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映画評「マイ・ブックショップ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2017年イギリス=スペイン=ドイツ合作映画 監督イザベル・コイシェ ネタバレあり 監督はスペインのイザベル・コイシェであり、純粋な英国映画ではないが、英国を舞台に英国人らしい俳優が出て来ると、英国映画そのものになってしまう。ペネロピ・フィッツジェラルドという女流作家のブッカー賞受賞作の映画化で…
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映画評「メン・イン・ブラック:インターナショナル」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ=中国合作映画 監督F・ゲイリー・グレイ ネタバレあり 「メン・イン・ブラック」シリーズの第4弾。スピンオフという解説だが、要は前の二人が少しお年を召してきたのを考慮して、ロンドン支局に舞台を移して若いコンビを出したということではあるまいか。堂々たる第4作と言って良いように思う。…
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映画評「Mr.&Mrs.フォックス」

☆☆(4点/10点満点中) 2018年アメリカ=イギリス合作映画 監督ジェームズ・ハスラム ネタバレあり このブログの定義では日本劇場未公開扱いになる作品でした。ガクッ。 犯罪者夫婦のお話。ギャンブル好きの美人ユマ・サーマンが、ロシア女性という設定(シベリア系なのか?)のマギーQに渡すべき大金の麻薬代金を賭博で使い果たし…
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映画評「卍」(1983年版)

☆☆★(5点/10点満点中) 1983年日本映画 監督・横山博人 ネタバレあり 谷崎潤一郎の小説「卍」は数年前に読んだ。一読して驚くのは、昭和初めにして同性愛を堂々たるテーマにしていたことである。  確かにこの時代は江戸川乱歩など探偵小説作家群に引っ張られるエロ・グロ・ナンセンスの時代なのだが、文豪と言われる谷崎潤一郎が同性…
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映画評「マイル22」

☆☆(4点/10点満点中) 2018年アメリカ=中国=コロンビア合作映画 監督ピーター・バーグ ネタバレあり 年寄が物語の理解に相当難儀するアクション映画である。 マーク・ウォールバーグが現場の指揮を執る米国特殊部隊の面々が、核兵器を作るセシウムを奪った在米のロシア・スパイ組織が潜むアジトを急襲するのがプロローグ。ここで…
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映画評「マイ・サンシャイン」

☆☆(4点/10点満点中) フランス=ベルギー=中国=アメリカ合作映画 監督デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン ネタバレあり 昨日に続く“なんちゃってアメリカ映画”。昨日は実質スウェーデン製、本作は実質フランス製(ベルギー=中国=米国との合資映画)だが、英米人俳優を使ってアメリカを舞台にしているから“なんちゃってアメリカ映画”とい…
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映画評「ミネソタ無頼」

☆☆★(5点/10点満点中) 1964年イタリア=フランス=スペイン合作映画 監督セルジョ・コルブッチ ネタバレあり 「荒野の用心棒」と同じ1964年の製作だからマカロニ・ウェスタンとしてはごく初期の作品に当たり、当然のようにアメリカから俳優を招聘して作られている。監督はセルジョ・コルブッチだが、後年のように妙なズームを使うこ…
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映画評「めんたいぴりり」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・江口カン ネタバレあり 辛子明太子を開発者で“ふくや”を創業した川原俊夫の伝記ドラマ。Wikipediaによれば、まず2013年にTVドラマ化され、続編を経て舞台化、そして今回の映画化(TVドラマと同じ出演者なので映画版と言うべし)という遍歴を辿っている。食べ物に興味の薄…
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映画評「メアリーの総て」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2017年イギリス=ルクセンブルク=アイルランド=イギリス合作映画 監督ハイファ・アル=マンスール ネタバレあり 邦題は「イヴの総て」を意識しているが、このメアリーとは「フランケンシュタイン」を18歳で書いたメアリー・シェリー(シェリー夫人)のこと。その伝記映画である。英国文学がお好きな方には結…
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映画評「メリー・ポピンズ リターンズ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ=イギリス合作映画 監督ロブ・マーシャル ネタバレあり 題名を見れば解るが、「メリー・ポピンズ」の44年ぶりの続編である。 世界恐慌の頃のロンドン。前作で子供だったマイケル・バンクス(ベン・ウィショー)が、妻を失った後、自分が会計士として勤める銀行への借金を期限までに返せな…
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映画評「マイ・プレシャス・リスト」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2016年アメリカ映画 監督 ネタバレあり 採点は程々だが、日本映画ではなかなか観られない、アメリカ映画らしい青春映画の佳作と言って良い。 舞台はニューヨークはマンハッタン。IQ185で19歳でハーバード大を卒業したキャリー・ピルビー(ベル・パウリー)は、天才故に凡人と付き合うのは苦手で引き…
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映画評「マダムのおかしな晩餐会」

