映画評「おかえり、ブルゴーニュへ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年フランス映画 監督セドリック・クラピッシュ ネタバレあり 2年前に「ブルゴーニュで会いましょう」というフランス映画をみているので、当初(題名があやふやだった為)既に観た作品と勘違いした。しかし、監督がデジタル時代のフランソワ・トリュフォーと僕が称しているセドリック・クラピッシュと書いてあ…
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映画評「バイス」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督アダム・マッケイ ネタバレあり 「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」は正攻法な実話ものだが、こちらは大変化球である。  あちらが純文学がお得意のジョー・ライト監督、こちらがコメディー畑のアダム・マッケイ監督という個性がそのまま反映されている。但し…
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映画評「パシフィック・リム:アップライジング」

☆☆(4点/10点満点中) 2018年アメリカ=イギリス=中国=日本合作映画 監督スティーヴン・S・デナイト ネタバレあり 怪獣映画と超合金ロボものを合わせた異世界生物侵略映画の第二弾。  怪獣映画には殆ど、超合金ロボものには全く興味がないもので(と前作の評で言ったところ信じて貰えなかった)、前作で示された設定を全く忘れてお…
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映画評「ビール・ストリートの恋人たち」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督バリー・ジェンキンズ ネタバレあり ジェームズ・ボールドウィンはリチャード・ライトと並んで黒人文学の二大巨頭ではないかと思うが、そのゴールドウィンが1970年代に発表した小説を、黒人監督としては異彩を放つバリー・ジェンキンズが映画化。 ニューヨーク。19歳の黒人…
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映画評「特別な一日」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1977年イタリア映画 監督エットーレ・スコラ ネタバレあり エットーレ・スコラの監督としての知名度はこの作品あたりから高まったと記憶する。 1938年5月ヒトラーが伊独協定成立を記念してローマを訪問し、ローマはお祭り騒ぎになる。熱烈なファシスト党員である一家がこぞって式典に参加、6人の子…
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映画評「グリーンブック」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ピーター・ファレリー ネタバレあり 2018年度アカデミー賞作品賞、脚本賞、助演男優賞を受賞した話題作。 1962年。ニューヨークのクラブで用心棒をしているイタリア系トニー・ヴァレロング(ヴィゴー・モーテンセン)が、クラブ改築で休職に追い込まれ、家計に窮する。 …
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映画評「ある女流作家の罪と罰」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督マリエル・ヘラー ネタバレあり 先日観た「天才作家の妻 40年目の真実」と重なるところのある内容の実話である。あちらでは嘘をついていた純文学作家に関する伝記を書こうとしていた伝記作家が脇役として出て来たが、こちらは伝記作家がインチキをする。 キャサリン・ヘプバーン…
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映画評「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2017年イギリス=アメリカ映画 監督ジョー・ライト ネタバレあり ウィンストン・チャーチルがひるまずナチスと断固と戦ったことも、日本が包囲網を潜り抜ける為にやったことも大した違いはない。連合軍が勝ったからチャーチルは英雄になったが、宥和政策派を斥けた以上負けていたら国賊扱いになったかもしれない…
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映画評「キングダム」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年日本映画 監督・佐藤信介 ネタバレあり 原泰久によるコミック(の題名)は主人公の名前を答えさせるクイズを通して知った。子供の頃から漫画を読む習慣のない僕は勿論読んだことはない。  原作は少年向けコミックあろうから、物語は見た目以上に他愛ない。以下の如し。 中国戦国時代の秦国で奴隷…
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映画評「アウトブレイク」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1995年アメリカ映画 監督ヴォルフガング・ペーターゼン ネタバレあり “ブルーレイ消滅危惧作品”シリーズその4。その中では比較的重要度は低いが、現在新型コロナウィルスで騒動になっているので、病原菌パニック映画の中では一番面白いと思われる本作を丁度四半世紀ぶりに観てみる。  そもそもさほど作ら…
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映画評「カサノバ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1976年イタリア映画 監督フェデリコ・フェリーニ ネタバレあり “ブルーレイ消滅危惧作品”シリーズその3。 何年か前、色事師として有名なジャコモ・カザノヴァの長い「回想録」を(図書館にある)岸田国士訳で読もうと思ったが、訳者の急死で未完結と知り、ごく一部の抄訳で済ませた。完全版も出版され…
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映画評「学校」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1993年日本映画 監督・山田洋次 ネタバレあり “ブルーレイ消滅危惧作品”シリーズその2。別にブルーレイ・ソフトとしてこの作品が消えるわけではなく、僕の録画したハイビジョン映像が見られなくなる可能性がある作品ということです。 山田洋次は人情的なお話を紡ぐことが多いから“お話の監督”と思っ…
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映画評「フェリーニの道化師」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1970年イタリア映画 監督フェデリコ・フェリーニ ネタバレあり 生ブルーレイ・ディスクに収めるハイビジョン映画もあっという間に2000本を超えたが、最近がっかりしたことがある。恐らく7,8年前に買ったマクセルのカラー・ディスクに再生しない盤が多いことに気付いたのだ。  おかげで「自転車泥棒」…
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映画評「シンプル・フェイバー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ポール・フェイグ ネタバレあり ダーシー・ベルのミステリー小説の映画化。 夫に死なれたシングル・マザーのアナ・ケンドリックが息子を迎えに行った学校で同じ年頃の息子を持つアパレル関係ブレイク・ライヴリーと親しくなるが、ある時子供を預けられたまま失跡されてしまう。友人…
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映画評「誘惑のアフロディーテ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1995年アメリカ映画 監督ウッディー・アレン ネタバレあり ウッディー・アレンの旧作で、二十余年ぶりの再鑑賞。 彼の作品を真に楽しむは様々な古典を知っている必要がある。タイトルのアフロディーテはローマ神話のヴィーナスに相当するギリシャの美と愛の女神で、恋の仲人キューピッド(ギリシャ名エロ…
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映画評「十二人の怒れる男」

