テーマ:喜劇/ファミリー

映画評「俺俺」

☆☆(4点/10点満点中) 2013年日本映画 監督・三木聡 ネタバレあり 一人33役というのが面白そうなので観てみた。星野智幸の原作はともかく、映画は三木聡が監督なのでコメディーである。ホラーやサスペンスの要素はあるが、怖い場面も概ねコメディーと言って良い。 家電量販店で働くカメラマン志願・永野均(亀梨和也)が、レスト…
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映画評「ディザスター・アーティスト」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年イギリス映画 監督ジェームズ・フランコ ネタバレあり 不勉強にも僕は全く知らなかったのだが、2003年にアメリカで唯一館のみで公開された"The Room"という映画があるそうで、その余りの程度の低さに評価以前の扱いを受けたものの、次第にカルト映画になったらしい。  その映画が公開される…
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映画評「ゲーム・ナイト」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリー ネタバレあり 今世紀に入って目立つようになった女優の中ではミシェル・ウィリアムズが一番のご贔屓だが、レイチェル・マクアダムズも良い。そんなわけで観たが、本邦劇場未公開作だった。実際彼女を見るのが一番楽しい映画と…
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映画評「グッバイガール」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1977年アメリカ映画 監督ハーバート・ロス ネタバレあり この頃監督のハーバート・ロスは絶好調で同じ年に「愛と喝采の日々」を撮り、前年には「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」という優れたホームズのパスティーシュも作っている。本作はまた脚本を書いた劇作家ニール・サイモンの代表作でもあろう。 …
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映画評「セントラル・インテリジェンス」

☆☆(4点/10点満点中) 2016年アメリカ=中国合作映画 監督ロースン・マーシャル・ターバー ネタバレあり 駄弁が煩わしくその結果やたらに長くなっているためにうんざりさせられた「バッドボーイズ」シリーズ(特に続編)を少し思わせるバディもの。刑事映画ではないが、最終的には似たようなところに落着する。 高校時代は総代を務…
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映画評「ウイスキーと2人の花嫁」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年イギリス映画 監督ギリーズ・マッキノン ネタバレあり 1941年にスコットランドの孤島で起きた事件を、地元の作家コンプトン・マッケンジーが際物として小説化し、49年に洒落たコメディーを割合得意とするスコットランド系米監督アレクサンダー・マッケンドリックが映画化した。そのリメイクである。前…
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映画評「スターリンの葬送狂騒曲」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年イギリス=フランス=ベルギー=カナダ=アメリカ合作映画 監督アルマンドー・イアヌッチ ネタバレあり 西洋の本来の定義では、トラジディ以外は全てコメディであるから、本作は紛れもないコメディである。そこまで定義を広げなくても、本作の実在人物のみっともないドタバタぶりは諧謔要素満点である。陰惨…
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映画評「嘘はフィクサーのはじまり」

☆☆★(5点/10点満点中) 2016年イスラエル=アメリカ合作映画 監督ヨセフ・シダー ネタバレあり ニューヨークのユダヤ人上流階級に食い込もうと悪戦苦闘する初老紳士オッペンハイマー(リチャード・ギア)が、同地を訪れたイスラエルの上層部政治家ミカ・ミシェル(リオル・エシュケナージ)に接近することに成功、出世への布石として高級…
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映画評「ポランスキーの欲望の館」

