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映画評「21ブリッジ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年アメリカ=中国合作映画 監督ブライアン・カーク ネタバレあり 久しぶりに良いジャンル映画を観たという印象。 マンハッタン。敵対する麻薬ギャングの麻薬を強奪して売ろうとする組織の話に乗った元軍人のテイラー・キッチュとステファン・ジェームズが現場で話で聞いたより大量の麻薬にビビってい…
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映画評「トゥルーノース」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2020年日本=インドネシア合作映画 監督・清水ハン栄治 ネタバレあり 珍しくも日本とインドネシアが合作した3DCGアニメ映画である。脚本・監督は清水ハン栄治。 北朝鮮。元在日朝鮮人の翻訳家の父親が家族にも明かされない理由で政治犯として逮捕される。その妻、小学生高学年くらいの息子ヨハンと娘…
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映画評「タロウのバカ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・大森立嗣 ネタバレあり 大森立嗣監督にとって二ヵ月前に観た「MOTHER マザー」の前作で、その主題的原形が見出せる作品である。 シングルマザー(豊田エリー)に育児放棄された結果、戸籍もなく学校にも行ったことがない14,5歳の少年(YOSHI)は、年上の高校生二人エ…
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映画評「妻と女秘書」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1936年アメリカ映画 監督クラレンス・ブラウン ネタバレあり 「子鹿物語」に感動した映画ファンならクラレンス・ブラウンの名前を知っているだろうが、あの作品以外にも色々な佳作をものした記憶すべき監督の一人である。本作など似たような作品が大量に作られた時代にあって損をしたにちがいないが、今観るとな…
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映画評「散り椿」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・木村大作 ネタバレあり 時代小説・歴史小説は余り読んでいないものの、葉室麟が亡くなった時に新聞の文芸欄でかなり話題になっていたのを憶えている。作家としての活動期間が比較的短いので、藤沢周平のように映画界にもてはやされるかは知らないが、本作を観る限り、映画化された作品の雰…
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映画評「大統領のカメラマン」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2020年アメリカ映画 監督ドーン・ポーター ネタバレあり 不勉強で大統領専属のカメラマンという仕事があるとは知らなかった。  1980年代にロナルド・レーガン、2009年から2016年までバラク・オバマの専属カメラマンを務めたピート・スーザという人をめぐるドキュメンタリーである。 共和…
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映画評「トムとジェリー」(2021年)

☆☆(4点/10点満点中) 2021年アメリカ映画 監督ティム・ストーリー ネタバレあり 小学生時代にTVで観たことのある「トムとジェリー」が何故か今頃映画になった(調べてみると、シリーズが終了後も現在まで断続的に作られていたようでござる)。動物は全てアニメ、人間は実写という、半実写の映画化というのが特徴であろうが、これがどう…
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映画評「天使のはらわた 赤い教室」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1979年日本映画 監督・曾根中生 ネタバレあり にっかつロマン・ポルノの後期に当たるのだろうが、石井隆の劇画の映画化「女高生 天使のはらわた」が熱心な邦画ファンの心を掴み、シリーズ化された。しかし、今回のWOWOWのロマン・ポルノ特集では、何故か一作目は登場せず、引き続き曾根中生が監督したこの第…
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映画評「炭坑」(1931年)

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1931年ドイツ=フランス合作映画 監督ゲオルク・ヴィルヘルム・パプスト ネタバレあり ゲオルク・ヴィルヘルム・パプスト(G・W・パプスト)は戦前ドイツの名監督である。戦後も作っているが、何分戦後ドイツ映画が日本で紹介されることが激減していて全く輸入されていないので、戦後どの程度の作品を作ってい…
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映画評「ドント・ウォーリー」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ=フランス合作映画 監督ガス・ヴァン・サント ネタバレあり 統計を取ったことはないが、最近のアメリカのドラマ映画は、9割かた伝記・実話ものではないかと思う。比較的簡単に観客を感動させることができるので、映画会社が味を占めた結果だろう。しかも、時系列をシャッフルして見せるのが約束的…
