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映画評「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・豊島圭介 ネタバレあり 昨年は三島由紀夫没後50年なのでもっと騒がれるかと思ったが、それほどでもなかったような気がする。しかし、こんな映画も紹介されていたのだ。【キネマ旬報】の文化映画ベスト10に選出されていたので題名は知っていた。プライムビデオ無料枠にあると、常連の浅…
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映画評「港の日本娘」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1933年日本映画 監督・清水宏 ネタバレあり 歩くのを撮るのが好きな監督に近年ではリチャード・リンクレイターがいるが、元祖とも言えそうなのが我が邦の清水宏監督である。共に会話をする二人を捉える時に歩くのと同じスピードのドリー・バックを使うことが多い。本作でも最初から歩く女学生二人が出て来る。 …
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映画評「マーウェン」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ=日本合作映画 監督ロバート・ゼメキス ネタバレあり ロバート・ゼメキスが監督した実話もの。最近は実話ものと言っても、良くも悪くもポリティカル・コレクトネスを意識したものが大半で、本作など典型であろう。僕は人権意識が割合高いので、人権を訴える思想自体は歓迎するが、その為に映画の作…
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映画評「ミッション・ワイルド」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2014年アメリカ=フランス合作映画 監督トミー・リー・ジョーンズ ネタバレあり 常連モカさんに、プライムビデオ無償枠にあるよと紹介された作品だが、丁度WOWOWに出たのでこちらで観てみた。そのまま永久保存にすることに決定、未公開になったのが実に惜しまれる西部劇の秀作である。  内容の合理性と…
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映画評「マチネの終わりに」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・西谷弘 ネタバレあり 平野啓一郎の同名小説の映画化。  監督が西谷弘ということでも解るように、映画版はロマンスの部分が強く印象付けられる作り方になっているが、それでも原作の狙いであったであろう主題らしきものも一応は伝わって来る。 天才的なクラシック・ギタリスト福山…
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映画評「木曜組曲」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2002年日本映画 監督・篠原哲夫 ネタバレあり 篠原哲雄という監督は「深呼吸の必要」(2004年)で感覚が面白いと思って以来気づけば観ることにしているが、なかなかその時の印象に及ぶものがない。と言っても、同作が彼の最高傑作という意味ではない。  本作はそれより2年前の作品で、当時は知らなかった…
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映画評「みかんの丘」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2013年エストニア=ジョージア合作映画 監督ザザ・ウルシャゼ ネタバレあり 大分前に個人用の映画メモを転載した「ノー・マンズ・ランド」(2003年)へのコメントで常連のモカさんが教えてくれ、おかげでプライムビデオ無償期限直前に観ることが出来た。  今世紀に入ってから新作情報を漁ることもなく、…
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映画評「ミッドサマー」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年アメリカ=スウェーデン合作映画 監督アリ・ラスター ネタバレあり まだるっこいながらも「ローズマリーの赤ちゃん」(1968年)を継承するオカルト・ホラーとして面白味を見せた「ヘレディタリー/継承」を作ったアリ・ラスターの新作は、またホラー映画である。 両親が精神不安定の妹との無理心…
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映画評「魔術師」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1958年スウェーデン映画 監督イングマル・ベルイマン ネタバレあり 製作から17年経って漸く日本に輸入されたイングマル・ベルイマン監督作で、公開時に旧作ながら高く評価され、興味を持った。その後東京に住むようになったが、終ぞ映画館で観るチャンスに恵まれず、結局、一緒に公開に至った「冬の光」(1…
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映画評「マザーレス・ブルックリン」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督エドワード・ノートン ネタバレあり ジョナサン・レセムの同名小説を脚本・主演も兼ねてエドワード・ノートンが映画化したハードボイルド映画である。小説も映画も、特に日本では相対的に人気のないジャンルで、好きな人は好きだが、昔から実力ほどの評価をされることがどうも少ない。僕…
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映画評「武蔵-むさし-」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・三上康雄 ネタバレあり 僕は吉川英治の小説「宮本武蔵」を読み、その映画バージョンも幾つか観ているので、本作の流れは特段の説明がなくても理解できる。しかし、全く知らない人には明らかに説明不足で、世評が伸びないのはやむを得ない。 大阪の陣直前。士官の一助になるかと若き武…
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映画評「mellow」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・今泉力哉 ネタバレあり 今泉力哉監督は、初めて観た「愛がなんだ」がとにかくエリック・ロメールのようだったので、以来ロメール度を測って見るようになってしまった。今回は「愛がなんだ」程ではないが、「アイネクライネナハトムジーク」よりはロメールっぽい。時に「ストレンジャー・ザ…
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映画評「無垢なる証人」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年韓国映画 監督イ・ハン ネタバレあり WOWOWが韓国サスペンス特集と銘打って4本放映するが、大衆映画にあっては前半笑い(問題なのはギャグであってユーモアではない)後半シリアスというパターンからなかなか抜け出せないことと、130分を超える長い作品ばかりである為、本作一本のみ鑑賞する。法廷…
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映画評「宮本から君へ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・真利子哲也 ネタバレあり 一切読んだことがないと言っても良いくらいコミックには縁がないので、新井英樹によるこのコミックは名前すら知らない。 Wikipedia に当たったところ、真利子哲也監督が同じキャストで、原作の前半部分をTVで、(TVでやるには憚れる描写の多い)後…
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映画評「蜜蜂と遠雷」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・石川慶 ネタバレあり 恩田陸の原作がベストセラーで、比較的有名な俳優を集めながら、王道の作り方を避けたところが実に良い。 クラシック音楽のコンペティションに臨む複数の出場者に焦点を当てた作品にその名も「コンペティション」(1980年)というアメリカの秀作があるが、…
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映画評「麻雀放浪記2020」

