テーマ:SF/ファンタジー

映画評「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年フランス=中国=ベルギー=ドイツ=アラブ首長国連邦=アメリカ合作映画 監督リュック・ベッソン ネタバレあり フランスの古典的コミック(作:ピエール・クリスタン、画:ジャン=クロード・メジエール)をリュック・ベッソンが映像化したなどと言ってもピンと来ないが、原作は「スター・ウォーズ」にも…
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映画評「光る眼」(1960年) 

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1960年イギリス映画 監督ウォルフ・リラ ネタバレあり リアル・タイムで見られる世代ではなく、後年衛星放送で観たのが最初。多分1980年代後半である。原作は「トリフィドの日」(映画版は「人類SOS」)で有名なジョン・ウィンダム。  「2001年宇宙の旅」が登場する1968年までSF映画は継子…
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映画評「ヒューマン・ハンター」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年カナダ映画 監督ロブ・W・キング ネタバレあり とにかく話が持ち込まれれば全て出てやろうと決めているとしか思えないニコラス・ケイジ。最低でも年に3本お目にかかる感じで、予算は明らかにB級(ビデオ映画並み)の、出来栄えもそれに応じたものばかり。しかし、時間つぶしくらいには十分なる。 現…
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映画評「デスノート Light up the NEW world」

☆☆★(5点/10点満点中) 2016年日本映画 監督・佐藤信介 ネタバレあり シリーズ第二作から10年ぶりの第三作、スピンオフを含めても8年ぶりの第四作だが、流れの速い時代にあって、出し遅れた証文のような感じで余り感興が湧かない。脚本のレベルが特に第二作より落ち、監督の佐藤信介の力量も馬力のある金子修介には及ばないところも目…
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映画評「フューチャーワールド」

☆(2点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ジェームズ・フランコ、ブルース・ティエリー・チャン ネタバレあり そもそも僕は「マッドマックス」以前から、荒廃した未来世界を描く、SFとも言えないような作品群を評価して来ず、それが「マッドマックス」の成功によって益々増えた。「マッドマックス」が受けるのは理解でき、個人的にも…
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映画評「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ロン・ハワード ネタバレあり アメ・コミの映画化が多すぎて“有難味”がなく出来栄えほど楽しめない、ともう何年も述べてきたが、先日新しい表現を発明した。一ジャンルのデフレ状態、これなり。そういう意味では「スター・ウォーズ」もその状態になりつつある。元来格別の「スター・ウォ…
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映画評「三尺魂」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・加藤悦生 ネタバレあり WOWOWのパンフレットでタイムループものと知り、二か月前に「アルカディア」という低予算のタイムループものを観たばかりということもあって、この手の相場通り低予算のワン・シチュエーションものなのだろう…と鑑賞しようかどうか少し逡巡したが、邦画らしいア…
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映画評「ブルー・マインド」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年スイス映画 監督リーザ・ブリュールマン ネタバレあり あらら。二日続けて似た幕切れの映画を観るとは。 日本の高校一年生くらいの少女ミア(ルナ・ウェドラー)が転校し、親との関係にストレスを感じてか、ジアンナ(ゾーイ・パステル・ホルトゥイツェン)率いる不良グループに接近、煙草、飲酒、パー…
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映画評「ゆれる人魚」

