テーマ:映画 ま行

映画評「みかんの丘」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2013年エストニア=ジョージア合作映画 監督ザザ・ウルシャゼ ネタバレあり 大分前に個人用の映画メモを転載した「ノー・マンズ・ランド」(2003年)へのコメントで常連のモカさんが教えてくれ、おかげでプライムビデオ無償期限直前に観ることが出来た。  今世紀に入ってから新作情報を漁ることもなく、…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

映画評「ミッドサマー」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年アメリカ=スウェーデン合作映画 監督アリ・ラスター ネタバレあり まだるっこいながらも「ローズマリーの赤ちゃん」(1968年)を継承するオカルト・ホラーとして面白味を見せた「ヘレディタリー/継承」を作ったアリ・ラスターの新作は、またホラー映画である。 両親が精神不安定の妹との無理心…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「魔術師」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1958年スウェーデン映画 監督イングマル・ベルイマン ネタバレあり 製作から17年経って漸く日本に輸入されたイングマル・ベルイマン監督作で、公開時に旧作ながら高く評価され、興味を持った。その後東京に住むようになったが、終ぞ映画館で観るチャンスに恵まれず、結局、一緒に公開に至った「冬の光」(1…
トラックバック:0
コメント:8

続きを読むread more

映画評「マザーレス・ブルックリン」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督エドワード・ノートン ネタバレあり ジョナサン・レセムの同名小説を脚本・主演も兼ねてエドワード・ノートンが映画化したハードボイルド映画である。小説も映画も、特に日本では相対的に人気のないジャンルで、好きな人は好きだが、昔から実力ほどの評価をされることがどうも少ない。僕…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「武蔵-むさし-」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・三上康雄 ネタバレあり 僕は吉川英治の小説「宮本武蔵」を読み、その映画バージョンも幾つか観ているので、本作の流れは特段の説明がなくても理解できる。しかし、全く知らない人には明らかに説明不足で、世評が伸びないのはやむを得ない。 大阪の陣直前。士官の一助になるかと若き武…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

映画評「mellow」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・今泉力哉 ネタバレあり 今泉力哉監督は、初めて観た「愛がなんだ」がとにかくエリック・ロメールのようだったので、以来ロメール度を測って見るようになってしまった。今回は「愛がなんだ」程ではないが、「アイネクライネナハトムジーク」よりはロメールっぽい。時に「ストレンジャー・ザ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「無垢なる証人」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年韓国映画 監督イ・ハン ネタバレあり WOWOWが韓国サスペンス特集と銘打って4本放映するが、大衆映画にあっては前半笑い(問題なのはギャグであってユーモアではない)後半シリアスというパターンからなかなか抜け出せないことと、130分を超える長い作品ばかりである為、本作一本のみ鑑賞する。法廷…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「宮本から君へ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・真利子哲也 ネタバレあり 一切読んだことがないと言っても良いくらいコミックには縁がないので、新井英樹によるこのコミックは名前すら知らない。 Wikipedia に当たったところ、真利子哲也監督が同じキャストで、原作の前半部分をTVで、(TVでやるには憚れる描写の多い)後…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

映画評「蜜蜂と遠雷」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・石川慶 ネタバレあり 恩田陸の原作がベストセラーで、比較的有名な俳優を集めながら、王道の作り方を避けたところが実に良い。 クラシック音楽のコンペティションに臨む複数の出場者に焦点を当てた作品にその名も「コンペティション」(1980年)というアメリカの秀作があるが、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「麻雀放浪記2020」

☆☆(4点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・白石和彌 ネタバレあり 和田誠が映画化した阿佐田哲也の小説の再映画化と思いきや、SF的翻案といったほうが近い。最近僕が注目している白石和彌が監督、にもかかわらず、キャッチャー・フライくらいの出来である。 1945年12月荒廃した戦後の雀荘でマージャンをしていた斎藤工が…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「マグダラのマリア」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年イギリス=オーストラリア=アメリカ合作映画 監督ガース・デーヴィス ネタバレあり 昔は劇場未公開=未輸入だから一切見られなかったわけだが、近年は劇場未公開も色々で、本作の場合は僕には縁のないITUNESで紹介されたとのこと。 従来“娼婦” とされてきたマグダラのマリアの名誉回復の為…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

