映画評「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年アメリカ=イギリス合作映画 監督スティーヴン・スピルバーグ ネタバレあり 「レディ・プレイヤー1」はさすがに感心しなかったが、相変わらず安定した演出力を見せるスティーヴン・スピルバーグの作品である。  「A・I」でスピルバーグはダメになったという人が結構いるが、あの作品の人間探求の試…
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映画評「キャプテン・マーベル」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年アメリカ=オーストラリア合作映画 監督アンナ・ボーデン、ライアン・フレック ネタバレあり マーヴェル・コミックスのマーヴェルを名前にしているのだから、興味深い。しかも、アヴェンジャーズの由来を教えてくれる一編・・・なのではあるが、そうした作品の方向性を(僕と同様)知らずに観た方が楽しめ…
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映画評「アース:アメイジング・デイ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年イギリス=中国合作映画 監督リチャード・デイル、ピーター・ウェバー、ファン・リーシン ネタバレあり 子どもの頃から地図帳に続いて動物図鑑と鳥類図鑑を広げて観ることが多かった僕は、TVで「野生の王国」などの自然ドキュメンタリーをよく見ていた。この手は映画でも必ず観ている。 HD機材で…
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映画評「カメラを止めるな!スピンオフ「ハリウッド大作戦!」」

☆☆(4点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・中泉裕矢 ネタバレあり 大ヒットした「カメラを止めるな!」のスピンオフというよりは続編であり後日談。 前作の放送が大評判を呼んで気を良くした製作者が、ハリウッドから同じようなお話のワン・カットTVムービーをお届けするという形の企画を監督の濱津隆之に持ってくる。  と…
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映画評「メリー・ポピンズ リターンズ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ=イギリス合作映画 監督ロブ・マーシャル ネタバレあり 題名を見れば解るが、「メリー・ポピンズ」の44年ぶりの続編である。 世界恐慌の頃のロンドン。前作で子供だったマイケル・バンクス(ベン・ウィショー)が、妻を失った後、自分が会計士として勤める銀行への借金を期限までに返せな…
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映画評「バックトレース」

☆☆(4点/10点満点中) 2018年アメリカ=カナダ合作映画 監督ブライアン・A・ミラー ネタバレあり シルヴェスター・スタローンが出演しているというので観てみたが、本ブログの定義では日本劇場未公開映画に当たる。 銀行強盗を働いた実行グループと発案グループとが喧嘩別れして撃合いになり、実行グループは一人を除いて死ぬ。 …
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映画評「バグダッド・スキャンダル」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年デンマーク=カナダ=アメリカ合作映画 監督ペール・フライ ネタバレあり 限りなく実話に近いフィクションと思えば良いのだろう(有名人だけが実名?)。十年余り前に当時の国連事務総長アナンを巡る騒ぎがあったことを少しだけ憶えている。本作が扱っている事件はそれに関係するものらしい。 イラク…
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映画評「運び屋」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督クリント・イーストウッド ネタバレあり クリント・イーストウッドが久々に主演も兼ねた監督作品。前作「15時17分、パリ行き」はつまらなかったが、今回は傑作「グラン・トリノ」系列の保守的な老人が活躍する犯罪映画でなかなか面白い。 退役軍人イーストウッドは花を育てる…
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映画評「翔んで埼玉」

☆☆(4点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・武内英樹 ネタバレあり 一年半前に観た「劇場版 お前はまだグンマを知らない」と似たり寄ったりのくだらなさだが、出演者の顔ぶれを見てもセットを見ても明らかにこちらの方がお金がかかっている。原作は魔夜峰央のコミック。原作が出た頃の埼玉県庁は浦和でしたな。 埼玉でも群馬に近…
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映画評「スノー・ロワイヤル」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年アメリカ=イギリス=ノルウェー=カナダ=フランス=ドイツ合作映画 監督ハンス・ぺテル・モランド ネタバレあり 「96時間」のヒットにより、それ以降家族の為に頑張る父親という役ばかり仰せつかるようになったのはリーアム・ニースンにとって不幸なのかもしれない。 本作もまたまたその系列で、…
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古典ときどき現代文学:読書録2019