☆☆★(5点/10点満点中) 2016年フランス映画 監督アマンダ・ステルス ネタバレあり ロシアの作家で思想家のゲルツェンが19世紀後半に発表した長大な自伝「過去と思索」の中で興味深いことを言っていた。“ロシア人やドイツ人はウェイターを見下すが、イタリア人は対等に扱う”(主旨)。それを思い起こさせる映画である。  日本人も…
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映画評「マチルダ 禁断の恋」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年ロシア映画 監督アレクセイ・ウチーチェリ ネタバレあり 1890年代中葉マリインスキー・バレエ団の花形マチルダ・クシェシンスカヤ(ミハリーナ・オルシャニスカ)に惚れ込んだ皇太子ニコライ・ロマノフ後のニコライ2世(ラース・アイディンガー)は、結局1894年に即位し、既定路線であったヘッセン…
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映画評「マスカレード・ホテル」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・鈴木雅之 ネタバレあり 東野圭吾は図書館でも人気、映画界にも人気。映画としての完成度が余り高くないものが多いが、この度完成度に拘らず東野圭吾原作の映画を全部保存することにした。現在までのところ11本。もう一度観ても良いのは「容疑者Xの献身」くらいですがね。 同一犯と…
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映画評「ミスター・ガラス」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督M・ナイト・シャマラン ネタバレあり 未だにシャラマンかシャマランかで迷う、M・ナイト・シャマランのシリーズ作。「アンブレイカブル」(2000年)を発端とし一昨年の「スプリット」(僕自身は去る2月に鑑賞)を経て、一応の完結作か? お話は「アンブレイカブル」と強く繋がって…
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映画評「if もしも・・・・」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1968年イギリス映画 監督リンジー・アンダースン ネタバレあり 僕は学生運動を体験としては知り得ない遅れてきた青年であるから、この映画の革命気分が解ると言えば嘘になる。しかし、1968年という第二次大戦後の世界で革命気分が最も盛り上がった年にこの映画が発表されたことは文化史的に非常に意味のある…
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映画評「夫婦善哉」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1955年日本映画 監督・豊田四郎 ネタバレあり 「グッバイガール」を再鑑賞して本作を思い出したため再鑑賞することにした。1955(昭和30)年“キネマ旬報”で2位に選ばれた現代世話物の秀作だ。この年には「浮雲」という傑作があった為に2位に甘んじたが、平均的な年であれば1位になっても不思議では…
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映画評「ミッション:インポッシブル」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1996年アメリカ映画 監督ブライアン・デ・パルマ ネタバレあり 懐かしき「トプカピ」(1964年)の宝剣強奪場面を見て、その応用編が見られる本作を思い出し、20余年ぶりに観る。  当時はTVシリーズ「スパイ大作戦」(1966~1973)の四半世紀ぶりの復活として観た人が多く、そのイメージの強…
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映画評「MEG ザ・モンスター」

☆☆(4点/10点満点中) 2018年アメリカ=中国合作映画 監督ジョン・タートルトーブ ネタバレあり 【Yahoo!映画】では中国絡みを理由に低評価している人が圧倒的に多いが、中国が資本に絡もうと中国人が重要な役で出て来ようと余程意図的に政治主張を押し出さない限り当方の評価に影響を及ぼさない。僕が本作に多く☆★を進呈できない…
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映画評「見えない太陽」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年フランス=ドイツ合作映画 監督アンドレ・テシネ ネタバレあり ご無沙汰だったアンドレ・テシネ監督の劇場未公開作品。今年発表された新作で、カトリーヌ・ドヌーヴ主演なので観てみた。 フランス。乗馬場を営む老婦人カトリーヌは、カナダにいる父親と離れて暮らす孫ケイシー・モッテ・クラインを非…
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映画評「ミッドナイト・サン ~タイヨウのうた~」