☆☆(4点/10点満点中) 1972年イタリア=フランス=西ドイツ合作映画 監督ロマン・ポランスキー ネタバレあり 「水の中のナイフ」(1962年)以降ロマン・ポランスキーの作品は大体日本でも劇場公開されているが、1972年イタリア資本で製作したこの作品はお蔵入りとなった。Wikipediaに“ビデオスルーされた”とあるのは民…
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映画評「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・李闘士男 ネタバレあり ハンドルネームK.Kajunskyなる人物が【Yahoo!知恵袋】に投稿した質問が発展して映画にまでなった。「電車男」より珍なる経緯と言うべし。 40歳くらいのサラリーマン安田顕が帰宅すると、一回り年下くらいの妻・榮倉奈々が口から血を出して倒…
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映画評「カメラを止めるな!」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・上田慎一郎 ネタバレあり 昨年の秋に話題になったインディ作品。地上波放送(日本テレビ)だが、スタジオジブリ作品同様に完全ノーカット(CMによる中断はある)なので観る。詳細は後述するが、これはアイデアの勝利だ。 再現ドラマなどの演出を担当している濱津隆之が、TVのプ…
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映画評「ブリグズビー・ベア」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督デイヴ・マッカリー ネタバレあり 誘拐犯に育てられた子供の、実の親に引き取られた後の反応を描く点で我が邦の「八日目の蝉」に似ているところがあるが、狙いは寧ろ逆である。 25年も偽の両親(マーク・ハミル、ジェーン・アダムズ)に育てられ、世間から完全にシャットアウト…
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映画評「ピーターラビット」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ=オーストラリア合作映画 監督ウィル・グラック ネタバレあり ビアトリクス・ポターの児童文学「ピーターラビット」の映画化と言っても、原作群が発表されたのは100年以上前のことでだから、現在を舞台にした本作はキャラクターを拝借した自由な映画化ということになる。 ビアトリクスを…
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映画評「名探偵登場」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1976年アメリカ映画 監督ロバート・ムーア ネタバレあり 二回目か三回目の鑑賞。脚本は先頃亡くなったニール・サイモン。 5組の名探偵のそっくりさんが出て来るパロディー仕様だから、オリジナルを知らないとさほど楽しめないのではないか、と思う。 カリフォルニアの富豪トウェイン氏(トルーマ…
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映画評「タバコ・ロード」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1941年アメリカ映画 監督ジョン・フォード ネタバレあり 面白い偶然があったもので、アースキン・コールドウェルの小説「タバコ・ロード」を読み終える寸前、理由があってあるところにしまっておいた保存済みブルーレイをチェックしていたらその映画化であるこの作品が出て来た。録画していたことすら忘れていた…
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映画評「嘘八百」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・武正晴 ネタバレあり 贋作美術と言えば偶然にも昨日NHK-BSが放映した「おしゃれ泥棒」(1966年)を思い出す。近年ではジョン・トラヴォルタが主演した「THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション」(2014年)という作品があるが凡作だった。本作は日本製のコメデ…
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映画評「ガン シャイ」(2017年)

☆☆(4点/10点満点中) 2017年イギリス映画 監督サイモン・ウェスト ネタバレあり 今世紀初めに観た「ガンシャイ」(2000年)とは全く関係のない日本劇場未公開映画。アントニオ・バンデラスとオリグ・キュリレンコが共演ということで興味を持って観てみたが、お蔵入りも当然の出来栄えでござりました。 元スーパーモデルのオル…
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映画評「ダウン・バイ・ロー」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1986年アメリカ=西ドイツ合作映画 監督ジム・ジャームッシュ ネタバレあり 日本初紹介作「ストレンジャー・ザン・パラダイス」(1984年)の、小説で言えば段落ごとにブラック・アウトを使う場面の繋ぎとその呼吸に吃驚した若手監督ジム・ジャームッシュの次作ということで期待して観たが、これがまたまた…
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映画評「肉弾」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1968年日本映画 監督・岡本喜八 ネタバレあり 製作から10年後くらいに観た。意識して初めて触れる岡本喜八作品だった。それ以来40年ぶりの再鑑賞となる。 広島・長崎の原爆投下の後敗戦色濃厚になり、肉弾即ち陸上の特攻隊員にさせられた21歳6か月の“あいつ”(寺田農)は、その前に一日だけ許さ…
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映画評「デカメロン」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1971年イタリア=フランス=西ドイツ合作映画 監督ピエル・パオロ・パゾリーニ ネタバレあり ピエル・パオロ・パゾリーニは本作で艶笑文学の映画化に取り掛かってから運命の歯車が狂い始めたと勝手に思っている。エロ系列という枠では同じ括りに入る遺作「ソドムの市」(1975年)の出演者に殺されたのも、作…
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映画評「ふきげんな過去」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2016年日本映画 監督・前田司郎 ネタバレあり ミーハーが多く集う【Yahoo!映画】では酷評の嵐だが、文学と哲学に興味ある方なら相当面白く観られると思う。内容はほぼシュールな前衛演劇で、事実、脚本を書き監督をした前田司郎は劇団を主宰する劇作家である。 未来が見える(と称している)為現実に…
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映画評「オレの獲物はビンラディン」

