テーマ:アニメ

映画評「メアリと魔女の花」(地上波放映版)

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・米林宏昌 ネタバレあり スタジオジブリから独立した米林宏昌が英国の閨秀作家メアリー・スチュワートの小説を映画化したアニメ作品。 スタジオジブリほどの権威がな(く恐らく要請もな)いので、エンディング・ロールを含めて完全ノーカット放映とされるスタジオジブリ作品と違ってカ…
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映画評「ピノキオ」(1940年)

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1940年アメリカ映画 監督ベン・シャープスティーン、ハミルトン・ラスク ネタバレあり カルロ・コッロッディの童話は日本でもお馴染みで僕も少年時代に読んだが、“嘘をつくと鼻が伸びる”ということ以外は憶えていなかった。78年前にディズニーにより脚色されたこのアニメを初めて観たのは割合最近で、20年…
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映画評「ひるね姫~知らないワタシの物語~」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・神山健治 ネタバレあり 日本の実写映画は型にはまっていないようで見事に型にはまって観る気が起こらない。それよりは若年層向けであってもアニメの方がずっと期待できる。本作は、神山健治というアニメ作家の作品で、WOWOWのパンフレットの紹介を斜め読みすると「君の名は。」のような…
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映画評「ペット」

☆☆(4点/10点満点中) 2016年アメリカ映画 監督クリス・ルノー、ヤロー・チェニー ネタバレあり ペットと言えば、我が家は断然猫派で、犬は飼ったことはない。僕が幼少の頃、迷い込んだ大人しいコリーを数か月間家に住まわせていたことがあったと記憶するが、いつの間にかいなくなった(何らかの処分をしたのか?)。 アメリカ映画…
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映画評「マインド・ゲーム」

☆☆★(5点/10点満点中) 2004年日本映画 監督・湯浅政明 ネタバレあり 森見登美彦の小説をアニメ化した「夜は短し歩けよ乙女」がなかなか興味深かったので、監督・湯浅政明のこの旧作を観みることにした。原作はバロン西のコミック。しかし、この監督、「夜は短し歩けよ乙女」を見ても解るように、独自のアート志向があって原作と関係なく…
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映画評「となりのトトロ」

☆☆☆☆☆(10点/10点満点中) 1988年日本映画 監督・宮崎駿 ネタバレあり 2010年頃「となりのトトロ」と比べて「崖の上のポニョ」は「人魚姫」のヴァリエーションで独創性がないという評を読み、比較論としては間違いないにしても、“ちょっと待ってください”と昔の歌を思い出しながら反論していた。  「となりのトトロ」は「ピ…
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映画評「映画 聲の形」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2016年日本映画 監督・山田尚子 ネタバレあり これまたクイズをやって原作を知り、しかもWOWOWのパンフレットで0.3秒くらい紹介文を読んだところアニメとしては珍しい素材と思って観ることにした。 有川浩の小説を映画化した実写映画「レインツリーの国」と共通するところもあるが、こちらのアン…
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映画評「夜は短し歩けよ乙女」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・湯浅政明 ネタバレあり 僕は相当の読書家だが、現代ものは読まない。芥川賞を取ろうが、ベストセラーだろうが、読まない。ベストセラーなど新しくても50年前のものしか読まない。コミックはまして読まない。だから、映画を見るに実に都合が良い。原作による先入観が生まれず、純粋に映画…
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映画評「モアナと伝説の海」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2016年アメリカ映画 監督ロン・クレメンツ、ジョン・マスカー ネタバレあり ディズニー・アニメとしては「アナと雪の女王」の南洋姉妹編とも位置付けたい作品。  反面、作者の志向は大分違って、評価は米日ともに本作の方が僅かに高いくらいだが、日本での興行成績は「アナ」の四分の一に過ぎない。それでも、…
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映画評「君の名は。」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2016年日本映画 監督・新海誠 ネタバレあり 昨年爆発的なヒットをした新海誠監督のアニメ、などと書くまでもない。物語も書くまでもないだろうが、ストーリーに触れないと具体的に指摘できない事項がある場合もあるので、簡単に記しておきましょう。 東京の男子高校生・立花瀧(声:神木隆之介)と、奥飛…
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映画評「三匹の子ぶた」~ウォルト・ディズニー短編アニメーション傑作選

