テーマ:アラン・ドロン

映画評「スワンの恋」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1983年フランス=西ドイツ合作映画 監督フォルカー・シュレンドルフ ネタバレあり 長い小説を色々と読んでいる中、恐らく一番苦労したのがマルセル・プルーストの「失われた時を求めて」である。長いだけでなく恐ろしく低回的でうんざりしたのである。ちょっとした心境を述べる一段だけで百ページくらいあったりす…
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映画評「もういちど愛して」

☆☆★(5点/10点満点中) 1971年フランス=イタリア合作映画 監督ジャック・ドレー ネタバレあり アラン・ドロンが自ら製作し、元妻ナタリー・ドロンと共演したフランス映画らしいコメディー。 妻ナタリーが死んだと思って神父に転じた元音楽家アランが、酒場を経営するジュリアン・ギオマールから彼女は生きていて自分と結婚してい…
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映画評「リスボン特急」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1972年フランス映画 監督ジャン=ピエール・メルヴィル ネタバレあり 昨日はジャン=ピエール・メルヴィルのデビュー作、今日は(一映画ファンとして)思いがけず訪れた印象の遺作。この対照は意図的ではないが、メルヴィルを続けたのは意図したものである。封切以来40何年かぶりに観るデス。 海岸沿いの…
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映画評「生きる歓び」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1961年フランス=イタリア合作映画 監督ルネ・クレマン ネタバレあり 「太陽がいっぱい」に続いてルネ・クレマンがアラン・ドロンを主演にこしらえた作品で、前作とは打って変わってブラック・コメディー。前回観たのは40年くらい前で、続いて観るチャンスがあった10年前には事情があって途中で止め、それ以…
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映画評「真夜中のミラージュ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1984年フランス映画 監督ベルトラン・ブリエ ネタバレあり 「太陽がいっぱい」(1960年)以降、1970年代半ばまでアラン・ドロンの主演映画が劇場未公開に終わることなど夢にだに考えられなかったが、その後コスト・パフォーマンスが悪いという理由で(「スクリーン」誌の情報による)公開されない作品が増…
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映画評「お嬢さん、お手やわらかに!」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1959年フランス映画 監督ミシェル・ボワロン ネタバレあり 「太陽がいっぱい」でスターダムに上がる前のアラン・ドロンが主演したラブ・コメディーで、少年時代によくTV放映されていた。が、現在ではかなり貴重品になっているらしく、今回観たものは20年ほど前にWOWOWで放映されたもの。アメリカで公開…
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映画評「世にも怪奇な物語」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1967年フランス=イタリア合作映画 監督ロジェ・ヴァディム、ルイ・マル、フェデリコ・フェリーニ ネタバレあり エドガー・アラン・ポーの怪奇小説三話を当時全盛期を迎えていた仏伊の三監督が映像化したオムニバス恐怖映画。 第一話は中世が舞台で、我儘な伯爵令嬢ジェーン・フォンダが好きな従弟ピータ…
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映画評「暗殺者のメロディ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1972年イギリス=フランス=イタリア合作映画 監督ジョセフ・ロージー ネタバレあり 突然わがライブラリーから旧作を。 ジョセフ・ロージーはアメリカ映画界に汚点を残す“赤狩り”で追放された映画監督である。トロツキーがスターリンが権力を握ったソ連から追放されメキシコで暗殺されてから32年経っ…
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映画評「チェイサー」(1978年フランス版)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1978年フランス映画 監督ジョルジュ・ロートネル ネタバレあり WOWOWが変な特集を幾つも組んでいる為今月は不作で、先般NHK-BSが放映したアラン・ドロンの主演作品をぼつぼつ見直している。NHKには60年代のドロンの作品も是非お願いしたいくらい。 実業家ドロンが、友人の代議士モーリス…
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映画評「危険なささやき」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1981年フランス映画 監督アラン・ドロン ネタバレあり アラン・ドロンが初めて監督をしたハードボイルド映画で、クリストファー・フランクと共同で脚色も手掛けている。もう四半世紀も前に観たきりだから内容をすっかり忘れていたが、主題歌だけはカセットで聞いていたのでよく知っている。 ドロン扮する刑…
