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映画評「ドクター・スリープ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年イギリス=アメリカ合作映画 監督マイク・フラナガン ネタバレあり 「シャイニング」の続編としてスティーヴン・キングが書いた作品の映画化。従って、映画「シャイニング」(1980年)の続編にも当たるが、こちらはホラー映画というより超能力者VSヴァンパイアの図式で進行する一種のサスペンス風味…
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映画評「テルアビブ・オン・ファイア」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年イスラエル=フランス=ベルギー=ルクセンブルク 監督サメフ・ゾアビ ネタバレあり 上に記したように合作映画だが、実質的にイスラエル映画。嫌味のない風刺喜劇で、小傑作と言って良い。パレスチナとイスラエルの関係を知っていて、かつ、関心があれば面白く見られると思う。 昨年トランプ大統領…
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映画評「旅のおわり世界のはじまり」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本=ウズベキスタン=カタール合作映画 監督・黒沢清 ネタバレあり 心理ホラーを主たるフィールドとする黒沢清監督は時々一般映画を作る。この作品など、WOWOWのワールドシネマコレクションに出しても良いくらい一般的ドラマである。 ミュージカル歌手志望のタレント前田敦子が、“世界ふしぎ…
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映画評「ともしび」(2017年)

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年イタリア=フランス=ベルギー合作映画 監督アンドレア・パラオロ ネタバレあり 本作はイタリア、フランス、ベルギーの合作。舞台はベルギーらしいが、監督アンドレア・パラオロがイタリア人なので、実質イタリア映画と見なしたい。  21世紀の映画は、資本のグローバル化を別にしても、どこの映画か非…
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映画評「誰もがそれを知っている」

☆☆☆(6点/10点満点中) スペイン=フランス=イタリア=アルゼンチン=ドイツ合作映画 監督アスガー・ファルハディ ネタバレあり 今やわが球団のスラッガーとして三塁打・本塁打を連発した感のあるアスガー・ファルハディとしては、単打どまりに終わった感が強い。印象としては初めて観た「彼女が消えた浜辺」くらいの出来栄えで、お話もその…
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映画評「ターミネーター:ニュー・フェイト」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督ティム・ミラー ネタバレあり 本稿の短さから推測できるように、腹蔵なく言えば、このシリーズにはもううんざりなのである。評判の良い第一作・第二作も世評ほど買っていないからなおさら。と言いながら、いざ観始めると意外といける。 未来世界から女サイボーグのグレース(マッケ…
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映画評「チャンピオン」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1949年アメリカ映画 監督マーク・ロブスン ネタバレあり ボクサー映画の佳作である。中学の時にTV放映された時は観なかったと記憶する。途中の野外での練習風景は記憶があるが、別の映画だったか?  父親が家出をし、母親も育てる資力がなかった為に孤児院で育った兄アーサー・ケネディーと弟カーク・…
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映画評「トールキン 旅のはじまり」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督ドメ・カルコスキ ネタバレあり 映画シリーズ「ロード・オブ・ザ・リング」の原作者として映画ファンにも知られるようになった言語学者にして作家のJ・R・R・トールキンの伝記映画である。 生まれた南アで父親に死なれ、両親の祖国で母親にも死なれたロナルド・トールキン(少年…
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映画評「毒薬と老嬢」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1944年アメリカ映画 監督フランク・キャプラ ネタバレあり 一度は確実に観ているが、二度目か三度目か判然としない。戦前の本塁打王フランク・キャプラの喜劇(笑劇に近い)で、好悪を別にして相当な傑作である。 金髪美人プリシラ・レインと結婚したのかしていないのかよく解らない演劇評論家ケイリー・…
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映画評「鉄路の闘い」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1945年フランス映画 監督ルネ・クレマン ネタバレあり 40年近く前に観たのが最初だろうか。ルネ・クレマンの長編劇映画デビュー作で、カンヌ映画祭で国際審査員賞と監督賞を受賞。 同時代のネオ・レアリスモと同じく素人出演のセミ・ドキュメンタリー手法で、ナチス・ドイツの戦力に大きな役割を果たす…
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映画評「大脱出3」

