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映画評「人間の値打ち」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2013年イタリア=フランス合作映画 監督パオロ・ヴィルズィ ネタバレあり 洋の東西を問わず、インテリが楽しめそうなドラマである。 クリスマス・イヴに高校の発表パーティーが行われ、一人の給仕係が早く退出し、交通事故に遭う。というのを序章にしていよいよ4部構成の本番である。 不動産業ファ…
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映画評「ネオン・デーモン」

☆☆★(5点/10点満点中) 2016年デンマーク=アメリカ=フランス合作映画 監督ニコラス・ウィンディング・レフン ネタバレあり ニコラス・ウィンディング・レフン監督作品では、出世作「ドライヴ」とデビュー作「プッシャー」(1997年)は悪くないが、「オンリー・ゴッド」に続いて本作も戴けない。世間の人のように「つまらない」ので…
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映画評「NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム」

☆☆★(5点/10点満点中) 2016年アメリカ映画 監督ヘンリー・ジュースト、アリエル・シュルマン ネタバレあり 恐らく原作はYA小説(原作者はジーン・ライアンとなっている)。余り現実的に捉えるとバカバカしくて観ていられなくなるが、馬鹿げたフィクションの向こうにスマホ時代の現実が透けて見えるので、それなりに観る価値はある。 …
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映画評「本能寺ホテル」

☆☆(4点/10点満点中) 2017年日本映画 監督・鈴木雅之 ネタバレあり 「信長協奏曲」というのが作られたばかりなのに、また似たようなものが作られる。【どんぐりの背くらべ】の出来栄えと言うしかないが、大騒ぎしすぎないこちらのほうが好感は持てる。 会社の倒産で失業したのに付け込まれて平山浩行と結婚することになった無職・…
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映画評「ノスタルジア」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1983年イタリア=ソ連合作映画 監督アンドレイ・タルコフスキー ネタバレあり アンドレイ・タルコフスキーはスウェーデンに亡命し「サクリファイス」(1986年)を作って映画作家としての頂点に達したと思ったら、呆気なく死んでしまった。本作はその3年前、祖国ソ連を脱出しながら未だ亡命はせず、イタリア…
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映画評「日曜日には鼠を殺せ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1964年アメリカ映画 監督フレッド・ジンネマン ネタバレあり フレッド・ジンネマンはアメリカ映画界にあって異色の監督で、大衆的な素材を取り上げながらもアプローチとタッチが頗る厳しく、大衆迎合的な展開にはまずしない。 スペイン内戦が終わって20年後の1960年頃のお話。反フランコの英雄的ゲ…
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映画評「何者」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2016年日本映画 監督・三浦大輔 ネタバレあり 若手作家・朝井リョウの同名小説を三浦大輔が映画化。「桐島、部活やめるってよ」はヒエラルキーに苦しめられる高校生がテーマだったのに対し、こちらのテーマは就職活動に悪戦苦闘する大学生である。 元演劇部で人の分析が得意な佐藤健、彼の親友でバンド活…
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映画評「二重生活」

☆☆★(5点/10点満点中) 2016年日本映画 監督・岸善幸 ネタバレあり なかなか面白い小説を書く小池真理子の同名小説をTV出身の岸善幸という人が映画化。劇場用映画デビュー作らしい。 大学院で哲学を学び修理論文に取り掛かっているヒロイン門脇麦が、担当教授のリリー・フランキーの提案に応じ、一人の人間を尾行して観察し人間…
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映画評「ニュースの真相」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2015年オーストラリア=アメリカ合作映画 監督ジェームズ・ヴァンダービルト ネタバレあり 再選前に起きたブッシュ(ジュニア)大統領の軍歴問題は日本でも話題になったので憶えている。結局大統領は再選を果たしたが、その後のことはこの作品が教えてくれる。 CBSの名物番組“60ミニッツ”の女性プ…
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映画評「夏の嵐」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1954年イタリア映画 監督ルキノ・ヴィスコンティ ネタバレあり ルキノ・ヴィスコンティの作品はリアル・タイムで接したものは勿論、旧作もリバイバルなどを通して映画館で殆ど観ているが、本作は地上波カット版と衛星放送完全版のみ。というわけで、今回は多分3回目の鑑賞になるだろう。 オーストリアに…
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映画評「ノック・ノック」

