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映画評「冷たい晩餐」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督オーレン・ムーヴァーマン ネタバレあり <カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2018>という映画祭で公開されたドラマ。僕の分類では未公開映画になる。 ヘルマン・コッホの原作は一種のミステリーでベストセラーだそうだが、映画化された本作からはその実力の片鱗…
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映画評「デッドプール2」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督デーヴィッド・リーチ ネタバレあり マーヴェル・コミックスの異端作品映画化第2弾。 敵に愛するヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)を殺され絶望するデッドプールことウェイド(ライアン・レイノルズ)が、ミュータント孤児院での暮らしに大いなる憤りを覚えてテロを起こした少…
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映画評「蝶の眠り」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年韓国=日本合作映画 監督チョン・ジェウン ネタバレあり アイドル時代から中山美穂には余り関心がなかったし、韓国との合作ということでさほど気乗りがしなかったのだが、それでもコミックを映画化した青春恋愛映画よりは楽しめるのではないかと思い観てみた。実際その通りで、1990年代後半に日本に韓国…
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映画評「トレイン・ミッション」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ=フランス合作映画 監督ジャウマ・コレット=セラ ネタバレあり ジャウマ・コレット=セラ監督とリーアム・ニースン主演コンビの作品としては「フライト・ゲーム」に準ずる内容で、より極限状況性が高い飛行機からそれほどでもない列車に変わっただけという感じ。 保険会社を突然首になった…
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映画評「長江 愛の詩」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年中国映画 監督ヤン・チャオ ネタバレあり 中国映画に「長江哀歌」(2007年)という秀作があり、あの映画の長江も美しかったが、本作の画面も引けを取らない。しかし、本作は内容把握が大変難しい。タイプとしてはアンドレイ・タルコフスキーに通ずる晦渋さであるが、本作は色々と理解の助けとなる要素を…
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映画評「タバコ・ロード」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1941年アメリカ映画 監督ジョン・フォード ネタバレあり 面白い偶然があったもので、アースキン・コールドウェルの小説「タバコ・ロード」を読み終える寸前、理由があってあるところにしまっておいた保存済みブルーレイをチェックしていたらその映画化であるこの作品が出て来た。録画していたことすら忘れていた…
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映画評「デトロイト」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督キャスリン・ビグロー ネタバレあり 1967年、レコード会社モータウンに所属するアーティストが一番活躍していた時代のデトロイトが舞台の実話。 当時白人と黒人の軋轢が激しくなり、白人が中核を握るデトロイト市警察が黒人が営む違法酒場を摘発、これに怒った黒人市民が警察…
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映画評「ちはやふる-結び-」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年日本映画 監督・小泉徳宏 ネタバレあり 前作「-下の句-」で終わったかと思っていたらもう一本ありました。 前作から1年半くらい経って瑞沢高校かるた部の綾瀬千早(広瀬すず)らは3年生として新学期を迎え、新入部員獲得に奮闘するが、結局部長の真島太一(野村周平)目当ての全くの初心者・花…
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映画評「ダウンサイズ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ=ノルウェー合作映画 監督アレクサンダー・ペイン ネタバレあり アレクサンダー・ペインという監督は飄々とした作風で日本でもなかなか評価が高い。日本人にはコミカルなところもあるけれどコメディーとは言えない、と受け止められていると思う。しかし、それは笑劇(ファース)と喜劇(コメディー…
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映画評「ダウン・バイ・ロー」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1986年アメリカ=西ドイツ合作映画 監督ジム・ジャームッシュ ネタバレあり 日本初紹介作「ストレンジャー・ザン・パラダイス」(1984年)の、小説で言えば段落ごとにブラック・アウトを使う場面の繋ぎとその呼吸に吃驚した若手監督ジム・ジャームッシュの次作ということで期待して観たが、これがまたまた…
