映画評「ソウ2」

☆☆★(5点/10点満点中)
2005年アメリカ映画 監督ダーレン・リン・バウズマン
ネタバレあり

「CUBE」のアイデアを応用しながら二番煎じになるのを巧く回避してそこそこ楽しめるホラー映画になっていたことが評価されたらしく、続編が作られた。「3」もあるようである。

前作で<生を大事にしない者>を懲らしめた<ジグソウ>と呼ばれる連続殺人犯(ドヴィン・ベル)が呆気なく逮捕されるが、逮捕した刑事ドニー・ワールバーグは彼を連行することができないことを知る。何故ならモニターに息子が映され、毒ガスにより2時間の命と伝えられたのだ。そこには少年を含め、8人の男女がいるが、2時間以内に解毒剤を探し出さないと血を吹き出して死ぬことになる。

前作が「CUBE」の知的脱出劇を踏襲しながら成功したのは、部屋を一つに絞ったこと、登場人物を絞ったことである。今回はそれらの点が見事に瓦解して「CUBE」の二番煎じになってしまい、8人の場面は余り面白くない。焦燥する傍観者として父親を置いたところにはサスペンス力を増す効果が僅かにあるが、<ジグソウ>の話しは駄弁の域を出ない。
 しかし、ドンデン返しでそれなりに盛り返す。全く意外というほどでもないが、辻褄は合っているので、最近の中では巧く行っている部類である。

脚本は前作と同じリー・ワネルだが、監督は新人ダーレン・リン・バウズマン(兼共同脚本)。

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