テーマ:映画 か行

映画評「キラー・インサイド・ミー」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2010年イギリス=アメリカ=スウェーデン=カナダ合作映画 監督マイケル・ウィンターボトム ネタバレあり 10年前の旧作に属するが、一時に比べると映画の変化の進行が遅くなっているのか、10年前の作品という印象を全く受けない。何故か見落としていたが、今回監督としてマイケル・ウィンターボトムの名前に気…
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映画評「決算!忠臣蔵」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・中村義洋 ネタバレあり 「忠臣蔵」の基本を知らない人は見ても仕方があるまい。喜劇仕立てで比較的若い人に向けて作ったのかもしれないが、「忠臣蔵」を碌に知らない彼らにはつまらないにちがいない。 原作に相当するのは、山本博文氏の著書である。無数に関係文献があるのでどれがと…
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映画評「幸福路のチー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年台湾映画 監督ソン・シンイン ネタバレあり 今まで観たことがない台湾製アニメということで、日本製アニメの影響があるのではないかと予想しつつ、実に興味津々に観始めた。その予想は当たらずと雖も遠からずで、キャラクターの造作(ぞうさく)は初期(1960年前後)の東映アニメに近い感じ。また、本作…
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映画評「グリンチ」(2018年版)

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ=フランス=日本合作映画 監督ヤーロウ・チェイニー、スコット・モシャー ネタバレあり DR.スースの児童文学の再映画化はアニメ版。 リメイクなり再映画化するのは四半世紀くらいが丁度良いと思っている。前回のジム・キャリー主演の実写版からおよそ18年後に本作が出たのは、僕のよう…
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映画評「海軍特別年少兵」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1972年日本映画 監督・今井正 ネタバレあり 東宝8・15シリーズ第7作(最終作)。 1970年代に一度観て、登場人物と同年代だった僕は義憤を禁じ得ず、同時に生まれるのが30年遅くて良かったと安堵の溜息をついたものである。 昭和20年2月の硫黄島。戦闘が一段落し見回っていた米兵たち…
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映画評「荒野にて」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年イギリス映画 監督アンドリュー・ヘイ ネタバレあり ウィリー・ブローティンなる作家の映画化ということだが、後半の正統的なロード・ムービーぶりが気に入った。 不倫相手の暴力夫に襲われて父親を失った15歳の少年チャーリー(チャーリー・プラマー)が、その直前から手伝っていた厩舎に寝泊ま…
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映画評「クロール-狂暴領域-」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ=カナダ=セルビア合作映画 監督アレクサンドル・アジャ ネタバレあり WOWOWは韓国サスペンス特集とか、ホラー映画特集と銘打って放映するのだが、僕には逆効果で、単独でやってくれれば観るのもあるだろうに、特集で組まれるとassorted(詰め合わせ)のように感じられて特集自体を無…
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映画評「ガラスの城の約束」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督デスティン・ダニエル・クレットン ネタバレあり 一家を挙げてヒッピー生活を続け、学校に行かせない子供達には夫婦が勉強を教えるという家族の絆について描いた「はじまりへの旅」(2016年)というアメリカ映画に結構似ている。 こちらの夫婦は、理系の父親レックス(ウッディ…
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映画評「クリスタル殺人事件」

☆☆★(5点/10点満点中) 1980年イギリス映画 監督ガイ・ハミルトン ネタバレあり アガサ・クリスティーのミス・マープルものの映画化で、40年ほど前に映画館で観た、但し二番館(名画座)で。  この映画を再鑑賞する前提で、原作に当たるクリスティーの小説「鏡は横にひび割れて」を読み、読了後早速数年前にNHK-BSで録画した…
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映画評「恋の凱歌」(1933年)

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1933年アメリカ映画 監督ルーベン・マムーリアン ネタバレあり 戦前日本を含め世界的に人気のあったドイツの作家ヘルマン・ズーデルマン(最近はズーダーマンの表記が多い)の小説の何度目かの映画化だが、当時の映画ファンにおかれてはマレーネ・ディートリッヒが、ジョゼフ・フォン・スタンバーグ以外の監督作…