☆☆(4点/10点満点中) 2015年ポーランド映画 監督アグニェスカ・スモチンスカ ネタバレあり 日本人でも大概の人が知っているアンデルセンの童話「人魚姫」をモチーフにしたミュージカル仕立てのダーク・ファンタジー。ポーランドの新人女性監督アグニェスカ・スモチンスカのデビュー作ということだが、ポーランドのミュージカルは初めて観…
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映画評「黒い箱のアリス」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年スペイン映画 監督サドラック・ゴンサレス=ペレヨン ネタバレあり <未体験ゾーンの映画たち2018>にかかった一本なので、本ブログでは本邦劇場未公開扱い。最近こういうのが多いデス。そういうのを除くと、近年WOWOWが傾注しているせいで日本映画ばかりになってしまう。 SFホラーである…
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映画評「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ ネタバレあり シリーズ第3作。ふーむ、IMDb投票結果で現状60位と大好評だが、僕は全く気に入らない。第一作の密度に全く及ばないのだ。 色々なグループが様々な場所で種々のことを繰り広げるので、細かく書いたら切りがないので、基幹の…
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映画評「デッドプール2」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督デーヴィッド・リーチ ネタバレあり マーヴェル・コミックスの異端作品映画化第2弾。 敵に愛するヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)を殺され絶望するデッドプールことウェイド(ライアン・レイノルズ)が、ミュータント孤児院での暮らしに大いなる憤りを覚えてテロを起こした少…
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映画評「メイズ・ランナー:最期の迷宮」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ウェス・ボール ネタバレあり YA小説の映画化はアメ・コミの映画化に比べると日本ではヒットしないのではないかと想像しているが、それはともかく、何でも観る派で観たそばから忘れていく老人の僕には、似た時代に製作・公開された「ダイバージェント」シリーズの間で相当混同している。…
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映画評「ランペイジ 巨獣大乱闘」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ブラッド・ペイトン ネタバレあり 題名からロバート・ミッチャムとエルザ・マルティネッリが共演したが誠につまらない展開に終始した動物ハンティング映画「ランページ」(1963年)という凡作を思い出した。  序盤を見る限り同じような狩猟のお話になっていくのかと思いきや(最…
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映画評「アルカディア」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ジャスティン・ベンスン、アーロン・ムーアヘッド ネタバレあり 日本では映画祭のみの公開なので、本邦劇場未公開扱いとする。 ジャスティン・ベンスンは、弟アーロン・ムーアヘッドに頼まれで、数年前に抜け出したカルト“アルカディア”のキャンプ地を訪れる。元々抜け切っていない…
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映画評「グレートウォール」

☆☆★(5点/10点満点中) 2016年中国=アメリカ合作映画 監督チャン・イーモウ ネタバレあり グレートウォール即ち万里の長城がタイトルになっているが、余りお話に関係ない。中国が既に発明していた黒色火薬を求めて西洋からやってきた傭兵マット・デーモンとペドロ・パスカルが饕餮(とうてつ)という怪獣を偶然うまく退けて逃げた先が万…
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映画評「ブラックパンサー」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ライアン・クーグラー ネタバレあり 作られ過ぎでやや飽きられているのではないかという気がしないでもないマーヴェル・コミックスの映画版だが、本作についてはアフリカを主な舞台とし殆ど黒人しか出て来ないところにやや面白味がある。 アフリカの後進国と思われているワカンガは…
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映画評「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ジェイク・キャスダン ネタバレあり 昨日の「ザ・リング/リバース」」に続いてまた“昔の名前で出ています”映画である。やれやれですな。 高校の居残り生徒4人即ちアレルギー体質スペンサー(アレックス・ウルフ)、アメ・フト選手フリッジ(サーダリウス・ブレイン)、チアガー…
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映画評「ダウンサイズ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ=ノルウェー合作映画 監督アレクサンダー・ペイン ネタバレあり アレクサンダー・ペインという監督は飄々とした作風で日本でもなかなか評価が高い。日本人にはコミカルなところもあるけれどコメディーとは言えない、と受け止められていると思う。しかし、それは笑劇(ファース)と喜劇(コメディー…
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映画評「宇宙からのメッセージ」

☆☆(4点/10点満点中) 1978年日本映画 監督・深作欣二 ネタバレあり 「スター・ウォーズ」(1977年)公開前に東映で為された便乗企画。同様にして東宝が作った「惑星大戦争」よりは破天荒であるが故に楽しめるし、地球人が絡んではいても異星人同士の争いというテーマを踏襲しているから「スター・ウォーズ」の気分はこちらのほうが遥…
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映画評「惑星大戦争」

