テーマ:映画 か行

映画評「空母いぶき」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・若松節朗 ネタバレあり 昨年の今頃、本作で総理大臣を演じる佐藤浩市の総理大臣に関する発言に安倍政権支持層の右派一部がかみついたが、彼は別に安倍批判をしたとは感じられなかった。確か彼は、総理大臣というのは大変な仕事である、という主旨を発言しただけと記憶する。いずれにしても、…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

映画評「ゴールデン・リバー」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年フランス=スペイン=ルーマニア=ベルギー=アメリカ合作映画 監督ジャック・オーディアール ネタバレあり 今、映画界はグローバルの時代だから欧州各国の資本でアメリカを舞台に作られる作品が多い。かつてのヨーロッパ製西部劇も同じで、本作など昔なら(アメリカが製作に絡んでいるとは言え)ヨーロッパ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「狩人の夜」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1955年アメリカ映画 監督チャールズ・ロートン ネタバレあり オースン・ウェルズほどではないにしても怪優と言って良いチャールズ・ロートンが出演はせずに監督だけして興行的にこけ、日本には1990年になって漸く正式公開された、サイコ・スリラーである。  多分1970年代辺りにカルト的な評判が海外…
トラックバック:0
コメント:12

続きを読むread more

映画評「火口のふたり」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・荒井晴彦 ネタバレあり 白石一文の同名小説をベテラン脚本家の荒井晴彦が脚色して自らメガフォンを取った純文学。若い頃はロマン・ポルノを書いていた荒井が、作品の半分くらいを性愛場面で占めているにもかかわらず、あたかも食事を取る場面のように即実的に見せ、厭らしさを感じさせない…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「ぐうたらバンザイ!」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1968年フランス映画 監督イヴ・ロベール ネタバレあり 先日「イル・ポスティーノ」の映画評でコメントを交換するうちにこの作品が話題に上り、図書館にDVDがあるらしいと聞いて、当地の図書館に当たったところ、ありました。40年くらい前にTVで観た、知る人ぞ知る傑作である。 監督は「わんぱく戦…
トラックバック:0
コメント:7

続きを読むread more

映画評「きみと、波にのれたら」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・湯浅政明 ネタバレあり 湯浅政明というアニメ映画監督は終盤に画面が壊れそうになるまでサイケデリックな怒涛の画面を見せるところが気に入っているが、その意味では青春恋愛アニメ仕様の本作はやや肩透かし気味。 それにしても、【W座からの招待状】に日本製アニメまで登場するとは…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

映画評「ガンヒルの決斗」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1959年アメリカ映画 監督ジョン・スタージェス ネタバレあり 実に久しぶりでございますなあ。ジョン・スタージェスの西部劇の中では「荒野の七人」(1960年)と「OK牧場の決闘」(1956年)はよく放映されるが、「ゴーストタウンの決闘」(1958年)とこの「ガンヒルの決斗」はなかなかやってくれな…
トラックバック:0
コメント:10

続きを読むread more

映画評「ガール・イン・ザ・ミラー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年カナダ=アメリカ合作映画 監督アサフ・バーンスタイン ネタバレあり 昔から二重人格ものは様々なヴァリエーションで作られてきた。例えば、「ジキル博士とハイド氏」に代表される純二重人格系列、サイレント映画「プラーグの大学生」(1913年/1926年)に代表されるドッペルゲンガーもの、等々であ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「幸福なラザロ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年イタリア=スイス=フランス=ドイツ合作映画 監督アリーチェ・ロルヴァルケル ネタバレあり 青春映画の要素に社会派の要素を投入してなかなか興味深い「夏をゆく人々」を作ったイタリアの若手女性監督アリーチェ・ロルヴァケルの新作で、今回は少し難渋。  1980年代に起きた事件をモチーフにして…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

