・佐藤東弥 ネタバレあり 内容に差異のない先日の「スパイの妻<劇場版>」と違って、こちらは本当の劇場版なので、TVシリーズとは内容が違う。TV版について何も知らない僕が言うのも何ですが。 劇場版という角書きが付くものは観ないと言いつつ、最近観ることがちと増えている。本…
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映画評「GOGO 94歳の小学生」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2020年フランス映画 監督パスカル・プリッソン ネタバレあり フランス製ドキュメンタリー。  邦題通りの内容で、GOGO(ゴゴ)というのはアフタヌーンのことではなく(笑)、スワヒリ語でおばあちゃんのこと。一緒に通うひ孫や子供たちにそう呼ばれている、本名プリシラ・シティエネルが主人公である。場…
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映画評「グンダーマン 優しき裏切り者の歌」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年ドイツ映画 監督アンドレアス・ドレーゼン ネタバレあり 東ドイツ時代から炭坑労働者とフォーク歌手の二足の草鞋を履き、東西統合後もバンドを組むが、東独時代に悪名高いシュタージ(秘密警察)のスパイとしていたことを告白した後42歳で夭折したゲアハルト・グンダーマン(1955-1998)なる人物…
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映画評「砕け散るところを見せてあげる」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2021年日本映画 監督SABU ネタバレあり 竹宮ゆゆこのライト・ノベル(YA小説)をSABUが映画化した作品。ジャンルは何とも言えない。 ヒーローになろうとしている高校3年の男子生徒・濱田清澄(中川大志)は、校内でいじらめているのを目撃した高校1年の女子生徒・玻璃(石井杏奈)の為に立ち上…
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映画評「くれなずめ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2021年日本映画 監督・松居大悟 ネタバレあり 奇々怪々な青春(回顧)映画である。 友人の結婚式に高校の悪友たち成田凌、高良健吾、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹の6名が集まる。高校時代の赤フン芸を披露して顰蹙を買ったらしい彼らは、2次会までの長い時間を潰す為にカラオケするなどして、…
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映画評「ゴールデン・ボーイ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1939年アメリカ映画 監督ルーベン・マムーリアン ネタバレあり 僕が新米の映画ファンだった時代、【スクリーン】誌で、毎月オールド・スターのフィルモグラフィーが画像付きで紹介されていた。ゲイリー・クーパー、マリリン・モンロー、ヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲーブル、ジェラール・フィリップなど既に…
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映画評「ガンズ・アキンボ」

☆☆(4点/10点満点中) 2019年イギリス=ニュージーランド=ドイツ合作映画 監督ジェイスン・ハウデン ネタバレあり ゲームのプログラマーを仕事とする草食男子ダニエル・ラドクリフが、その本質に反してネット上で過激な言動を繰り広げるうち、スキズムという個人の対決を見せるサイトの管理者ネッド・デネヒーの怒りを買って一味に襲われ…
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映画評「キャッツ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年イギリス=アメリカ=カナダ=オーストラリア=日本合作映画 監督トム・フーパー ネタバレあり 有名舞台ミュージカルの映画化史上、英米において最悪とも言える(ような)評価を得たらしい。それは IMDb における2.7という評価を見ると容易に理解できる。5点満点なら妥当かもしれないが、かの満点…
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映画評「KCIA 南山の部長たち」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2000年韓国映画 監督ウ・ミンホ ネタバレあり パク・チョンヒ(朴 正煕)大統領の暗殺までの40日を描いたポリティカル・サスペンス。  事実に基づいたフィクションという字幕が出るが、これは、主に、映画の中で大統領とKCIA部長が日本語を使う場面が遺族の反感を買ったことに対する配慮らしい。  …
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映画評「子供たちは見ている」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1942年イタリア映画 監督ヴィットリオ・デ・シーカ ネタバレあり ヴィットリオ・デ・シーカの監督デビュー作である。観ていると思っていたが、ストーリーに記憶がないので、あるいは初めて?  主婦ニーナ(イザ・ポーラ)が、7歳くらいの息子プリコ(ルチアーノ・デ・アンブロジオ)を置いて、愛人ロベル…
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映画評「活弁で見る活動大写真 大列車強盗」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1902~05年アメリカ映画(2009年編集?) 監督エドウィン・S・ポーター ネタバレあり 映画黎明期にエディソン映画製作会社でエドウィン・S・ポーターが撮った短編映画5本を盛り合わせたコレクションである。プライム・ビデオにて鑑賞。 大体製作順らしく、1本目は1902年に有名な童話を映画…
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映画評「恋するマドリ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2007年日本映画 監督・大九明子 ネタバレあり 僕がひそかに注目している大九明子監督の長編デビュー作。 美大の女子学生・新垣結衣が姉の結婚で二人暮らしだった住居から出て独りアパートで暮らし始める。忘れ物を取りに元の家に行くと、インドへ行く前の仮住まいと称する女性建築士・菊地凛子が待っていて…
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映画評「グッバイ、リチャード!」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ウェイン・ロバーツ ネタバレあり ジョニー・デップ扮する文学教授リチャードが末期の肺ガンに冒されていると知らされる。  大学長と浮気をしていると彫刻家の妻ローズマリー・デウィットが告げても、高校生くらいの娘オデッサ・ヤングが同性愛をカミングアウトしても、余命の少ないこ…
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映画評「神々の深き欲望」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1968年日本映画 監督・今村昌平 ネタバレあり 一番好きな今村昌平の作品は「にっぽん昆虫記」と思うが、長い割によく見るのはこの作品で、今回が恐らく4回目の鑑賞。今村監督の初カラー作品ということだが、彼はモノクロでもカラーでもパワフルで凄味がある。 舞台は北緯20度あたりにあるくらげ島。 …
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映画評「キーパー ある兵士の奇跡」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年イギリス=ドイツ合作映画 監督マルクス・H・ローゼンミュラー ネタバレあり 野球選手であれば自分の生まれる前の大リーガーもある程度は知っているが、サッカー選手は全く解らない。サッカー・ファンであれば、本作の主人公をきっと知っている筈で、門外漢の僕とは違う興味をもって観たことであろう。 …
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映画評「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(地上波放映版)