映画評「負け犬の美学」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年フランス映画 監督サミュエル・ジュイ ネタバレあり ボクサーものと言えば英米映画と相場が決まっているが、珍しいフランスのボクサーものである。 45歳の今日まで13勝33敗3分けという、成功とは程遠い成績の中年ボクサー、スティーヴ(マチュー・カソヴィッツ)は、美容師の妻マリオン(オリ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「ミツバチのささやき」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1973年スペイン映画 監督ヴィクトル・エリセ ネタバレあり 1970年代までフランコ独裁政権(1939~75)の為か、スペイン映画は殆ど輸入されなかったわけだが、ヴィクトル・エリセ監督がその政権末期に作ったこの旧作が1985年に突然公開されて評判を呼び、その後カルロス・サウラ監督やペドロ・ア…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「岬の兄妹」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・片山慎三 ネタバレあり 悲惨なお話なのにパワーと可笑し味を感じさせる辺り韓国映画のようと思っていたら、本作が初メガフォンとなる片山慎三は、ポン・ジュノの助監督をしたこともあるそうだ。なるほど。 ある岬の町。造船所に勤める足の悪い良夫(松浦祐也)は、重度の自閉症の妹…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「見えない目撃者」(2019年版)

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・森淳一 ネタバレあり 昨日の中国リメイク版(テイストは殆ど韓国版)は、本作と比較する為に観たわけだが、日本人だから言うのではなく、中国版の欠点が改善されていてなかなか上出来である。 不良の仲間入りをしそうな弟を警官になったばかりの姉・吉岡里帆が車で連行して事故を起こ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「見えない目撃者」(2015年版)

☆☆★(5点/10点満点中) 2015年中国=韓国合作映画 監督アン・サンフン ネタバレあり 韓国映画「ブラインド」(2011年)を韓国人監督アン・サンフンが中国でセルフ・リメイクした作品。日本の再リメイク版と同時放映されたので、観てみることにしたのだが、逆に同時放映でなければ、両方とも観ない可能性があった。まあその程度の興味…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ=イギリス合作映画 監督オル・パーカー ネタバレあり ビートルズの楽曲だけでミュージカル化した「アクロス・ザ・ユニバース」(2007年)が余りに素晴らしい為、楽曲への思い入れの違いがあることもあり、ABBAの楽曲だけで構成された「マンマ・ミーア!」(2008年)は多少見劣りしよう…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

映画評「モーガン夫人の秘密」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年イギリス=アメリカ=ドイツ合作映画 監督ジェームズ・ケント ネタバレあり 日本劇場未公開作と事前に知っていたが、キーラ・ナイトリーというスター女優の主演する映画ならつまらなくても“まあよろし”というつもりで観てみた。原作は英国の小説家リディアン・ブルック。 ドイツ降伏のおよそ一年半…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

映画評「町田くんの世界」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・石井裕也 ネタバレあり 安藤ゆきという漫画家による少女コミックを石井裕也監督が映画化。  今世紀に入って激増中の少女コミックの映画版はそれに反比例して避けることが多くなっているが、本作は着実に地歩を固めつつある石井監督の作品なので観ることにした。全体としては見て正解で…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「名探偵ピカチュウ」

☆☆(4点/10点満点中) 2019年アメリカ=日本=中国=イギリス合作映画 監督ロブ・レターマン ネタバレあり 昔からコミックはほぼ読まないし、ゲームはトランプゲーム以外はしたことがないし、アニメ映画もオリジナルもの以外はほぼ観ないので、「ポケットモンスター」については作品名を知るのみ。これを観ることにしたのはアメリカ(を製…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

映画評「マイ・ブックショップ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2017年イギリス=スペイン=ドイツ合作映画 監督イザベル・コイシェ ネタバレあり 監督はスペインのイザベル・コイシェであり、純粋な英国映画ではないが、英国を舞台に英国人らしい俳優が出て来ると、英国映画そのものになってしまう。ペネロピ・フィッツジェラルドという女流作家のブッカー賞受賞作の映画化で…
トラックバック:0
コメント:11

