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映画評「タッチ・ミー・ノット~ローラと秘密のカウンセリング~」

☆☆(4点/10点満点中) 2018年ルーマニア=ドイツ=チェコ=ブルガリア=フランス合作映画 監督アディナ・ピンティリエ ネタバレあり WOWOWのベルリン映画祭特集をぼつぼつ観ている。 昨日の4時間近い中国の長尺映画「象は静かに座っている」と表面的な面白さは大して変わらないが、映画祭最高賞を獲ったというルーマニアの新…
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映画評「徳川女系図」

★(1点/10点満点中) 1968年日本映画 監督・石井輝男 ネタバレあり 日本メジャー映画初のポルノ映画だそうである。 日活ロマン・ポルノのように、性に生を見出させる狙い若しくは見出せる結果があるならば一概に否定的になる必要もないと思うが、東映のポルノは本当に趣味が悪い。  石井輝男とすれば、それなりに楽しませてくれ…
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映画評「多十郎殉愛紀」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・中島貞夫 ネタバレあり 任侠映画が苦手なので中島貞夫監督には余り関心がない。20年ぶりの劇映画と言われても感慨は起きないが、今回は時代劇なので興味を持った。多分もう少し早く、時代劇が衰退する前に監督を始めていたら時代劇を撮った人なのだろう。 幕末の京都。親の借金を背…
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映画評「超・少年探偵団NEO BEGINNING」

☆(2点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・芦塚慎太郎 ネタバレあり ミステリー系であれば、つまらなそうと予想されても実写映画である限り、大概観る。しかし、ここまで児戯に等しい内容とは。  児戯に等しいと言ったが、事実上子供向けの作品なのだろうから、当たり前なのかもしれないが、ターゲットと思われる小学高学年から中学生…
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映画評「友だちのうちはどこ?」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1987年イラン映画 監督アッバス・キアロスタミ ネタバレあり この映画が劇場公開された頃は東京からJターンして埼玉に住んでいた。住居地周辺には来なかったので、東京まで観に行った。アッバス・キアロスタミ初体験なり。 イラン北部、アゼルバイジャンに近い地域での素朴なお話。日本なら小学2年生か…
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映画評「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年スペイン=ベルギー=フランス=イギリス=ポルトガル合作映画 監督テリー・ギリアム ネタバレあり テリー・ギリアムが彼なりの「ドン・キホーテ」を作ろうとして何度も挫折したのは有名で、最初の挫折については「ロスト・イン・ラ・マンチャ」(2002年)というドキュメンタリー映画にもなったくらい。…
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映画評「とらんぷ譚」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1936年フランス映画 監督サシャ・ギトリ ネタバレあり まだ大統領再選を諦めていないドナルド・トランプの伝記映画ではありません。彼が大統領でなくなったら、伝記映画かかなり批判的なドキュメンタリーが作られるだろうと思っているが、さすがにまだその段階ではない。 25年以上前WOWOWが放映…
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映画評「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年ロシア映画 監督アレクセイ・シドロフ ネタバレあり その昔実話を基にした「鬼戦車T‐34」(1965年)というソ連製の脱走ものがあった。同じ素材から着想したロシア製戦争映画。Wikipediaにはリメイクではないとあるが、全く普遍的でないものを取り上げているのだから、リメイクに準ずる。細…
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映画評「滝を見にいく」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2014年日本映画 監督・沖田修一 ネタバレあり 沖田修一という映画監督は、オフビートな緩いコメディーを得意とすると思う。山下敦弘ほどオフビートさがハードではないので、見やすいのではないか。本作など、その見やすさが良く出ていて、なかなか面白い。 出演者はオーディションで選ばれた人たちらしく、…
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映画評「天気の子」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・新海誠 ネタバレあり 前作「君の名は。」の大ヒットでごく一般の映画ファンにまで知られる存在になった新海誠監督の新作。「君の名は。」では色々理屈をこねて書いたが、今回はさほど理屈をこね廻す気にならない。作品の問題ではなく、3年の間に僕が疲れたようである。 語り手であ…
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映画評「チャーリーズ・エンジェル」(2019年版)