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映画評「散り行く花」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1919年アメリカ映画 監督D・W・グリフィス ネタバレあり 映画史上重要な監督を十人選べと言われれば、僕はまずD・W・グリフィスを挙げる。長編映画の語り方や構成を最初に完成の域まで持ってきたと思われるからである。本ブルグではまだ最重要作品「イントレランス」(1916年)を挙げていないが、8月に…
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映画評「デカメロン」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1971年イタリア=フランス=西ドイツ合作映画 監督ピエル・パオロ・パゾリーニ ネタバレあり ピエル・パオロ・パゾリーニは本作で艶笑文学の映画化に取り掛かってから運命の歯車が狂い始めたと勝手に思っている。エロ系列という枠では同じ括りに入る遺作「ソドムの市」(1975年)の出演者に殺されたのも、作…
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映画評「月と雷」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・安藤尋 ネタバレあり 人気女性作家の中でも角田光代は純文学寄りと思うが、何故か映画界にも割合人気がある。 20年ほど前の幼女の時に母親に出て行かれ、比較的最近父親に死なれたスーパー店員・泰子(初音映莉子)は、幼馴染の智(高良健吾)の唐突の出現にショックを受ける。何と…
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映画評「東京暮色」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1957年日本映画 監督・小津安二郎 ネタバレあり この小津安二郎作品は、前作「早春」(1956年)に続いてまたまた異色作である。とりあえず梗概から始めよう。 銀行のお偉方・笠智衆が帰宅すると、長女・原節子が一人娘を連れて来宅している。大学で講師をしている夫に愛想をつかして出て来、暫く帰ら…
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映画評「ダブル/フェイス」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ=イギリス合作映画 監督ジョナサン・ベイカー ネタバレあり 子守が雇い主を困らせるという内容が、1991年の「ゆりかごを揺らす手」に似ている。厳密には日本未公開映画扱いになるニコラス・ケイジ主演映画だが、実際にはケイジ君は脇役でござる。 流産を繰り返し、他人の卵子を使ってや…
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映画評「たそがれ酒場」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1955年日本映画 監督・内田吐夢 ネタバレあり 内田吐夢が中国から復員、現場復帰しての第二作で、新東宝での作品というのが珍しい。 舞台は酒場。酒場と言ってもバーではなく、フランスのキャバレーに近い。舞台ではピアノ伴奏による声楽家の本格的な歌あり、女給の歌あり、のど自慢あり、おまけにストリ…
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映画評「DESTINY 鎌倉ものがたり」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・山崎貴 ネタバレあり 山崎貴監督が「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの原作者・西岸良平のコミックを再び(と言おうか4度目と言おうか)を取り上げたファンタジー。 本作を観ていてとにかく気になったのは時代背景がいつなのかということ。主人公の車は昭和二十年代くらいの…
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映画評「立ち去った女」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2016年フィリピン映画 監督ラヴ・ディアス ネタバレあり 純粋なフィリピン映画は、1980年頃NHK教育で放映した作品の一本くらいしか見ていない。素朴で映画としては何ということもなかった。しかし、この作品の洗練度と馬力には感服した。50年も映画を観ているとちょっとやそっとで吃驚することもなくな…
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映画評「ドリーム」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2016年アメリカ映画 監督セオドア・メルフィ ネタバレあり 僕は、フェミニズムやポリティカル・コレクトネスを露骨に見せる童話の映画化やファンタジーは嫌いだが、フェミニストが喜びそうな女性が現実的に活躍する作品は(必ずしも)嫌いではない。女性を活躍させないのはその国家や民族や地域にとって損失であ…
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映画評「チェイサー」(2017年)