☆★(3点/10点満点中) 1977年日本映画 監督・福田純 ネタバレあり 1977年にアメリカで「スター・ウォーズ」が公開され大ヒットしたのに便乗した(何となれば翌年に控える同作公開前にえいやっとばかりに公開した)と言われる東宝映画だが、関係者の黄色い衣装や人物の配置などにこの年劇場版が初めて公開された「宇宙戦艦ヤマト」から…
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映画評「シェイプ・オブ・ウォーター」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ギレルモ・デル・トロ ネタバレあり ダーク・ファンタジー系の監督として人気のあるギレルモ・デル・トロの作品、しかもアカデミー作品賞を受賞したものだから、コメント投稿者が激減している少数精鋭の映画サイトAllcinemaにも今日現在22の投稿がある。近年の作品としてはか…
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映画評「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ライアン・ジョンスン ネタバレあり 第三シリーズ第2作は、前作「フォースの覚醒」から脚本と監督がライアン・ジョンスンに変わり、かなり不満が残る。 レイア・オーガナ(キャリー・フィッシャー)率いるレジスタンスがファースト・オーダー軍に激しく攻撃され追い詰められる。ワ…
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映画評「OSIRIS/オシリス」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年オーストラリア映画 監督シェイン・アベス ネタバレあり “未体験ゾーンの映画たち”という日本劇場未公開映画の集中上映会が毎年東京で行われていて、少なからぬ作品がWOWOWに登場、僕は年に数本観ている。感心するほどの出来栄えの作品はまだお目に掛かったことはないが、へたな公開映画より良い作品も…
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映画評「ジオストーム」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ディーン・デヴリン ネタバレあり 涙が出て来た。泣いたのではない。余りにトランプ批判が露骨で、笑い過ぎて涙が出て来たのである。その説明の前に一応お話を書いてみる。 近未来(ほぼ現在)。異常気象を収めるために米中が中心になってダッチボーイなる天候制御システムを開発す…
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映画評「マイティ・ソー バトルロイヤル」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ=オーストラリア合作映画 監督タイカ・ワイティティ ネタバレあり シリーズ第3弾。 大体においてこのシリーズがマーヴェル・コミックスにおいて唯一(?)の二次創作であることを知らないか、全く触れない人ばかりなのにがっかり。  オリジナルは昔読んだことのある北欧神話の「エッダ…
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映画評「ジャスティス・リーグ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ=イギリス=カナダ合作映画 監督ザック・スナイター ネタバレあり 「バットマンvs.スーパーマン ジャスティスの誕生」の続編。正編以上に「アベンジャーズ」のDCコミックス版という印象を強くする。 所有する者に絶対的な力を与える三つのマザーボックスなる物を集め始めた悪漢ステッ…
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映画評「亜人」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・本広克行 ネタバレあり アメリカも日本もメジャー系ではヤング・アダルト向け作品ばかり。そうした作品群は、アメリカはYA小説、日本はコミックの映画化が多いので、棺桶に足を半分つっこみ現実的な問題が目の前にちらついている老人には余り楽しめない。昔からの洋画ファンだから洋画は一…
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映画評「散歩する侵略者」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・黒沢清 ネタバレあり 黒沢清のホラー群は哲学ホラーと言うべき独自性があるが、宇宙人が出て来てもSF性が薄い(ショートショート的SFと言うべきか)この作品はどうか。 イラストレーターの長澤まさみが夫・松田龍平が別人の如き虚ろな人間になっているのに驚く。別の場所では肉…
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映画評「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年アメリカ=カナダ=ニュージーランド合作映画 監督マット・リーヴズ ネタバレあり 寓意劇として面白く観られたシリーズの第3作。完結編らしい。僕が危惧したように戦闘シーンが多くてやや単調になるも、出来栄えは前二作とそれほど差がなく、十分楽しめる。 平和主義者ながら個別的自衛権を行使せ…
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