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映画評「道化師の夜」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1953年スウェーデン映画 監督イングマル・ベルイマン ネタバレあり イングマル・ベルイマンの監督作品は殆ど観ているが、日本では製作の12年後ベルイマンの知名度が頂点に達した頃に漸く公開された本作は未見だった。  初期の作品では割合著名な作品であるが、長いことソフト化されなかったらしく、今回ア…
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映画評「でーれーガールズ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2014年日本映画 監督・大九明子 ネタバレあり 大九明子監督シリーズ第5弾は、原田マハの同名小説を映画化した青春映画である。 舞台は、ヒロインがアイドルとする山口百恵が引退する1980年の岡山県。  お嬢様高校に進んだ東京出身の佐々岡鮎子(優希美青)が、慣れない方言を使いこなせず、周囲か…
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映画評「東京無印女子物語」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2012年日本映画 監督・大九明子 ネタバレあり 大九明子監督シリーズ第3弾。  内容は一昨日の「恋するマドリ」より大人っぽく、リアルさも伴っているが、彼女らしい軽みが余り感じられないので何となく寂しい。コミック2編を一本にしたオムニバスで、かなり綺麗に二つに分かれている。 第一話。長野か…
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映画評「天外者」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・田中光敏 ネタバレあり 【天外者】と書いて“てんがらもん”と読む。 2020年度の【キネマ旬報】ベスト選出で珍現象が起きた。うるさ型の批評家と大衆の指向が乖離していた大昔ならともかく、選出するプロが60名に及んで多様化が進む現在で、プロが1点も進呈しないこの作品が読…
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映画評「ダウントン・アビー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年イギリス=アメリカ合作映画 監督マイケル・エングラー ネタバレあり 洋の東西を問わず、TVドラマは小学生以来まともに観たことがないので、TVシリーズ「ダウントン・アビー」は勿論観ていない。辛うじて題名を知っている程度。この間英国の不動産相続に関連してコメント欄で言及されてはいたし、2時間…
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映画評「チャンシルさんには福が多いね」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年韓国映画 監督キム・キョヒ ネタバレあり 韓国映画には珍しく力の抜けた素敵なコメディーだが、採点上は厳しくした。 映画の女性プロデューサーのカン・マルグムは、ずっと手を組んでいた監督が亡くなって製作のツテも途絶え、映画作りという居場所を失う。丘の上にある家に間借りすることにするが、…
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映画評「騙し絵の牙」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・吉田大八 ネタバレあり 新聞社を扱った映画は結構多いが、出版社の内幕を描く作品は殆ど観た記憶がない。作家を中心にしたものなら洋画で幾つかあるが。  本作は、塩田武士の小説を吉田大八監督が映画化した出版社内幕サスペンス。 出版社の大手・薫風社の社長が急死し、保守派と…
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映画評「罪と女王」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年デンマーク=スウェーデン合作映画 監督マイ・エル=トーキー ネタバレあり ミヒャエル・ハネケの「ファニー・ゲーム」(僕が観たのはリメイクのみ)程ではないにしても、後味が相当悪いので、余り良い点を指定する気になれない。後味が悪いだけで低い点にするほど青臭くはないわけで、人間を見る上で納得で…
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映画評「チィファの手紙」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年中国映画 監督・岩井俊二 ネタバレあり たまげたなあ、岩井俊二が昨年強いロマンティシズムで陶酔させてくれた「ラストレター」の前に自分の原作を中国でも映画化していたとは! しかし、事前にそれを知っていたため最初から比較するつもりで観たわけで、それが良かったのか悪かったのか。少なくとも驚き…
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映画評「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」

☆☆(4点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・深川栄洋 ネタバレあり 中山七里のミステリー・サスペンスの映画化。今月(8月)観た日本製サスペンスはいずれもダメだった。面白くなる可能性が一番あったのは本作だけに、がっかり度も一番大きい。 子供の110番により父親が謎の医者と看護婦に安楽死させられる事件が発覚する。 …