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映画評「悲しみよこんにちは」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1958年アメリカ=イギリス合作映画 監督オットー・プレミンジャー ネタバレあり 半世紀前僕が新潮文庫や角川文庫で内外の小説を読み漁っていた頃、日本の石坂洋次郎とフランスのフランソワーズ・サガンは大人気で、大量に文庫化されていた(が、僕は読まなかった)。それから数十年が過ぎ、そろそろこの手の作品も…
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映画評「記憶にございません!」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・三谷幸喜 ネタバレあり 政治風刺映画は英米映画が得意とするところで、日本映画では余り作られて来なかった。そこに切り込んだ意欲を一応買っておきたい。 “記憶にございません” という措辞は疑獄の証言等で使われる常套句で、必ずしも政治における言葉ではないが、三谷幸喜の新作…
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映画評「軍旗はためく下に」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1972年日本映画 監督・深作欣二 ネタバレあり 百田尚樹の「永遠の0」は本作の原作である結城昌治の同名小説を、最近の若者風に言えば、パクったと思われる。少なくとも読んでいると思う。主題は120度くらい違うが、ミステリー趣向の構成は相当似ている。 終戦から26年後の昭和46(1971)年…
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映画評「空母いぶき」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・若松節朗 ネタバレあり 昨年の今頃、本作で総理大臣を演じる佐藤浩市の総理大臣に関する発言に安倍政権支持層の右派一部がかみついたが、彼は別に安倍批判をしたとは感じられなかった。確か彼は、総理大臣というのは大変な仕事である、という主旨を発言しただけと記憶する。いずれにしても、…
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映画評「ゴールデン・リバー」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年フランス=スペイン=ルーマニア=ベルギー=アメリカ合作映画 監督ジャック・オーディアール ネタバレあり 今、映画界はグローバルの時代だから欧州各国の資本でアメリカを舞台に作られる作品が多い。かつてのヨーロッパ製西部劇も同じで、本作など昔なら(アメリカが製作に絡んでいるとは言え)ヨーロッパ…
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映画評「狩人の夜」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1955年アメリカ映画 監督チャールズ・ロートン ネタバレあり オースン・ウェルズほどではないにしても怪優と言って良いチャールズ・ロートンが出演はせずに監督だけして興行的にこけ、日本には1990年になって漸く正式公開された、サイコ・スリラーである。  多分1970年代辺りにカルト的な評判が海外…
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映画評「火口のふたり」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・荒井晴彦 ネタバレあり 白石一文の同名小説をベテラン脚本家の荒井晴彦が脚色して自らメガフォンを取った純文学。若い頃はロマン・ポルノを書いていた荒井が、作品の半分くらいを性愛場面で占めているにもかかわらず、あたかも食事を取る場面のように即実的に見せ、厭らしさを感じさせない…
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映画評「ぐうたらバンザイ!」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1968年フランス映画 監督イヴ・ロベール ネタバレあり 先日「イル・ポスティーノ」の映画評でコメントを交換するうちにこの作品が話題に上り、図書館にDVDがあるらしいと聞いて、当地の図書館に当たったところ、ありました。40年くらい前にTVで観た、知る人ぞ知る傑作である。 監督は「わんぱく戦…
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映画評「きみと、波にのれたら」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・湯浅政明 ネタバレあり 湯浅政明というアニメ映画監督は終盤に画面が壊れそうになるまでサイケデリックな怒涛の画面を見せるところが気に入っているが、その意味では青春恋愛アニメ仕様の本作はやや肩透かし気味。 それにしても、【W座からの招待状】に日本製アニメまで登場するとは…
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映画評「ガンヒルの決斗」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1959年アメリカ映画 監督ジョン・スタージェス ネタバレあり 実に久しぶりでございますなあ。ジョン・スタージェスの西部劇の中では「荒野の七人」(1960年)と「OK牧場の決闘」(1956年)はよく放映されるが、「ゴーストタウンの決闘」(1958年)とこの「ガンヒルの決斗」はなかなかやってくれな…