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。  さて、年初を飾る年間読書録発表も7回目を迎えました。相変わらず、古いものばかり読んでおるのは、昔百科事典と幾つか持っている文学年表に基づいて作ったリストを潰しつつ読んでいるから。長いものも読みこなし、リストの残りも大分減ってきましたよ。  そんなわけで、本年以…
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映画評「シャイニング」(1980年版)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1980年アメリカ=イギリス合作映画 監督スタンリー・キューブリック ネタバレあり スティーヴン・キングのホラー小説をスタンリー・キューブリックが映画化。ホラー映画は昔から良くてB級、通常はC級といった低予算の作品ばかりの中、A級映画だったので、映画館まで観に行ったです。それ以来38年ぶりの鑑賞…
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映画評「雪の華」

☆☆(4点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・橋本光二郎 ネタバレあり 1960年代歌謡映画が流行り、70年代になって森進一のヒット曲を主題にした「盛り場ブルース」などをTVで見た記憶がある。歌っている歌手も時々顔を見せるケースが多かった。70年代の「妹」「赤ちょうちん」(いずれもかぐや姫の曲から)なども一種の歌謡映画…
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映画評「マイ・プレシャス・リスト」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2016年アメリカ映画 監督 ネタバレあり 採点は程々だが、日本映画ではなかなか観られない、アメリカ映画らしい青春映画の佳作と言って良い。 舞台はニューヨークはマンハッタン。IQ185で19歳でハーバード大を卒業したキャリー・ピルビー(ベル・パウリー)は、天才故に凡人と付き合うのは苦手で引き…
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映画評「スパイダーマン:スパイダーバース」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ボブ・ペルスケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン ネタバレあり 21世紀になってから一番騒がれているキャラクターであろうスパイダーマンはもういいや、という感じで、最初から気乗りがしなかったせいもあるが、アカデミー賞長編アニメ映画賞を獲ったこのアニメ版は個人的…
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映画評「フォルトゥナの瞳」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・三木孝浩 ネタバレあり 作家としての実力は知らないし、考えが理解できないわけではないが、事実に基づく嘘が多く他人を傷つけるような発言が好かないので、百田尚樹の著作物は一切読まないと決めている。映画化されたものは見ても良いとは思っている。本作はファンタジーで、これまで映画化…
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映画評「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督ダニー・ストロング ネタバレあり J・D・サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」を読まずに20世紀のアメリカ文学は語れまいと思い、数年前に読んだ。戦前までの文学に慣れている僕にはピンと来ないところもあったが、若者が孤独に陥っていく心理を描いて人気の理由が解るような気は…
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映画評「バハールの涙」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年フランス=ベルギー=ジョージア=スイス合作映画 監督エヴァ・ユッソン ネタバレあり 2018年にノーベル平和賞を受賞したナーディーヤ・ムラード女史の経験を参考にしているのではないかと思われるフィクションである。しかし、18世紀の劇作家レッシングが言ったように、ドラマ系においてフィクショ…
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映画評「ブレス しあわせの呼吸」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年イギリス映画 監督アンディ・サーキス ネタバレあり 実話ベースの難病ものである。少し変わっているのは、製作者ジョナサン・カヴェンディッシュの両親の物語ということ。難病者の家族が製作者として作ったのではなく、有名な製作者が自ら知る実話という意味において、難病ものは余り例がないのではないか。…
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映画評「アラン・ドロンのゾロ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1975年イタリア=フランス合作映画 監督ドゥッチオ・テッサリ ネタバレあり 偶然にもジョンストン・マッカレーのユーモア犯罪連作小説「地下鉄サム」を図書館から借り読み終えたところだ。そのマッカレーのもう一つの代表作が「怪傑ゾロ」で、御存じのように何度も映画になり、TVドラマ化されたが、本作は当時…
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