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映画評「フリック・ストーリー」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1975年フランス映画 監督ジャック・ドレー ネタバレあり このままずっと続くのではないかと思われたアラン・ドロンの人気も予想に反して1976年までで、1977年以降日本での公開作が激減する。確か購入価格が高いことが原因と「スクリーン」で読んだ記憶がある。年齢を重ね、公開作が減れば人気が落ちるの…
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映画評「ビッグ・ガン」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1973年イタリア映画 監督ドゥッチョ・テッサリ ネタバレあり 映画史的に分析すれば1972年の「ゴッドファーザー」のヒットに始まる世界的マフィア映画の流行に乗って作られたであろう、アラン・ドロン主演の本場マフィア映画である。 ミラノ、欧州全体にネットワークを張る暗黒街組織で殺し屋として抜…
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映画評「若者のすべて」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1960年イタリア映画 監督ルキノ・ヴィスコンティ ネタバレあり ルキノ・ヴィスコンティとしては1948年に発表したネオ・レアリスモ作品「揺れる大地」の第二部のように位置づけて良い秀作である。公開された当時日本では「太陽がいっぱい」で人気が爆発したアラン・ドロン目当てに集まった女性客が多かった…
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映画評「さらば友よ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1968年フランス映画 監督ジャン・エルマン ネタバレあり 本作の評価としてよく言われるのが「チャールズ・ブロンスンがアラン・ドロンを食った映画」という表現である。翻せばドロンはそれだけ二枚目であり、人気があったということだから、ドロン・ファンとしては溜飲を下げるべきなのであろう。いずれにしても…
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映画評「あの胸にもういちど」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1968年イギリス=フランス映画 監督ジャック・カーディフ ネタバレあり 日本初公開時はアラン・ドロン人気に頼るものだったはずだが、今となっては出番の少ないドロンよりマリアンヌ・フェイスフルのセクシーぶりを楽しむに尽きる。彼女が下着を付けずに黒いレザースーツを着るのが話題(アメリカではそこからタイ…
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映画評「パリは燃えているか」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1966年フランス=アメリカ映画 監督ルネ・クレマン ネタバレあり レジスタンス活動家でありドキュメンタリー映画出身のルネ・クレマンがその前身の力を遺憾なく発揮した戦争映画である。 1944年8月、自ら暗殺未遂の憂き目に遭い、パリにフランスの装甲師団とアメリカの第4師団が迫って尻に火の…
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映画評「レッド・サン」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1971年フランス=イタリア=スペイン映画 監督テレンス・ヤング ネタバレあり 当時日本で絶大なる人気を誇っていたアラン・ドロンとチャールズ・ブロンスンが「さらば友よ」に続いて再共演したことが洋画ファンの間で話題になった。  あの人が抜けているではないかと思われるだろうが、当時の僕は邦画を全く…
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映画評「スコルピオ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1973年アメリカ映画 監督マイケル・ウィナー ネタバレあり 60年代後半面白い作品を連発したマイケル・ウィナーは70年代に入って本数ばかり多くて全く凡庸化した。その時代の典型的な出来栄えのスパイ・サスペンス。 ベテランCIA諜報部員バート・ランカスターが親しい殺し屋アラン・ドロンと共に…
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映画評「名誉と栄光のためでなく」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1967年アメリカ映画 監督マーク・ロブスン ネタバレあり ジャン・ラルテギーの小説「ザ・センチュリオンズ」をマーク・ロブスンが映像化した戦争映画。 1954年、フランス軍の中佐アンソニー・クィンはインドシナ戦争で捕虜になりながらも休戦協定により解放され帰国、戦死した上官の未亡人ミシェ…
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映画評「ボルサリーノ2」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1974年フランス=イタリア=西ドイツ映画 監督ジャック・ドレー ネタバレあり 前作の幕切れでアラン・ドロン扮するロッコ(ロック)・シフレディの行方は<杳として知れない>となっていたのに、続編が作られた。今回も製作はドロン自身で、監督は再びジャック・ドレー。しかし、ジャン=ポール・ベルモンドが演じ…
