映画評「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」

☆☆☆★(7点/10点満点中)
2002年アメリカ映画 監督スティーヴン・スピルバーグ
ネタバレあり

好調スティーヴン・スピルバーグの、★一つは余分に与えたい面白い犯罪映画なのだが、不幸にも「アンビリバボー」というTV番組で実在する主人公の履歴を知っていたが為に台無しになってしまった。スピルバーグに申し訳ない。

それはともかく、レナード・ディカプリオ扮する17歳のフランク・アバグネールは偶然みかけたパイロットにヒントを得てパイロットに成りすまし、飛行機による時間差を巧みに利用した小切手詐欺を働く。その後医者や弁護士に成りすますが、結局は逮捕される。

逮捕に躍起になるのがFBI捜査官のトム・ハンクスで、アルセーヌ・ルパン対ガニマールを思わせる好敵手ぶりが良い。徹底した頭脳戦で血を見ないのも好感が持てる要因である。
 彼が犯罪者になった背景もくどくならない程度に織り込んでバランスが取れているし、スピルバーグの演出にはさすがという滑らかさがある。

しかし、残念なことに逮捕された後彼がFBIに雇われたということも知っていたので意外性を感じることができなかった。映画の実力とは関係ないところで星を減らすことになってしまったのは僕の落ち度だ。

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