☆☆(4点/10点満点中) 2015年アメリカ=チリ合作映画 監督イーライ・ロス ネタバレあり アーティストの妻イグナシア・アラマンドと二人の子供をヴァケーションに送り出した建築家のキアヌー・リーヴズが、深夜の雨中に現れた二人の妙齢美人ロレンツォ・イッツォとアナ・ダ・アルマスに親切にするが、呼んだタクシーが来たと告げに行った風…
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映画評「逃がれの街」

☆☆★(5点/10点満点中) 1983年日本映画 監督・工藤栄一 ネタバレあり 杉下右京役で大人気の水谷豊の若い時が見られると思って見ることにした。原作は人気作家になる前の北方謙三が書いた犯罪小説で、監督は時代劇の多い工藤栄一。 東京で電化製品の配送係をしている水谷は、同郷の平田満による自白で殺人の共犯の疑いをかけられる…
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映画評「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」

☆☆★(5点/10点満点中) 2014年アメリカ映画 監督リチャード・ロンクレイン ネタバレあり 現在のブルックリン。エレベーターのないアパートの5階に住む老婦人ダイアン・キートンは、連れ添って40年になる画家の夫モーガン・フリーマンの弱った足腰を心配、眺めの良いその部屋を売り払って、ほぼ同額の別のアパートに越そうと考える。売…
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映画評「眺めのいい部屋」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1985年イギリス映画 監督ジェームズ・アイヴォリー ネタバレあり デーヴィッド・リーンの秀作「インドへの道」(1984年)で英国の作家E・M・フォースターに俄かに人気が高まって本作が作られ、「モーリス」や「ハワーズ・エンド」といった作品が続いた。本作により実は中堅だった監督ジェームズ・アイヴォ…
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映画評「NONSTOP ノンストップ」

☆★(3点/10点満点中) 2016年ギリシャ映画 監督コスタス・スキフタス、アンドレアス・ランプロプーロス ネタバレあり 間違って日本劇場未公開映画を観てしまうことがたびたびあるが、これは意図的に観た。デオ・アンゲロプロスやマイケル・カコヤニスといったアート系しか公開されないギリシャ産のサスペンスだからである。 ある男…
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映画評「虹蛇と眠る女」

☆☆★(5点/10点満点中) 2015年オーストラリア=アイルランド合作映画 監督キム・ファラント ネタバレあり オーストラリア。ジョゼフ・ファインズとニコール・キッドマンの夫婦が、15歳の娘マディスン・ブラウンと12歳くらいの息子ニコラス・ハミルトンを連れて、砂漠地帯にある町に越して来る。  ところが、夜子供二人が外に出た…
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映画評「ナチュラル」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1984年アメリカ映画 監督バリー・レヴィンスン ネタバレあり 野球映画は数十本観ていると思うが、僕にとっては断然のNo.1である。「フィールド・オブ・ドリームス」も良いが、本作のほうが野球ならではの面白さがよく出ていると思う。本作に関しては、allcinemaのコメントに余りにデタラメなもの…
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映画評「の・ようなもの のようなもの」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2016年日本映画 監督・杉山泰一 ネタバレあり 30年位前に「家族ゲーム」の後に観た森田芳光監督のメジャー・デビュー作「の・ようなもの」(1981年)は映像に比べて物語の骨格が弱いため凡作程度の扱いにした。本作は「の・ようなもの」の35年後を描いたお話で、監督は森田監督の助監督をずっと務めていた…
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映画評「濡れた壷」

☆★(3点/10点満点中) 1976年日本映画 監督・小沼勝 ネタバレあり そもそもロマン・ポルノを観た数が一桁だから当たり前だが、かなり作られたという小沼勝監督=谷ナオミ主演コンビの作品を観るのは初めてである。 スナックのママ谷ナオミは、母親・藤ひろ子に夫を奪われて肉体的に寂しさをかこちつつ、競馬好きの父親と浪人中の弟…
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映画評「信長協奏曲」

