映画評「僕のワンダフル・ジャーニー」

☆☆★(5点/10点満点中)
2019年アメリカ=中国=香港=インド合作映画 監督ゲイル・マンキューソ
ネタバレあり

僕のワンダフル・ライフ」の続編。

孤独な初老男性イーサン(デニス・クェイド)が、転生を続けるワンちゃんのおかげで、今は孫もいる初恋の女性ハンナ(マージ・ヘルゲンバーガー)と結ばれた前編最後の直後からお話は始まる。

彼女の亡き息子の妻グロリア(ベティ・ギルピン)のよちよち歩きの孫娘CJと仲良く暮らしている二人が、歌手で娘の育児に力を入れないグロリアに苦言を呈すると、彼女は二人がCJを奪うつもりと思い込んで出て行ってしまう。
 十年近く経ちCJは中国系の少年トレントとつるんで、犬の引き取りを実現する。グロリアは犬が大嫌いだが、それ以上に自分の私生活が大事なので、娘をほったらかして次々変える恋人と巡業の旅などに出てしまう。
 それから数年後彼女は母親を嫌って歌手を目指して独り暮らしを始め、可愛がっている雌の小型犬モリーや、町で再会したトレントから力を得て、何とか生活を続けている。モリーは勿論初代ベイリーの生まれ変わりで、交通事故で死ぬと今度は雄の小型犬マックスに生まれ変わり、イーサンに託された通り、徹底してCJを守るのである。
 トレントの励ましを得て遂にステージを踏んだ彼女は彼と結ばれ、子供も生まれる。母親とも和解するが、やがてイーサンは人生の旅路を終える。

前回はワンちゃんを狂言回しにしたイーサンの一代記、今回はCJの青春遍歴。大事件は殆どないが、様々な小事件を積み重ね、犬たちの可愛らしさをもって、気分よろしく見られるのが取柄。

今回の監督ゲイル・マンキューソは、前回のラッセ・ハルストレムのタッチを踏襲しつつ、彼ほどの透明感を出せないものの、そつなく展開してい、家族映画としてまた犬好きに十分お勧めできる出来栄え。但し、日本人の感性では、前回同様、犬の内面の声を当てるジョシュ・ガッドの声は可愛なく興醒め。

終盤を迎えた五輪になぞらえて言えば、前回は銅メダル、今回は辛うじて入賞くらいです。

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