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映画評「ガール・イン・ザ・ミラー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年カナダ=アメリカ合作映画 監督アサフ・バーンスタイン ネタバレあり 昔から二重人格ものは様々なヴァリエーションで作られてきた。例えば、「ジキル博士とハイド氏」に代表される純二重人格系列、サイレント映画「プラーグの大学生」(1913年/1926年)に代表されるドッペルゲンガーもの、等々であ…
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映画評「幸福なラザロ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年イタリア=スイス=フランス=ドイツ合作映画 監督アリーチェ・ロルヴァルケル ネタバレあり 青春映画の要素に社会派の要素を投入してなかなか興味深い「夏をゆく人々」を作ったイタリアの若手女性監督アリーチェ・ロルヴァケルの新作で、今回は少し難渋。  1980年代に起きた事件をモチーフにして…
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映画評「COLD WAR あの歌、2つの心」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年ポーランド=イギリス=フランス合作映画 監督パヴェウ・パヴリコフスキ ネタバレあり 2018年度アカデミー外国語映画賞などにノミネートされたポーランドの恋愛映画。戦後、とは言え冷戦の対立構造の内に腐れ縁を余儀なくされる男女の恋愛推移を描いたポーランド版「浮雲」である。  「浮雲」では…
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映画評「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ=日本=カナダ=メキシコ合作映画 監督マイケル・ドハティ ネタバレあり 「GODZILLA ゴジラ」の続編である。「ゴジラ」はもういいよ、というのが僕の偽らざる心境なので、少なくとも観る前の心境としてワクワクもドキドキもしない。マーヴェル・コミックスの映画版も大体同じだが、あちら…
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映画評「こどもしょくどう」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・日向寺太郎 ネタバレあり 近年子供食堂なる言葉を聞くようになった。おおよそ鍵っ子のような子供達(場合によっては親を含めて)に無料もしくは極めて安い価格で料理を提供するボランティアな料理店もしくはそうした活動そのものを言うのであろう。だから、本作は店側の立場から描くのかと思…
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映画評「ガルヴェストン」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督メラニー・ロラン ネタバレあり 10年以上前になる「アウェイ・フロム・ハー 君を思う」(2006年)のサラ・ポーリー、先日の「レディ・バード」のグレタ・カーウィグという若手女優の監督ぶりに瞠目させられたが、本作のメラニー・ロランもなかなか良い感覚をしている。 反社…
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映画評「海獣の子供」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・渡辺歩 ネタバレあり 五十嵐大介なる漫画家のアニメ映画化で、アニメ制作はハイライトの映像処理が爆発的なものになる傾向にあるSTUDIO4℃。お話は相当難解で、一種の哲学映画である。 コミュニケーション能力不足の為に夏休み初日の部活で失敗をやらかし干された女子中学生の…
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映画評「この道」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・佐々部清 ネタバレあり 何と佐々部清監督の追悼記事に相当することになってしまった。コロナではないらしいけれど、ビックリした。以下、まさかこんなことになるとは知らず、書いた映画評。 北原白秋の後半生を綴るオーソドックスな伝記映画である。文学ファンとしては見ないわけには…
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映画評「きみの鳥はうたえる」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・三宅唱 ネタバレあり 21世紀になり再評価された北海道函館出身の作家・佐藤泰志の芥川賞候補作品の映画化である。  彼の映画化作品を観るのはこれで4本目で、いずれも函館市(若しくは函館市をモデルにした架空の都市)が舞台だが、本作の場合、原作では東京とのこと。時代は1970…
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映画評「コンフィデンスマンJP ロマンス編」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・田中亮 ネタバレあり 「相棒」を別にするとTVドラマを見る習慣がほぼ50年間ないので、所謂“劇場版”は見ないが、本作はコン・ゲームらしいので観てみた。  僕は詐欺(厳密には悪徳商法の強いレベルと思う)に遭った人間なのでこの類の犯罪は見たくない。しかし、本作は、被害に遭っ…
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