☆★(3点/10点満点中) 2016年日本映画 監督・松山博昭 ネタバレあり 僕らの世代で、現代人が昔にタイムスリップしてしまうという映画で思い起こすのは、何と言っても1979年の「戦国自衛隊」である。当時はSFも余り作られない時代であったし、物珍しい素材であった為なかなか楽しめた。昨今はうじゃうじゃとは言わないまでも相当作ら…
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映画評「ナイトクローラー」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2014年アメリカ映画 監督ダン・ギルロイ ネタバレあり スポーツ賭博を扱ってなかなか興味深かった「トゥー・フォー・ザ・マネー」(2005年)を書いたダン・ギルロイが自らの脚本を映像化した監督デビュー作。 一時期日本でも流行った鉄くず泥棒のジェイク・ギレンホールが夜中に道を彷徨っていると、…
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映画評「野火」(2015年版)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2015年日本映画 監督・塚本晋也 ネタバレあり 大岡昇平の小説「野火」は高校生の時に読んだ。市川崑が映画化した1959年版は、製作の20年後くらいにオールナイトの4本目に観た。パンフレットもなくストーリー紹介の書物もなく、記憶のままストーリーを絡めた映画評を書いた。塚本晋也が再映画化した本作は…
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映画評「名もなき塀の中の王」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2013年イギリス=アイルランド合作映画 監督デーヴィッド・マッケンジー ネタバレあり トーキー初期から刑務所映画はコンスタントに作られ、力作も少なくない。近年では若い囚人の成長を描いたフランス映画「預言者」(2009年)がなかなか見応えがあったが、本作はかの作品と共通性がありながらもっとリアルで…
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映画評「日本のいちばん長い日」(2015年版)

☆☆☆(6点/10点満点中) 2015年日本映画 監督・原田眞人 ネタバレあり 半藤一利のノンフィクションの二度目の映画化。1967年に岡本喜八が初めて映画化した時は出版社の都合で大宅壮一・編ということになっていたが、その後半藤一利・作と実際の作者が明らかにされた経緯がある。岡本喜八版でそれなりに詳しくお話を書いているが、お話…
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映画評「夏をゆく人々」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2014年イタリア=スイス=ドイツ合作映画 監督アリーチェ・ロルヴァケル ネタバレあり 2014年度カンヌ映画祭でグランプリを獲ったイタリア映画である。  ご存知の方も多いであろうが、1990年以降パルム・ドールが最高賞になったのでグランプリは二番目の賞でございますので、一応注意の程をば。 …
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映画評「脳内ポイズンベリー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2015年日本映画 監督・佐藤祐一 ネタバレあり 三日前に見たばかりの「インサイド・ヘッド」に表面的にはかなり似ているが、着想プロセスは逆なのではないかという気がしている。 真木よう子扮するケータイ小説家・櫻井イチコが、出版社の飲み会でも会ったことのある年下の芸術家もどき早乙女(古川雄輝)と…
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映画評「ナイトピープル」

☆☆(4点/10点満点中) 2013年日本映画 監督・門井肇 ネタバレあり 最近邦画に関しては、「キネマ旬報」で年間ベスト50くらいに入った作品を除けば、短尺の作品を選んで観ている。本作は90分しかない上に、犯罪サスペンスらしいので観てみた。 暴力団と繋がりのある国会議員が二人のヤクザを迎え入れたところで、黒いバイクスー…
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映画評「泣く男」

☆☆★(5点/10点満点中) 2014年韓国映画 監督イ・ジョンボム ネタバレあり 「レオン」(1994年)の韓国ヴァリエーション「アジョシ」がなかなか楽しめたイ・ジョンボムのバイオレンス・アクション。 少年時代アメリカの中国マフィアに拾われて子飼いにされ優秀な殺し屋になった韓国人チャン・ドンゴンが、資金洗浄の情報を誰か…
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映画評「ネイバーズ」(2014年)

☆☆(4点/10点満点中) 2014年アメリカ映画 監督ニコラス・ストーラー ネタバレあり アメリカの喜劇は下品を極めようとしつつあり、それが大ヒットするものだから、激しさを増して次々と作られるという循環にあるが、ブームになりかけても日本人に完全には受けないジャンルらしく、劇場公開されるのは限定的だ。ゾンビ映画、POVホラー、…
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映画評「ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密」

☆☆★(5点/10点満点中) 2014年アメリカ映画 監督ショーン・レヴィ ネタバレあり 時空を移動せずにタイム・トラヴェルをする(と解釈したくなる)アイデアが秀逸なシリーズの第3弾で、さすがに息切れした模様。 アメリカ自然史博物館の警備員で今や成功者になったベン・スティラーが作ったプラネタリウム新館のお披露目が、夜にな…
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