☆☆☆☆☆(10点/10点満点中) 1957年アメリカ映画 監督シドニー・ルメット ネタバレあり 昨年末と本年年初に本作のフォーマットを利用若しくはパロディー化した邦画二本を見た。リンクしようと思ったら、ロシア映画版「12人の怒れる男」(2007年)は出て来たが、本作はなかった。これはまずいと思ってライブラリーから出し、やっと…
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映画評「リンクル・イン・タイム」

☆☆(4点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督エヴァ・デユヴァネイ ネタバレあり マデリーン・レングルという女性児童文学者の「五次元世界のぼうけん」「惑星カマゾツ」をディズニーが映画化したファンタジーだが、何と本邦劇場未公開。知らずに見てしまった。日本でお蔵入りになったのも頷ける出来栄えでした。 ワープを可能に…
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映画評「マイ・サンシャイン」

☆☆(4点/10点満点中) フランス=ベルギー=中国=アメリカ合作映画 監督デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン ネタバレあり 昨日に続く“なんちゃってアメリカ映画”。昨日は実質スウェーデン製、本作は実質フランス製(ベルギー=中国=米国との合資映画)だが、英米人俳優を使ってアメリカを舞台にしているから“なんちゃってアメリカ映画”とい…
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映画評「天才作家の妻 -40年目の真実-」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2017年スウェーデン=イギリス=アメリカ合作映画 監督ビョルン・ルンゲ ネタバレあり 映画鑑賞歴も50年くらいになった僕には今ドラマが面白い。ジャンル映画に映画的に面白いものが少ないということである。スウェーデンの監督が作ったこの映画もお話は、実話ではないが、ノーベル文学賞受賞をめぐる夫婦を描い…
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映画評「シャザム!」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年アメリカ=カナダ合作映画 監督デーヴィッド・サンドバーグ ネタバレあり DCコミックスの映画版はマーヴェル・コミックスのそれに比べると概ね脚本が出来が落ち、余りパッとしないことが多いが、本作は少し面白い。丁寧に書くとかなり長くなるお話だが、簡単にまとめてしまいましょう。 プロローグ…
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