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1933年アメリカ映画 監督バート・ジレット ネタバレあり WOWOWによる「アカデミー賞!ウォルト・ディズニー短編アニメーション傑作集」第二弾。日本でもよく知られた童話のミュージカル的アニメ化で、1934年度アカデミー短編アニメ賞を受賞した上映時間9分の秀作。ディズニーは1933年から39年ま…
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映画評「花と木」~ウォルト・ディズニー短編アニメーション傑作選

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1932年アメリカ映画 監督バート・ジレット ネタバレあり WOWOWによる「アガデミー賞!ウォルト・ディズニー短編アニメーション傑作選」の一本。1933年アカデミー短編アニメ賞を受賞した8分の秀作である。 夜が明け、植物たちが目覚める。男の木が女の木と恋仲になるが、これに嫉妬した男の枯れ…
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映画評「ミニオンズ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2015年アメリカ映画 監督カリル・バルダ、ピエール・コフィン ネタバレあり 「怪盗グルー」シリーズのスピンオフ作品。 悪党に仕えるのを至上の喜びとする黄色い謎の生き物ミニオン(子分の意味なり)たちは、何と恐竜時代より前に生まれ、次々と変わる親分たちよりたくましく生き延びて、遂に1968年…
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映画評「ファインディング・ドリー」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2016年アメリカ映画 監督アンドリュー・スタントン、アンガス・マクレーン ネタバレあり 「ファインディング・ニモ」の13年ぶりの続編。しかし、同じFindingでも、「ニモ」は「~を探して」という分詞構文であり、こちらは「探し求める~」という形容詞のようだ。 「ニモ」で主人公カクレクマノ…
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映画評「ズートピア」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2016年アメリカ映画 監督バイロン・ハワード、リッチ・ムーア ネタバレあり 昨年日米共に評判を呼んだ(らしい)ディズニー製アニメ。 一見あらゆる動物たちが仲良く暮らしているズートピアという世界。ここにも実際には差別があり、そんな差別が大嫌いなウサギ美人ジュディ(声:ジニファー・グッドウィン…
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映画評「アーロと少年」

☆☆★(5点/10点満点中) 2015年アメリカ映画 監督ピーター・ソーン ネタバレあり ピクサー製作・ディズニー配給のCGアニメ。 6600万年前に隕石が衝突せず、恐竜が滅びなかったパラレル・ワールドの地球が舞台。恐竜は進化をして現在の人類とほぼ同じ生活を営んでいる。  首長竜のアーロ(声:レイモンド・オチョア)は自…
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映画評「イエロー・サブマリン」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1968年イギリス映画 監督ジョージ・ダニング ネタバレ少しあり ビートルズの楽曲を基に作られたアニメ映画の大傑作。1980年頃地上波で観た。多分それ以来地上波・NHK衛星・WOWOWには出ていない。ブルーレイが発売されているので、年金でも貰うようになったら買ってみようか。  今回はYouT…
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映画評「リトルプリンス 星の王子さまと私」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2015年フランス映画 監督マーク・オズボーン ネタバレあり アントワーヌ・サン=テグジュペリの有名な「星の王子さま」の直接のアニメ映画化ではなく、ヒロインの小学生少女(声:マッケンジー・フォイ)がその物語を聞く入れ子構造の形で進む。  それも単純なものではなく、地中海で飛行中に行方を絶ったサ…
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映画評「百日紅~Miss HOKUSAI~」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2015年日本映画 監督・原恵一 ネタバレあり 「クレヨンしんちゃん」でお馴染みの原恵一監督によるアニメ時代劇で、原作は「合葬」と同じく杉浦日奈子だが、実写とアニメという違いはあるとは言え、映画としてはこちらのほうが断然良い。 内容はタイトルからある程度想像される葛飾北斎とその三女お栄の人生…
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映画評「もののけ姫」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1997年日本映画 監督・宮崎駿 ネタバレあり スタジオジブリの主要作品はDVDを購入したが、ブルーレイ・レコーダーを買った後よりハイビジョンのTV放映を録画、CMをカットして保存している。スタジオジブリ作品は日本テレビ独占ながら、クレジットを省略しない完全ノーカットだからさほど文句はない。しか…
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映画評「バケモノの子」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2015年日本映画 監督・細田守 ネタバレあり 技量的に言っても細田守監督は宮崎駿の後継者たる資格を持つと思うが、本作など宮崎作品と言われればそのまま信じてしまいたくなるほど共通性がある。 父親と離婚した母親を交通事故死で失った9歳の少年・蓮(声:宮崎あおい)は、専横的な伯父に引き取られる…
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映画評「インサイド・ヘッド」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2015年アメリカ映画 監督ピート・ドクター ネタバレあり 欧米には抽象概念を擬人化する伝統がある。印象深いところで古代ローマ時代の「哲学の慰め」や中世イングランドの「農夫ピアズの幻想」など。前者を読む前は哲学することで慰めを見出すのが主題かと思っていたら、幽閉されていた作者を擬人化された“哲学…
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映画評「ヒックとドラゴン2」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2014年アメリカ映画 監督ディーン・デュボワ ネタバレあり 2010年にドリームワークスが作った古代ファンタジー・アニメ「ヒックとドラゴン」は僕としては最近のディズニー諸作以上に好感を以って迎えた秀作であり、アメリカでもIMDbのベスト250に入るなど好評を博し、この続編も20万人以上の投票平均…
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映画評「STAND BY ME ドラえもん」