☆☆(4点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・白石和彌 ネタバレあり 和田誠が映画化した阿佐田哲也の小説の再映画化と思いきや、SF的翻案といったほうが近い。最近僕が注目している白石和彌が監督、にもかかわらず、キャッチャー・フライくらいの出来である。 1945年12月荒廃した戦後の雀荘でマージャンをしていた斎藤工が…
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映画評「マグダラのマリア」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年イギリス=オーストラリア=アメリカ合作映画 監督ガース・デーヴィス ネタバレあり 昔は劇場未公開=未輸入だから一切見られなかったわけだが、近年は劇場未公開も色々で、本作の場合は僕には縁のないITUNESで紹介されたとのこと。 従来“娼婦” とされてきたマグダラのマリアの名誉回復の為…
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映画評「負け犬の美学」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年フランス映画 監督サミュエル・ジュイ ネタバレあり ボクサーものと言えば英米映画と相場が決まっているが、珍しいフランスのボクサーものである。 45歳の今日まで13勝33敗3分けという、成功とは程遠い成績の中年ボクサー、スティーヴ(マチュー・カソヴィッツ)は、美容師の妻マリオン(オリ…
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映画評「ミツバチのささやき」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1973年スペイン映画 監督ヴィクトル・エリセ ネタバレあり 1970年代までフランコ独裁政権(1939~75)の為か、スペイン映画は殆ど輸入されなかったわけだが、ヴィクトル・エリセ監督がその政権末期に作ったこの旧作が1985年に突然公開されて評判を呼び、その後カルロス・サウラ監督やペドロ・ア…
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映画評「岬の兄妹」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・片山慎三 ネタバレあり 悲惨なお話なのにパワーと可笑し味を感じさせる辺り韓国映画のようと思っていたら、本作が初メガフォンとなる片山慎三は、ポン・ジュノの助監督をしたこともあるそうだ。なるほど。 ある岬の町。造船所に勤める足の悪い良夫(松浦祐也)は、重度の自閉症の妹…
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映画評「見えない目撃者」(2019年版)