映画評「COLD WAR あの歌、2つの心」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年ポーランド=イギリス=フランス合作映画 監督パヴェウ・パヴリコフスキ ネタバレあり 2018年度アカデミー外国語映画賞などにノミネートされたポーランドの恋愛映画。戦後、とは言え冷戦の対立構造の内に腐れ縁を余儀なくされる男女の恋愛推移を描いたポーランド版「浮雲」である。  「浮雲」では…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ=日本=カナダ=メキシコ合作映画 監督マイケル・ドハティ ネタバレあり 「GODZILLA ゴジラ」の続編である。「ゴジラ」はもういいよ、というのが僕の偽らざる心境なので、少なくとも観る前の心境としてワクワクもドキドキもしない。マーヴェル・コミックスの映画版も大体同じだが、あちら…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

映画評「こどもしょくどう」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・日向寺太郎 ネタバレあり 近年子供食堂なる言葉を聞くようになった。おおよそ鍵っ子のような子供達(場合によっては親を含めて)に無料もしくは極めて安い価格で料理を提供するボランティアな料理店もしくはそうした活動そのものを言うのであろう。だから、本作は店側の立場から描くのかと思…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「ガルヴェストン」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督メラニー・ロラン ネタバレあり 10年以上前になる「アウェイ・フロム・ハー 君を思う」(2006年)のサラ・ポーリー、先日の「レディ・バード」のグレタ・カーウィグという若手女優の監督ぶりに瞠目させられたが、本作のメラニー・ロランもなかなか良い感覚をしている。 反社…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「海獣の子供」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・渡辺歩 ネタバレあり 五十嵐大介なる漫画家のアニメ映画化で、アニメ制作はハイライトの映像処理が爆発的なものになる傾向にあるSTUDIO4℃。お話は相当難解で、一種の哲学映画である。 コミュニケーション能力不足の為に夏休み初日の部活で失敗をやらかし干された女子中学生の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「この道」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・佐々部清 ネタバレあり 何と佐々部清監督の追悼記事に相当することになってしまった。コロナではないらしいけれど、ビックリした。以下、まさかこんなことになるとは知らず、書いた映画評。 北原白秋の後半生を綴るオーソドックスな伝記映画である。文学ファンとしては見ないわけには…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「きみの鳥はうたえる」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・三宅唱 ネタバレあり 21世紀になり再評価された北海道函館出身の作家・佐藤泰志の芥川賞候補作品の映画化である。  彼の映画化作品を観るのはこれで4本目で、いずれも函館市(若しくは函館市をモデルにした架空の都市)が舞台だが、本作の場合、原作では東京とのこと。時代は1970…
トラックバック:0
コメント:11

続きを読むread more

映画評「コンフィデンスマンJP ロマンス編」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・田中亮 ネタバレあり 「相棒」を別にするとTVドラマを見る習慣がほぼ50年間ないので、所謂“劇場版”は見ないが、本作はコン・ゲームらしいので観てみた。  僕は詐欺(厳密には悪徳商法の強いレベルと思う)に遭った人間なのでこの類の犯罪は見たくない。しかし、本作は、被害に遭っ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「家族のはなし」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・山本剛義 ネタバレあり 鉄拳なるお笑い芸人によるパラパラ漫画を映画化した作品だそうで、監督は新人の山本剛義。 大学を中退してプロのバンド・トリオとして活動している岡田将生が、長野でリンゴ農家をしている父親・時任三郎が入院したと母親・財前直見から聞かされて慌てて帰って…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「THE GUILTY/ギルティ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年デンマーク映画 監督グスタフ・モーラー ネタバレあり スペイン映画がワン・シチュエーション・スリラーを幾つも作っていて、棺桶に閉じ込められた男が電話で助けを求めて四苦八苦する「[リミット]」という作品があった。そのアイデアを逆手に取ったようなところが膝を打たせるデンマーク製のサスペンス…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「鍵 THE KEY」

☆☆★(5点/10点満点中) 1997年日本映画 監督・池田敏春 ネタバレあり 谷崎潤一郎の作品には表記上の理由で読みにくいのが多いのだが、「鍵」もその例に洩れず、漢字にカタカナで綴られていて非常に読みにくかったという記憶がある。それでも、明治時代の政治小説に比べれば遥かに読みやすい(東海散士の「佳人之奇遇」などを一見すれば、…
トラックバック:0
コメント:17