☆★(3点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督ジョン・ハーズフェルド ネタバレあり シルヴェスター・スタローンが監獄からターゲットを救出するという内容のシリーズ。 第一作はともかく、第二作が観念的で全く面白くなかったのに、またまた中国路線でこの第三作が作られた。第二作以降は配下であったり、関係者のほうに見せ場…
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映画評「ダメージ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1992年イギリス=フランス合作映画 監督ルイ・マル ネタバレあり 純恋愛映画は論理的だから書きやすいが、愛欲ドラマは大概非論理的だからなかなかに書きにくい。左脳人間の僕は、だから、四半世紀くらい前に観た時も映画評はテキトーに誤魔化したような気がする。今回もピンと来たとは言えないが、前回より面白…
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映画評「天国でまた会おう」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2017年フランス=カナダ合作映画 監督アルベール・デュポンテル ネタバレあり 先日のアニメ「ディリリとパリの時間旅行」の冒険もゴキゲンだったが、この作品の冒険模様も相当面白い。日米に見るべきものが少ない中でフランス映画が頑張っている。最大の買いは、今まで似たタイプはあっても似た物語を観たことの…
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映画評「ディリリとパリの時間旅行」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 2018年フランス映画 監督ミシェル・オスロ ネタバレあり フランスのアニメ映画は非常にレベルが高いが、人物の容貌が日本人受けしにくい感じがあるのが弱点と言えば弱点。その点、本作は本物の人間に頗る近く、非常に好感が持てる。しかし、本作の素晴らしさはそんなことでは語れない。 やや解りにくい…
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映画評「父 パードレ・パドローネ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1977年イタリア映画 監督パオロ・タヴィアーニ、ヴィットリオ・タヴィアーニ ネタバレあり パオロとヴィットリオのタヴィアーニ兄弟はこの作品で日本に初お目見えした。  カンヌ映画祭グランプリ(当時は現在と同じくパルム・ドールが最高賞)に輝いた秀作でありながら、日本に初めて紹介されたのは何とNH…
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映画評「Diner ダイナー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・蜷川実花 ネタバレあり 蜷川実花の映画は写真と同様に強烈な色調の画面で、その画調にふさわしく内容が非常にギトギトしている為に僕はいつも疲れてしまう。本作の内容はマンガっぽいが、実は平山夢明の小説の映画化。小説もイロイロということです。 母親に捨てられて祖母に育てられ…
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映画評「チャーリー・セズ/マンソンの女たち」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督メアリー・ハロン ネタバレあり 題名の“セズ”は says だから、“セッズ”と表記した方が一般には解りやすい。 昨日の「ハリウッド1969 シャロン・テートの亡霊」では被害者側からシャロン・テート殺害事件を描いていたが、こちらは事件(シャロンの事件後に起こしたラ…
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映画評「ダンスウィズミー」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・矢口史靖 ネタバレあり 日本人のミュージカル嫌いが、近年のミュージカル映画の攻勢に影響されて、大分治って来たらしく、こういうミュージカルもどきがぼつぼつ作られている。日本のちょっとしたミュージカル映画ブームは1950年代以来だろう。この作品はそれ自体が素材になっているよ…
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映画評「大地のうた」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1955年インド映画 監督サタジット・レイ ネタバレあり 現在の若者はインド映画と言えば、マサラ・ムービーしか思い浮かべられないだろうけれど、僕らにとってインド映画と言えばサタジット・レイのセミ・ドキュメンタリーである。イタリアのネオ・レアリスモのインド版みたいなものだ。歌も踊りも出て来ず、ひ…
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映画評「チャップリンの殺人狂時代」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1947年アメリカ映画 監督チャールズ・チャップリン ネタバレあり チャールズ・チャップリンの戦後第一作。多分三回目の鑑賞と思う。Allcinemaには批判的なコメントも多いが、見事に面白い。笑えないなんてこともない。どちらかと言えばニヤニヤ笑いだが。 世界恐慌直前のフランス。暫く前に3…
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映画評「鉄コン筋クリート」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2006年日本映画 監督マイケル・アリアス ネタバレあり 「ピンポン」(2002年)という映画を観た時に松本大洋という漫画家を知り、その時に「鉄コン筋クリート」という作品の存在も知った。さして興味を覚えたわけではないものの、珍しく事前に原作の存在を知っていたので、10年以上前に作られた旧作に属する…
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映画評「小さな恋のうた」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・橋本光二郎 ネタバレあり 一時期2005年頃まで衛星ラジオで邦楽も聴いていたので、MONGOL800というアーティストは知っていた。本作で複数回紹介される二曲「小さな恋のうた」「あなたに」も知っていたが、シングルになっていないので、どうもCMで聞いて憶えたらしい。これらの…
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映画評「大脱出2」