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年アメリカ=ドイツ合作映画 監督エリザベス・バンクス ネタバレあり Wikipediaによれば「チャーリーズ・エンジェル」映画版のシリーズ第3作(16年ぶり)に当たるらしいが、第一作と全く同じ題名を付けているところを見るとリブートと考えた方が良いのではないか。  このシリーズの便利なとこ…
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映画評「ドクター・スリープ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年イギリス=アメリカ合作映画 監督マイク・フラナガン ネタバレあり 「シャイニング」の続編としてスティーヴン・キングが書いた作品の映画化。従って、映画「シャイニング」(1980年)の続編にも当たるが、こちらはホラー映画というより超能力者VSヴァンパイアの図式で進行する一種のサスペンス風味…
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映画評「テルアビブ・オン・ファイア」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年イスラエル=フランス=ベルギー=ルクセンブルク 監督サメフ・ゾアビ ネタバレあり 上に記したように合作映画だが、実質的にイスラエル映画。嫌味のない風刺喜劇で、小傑作と言って良い。パレスチナとイスラエルの関係を知っていて、かつ、関心があれば面白く見られると思う。 昨年トランプ大統領…
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映画評「旅のおわり世界のはじまり」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本=ウズベキスタン=カタール合作映画 監督・黒沢清 ネタバレあり 心理ホラーを主たるフィールドとする黒沢清監督は時々一般映画を作る。この作品など、WOWOWのワールドシネマコレクションに出しても良いくらい一般的ドラマである。 ミュージカル歌手志望のタレント前田敦子が、“世界ふしぎ…
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映画評「ともしび」(2017年)

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年イタリア=フランス=ベルギー合作映画 監督アンドレア・パラオロ ネタバレあり 本作はイタリア、フランス、ベルギーの合作。舞台はベルギーらしいが、監督アンドレア・パラオロがイタリア人なので、実質イタリア映画と見なしたい。  21世紀の映画は、資本のグローバル化を別にしても、どこの映画か非…
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映画評「誰もがそれを知っている」

☆☆☆(6点/10点満点中) スペイン=フランス=イタリア=アルゼンチン=ドイツ合作映画 監督アスガー・ファルハディ ネタバレあり 今やわが球団のスラッガーとして三塁打・本塁打を連発した感のあるアスガー・ファルハディとしては、単打どまりに終わった感が強い。印象としては初めて観た「彼女が消えた浜辺」くらいの出来栄えで、お話もその…
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映画評「ターミネーター:ニュー・フェイト」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督ティム・ミラー ネタバレあり 本稿の短さから推測できるように、腹蔵なく言えば、このシリーズにはもううんざりなのである。評判の良い第一作・第二作も世評ほど買っていないからなおさら。と言いながら、いざ観始めると意外といける。 未来世界から女サイボーグのグレース(マッケ…
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映画評「チャンピオン」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1949年アメリカ映画 監督マーク・ロブスン ネタバレあり ボクサー映画の佳作である。中学の時にTV放映された時は観なかったと記憶する。途中の野外での練習風景は記憶があるが、別の映画だったか?  父親が家出をし、母親も育てる資力がなかった為に孤児院で育った兄アーサー・ケネディーと弟カーク・…
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映画評「トールキン 旅のはじまり」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督ドメ・カルコスキ ネタバレあり 映画シリーズ「ロード・オブ・ザ・リング」の原作者として映画ファンにも知られるようになった言語学者にして作家のJ・R・R・トールキンの伝記映画である。 生まれた南アで父親に死なれ、両親の祖国で母親にも死なれたロナルド・トールキン(少年…
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映画評「毒薬と老嬢」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1944年アメリカ映画 監督フランク・キャプラ ネタバレあり 一度は確実に観ているが、二度目か三度目か判然としない。戦前の本塁打王フランク・キャプラの喜劇(笑劇に近い)で、好悪を別にして相当な傑作である。 金髪美人プリシラ・レインと結婚したのかしていないのかよく解らない演劇評論家ケイリー・…
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映画評「鉄路の闘い」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1945年フランス映画 監督ルネ・クレマン ネタバレあり 40年近く前に観たのが最初だろうか。ルネ・クレマンの長編劇映画デビュー作で、カンヌ映画祭で国際審査員賞と監督賞を受賞。 同時代のネオ・レアリスモと同じく素人出演のセミ・ドキュメンタリー手法で、ナチス・ドイツの戦力に大きな役割を果たす…
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映画評「大脱出3」