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・外崎春雄 ネタバレあり TVドラマやTVアニメを見ない人種なので、"劇場版"といった角書(つのがき)がつく日本映画は大体において観ないが、本作はコロナ禍の制限下で、或いは、だからこそ日本歴代1位の興行収入を上げた作品なので、TVで無料で見られるとならば、後学の為さすがに観…
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映画評「コリーニ事件」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年ドイツ映画 監督マルコ・クロイツパイントナー ネタバレあり ドイツ製の法廷もの。 有名な老実業家ハンス・マイヤーが殺され、新米弁護士ライネン(エリアス・ムバレク)が在ドイツ30年のイタリア人コリーニ(フランコ・ネロ)の国選弁護人に選ばれる。  ここで問題となるのが、被害者が少年…
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映画評「劇場」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・行定勲 ネタバレあり 又吉直樹の作品では芥川賞を受賞した「火花」を読んだ。映画版も観たが、小説より映画版のほうがピンときた。本作はその又吉文士(笑)の次作の映画化である。 小劇団を主宰する永田(山崎賢人)が、青森県から上京して服飾系の大学に通っている沙希(松岡茉優)…
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映画評「喜劇 愛妻物語」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・足立紳 ネタバレあり 「百円の恋」という優れた脚本作のある足立紳が自らの脚本を映像に移した(一種の)ホーム・コメディーで、コミカルすぎるくらいの内容なのに平成以降の家族・夫婦関係のリアルさに甚だ感心させられた。足立の経験に基づくお話だろうと見当がつく内容である。 …
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映画評「喜劇 女は男のふるさとヨ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1971年日本映画 監督・森崎東 ネタバレあり 森崎東監督の「喜劇」シリーズ(?)を観るのはこれで三本目である。脚本は、年下だが映画界では先輩に当たる山田洋次と共同で書いている。山田が加わっていることもあって、「男はつらいよ」と共通する要素も少なくないが、落語的な山田と違って森崎監督のタッチは漫才…
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映画評「ケンネル殺人事件」

☆☆★(5点/10点満点中) 1933年アメリカ映画 監督マイケル・カーティス ネタバレあり 本格推理の分野に大きな足跡を残し、アガサ・クリスティにも大きな影響を残した筈であるS・S・ヴァン・ダインのファイロ・ヴァンスもの第6作の映画化。  ウィリアム・パウエルがヴァンスに扮するシリーズとしては第5作で、このシリーズで私立探…
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映画評「カセットテープ・ダイアリーズ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年イギリス=アメリカ=フランス合作映画 監督グリンダ・チャーダ ネタバレあり ビートルズの「ゲット・バック」は当初パキスタン人差別を歌う内容であったと言う。パキスタン人を差別するのではなく、パキスタン人差別を皮肉るつもりだったらしい。しかし、それでも誤解を招いては困ると思ったのか、結局現…
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映画評「クラッシュ」(1996年)

☆☆★(5点/10点満点中) 1996年カナダ=イギリス合作映画 監督デーヴィッド・クローネンバーグ ネタバレあり デーヴィッド・クローネンバーグは面白い作品を作るが、真に感心した作品は余りない。面白かったのはリメイクの「ザ・フライ」(1986年)、総合的に優れていたと思ったのは「ヒストリー・オブ・バイオレンス」(2005年)…
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映画評「Girl/ガール」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年ベルギー=オランダ合作映画 監督ルーカス・ドン ネタバレあり 1999年の「ボーイズ・ドント・クライ」以降性同一性障害の人々を描いた映画がぼちぼち作られ、最近では「アバウト・レイ 16歳の決断」がある。上記二作品は自分を男性と感じている女性が主人公だったが、本作は逆である。  ところ…
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映画評「今宵、212号室で」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年フランス=ベルギー=ルクセンブルク合作映画 監督クリストフ・オノレ ネタバレあり 昔のフランス恋愛映画はお話も面白く、演出も洒落ているものが多かったが、ヌーヴェル・ヴァーグ定着以降に作られた恋愛映画はどうも理屈が先行して余り面白くない。  本作も超現実的内容を交えているのに洒落っ気が不…
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映画評「健さん」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2016年日本映画 監督・日比遊一 ネタバレあり 僕が映画ファンになり立ての1970年代初め、昼間よくTVで高倉健の任侠映画をやっていたが、当時は洋画オンリーの子供だったので殆ど観た記憶はない。「幸福の黄色いハンカチ」(1977年)を最初に観たのもTVで(後年名画座でも観る)、映画館で高倉健をき…
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映画評「霧の波止場」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1938年フランス映画 監督マルセル・カルネ ネタバレあり マルセル・カルネの戦前の代表作で、30年ぶりくらいの再鑑賞になりましょうか。 ベトナム(と字幕には出る。インドシナと言っているかもしれないが、フランス語なので解らない)の戦線から脱走した兵隊ジャン・ギャバンがトラックに拾ってもらい…
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