☆★(3点/10点満点中) 2018年アメリカ=中国合作映画 監督スティーヴン・C・ミラー ネタバレあり 「大脱出」は頭脳派ながら見やすいストレートなアクションもあって程々楽しめたが、この続編は戴けません。特に前作の設定を憶えていない人、若しくは本作で初めて見る人は、抽象的すぎて置いてけぼりを食らう。 どこかのテロ・グル…
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映画評「東京パラリンピック 愛と栄光の祭典」

☆☆★(5点/10点満点中) 1965年日本映画 監督・渡辺公夫 ネタバレあり 新コロナ・ウィルスにより東京オリンピック以上に東京パラリンピックの開催が危惧されている。競技者に病気に弱い人々が含まれているからだ。ともかく、オリンピック共々、5か月後~半年後の楽しみに水をさされた形。つい先ほどバッハ会長が「東京オリンピックは絶対…
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映画評「旅路」(1958年)

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1958年アメリカ映画 監督デルバート・マン ネタバレあり 本館でリタ・ヘイワースの画像問題を出した時に少し話題になったのが本作。不本意にもお話をよく思い出せなかったので、運良くライブラリーにもあった為、久しぶりに再鑑賞することに致した次第。 英国の海辺に近いホテルが舞台。上流階級の高慢な…
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映画評「特別な一日」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1977年イタリア映画 監督エットーレ・スコラ ネタバレあり エットーレ・スコラの監督としての知名度はこの作品あたりから高まったと記憶する。 1938年5月ヒトラーが伊独協定成立を記念してローマを訪問し、ローマはお祭り騒ぎになる。熱烈なファシスト党員である一家がこぞって式典に参加、6人の子…
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映画評「天才作家の妻 -40年目の真実-」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年スウェーデン=イギリス=アメリカ合作映画 監督ビョルン・ルンゲ ネタバレあり 映画鑑賞歴も50年くらいになった僕には今ドラマが面白い。ジャンル映画に映画的に面白いものが少ないということである。スウェーデンの監督が作ったこの映画もお話は、実話ではないが、ノーベル文学賞受賞をめぐる夫婦を描い…
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映画評「地上最大のショウ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1952年アメリカ映画 監督セシル・B・デミル ネタバレあり 1990年くらいからCGの普及のせいでアトラクション的な映画が増えたわけだが、セシル・B・デミルの作品は大昔からそういう傾向にあった。特に本作はサーカスの場面が半分くらいを占め、アトラクションそのものである。そういう作品が珍しかった1…
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映画評「遠すぎた橋」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1977年アメリカ映画 監督リチャード・アッテンボロー ネタバレあり 1970年代前半はニューシネマ時代で、英米発の本格的な戦争映画は見られなかったと記憶する。後半に入ると「スター・ウォーズ」などスターシステム時代のような映画が復活し始め、「スター・ウォーズ」と同じ77年にこの作品も発表された。…
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映画評「翔んで埼玉」

☆☆(4点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・武内英樹 ネタバレあり 一年半前に観た「劇場版 お前はまだグンマを知らない」と似たり寄ったりのくだらなさだが、出演者の顔ぶれを見てもセットを見ても明らかにこちらの方がお金がかかっている。原作は魔夜峰央のコミック。原作が出た頃の埼玉県庁は浦和でしたな。 埼玉でも群馬に近…
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