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ルイス・プリエト ネタバレあり 離婚女性ハリー・ベリーが公園で親権問題でかかってきた電話に対応する為に目を離している間に一人息子(セイジ・コレア)を誘拐される。息子を車に押し込むところを発見した彼女は車を猛烈に追いかける。相手は中年夫婦で、交渉とお金の支払いの為に肥った…
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映画評「ディストラクション・ベイビーズ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・真利子哲也 ネタバレあり 真利子哲也という監督の商業映画第一作は、一種の青春ドラマである。 愛媛県の港町で事実上の養父と暮らしていた柳楽優弥が、喧嘩に見出す楽しみに抵抗できず、半ば追い出される形で、松山市へ出る。ここでも強そうな相手を見つけては喧嘩を仕掛け、やられた…
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映画評「トリガール!」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・英勉 ネタバレあり 1977年に始まった通称“鳥人間コンテスト”はTVで放映され、十年ほど観ていた。その中で人工プロペラ機と言われる部門に出場する工業大学チームの活動を描く青春映画で、原作は芝浦工業大学出身の作家・中村航の同名小説。 流されて生き、何気なく眼鏡の男ば…
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映画評「ターザン」(1918年)

☆☆(4点/10点満点中) 1918年アメリカ映画 監督スコット・シドニー ネタバレあり 丁度100年前に作られたターザン映画第一作である。1990年代にNHK-BSで放映された時初めて観、今回はその時保存したビデオ映像にて再鑑賞する。IMDbによると73分というのが公式の上映時間だが、僕が観たのは45分、澤登翠による弁士付き…
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映画評「ダンケルク」(2017年)

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年イギリス=オランダ=フランス=アメリカ合作映画 監督クリストファー・ノーラン ネタバレあり 1964年に作られたフランス映画「ダンケルク」と同工異曲の戦争映画。この旧作は2回観ている。ジャン=ポール・ベルモンドがまだ少女と言っても良かったカトリーヌ・スパークと親しくなって悲劇に終わるとい…
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映画評「20センチュリー・ウーマン」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2016年アメリカ映画 監督マイク・ミルズ ネタバレあり 40歳を過ぎてから観た映画や知った人名は残念ながら忘れやすい。本作を作ったマイク・ミルズという監督も「サムサッカー」「人生はビギナーズ」二本を観ているのに、すっかり忘れていた。いやあ、困るねえ。  旧作に関する我が映画評を読んでみると、…
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映画評「たかが世界の終わり」

☆☆★(5点/10点満点中) 2016年カナダ=フランス合作映画 監督グザヴィエ・ドラン ネタバレあり グザヴィエ・ドランは、カナダの若手監督でなかなかのハンサムだから自作に出演することもあるが、今回は脚本(脚色)・演出のみ。原作はフランスの劇作家ジャン=リュック・ラグルスの自伝的戯曲で、ドランの何年か前の作品「トム・アット・…
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映画評「トランスフォーマー/最後の騎士王」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督マイケル・ベイ ネタバレあり シリーズ第5作。監督は相変わらずマイケル・ベイで、「アルマゲドン」的な設定が為されているのがご愛敬。 トランスフォーマーたちの故郷サイバトロン星が地球に急接近、衝突まで12時間になったところで、中世の騎士に由来する秘密結社の最後の一人…
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映画評「追憶の森」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2015年アメリカ映画 監督ガス・ヴァン・サント ネタバレあり 日本人好みの感傷的な邦題が付けられているが、原題は「樹海」である。監督はガス・ヴァン・サント。 その“樹海”即ち日本の青木ヶ原に妻ナオミ・ワッツを失ったばかりのアメリカ人科学者マシュー・マコノヒーがやって来て、死ぬ場所を探し始め…
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映画評「大砂塵」

☆☆★(5点/10点満点中) 1954年アメリカ映画 監督ニコラス・レイ ネタバレあり 40年以上前に有名な主題歌につられてTVで観たのが最初。最初の長い口論と最後の果し合いだけが印象に残った。二回目は30年くらい前に衛星放送の完全版で観たと思うが、最初から最後まで面白くなかった。 その後私淑する双葉十三郎氏の「ぼくの採…
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映画評「となりのトトロ」

☆☆☆☆☆(10点/10点満点中) 1988年日本映画 監督・宮崎駿 ネタバレあり 2010年頃「となりのトトロ」と比べて「崖の上のポニョ」は「人魚姫」のヴァリエーションで独創性がないという評を読み、比較論としては間違いないにしても、“ちょっと待ってください”と昔の歌を思い出しながら反論していた。  「となりのトトロ」は「ピ…
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