続きを読むread more

映画評「メン・イン・ブラック:インターナショナル」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ=中国合作映画 監督F・ゲイリー・グレイ ネタバレあり 「メン・イン・ブラック」シリーズの第4弾。スピンオフという解説だが、要は前の二人が少しお年を召してきたのを考慮して、ロンドン支局に舞台を移して若いコンビを出したということではあるまいか。堂々たる第4作と言って良いように思う。…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

映画評「Mr.&Mrs.フォックス」

☆☆(4点/10点満点中) 2018年アメリカ=イギリス合作映画 監督ジェームズ・ハスラム ネタバレあり このブログの定義では日本劇場未公開扱いになる作品でした。ガクッ。 犯罪者夫婦のお話。ギャンブル好きの美人ユマ・サーマンが、ロシア女性という設定(シベリア系なのか?)のマギーQに渡すべき大金の麻薬代金を賭博で使い果たし…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「卍」(1983年版)

☆☆★(5点/10点満点中) 1983年日本映画 監督・横山博人 ネタバレあり 谷崎潤一郎の小説「卍」は数年前に読んだ。一読して驚くのは、昭和初めにして同性愛を堂々たるテーマにしていたことである。  確かにこの時代は江戸川乱歩など探偵小説作家群に引っ張られるエロ・グロ・ナンセンスの時代なのだが、文豪と言われる谷崎潤一郎が同性…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

映画評「マイル22」

☆☆(4点/10点満点中) 2018年アメリカ=中国=コロンビア合作映画 監督ピーター・バーグ ネタバレあり 年寄が物語の理解に相当難儀するアクション映画である。 マーク・ウォールバーグが現場の指揮を執る米国特殊部隊の面々が、核兵器を作るセシウムを奪った在米のロシア・スパイ組織が潜むアジトを急襲するのがプロローグ。ここで…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「マイ・サンシャイン」

☆☆(4点/10点満点中) フランス=ベルギー=中国=アメリカ合作映画 監督デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン ネタバレあり 昨日に続く“なんちゃってアメリカ映画”。昨日は実質スウェーデン製、本作は実質フランス製(ベルギー=中国=米国との合資映画)だが、英米人俳優を使ってアメリカを舞台にしているから“なんちゃってアメリカ映画”とい…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「ミネソタ無頼」

☆☆★(5点/10点満点中) 1964年イタリア=フランス=スペイン合作映画 監督セルジョ・コルブッチ ネタバレあり 「荒野の用心棒」と同じ1964年の製作だからマカロニ・ウェスタンとしてはごく初期の作品に当たり、当然のようにアメリカから俳優を招聘して作られている。監督はセルジョ・コルブッチだが、後年のように妙なズームを使うこ…
トラックバック:0
コメント:8

続きを読むread more

映画評「めんたいぴりり」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・江口カン ネタバレあり 辛子明太子を開発者で“ふくや”を創業した川原俊夫の伝記ドラマ。Wikipediaによれば、まず2013年にTVドラマ化され、続編を経て舞台化、そして今回の映画化(TVドラマと同じ出演者なので映画版と言うべし)という遍歴を辿っている。食べ物に興味の薄…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

映画評「メアリーの総て」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2017年イギリス=ルクセンブルク=アイルランド=イギリス合作映画 監督ハイファ・アル=マンスール ネタバレあり 邦題は「イヴの総て」を意識しているが、このメアリーとは「フランケンシュタイン」を18歳で書いたメアリー・シェリー(シェリー夫人)のこと。その伝記映画である。英国文学がお好きな方には結…
トラックバック:0
コメント:13

続きを読むread more

映画評「メリー・ポピンズ リターンズ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ=イギリス合作映画 監督ロブ・マーシャル ネタバレあり 題名を見れば解るが、「メリー・ポピンズ」の44年ぶりの続編である。 世界恐慌の頃のロンドン。前作で子供だったマイケル・バンクス(ベン・ウィショー)が、妻を失った後、自分が会計士として勤める銀行への借金を期限までに返せな…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more