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映画評「ボルサリーノ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1969年フランス=イタリア映画 監督ジャック・ドレー ネタバレあり アラン・ドロンが自ら製作し、彼の御贔屓ジャック・ドレーを監督に起用したフィルム・ノワール。70年代初頭に観て以来の再鑑賞だから大変懐かしい。 1930年マルセイユ、強盗犯アラン・ドロンが情婦カトリーヌ・ルーヴェルを取…
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映画評「冒険者たち」

☆☆☆☆☆(10点/10点満点中) 1967年フランス映画 監督ロベール・アンリコ ネタバレあり アラン・ドロンは僕が映画ファンになった頃最も人気のあった男優であり、映画館やTVにひっきりなしに登場していたので自ずとご贔屓になってしまった。そんな彼の主演作品のNo.1を述べよと言われれば即座に「太陽がいっぱい」を挙げる。一番好…
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映画評「復讐のビッグガン」

☆☆(4点/10点満点中) 1986年フランス映画 監督ジョゼ・ピネイロ ネタバレあり アラン・ドロンの出演作品は殆ど観ているが、この本邦未公開作は未見なので、吹き替え・カット版だが観てみた。野沢那智の吹き替えで観るのは30年ぶりくらい。 アフリカで事業を営んでいる元刑事ドロンが、不良・チンピラたちを抹殺している自警団グ…
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映画評「黒いチューリップ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1964年フランス映画 監督クリスチャン=ジャック ネタバレあり <黒いチューリップ>第2弾。そのまんまです。RAYさん、大正解です。 地上波であるがノーカット(CMによる中断あり)字幕スーパーなので、アラン・ドロン・ファンの虫が騒いで30年ぶりくらいに観ることにした。都合三度目。 …
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映画評「太陽はひとりぼっち」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1962年イタリア映画 監督ミケランジェロ・アントニオーニ ネタバレあり この作品が公開された時故・開高健に「純文学とも言えるこういう映画に客を集めるアラン・ドロンの人気は凄まじい」と言わせた程ドロンの人気は圧倒的であった。人気の火付け役になった出世作「太陽がいっぱい」の影響力も相当なもので、6…
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映画評「ハーフ・ア・チャンス」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1998年フランス映画 監督パトリス・ルコント ネタバレあり この作品は古いフランス映画に親しんできたファンにとっては一種の感慨を起こさせる。60年代から70年代フランス映画界を二分していたと言っても良い二大スター、アラン・ドロンとジャン=ポール・ベルモンドが共演しているからである。  二人は…
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映画評「山猫」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1963年イタリア=フランス映画 監督ルキノ・ヴィスコンティ ネタバレあり ルキノ・ヴィスコンティは貴族出身の共産主義信奉者という極めていびつな背景を持っていたイタリアの大監督である。  映画監督としてスタートして暫くは自らの関心に従って社会の底辺層を描いていたが、初めて貴族の世界を描いた「夏…
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映画評「サムライ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1967年フランス映画 監督ジャン=ピエール・メルヴィル ネタバレあり 何年か前日本未公開のデビュー作「海の沈黙」にひどく感動したジャン=ピエール・メルヴィルの代表作だが、こうして観ると「海の沈黙」と共通する静謐さを感じる。 一匹狼の殺し屋アラン・ドロンが殺しの依頼を忠実に実行するが、警察…
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映画評「暗黒街のふたり」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1973年フランス映画 監督ジョゼ・ジョヴァンニ ネタバレあり 秀作「冒険者たち」の原作者として知られるジョゼ・ジョヴァンニがアラン・ドロンと、「地下室のメロディー」」や「シシリアン」で既に彼と共演したことのあるジャン・ギャバンを組ませて作ったドラマ。再鑑賞作品。 銀行強盗の主犯として10…
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映画評「悪魔のようなあなた」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1967年フランス映画 監督ジュリアン・デュヴィヴィエ ネタバレあり 戦前からの名匠ジュリアン・デュヴィヴィエとしては余り誉められる出来ではないのかもしれないが、僕は意外と好きでこれが4度目の鑑賞となる。 交通事故を起した青年アラン・ドロンの前に妻と名乗る美女ゼンタ・ベルガーや友人が登場す…
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