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映画評「鉄道運転士の花束」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2016年セルビア=クロアチア合作映画 監督ミロシュ・ラドヴィッチ ネタバレあり セルビアとクロアチアの合作作品。タイトルからは伺い知れないが、ブラック・コメディーである。 引退を考えているベテランの鉄道運転士イリヤ(ラザル・リストフスキー)は、数十人の男女を轢き殺してい、壮絶な報告に耐え切…
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映画評「デ・パルマ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2015年アメリカ映画 監督ノア・バウムバック、ジェイク・パルトロー ネタバレあり 映画監督をめぐるドキュメンタリーは近年なかなかに隆盛しているが、本作は映画のインタビュー・ドキュメンタリーとしては変わり種と言っても良いのかもしれない。  と言うのも、通常は他人が監督についてあれこれと語るのだが…
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映画評「太陽は動かない」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・羽住英一郎 ネタバレあり どちらかと言えば純文学作家である吉田修一の同名小説の映画化。映画化されたものは大衆的サスペンスであり、原作も純文学ではなさそうである。  しかし、この映画も例によって日本のサスペンス映画の悪い癖が出てサスペンスの純度が低く、余り面白くない。佐藤…
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映画評「罪の声」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・土井裕泰 ネタバレあり グリコ・森永事件に着想を得て書かれたことが一目瞭然の塩田武士の小説を映画化したミステリー。監督がTV畑の印象が強い土井裕泰と聞くと映画ファンはがっかりするかもしれないが、なかなかがっちり映画化している。 テーラー店の青年店主・星野源が偶然1…
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映画評「チア・アップ!」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ=イギリス合作映画 監督ザラ・ヘイズ ネタバレあり 高齢者が何か思い切ったことをやるというのは「最高の人生の見つけ方」(2007年)以来一ジャンルを形成しつつあるが、本作もそれに沿った内容。 末期ガンを患う元教師ダイアン・キートンが都会の住居を去って、ある町にある老人ばかり…
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映画評「ディック・ロングなぜ死んだのか?」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督ダニエル・シャイナート ネタバレあり タイトル通りの内容を扱ったブラック・コメディーである。日本人には面白味が解らないところがあるし、アメリカ人でも品の良い方は眉をひそめるかもしれない。IMDbでは、後者を主たる理由とする 6.3 という平均得点なのかもしれない。 …
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映画評「トスカーナの幸せレシピ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年イタリア=ブラジル合作映画 監督フランチェスコ・ファラスキ ネタバレあり 悪い内容ではない。しかし、つまらない。その最大要因は発端が5カ月前に観た「だれもが愛しいチャンピオン」と全く同じだからである。 実力ある人物が短気が災いして軽い暴力事件を起こし、服役の代わりに障碍者グループを…
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映画評「太陽の中の対決」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1967年アメリカ映画 監督マーティン・リット ネタバレあり 十代で一度、ある程度の年齢になって一度観ているので、都合三回目と思う。それほど良い出来でもないのに観るのは、やはり今の映画が本質的に面白くないからだろう。1960年代以前の映画は、現在の映画と並べると、昔より星を増やしたくなる。 …
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映画評「ドロステのはてで僕ら」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・山口淳太 ネタバレあり 若者たちが歴史(と言っても個人的なことなのだが)を変えないように努力するタイムマシンものの傑作「サマータイムマシン・ブルース」(2005年)を生み出した劇団【ヨーロッパ企画】が演劇の映画化ではなく、オリジナルの映画として作ったという点が興味。また…
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映画評「TENET テネット」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2020年アメリカ=イギリス合作映画 監督クリストファー・ノーラン ネタバレあり 文字通り時間がどんどん逆行して展開する映画「メメント」(2000年)を出世作とするクリストファー・ノーランとしては、自身頗る興味のあるテーマに再び取り組んだと言えましょう。しかし、何故か「メメント」に言及する人が少…
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