☆☆★(5点/10点満点中) 2014年日本映画 監督・八木竜一、山崎貴 ネタバレあり 1969年僕が小学高学年の時に連載が開始された漫画「ドラえもん」。友達の家で何話が読ませてもらううち、TVアニメになると良いなあと思った。僕が大学生の時に本格的にTVアニメ化されると知って「7,8年前だったら観たのに」と残念がったものである…
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映画評「アナと雪の女王/エルサのサプライズ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2015年アメリカ映画 監督クリス・バック、ジェニファー・リー ネタバレあり 一昨年の大ヒット・ディズニー・アニメの続編的短編アニメ。 全編8分正味7分に満たない短い尺なので短編映画の評価に慣れていない僕は少々戸惑うのであるが、いずれにしても、正編「アナと雪の女王」を観ていなければ余り面白く…
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映画評「ベイマックス」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2014年アメリカ映画 監督ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ ネタバレあり ディズニー製CGアニメ。原作はまたまたマーヴェル・コミックスでござる。 近未来、サンフランソウキョウ(サンフランシスコ+東京を合わせた名前)という架空の都市で、日本人若しくは日系人の天才少年ヒロ(声:ライアン・ポッ…
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映画評「思い出のマーニー」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2014年日本映画 監督・米林宏昌 ネタバレあり 米林宏昌の監督第二作は、英国児童文学者ジョーン・G・ロビンスンの小説の映画化。前作「借りぐらしのアリエッティ」と違い、今回宮崎駿は絡んでいない。しかし、個人的感想では創作力のありすぎる(古い素材の換骨奪胎が抜群に上手い)宮崎御大は海外の原作ものと…
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映画評「プレーンズ2/ファイアー&レスキュー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2014年アメリカ映画 監督ロバーツ・ガナウェイ ネタバレあり 人気アニメ「カーズ」から派生した「プレーンズ」の続編。しかし、「カーズ」の人気とは大分差があるようで、当方該当記事へのアクセスも極めて少ない。庶民の移り気は世の習いですか。 正編において農薬散布機なのに世界一周レースのチャンピオ…
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映画評「プレーンズ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2013年アメリカ映画 監督クレイ・ホール ネタバレあり 車の擬人化、というより車に人格を与えて楽しませてくれた「カーズ」の飛行機版と知って却って惹かれず、現に下にストーリーを書く気も起こらないのだが、そういうわけにも行かないのでありましょう。 農薬散布用飛行機のダスティ(声:デイン・クック…
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映画評「おおかみこどもの雨と雪」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2012年日本映画 監督・細田守 ネタバレあり 個人的には「時をかける少女」より「サマーウォーズ」を評価した細田守監督によるアニメ映画。 大学で狼男(大沢たかお)と知り合って恋に落ちた女子大生・花(声・宮崎あおい)が長女・雪(声:幼年時代-黒木華、少年時代-大野百花)と長男・雪(声:幼年時…
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