☆★(3点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督ジョン・ハーズフェルド ネタバレあり シルヴェスター・スタローンが監獄からターゲットを救出するという内容のシリーズ。 第一作はともかく、第二作が観念的で全く面白くなかったのに、またまた中国路線でこの第三作が作られた。第二作以降は配下であったり、関係者のほうに見せ場…
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映画評「ダメージ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1992年イギリス=フランス合作映画 監督ルイ・マル ネタバレあり 純恋愛映画は論理的だから書きやすいが、愛欲ドラマは大概非論理的だからなかなかに書きにくい。左脳人間の僕は、だから、四半世紀くらい前に観た時も映画評はテキトーに誤魔化したような気がする。今回もピンと来たとは言えないが、前回より面白…
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映画評「天国でまた会おう」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2017年フランス=カナダ合作映画 監督アルベール・デュポンテル ネタバレあり 先日のアニメ「ディリリとパリの時間旅行」の冒険もゴキゲンだったが、この作品の冒険模様も相当面白い。日米に見るべきものが少ない中でフランス映画が頑張っている。最大の買いは、今まで似たタイプはあっても似た物語を観たことの…
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映画評「ディリリとパリの時間旅行」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 2018年フランス映画 監督ミシェル・オスロ ネタバレあり フランスのアニメ映画は非常にレベルが高いが、人物の容貌が日本人受けしにくい感じがあるのが弱点と言えば弱点。その点、本作は本物の人間に頗る近く、非常に好感が持てる。しかし、本作の素晴らしさはそんなことでは語れない。 やや解りにくい…
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映画評「父 パードレ・パドローネ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1977年イタリア映画 監督パオロ・タヴィアーニ、ヴィットリオ・タヴィアーニ ネタバレあり パオロとヴィットリオのタヴィアーニ兄弟はこの作品で日本に初お目見えした。  カンヌ映画祭グランプリ(当時は現在と同じくパルム・ドールが最高賞)に輝いた秀作でありながら、日本に初めて紹介されたのは何とNH…
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映画評「Diner ダイナー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・蜷川実花 ネタバレあり 蜷川実花の映画は写真と同様に強烈な色調の画面で、その画調にふさわしく内容が非常にギトギトしている為に僕はいつも疲れてしまう。本作の内容はマンガっぽいが、実は平山夢明の小説の映画化。小説もイロイロということです。 母親に捨てられて祖母に育てられ…
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映画評「チャーリー・セズ/マンソンの女たち」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督メアリー・ハロン ネタバレあり 題名の“セズ”は says だから、“セッズ”と表記した方が一般には解りやすい。 昨日の「ハリウッド1969 シャロン・テートの亡霊」では被害者側からシャロン・テート殺害事件を描いていたが、こちらは事件(シャロンの事件後に起こしたラ…
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映画評「ダンスウィズミー」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・矢口史靖 ネタバレあり 日本人のミュージカル嫌いが、近年のミュージカル映画の攻勢に影響されて、大分治って来たらしく、こういうミュージカルもどきがぼつぼつ作られている。日本のちょっとしたミュージカル映画ブームは1950年代以来だろう。この作品はそれ自体が素材になっているよ…
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映画評「大地のうた」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1955年インド映画 監督サタジット・レイ ネタバレあり 現在の若者はインド映画と言えば、マサラ・ムービーしか思い浮かべられないだろうけれど、僕らにとってインド映画と言えばサタジット・レイのセミ・ドキュメンタリーである。イタリアのネオ・レアリスモのインド版みたいなものだ。歌も踊りも出て来ず、ひ…
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