☆☆★(5点/10点満点中)2017年アメリカ映画 監督スコット・スピアネタバレあり 昨日の「タイヨウのうた」のアメリカ版リメイクである。お話の骨格は大体同じ。 XP(色素性乾皮症)の為に昼間は外に出られず夜になると駅で歌を歌う習慣のある18歳の少女ベラ・ソーンは、幼女時代から窓から見続け好意を寄せていた同じ年の少年パトリック・シュ…
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映画評「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ=中国=フランス=ノルウェー合作映画 監督クリストファー・マッカリー ネタバレあり ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドになってからの「007」シリーズがどちらかと言えば脚本のひねりで僕を面白がらせているのに対し、このシリーズは特に第3作以降は派手なアクション即ち視覚的な魅力で…
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映画評「モニカ・ベルッチの情事」

☆★(3点/10点満点中) 1991年イタリア映画 監督フランチェスコ・ラウダディオ ネタバレあり 再鑑賞したい作品にミケランジェロ・アントニオーニの「情事」(1961年)があるが、こちらは同じイタリアで30年後に作られた「モニカ・ベルッチの情事」である。勿論両者に何の関係もない。言葉遊びでござる。 実業家の夫が莫大な借…
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映画評「マッド・ダディ」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年アメリカ=イギリス合作映画 監督ブライアン・テイラー ネタバレあり ニコラス・ケイジ主演映画シリーズ第3弾はホラー映画。お話の新味という点では一番であるが、行動原理や行動心理学という観点を全く無視しているので、それほど高く評価できない。 高校生の娘アン・ウィンターズ、小学高学年の息子…
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映画評「ミッドナイト・バス」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・竹下昌男 ネタバレあり ブルーレイの録画時間を見たら165分もあって今日の鑑賞は止めようかと思った。上映(放映)時間は157分で、特別に長いという程ではないが、最近忙しく映画鑑賞に2時間半も割けないという事情があったのだ。30分の違いが大違い。しかし、結局観たのは正解だ…
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映画評「ミッドナイト・エクスプレス」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1978年イギリス=アメリカ合作映画 監督アラン・パーカー ネタバレあり もう40年も前かあ。 40年前に非常に話題になったアラン・パーカー監督の秀作で、トルコが舞台のトルコに都合の悪い実話ものにつき、トルコ大使館から日本政府に上映を中止するよう申し入れがあったと記憶する。後年“トルコ風呂…
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映画評「未来のミライ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・細田守 ネタバレあり 未来の宮崎駿(?)こと細田守の最新アニメである。 アメリカのアニメ映画「ボス・ベイビー」の少年は弟が出来て、両親がそちらにばかり構うものだから面白くない。ここまでは本作の4歳の少年くんちゃん(声:上白石萌音)も全く同じ。  かの作品では弟が実…
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映画評「モリーズ・ゲーム」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年アメリカ=カナダ=中国合作映画 監督アーロン・ソーキン ネタバレあり 実話ものでもこういうサスペンス系列なら歓迎できる。実話ものに実績のある脚本家アーロン・ソーキンが自らの脚本を映像に移してなかなか面白い。 モーグルのアメリカ代表候補でありながら僅かな小枝の為に転倒して選手生命を…
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映画評「万引き家族」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・是枝裕和 ネタバレあり 是枝裕和監督は山田洋次を別格として、現在僕が最も信頼する監督になった。彼は大半の作品においてセミ・ドキュメンタリー調で家族を描いてきたが、本作は初めて是枝監督に瞠目した「誰も知らない」(2004年)に近い感触がある。 東京の下町。日雇い労働…
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映画評「真夜中のカーボーイ」

☆☆☆☆☆(10点/10点満点中) 1969年アメリカ映画 監督ジョン・シュレシンジャー ネタバレあり TVで観た後1980年頃名画座で観、その後またTVで2回観ていると思う。つまり多分4回目(そのうち3回が原語完全版)。 テキサスの若者ジョン・ヴォイトが自分の肉体でご婦人方を喜ばせる男娼になろうと長距離バスに乗ってニュ…
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