続きを読むread more

映画評「記者たち 衝撃と畏怖の真実」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ロブ・ライナー ネタバレあり 五日前に観た「バイス」と併せて観ると面白い実話もの。近年アメリカでは記者の奮闘を描く実話ものが目立つ。政府や政治家が嘘を言うのは当たり前なので、記者には頑張って貰わないといけない。保守で一向に構わないが、政権の嘘を暴かないなら失格である。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「グリーンブック」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ピーター・ファレリー ネタバレあり 2018年度アカデミー賞作品賞、脚本賞、助演男優賞を受賞した話題作。 1962年。ニューヨークのクラブで用心棒をしているイタリア系トニー・ヴァレロング(ヴィゴー・モーテンセン)が、クラブ改築で休職に追い込まれ、家計に窮する。 …
トラックバック:0
コメント:8

続きを読むread more

映画評「キングダム」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・佐藤信介 ネタバレあり 原泰久によるコミック(の題名)は主人公の名前を答えさせるクイズを通して知った。子供の頃から漫画を読む習慣のない僕は勿論読んだことはない。  原作は少年向けコミックあろうから、物語は見た目以上に他愛ない。以下の如し。 中国戦国時代の秦国で奴隷…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「カサノバ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1976年イタリア映画 監督フェデリコ・フェリーニ ネタバレあり “ブルーレイ消滅危惧作品”シリーズその3。 何年か前、色事師として有名なジャコモ・カザノヴァの長い「回想録」を(図書館にある)岸田国士訳で読もうと思ったが、訳者の急死で未完結と知り、ごく一部の抄訳で済ませた。完全版も出版され…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

映画評「学校」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1993年日本映画 監督・山田洋次 ネタバレあり “ブルーレイ消滅危惧作品”シリーズその2。別にブルーレイ・ソフトとしてこの作品が消えるわけではなく、僕の録画したハイビジョン映像が見られなくなる可能性がある作品ということです。 山田洋次は人情的なお話を紡ぐことが多いから“お話の監督”と思っ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「キネマの天地」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1986年日本映画 監督・山田洋次 ネタバレあり 製作会社は違うが、「蒲田行進曲」(1982年)と姉妹編をなすような映画楽屋裏映画。その主題歌(1920年代の既成曲)も再登場する。同作に出演した松坂慶子、平田満が出演しているのも面白い。1933年頃の松竹蒲田撮影所を舞台にしている為、モデル(とな…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

映画評「黒い罠」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1958年アメリカ映画 監督オースン・ウェルズ ネタバレあり ホイット・マスタースンのミステリー小説をオースン・ウェルズが映画化。タッチはハードボイルドだが、ハードボイルドものというよりはフィルム・ノワールと言った方が感じが出る内容。メキシコ国境をまたいで官憲が往来するところが面白い。  タッ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「風と共に去りぬ」

☆☆☆☆☆(10点/10点満点中) 1939年アメリカ映画 監督ヴィクター・フレミング ネタバレあり ブログを始めて15年も経つのにまだ取り上げていなかった。上映時間が長いからねえ。  1970年代から80年代までに4回くらい観たが、90年代は1回だけだと思う。その後マーガレット・ミッチェルのなが~い原作小説を読んだ。それか…
トラックバック:0
コメント:17

続きを読むread more

映画評「喜望峰の風に乗せて」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年イギリス映画 監督ジェームズ・マーシュ ネタバレあり 相変わらず多い実話ものであるが、下に記すストーリーを読んでもらえば解るように、他の作品とは違う。このタイプは現在もしくは現代実話ものでは珍しい。 1968年。船舶用の小型無線方位特定機などを開発製造販売するベンチャー起業家ドナル…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「キャプテン・マーベル」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年アメリカ=オーストラリア合作映画 監督アンナ・ボーデン、ライアン・フレック ネタバレあり マーヴェル・コミックスのマーヴェルを名前にしているのだから、興味深い。しかも、アヴェンジャーズの由来を教えてくれる一編・・・なのではあるが、そうした作品の方向性を(僕と同様)知らずに観た方が楽しめ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more