☆☆★(5点/10点満点中) 2016年アメリカ映画 監督ラリー・チャールズ ネタバレあり 「ポラット」「ブルーノ」という下品極まりないモキュメンタリーで楽しませたり、閉口させたりしたラリー・チャールズの作品ではあるし、こんな邦題だから、前述二作品の繰り返しと思ったら、実話を基にしたドラマである。よく解ったのは、この監督は単独…
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映画評「皆さま、ごきげんよう」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2015年フランス映画 監督オタール・イオセリアーニ ネタバレあり オタール・イオセリアーニは、内容的にはギャグのないジャック・タチ、或いはジャン・ルノワールという風に感じていたが、今回は少し違う。ブラックなお笑いで構成される内容はルイス・ブニュエル、タッチは「トリュフォーの思春期」辺りの天真爛漫…
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映画評「ありがとう、トニ・エルドマン」

☆☆☆(6点/10点満点中) ドイツ=オーストリア=ルーマニア=モナコ=フランス合作映画 監督マーレン・アデ ネタバレあり アメリカの変人映画は大概下ネタになるが、欧州は一味違う。 ルーマニアのブカレストにある石油会社でバリバリに働いているキャリア・ウーマンのドイツ女性イネス(サンドラ・ヒュラー)が、仕事に埋没している彼…
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映画評「新婚道中記」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1937年アメリカ映画 監督レオ・マッケリー ネタバレあり 「或る夜の出来事」(1934年)を嚆矢とするスクリューボール・コメディの代表作。個人的には傑作中の傑作である前述作品には大分及ばないと思いつつも相当面白く観る。再鑑賞作品。 新婚気分も抜けきらないうちに夫君ケイリー・グラントはポー…
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映画評「イタリア式離婚狂騒曲」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1961年イタリア映画 監督ピエトロ・ジェルミ ネタバレあり 1950年代までは悲劇が多かったピエトロ・ジェルミは60年代に入って艶笑喜劇に方向転換した。この作品がその最初と思う。再鑑賞。 現在のシチリア島。貧乏貴族の息子マルチェッロ・マストロヤンニは、結婚して12年経つ不美人の妻ダニエラ…
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映画評「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・大根仁 ネタバレあり 奥田民生はギターがジョージ・ハリスンなので(意味が解りますか?)面白く聞いているが、メロディーはビートルズに遠い。コード進行には戴いているものがあると思う。  そんな奥田民生がタイトルになっているので見たようなもので、それ以外に一つだけ感心したのは…
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映画評「ボン・ボヤージュ~家族旅行は大暴走~」

☆☆(4点/10点満点中) 2016年フランス=マケドニア合作映画 監督ニコラ・ブナム ネタバレあり 最近ギリシャにいちゃもんを付けられ改名した北マケドニア(マケドニア)が製作に絡んでいるのが珍しいが、ロケに大々的に協力したという意味での合作であろう。 フランスの中流階級の家族。整形外科医のホセ・ガルシアが、セラピストの…
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映画評「おとなの恋の測り方」

☆☆★(5点/10点満点中) 2016年フランス映画 監督ローラン・ティラール ネタバレあり 日本の純恋愛映画は若者(僕ら爺の感覚で言えば少年ですな)に特化され、大人のそれは不倫等些かややこしいものが多くなっている。アメリカでは多少作られるが、純度が高いものはフランス映画が相変わらず得意だ。このフランス映画は、メキシコ映画のリ…
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映画評「劇場版 お前はまだグンマを知らない」

☆☆(4点/10点満点中) 2016年日本映画 監督・水野格 ネタバレあり 「ケンミンSHOW」なる番組がある。純度が低い番組しか作らない日本テレビの番組につき基本的に見ないが、群馬県が大々的に絡むと事前に知っていれば観ることが多い。多分今まで2回ですな(笑)。とにかく、その中で栃木県と茨城県と並んで日本における魅力度ワースト…
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