映画評「ファンタスティック・フォー」(2015年版)

☆☆(4点/10点満点中)
2015年アメリカ映画 監督ジョシュ・トランク
ネタバレあり

またまたマーヴェル・コミックスでござる。しかも、2005年(正編)2007年(続編)に作られたばかりというのに流行りのリブートという名の下に再登場。「スパイダーマン」はもっとスパンが短かったが、どちらにしてももはや大人の観客をなめているとしか言いようがない。新しい着想が生まれにくい時代にあり、CG台頭以前の作品をCGを使って再登場させるのは合理的と思うが、CGもかなり進歩して作られた時代の作品をリブートと称して作り直すのは怠慢と言いたくなる。しかも、本作に至っては、大半の方が旧作より縮小しているという印象を持たれるのではないか?

少年時代からの科学オタク二人組マイルズ・テラーとジェイミー・ベルが、科学コンテストで披露した転送装置が財団の博士親娘(養女)に認められてスカウトされる。マイケル・B・ジョーダンとトビー・ケベルを加えた4人組は、完成した転送装置を使って自らを転送するが、戻る時に事故が起き、戻る為に人為操作をしていた博士の娘ケイト・マーラを含めて、超人になってしまう。
 かくして、エリア57という施設に秘密裏に確保された4人は、最終的に、事故前に転送先で行方不明となったケベルと対決することになるわけだが、超人中の超人となったケベルに対しては、伸縮自在人間となったテラー、怪力の岩男となったベル、火の玉男となったジョーダン、透明化とバリアを張る能力を備えたケイトが一致協力して戦わなければならない。

というお話で、現在では「アベンジャーズ」があるのでこうした軍団型も新味がなくなり、面白味も限定的と言わざるを得ないが、本作の第一の問題は100分というコンパクトな上映時間に対してファンタスティック・フォーが生まれるまでに半分の時間を費やしているバランスの悪さとなるだろう。
 第二は対決場面の暗さ、第三は彼らが何をやっているのかよく解らない部分が多いこと。

僕個人の最大の不満は「またマーヴェルか」「またリブートか」という食傷に尽きるが、それを別にしても弱体と言わざるを得ない。

トランク監督、本作の評判が悪くて助手に格下げになったらしい、ジョシュだけに。大嘘ニュースでした。

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