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・森淳一 ネタバレあり 昨日の中国リメイク版(テイストは殆ど韓国版)は、本作と比較する為に観たわけだが、日本人だから言うのではなく、中国版の欠点が改善されていてなかなか上出来である。 不良の仲間入りをしそうな弟を警官になったばかりの姉・吉岡里帆が車で連行して事故を起こ…
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映画評「見えない目撃者」(2015年版)

☆☆★(5点/10点満点中) 2015年中国=韓国合作映画 監督アン・サンフン ネタバレあり 韓国映画「ブラインド」(2011年)を韓国人監督アン・サンフンが中国でセルフ・リメイクした作品。日本の再リメイク版と同時放映されたので、観てみることにしたのだが、逆に同時放映でなければ、両方とも観ない可能性があった。まあその程度の興味…
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映画評「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ=イギリス合作映画 監督オル・パーカー ネタバレあり ビートルズの楽曲だけでミュージカル化した「アクロス・ザ・ユニバース」(2007年)が余りに素晴らしい為、楽曲への思い入れの違いがあることもあり、ABBAの楽曲だけで構成された「マンマ・ミーア!」(2008年)は多少見劣りしよう…
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映画評「モーガン夫人の秘密」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年イギリス=アメリカ=ドイツ合作映画 監督ジェームズ・ケント ネタバレあり 日本劇場未公開作と事前に知っていたが、キーラ・ナイトリーというスター女優の主演する映画ならつまらなくても“まあよろし”というつもりで観てみた。原作は英国の小説家リディアン・ブルック。 ドイツ降伏のおよそ一年半…
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映画評「町田くんの世界」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・石井裕也 ネタバレあり 安藤ゆきという漫画家による少女コミックを石井裕也監督が映画化。  今世紀に入って激増中の少女コミックの映画版はそれに反比例して避けることが多くなっているが、本作は着実に地歩を固めつつある石井監督の作品なので観ることにした。全体としては見て正解で…
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映画評「名探偵ピカチュウ」

☆☆(4点/10点満点中) 2019年アメリカ=日本=中国=イギリス合作映画 監督ロブ・レターマン ネタバレあり 昔からコミックはほぼ読まないし、ゲームはトランプゲーム以外はしたことがないし、アニメ映画もオリジナルもの以外はほぼ観ないので、「ポケットモンスター」については作品名を知るのみ。これを観ることにしたのはアメリカ(を製…
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映画評「マイ・ブックショップ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2017年イギリス=スペイン=ドイツ合作映画 監督イザベル・コイシェ ネタバレあり 監督はスペインのイザベル・コイシェであり、純粋な英国映画ではないが、英国を舞台に英国人らしい俳優が出て来ると、英国映画そのものになってしまう。ペネロピ・フィッツジェラルドという女流作家のブッカー賞受賞作の映画化で…
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映画評「メン・イン・ブラック:インターナショナル」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ=中国合作映画 監督F・ゲイリー・グレイ ネタバレあり 「メン・イン・ブラック」シリーズの第4弾。スピンオフという解説だが、要は前の二人が少しお年を召してきたのを考慮して、ロンドン支局に舞台を移して若いコンビを出したということではあるまいか。堂々たる第4作と言って良いように思う。…
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映画評「Mr.&Mrs.フォックス」

☆☆(4点/10点満点中) 2018年アメリカ=イギリス合作映画 監督ジェームズ・ハスラム ネタバレあり このブログの定義では日本劇場未公開扱いになる作品でした。ガクッ。 犯罪者夫婦のお話。ギャンブル好きの美人ユマ・サーマンが、ロシア女性という設定(シベリア系なのか?)のマギーQに渡すべき大金の麻薬代金を賭博で使い果たし…
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映画評「卍」(1983年版)

☆☆★(5点/10点満点中) 1983年日本映画 監督・横山博人 ネタバレあり 谷崎潤一郎の小説「卍」は数年前に読んだ。一読して驚くのは、昭和初めにして同性愛を堂々たるテーマにしていたことである。  確かにこの時代は江戸川乱歩など探偵小説作家群に引っ張られるエロ・グロ・ナンセンスの時代なのだが、文豪と言われる谷崎潤一郎が同性…
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