映画評「mid90s ミッドナインティーズ」

☆☆★(5点/10点満点中)
2018年アメリカ映画 監督ジョナ・ヒル
ネタバレあり

昨日に引き続きスケート・ボード五輪実施記念第2弾。
 今日は女子ストリートなる種目がある。男子ストリートを断続的に観たが、それなりに面白い。冬季にスノーボードがあるので、全く初めて観るという感覚はないですな。

この間(アップは連日だが、実際の鑑賞は数日離れている)スケートボード少年を主人公にしたドキュメンタリー「アイ・アム・タレント」を観たばかりだが、またスケボー少年が主人公である。こちらはドラマ映画。WOWOWさん、オリンピックを意識していますかな。というのは冗談です。

タイトル通り、舞台は1990年代半ばのロサンゼルス。元不良娘のシングルマザー、キャサリン・ウォーターストンと暮らす13歳の少年サニー・スリッチ君(役名スティーヴィー)は、兄ルーカス・ヘッジスの凄まじい暴力に耐える或る日、スケートボード・ショップに出入りする年上の少年4人と知り合い、不良少年と言って良い彼らを真似てスケボーの腕前を上げ或いは大人の嗜みを憶えることで、兄を見返してやろうと彼らと連日付き合うようになる。
 彼らの不良っぽい行動には各々の背景があり、人間性も夫々違う。彼らと付き合う代償は様々な形で帰って来、交通事故で重傷を負うが、息子を不良にしたくない母親も、見舞いにやって来た少年たちを快く迎える。

心象風景であって全てこの通りであったということではないだろうが、監督ジョナ・ヒルが13歳の頃(1983年生まれなので時代背景は1996年ということになる)を切り取ったお話。

少年たちの背景として語られる諸事情から社会問題も垣間見える。貧乏であったり暴力的であったり、多くは親に恵まれない家庭に育った少年たちばかりと言えそうだ。スティーヴィー君はその中にあって片親でも母親に恵まれたと言える一方、兄は良くない。母親の新しいパートナーが子供を虐めるというケースは日本でも多いが、兄がその代わりをしているような感じである。

親や兄弟に反発したこともなく、大人になることに憧れもしなかった僕は彼らと全く共通するところがなく、個人的に今一つピンと来ないが、映画的には一定の魅力があると思われる。野球とか音楽に打ち込むのであればそう遠くない世界と感じられるものの、僕ら昭和半ば生まれ世代が大人になってから流行り始めたスケボーがモチーフにつき、比較的若い人向けの青春映画と言うべし。

五輪効果で、四連休にも拘らず人流が少し減っているらしい。去年延期した時にこんな休日の調整は止めるべきだったと思うが、思ったほど人流は増えなかったようで、医療関係者にとっては良いニュースだろう。

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